SQLの勉強方法!独学での学び方や初心者におすすめの本・サイトを紹介 | レバテックフリーランス
SQLの勉強方法!独学での学び方や初心者におすすめの本・サイトを紹介
SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作・制御するための言語です。データベースの知識を深め、効率的に操作したい方は、SQLを勉強するのがおすすめです。
この記事では、SQLを勉強する方法をまとめました。初心者や中級者におすすめの本やWebサイト、SQLの知識の到達度をチェックする資格についても紹介します。独学とスクールのメリット・デメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
SQLを使う職種の一つにインフラエンジニアがあります。インフラエンジニアの仕事について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
SQLとは?
SQL(Structured Query Language)とは、データベースを操作・制御・管理するために使われる言語です。システムを開発するときには、データベース内にある膨大なデータから効率よく必要なデータを取り出さなくてはいけません。
SQLを活用すると指定した条件でデータを検索できるようになり、データの更新や削除、管理もスムーズに行えるようになります。
なお、SQLだけではデータベースの操作はできません。MySQLやPostgreSQL、Oracle Databaseなどの「データベース管理システム」と呼ばれるシステムを併用します。
データベース管理システムはSQLによる命令を処理し、データベースの検索や管理などの業務を行います。SQLを学ぶときには、データベース管理システムを使って実際の操作もあわせて習得しましょう。
SQL学習の必要性
SQLの勉強は、多岐にわたる開発現場で役立ちます。Webシステムからアプリケーションの開発にいたるまで、データの保存や管理にデータベースを扱う場面が多いからです。
データベースを操作する言語を把握すれば、データの構造を考慮した設計や、無駄のない実装を組み立てるといった柔軟な対応ができるでしょう。
バックエンド開発はもちろん、フロントエンドやインフラ領域でも、データの流れを読み解く知識を活用できます。
SQLは独学で学べる?
SQLを学習するための参考書や学習サイト、動画教材などは多数あるため、独学で勉強できます。
独学にかかる時間には個人差がありますが、50時間〜80時間程度は必要と考えられています。学習内容に対する時間配分の目安は以下のとおりです。
- 基本構文の理解にかける時間:20~30時間程度
- 練習問題での反復練習に費やす時間:10~20時間程度
- データベースを構築する時間:5時間程度
- データベースの操作に慣れる時間:30時間程度
SQLを勉強してできること
SQLを勉強すると、次のスキルを習得できます。
- データベースの閲覧・変更が可能になる
- データベースへの理解を深められる
いずれもデータベースを扱う方には必要なスキルです。どのようなスキルか解説します。
データベースの閲覧・変更が可能になる
SQLを習得すれば、データベースに対して目的の情報を引き出したり、データを更新したりする操作が行えます。
近年はビッグデータと呼ばれる膨大なデータを使って、システムやサービスを開発したり、市場を分析したりするケースが多くなりました。SQLであれば条件に合う顧客情報の抽出や、古いデータの書き換えといった処理をコマンド一つで正確に実行できるため、ビッグデータの分析も短時間で終えられます。
エンジニアとして対応できる業務を増やすためにも、SQLを勉強しておきましょう。
データベースへの理解を深められる
SQLを学ぶ過程で、データベースというシステムの仕組みを把握できるようになります。操作の裏側にあるデータの保持形式や、抽出の理論を学べるからです。
たとえば、大量の情報を格納するテーブルの構造や、複数のデータを紐付けるリレーションの概念が分かれば、システムがどのように情報を処理しているかをイメージできます。技術的な背景を知れば、より負荷の少ない効率的な命令を組み立てる力も養えるでしょう。
SQLを勉強するメリット
SQLを勉強すると、次のメリットがあります。
- 対応できる業務が増える
- 転職に有利になる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
対応できる業務が増える
SQLについて学ぶと、エンジニアとして対応できる業務が増えます。多くのシステム開発において、データの保存や管理を担うデータベースの操作は避けて通れない工程だからです。
たとえば、システムの裏側を構築するバックエンドエンジニアの場合、プログラムで処理したデータを保存・活用する工程では、データベースとの連携が前提となります。
膨大な情報から特定の条件に合うデータを瞬時に抽出する仕組みづくりに、SQLのスキルは欠かせません。データベースを自在に制御する能力があれば、開発現場で重宝される人材として活躍の場を増やせるでしょう。
転職に有利になる
SQLの取得は、キャリアの選択肢を広げる助けになります。業種を問わず多くの企業が自社データの活用に力を入れており、データベースを扱える人材への需要が高まっているからです。
たとえば、データベースの設計を担うデータベースエンジニアや、システムの基盤を支えるインフラエンジニアへの転身にSQLのスキルが役立つでしょう。
エンジニア職だけでなく、データを抽出して施策を練るマーケターや企画職においても、自らデータベースを操作して必要な数字を導き出せる能力は高く評価されます。
SQLを習得すれば、自身の活躍の場が広がり、希望に沿った環境への転職も目指しやすくなるでしょう。
データベースエンジニアやインフラエンジニアついて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
インフラエンジニアの仕事内容とは?種類や年収をわかりやすく解説
SQLを独学で学ぶメリット・デメリット
SQLは独学でも学べますが、スクールで学ぶこともできます。それぞれのメリットとデメリットを比較し、自分に合っているほうを選びましょう。
まずは独学のメリットとデメリットを紹介します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 費用を抑えられる 自分のペースで学べる 必要な部分だけ学べる |
体系的に学びにくい モチベーションを維持しにくい 分からない点を解決しにくい |
メリット
スクールは常時SQLのコースを募集しているとは限りませんが、独学ならいつでも好きなタイミングで始められます。以下では独学のメリットについて解説します。
費用を抑えられる
独学ならほとんど費用はかかりません。本で勉強する場合は本代のみ、無料Webサイトなら無料で勉強できます。有料で視聴できる動画サイトやオンライン講座もありますが、いずれもスクールに通うよりは安価に学べるケースが多いです。
勉強に費用がかからない分、資格取得にお金をかけるのもおすすめです。取得した資格は履歴書にも記載できるため、有意義なお金の使い方ができます。
自分のペースで学べる
日々のスケジュールに合わせて無理なく継続できるというメリットもあります。決まった時間に教室へ通うスタイルとは異なり、通勤時間や仕事の合間といった隙間時間を活用して、自分の好きなタイミングで勉強を始められる点が魅力です。
周囲の進捗を気にする必要もないので、自分に合ったサイクルを維持しながら学習を進められるでしょう。
必要な部分だけ学べる
あらかじめ決められたカリキュラムに沿うのではなく、学びたいスキルをピンポイントで選べるのも独学ならではのメリットです。
仕事で直面している課題の解決につながる項目から優先的に手を付けるというように、状況に応じてコントロールできます。今必要とする知識をすぐに学べるので、限られた時間の中でスキルを養いたい人におすすめです。
デメリット
一方で独学にもデメリットはあります。独学を始めたものの自分に合わないと感じたときは、スクールに切り替えるのもおすすめです。
独学はコストがほとんどかからないため、途中で切り替えても経済的なダメージは少ないでしょう。
以下では独学のデメリットについて解説します。
体系的に学びにくい
独学は自分のペースで進められる反面、学習内容が主観に左右されやすい側面があります。無意識のうちに興味のある分野ばかりに手が伸び、実務に欠かせない基礎を後回しにすると、理解の幅を狭めてしまうでしょう。
動画やWebサイトを頼りに断片的な情報だけで進めていると、知識のつながりが見えにくくなるのも難点です。全体像を把握しきれないまま学習を続けると、いざ実務で応用を求められた際に、自分の知らない範囲の知識が壁となって立ちはだかるおそれもあります。
モチベーションを維持しにくい
独学は自己管理が中心となるため、途中で学習を断念してしまうリスクがあります。SQL特有の抽象的な概念に触れた際、実務での活用イメージが湧かず、意欲を保てなくなるケースが少なくないからです。
仕事で疲れている日に一人で机に向かっても、強制力がない環境ではつい勉強を後回しにしてしまいがちです。こうしたモチベーションの低下によって学習が滞ると、未習得の内容が積み重なり、次第に再開が難しくなります。あらかじめ1週間単位で無理のない範囲の計画を立てるといった、挫折を防ぐ工夫が求められるでしょう。
分からない点を解決しにくい
本やWebサイトの説明だけでは理解できない部分もあるかもしれません。スクールに通う場合なら、その場で講師に質問して解決できますが、独学では質問する相手がいないため、解決しにくくなってしまいます。とりわけ学び始めのころは、用語や言語の基本構造が頭に入っていないため、理解できない部分も多くなりがちです。
分からない部分を放置しておくと、徐々にSQLに対する興味が薄れてしまい、いつの間にか勉強しなくなる可能性が高まります。分からない部分が出てきたときは、そのままスルーするのではなく、ノートに書き留めましょう。身近にSQLに詳しい人がいる場合は、書き留めた疑問について尋ねてみてください。
いつまでも自己解決できず、なおかつ周囲にSQLに詳しい人がいない場合は、teratail(テラテイル)といったIT関連の掲示板の利用も検討してみてください。ただし、正確性を確かめる方法がないため、過去の質問と解答も確認してから利用しましょう。
参考:SQL|teratail
SQLをスクールで学ぶメリット・デメリット
スクールでSQLを学ぶ場合も、メリットとデメリットがあります。この章ではスクールでの学習におけるメリット・デメリットについて解説します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 体系的に学べる 短時間で効率よく学べる 講師に質問できる |
費用がかさむ スケジュール管理が難しい 学習が重複することがある |
メリット
スクールでは学習スケジュールが決まっているため、勉強を習慣化しやすくなります。意思が弱いと感じている方も、無理なく勉強を続けられるでしょう。
データベースの基礎から周辺の知識にいたるまで、一貫したカリキュラムで学べるのも大きな魅力です。将来を見据えてプログラミングを習得したり、Web開発の全体像を把握したりといったステップアップも視野に入れられます。土台を固めることで、キャリアの選択肢を広げる助けになるはずです。
プログラミングスクールについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
プログラミング学習におすすめのエンジニアスクールまとめ【厳選】
体系的に学べる
スクールでは、SQLについての知識・スキルを体系的に学べるカリキュラムが用意されています。興味の有無とは関係なくすべての分野を網羅できるため、知識に「漏れ」がなくなるでしょう。
何らかの都合で受講できなかった場合も、事前に連絡をすれば別の日に受講でき、すべての分野をしっかりと学べます。スクールオリジナルのテキストは、理解しやすいように工夫してまとめられているため、繰り返し勉強して知識を定着できるのもメリットです。
短時間で効率よく学べる
スクールでは熟練した講師がテキストに沿って教えてくれます。プロの視点から「現場でどう使うか」を噛み砕いて解説してもらえるため、自力で試行錯誤するよりも迷いがなく、限られた時間で確かなスキルを身につけられるでしょう。
オンラインスクールなら、通学時間がかからないため、さらに効率よく学べるでしょう。教室に通う場合でも、通勤途中のロケーションを選べば、通学時間がほぼかかりません。
講師に質問できる
スクールなら、いつでも講師に質問できます。授業中だけでなく、授業の前後も、講師に時間があれば質問に答えてもらえます。
オンラインスクールは、メールやチャットで質問できる仕組みが用意されているケースが多いです。気になったときにすぐに尋ねられるため、質問を忘れてしまったり、疑問を解消しないまま次の単元に進んだりするのを回避できます。
デメリット
スクールで学ぶことにはメリットも多くありますが、デメリットもあります。よくあるデメリットと、デメリットを軽減する方法について見ていきましょう。
費用がかさむ
スクールでSQLについて学ぶと、費用がかさみます。体系的に学ぶならコースになっているカリキュラムがおすすめですが、講義回数が多い分、費用も高額になりやすいです。
費用を抑えたい方には、オンラインスクールがおすすめです。通学する場合よりも費用が安価になる傾向にあります。オンラインスクールでは単元ごとに申し込めるものもあり、独学で理解できない部分のみ集中的に学ぶことも可能です。
勤務先によっては、スクールでかかる費用を補助してくれる制度を設けている場合があります。スクールに申し込む前に社内制度や補助金額を調べておきましょう。
スケジュール管理が難しい
スクールの場合、決まった時間に教室かパソコンの前に待機する必要があり、スケジュール管理が難しいというデメリットもあります。時間外勤務が多い職場の場合、退勤時間を予想しにくく、授業を受けられなくなるかもしれません。
オンラインスクールでもリアルタイム視聴に限られる場合は、スケジュール管理が難しく、学習を続けるのが困難になる場合もあります。アーカイブ視聴ができる場合は比較的好きな時間に学べますが、アーカイブを閲覧できる期間が短い場合や、チャットで講師に質問できない場合もあるため、注意しましょう。
学習内容が重複することがある
今までにSQLを学んだ経験がある方なら、学習内容が重複してしまうかもしれません。学び直しができるという意味ではメリットですが、あまりにも重複する部分が多いと、時間や費用が無駄だと感じてしまうでしょう。
SQLに関しての知識がある程度ある方は、単元ごとに申し込めるスクールを選ぶようにしましょう。
初心者が押さえておきたいSQLを勉強する際のポイント
SQLについての知識や経験がない人は、次のポイントに留意すると、効率的に勉強を進めていけます。
- 基礎的な参考書でSQLを網羅的に学ぶ
- 練習問題を何度も繰り返す
- 実戦経験を積む
それぞれのポイントを解説します。
基礎的な参考書でSQLを網羅的に学ぶ
まずは初心者向けの基礎的な参考書を用意しましょう。独学・スクールでの受講を問わず、土台となる知識や用語の定義をしっかりと学んでおけば、その後の応用学習がスムーズに進むからです。過去にデータベースやSQLについて少し触れた経験があったとしても、まずは基礎を固めるために入門書を一通り読み込みましょう。
標準的な書き方からデータの扱い方までを網羅した一冊をそばに置き、分からない部分が出てきた際にすぐ見直すと良いでしょう。
練習問題を何度も繰り返す
参考書で全体の基礎を学んだら、次は単元ごとの理解を深めていきます。単元を1つ終えるたびに練習問題を解き、学んだ知識をスキルとして定着させていきましょう。
練習問題を何度も繰り返せば、より効率的な検索の方法やデータ管理ができるようになります。簡単な問題であっても、単元内の知識の定着には欠かせないため、何度も繰り返しておきましょう。
実践経験を積む
今の仕事でデータベースを扱う機会があれば、そこで学んだ知識を少しずつ試してみると良いでしょう。抽出の条件を工夫したり、出力の結果を分析したりといった経験を重ねるほど、構文の使い方が身につきます。
しかし、業務内容や職種によっては、仕事でSQLの知識を使う機会がないかもしれません。実戦経験を積めない場合は、SQL勉強用のサイトでの実践問題への挑戦をおすすめします。家計簿のデータの抽出や、架空の顧客リストの更新といった、身近な題材を使って手を動かすのもおすすめです。SQL勉強用のサイトについては後述します。
SQLの勉強におすすめの本7選
SQLの勉強におすすめの本を7冊紹介します。最初に紹介する3冊は、いずれも初心者向けで、参考書代わりにも活用できます。ぜひ手元に置いて、何度も読み返してSQLの知識定着に役立ててください。
1.いちばんやさしい SQL 入門教室
「いちばんやさしい SQL 入門教室(矢沢久雄、ソーテック社)」は、SQLの命令である「読む」(SELECT)と「書く」(INSERT、UPDATE、DELETE)のうち、「読む」の使い方に注目し、業務や日常生活においてデータを役立てられるように解説した入門書です。
SQL構文の紹介、サンプルを使った解説、練習問題の3つのステップで確実にスキルアップできるように構成されています。注目して読むべきポイントには目立つ印が添えられており、理解しやすいのも特徴です。もちろん「書く」の使い方も解説しているので、データの扱いに慣れていない方にもおすすめです。
2.スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!
「スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!(中山 清喬/飯田 理恵子、インプレス)」は、図解と丁寧な解説でSQL構文の基礎を学べる入門書です。クラウドデータベースの実行環境も提供しているため、学んだ内容をすぐに試せるのも特徴です。
タイトルの通り巻末には265問のドリルがあり、SQLのスキルアップに活かせます。実践的な知識を習得したい方におすすめの1冊です。
参考:スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!
3.10年戦えるデータ分析入門
「10年戦えるデータ分析入門(青木峰郎、SBクリエイティブ)」は、SQLを使った分析手法やシステム構築について分かりやすく解説した参考書です。基礎的な内容だけでなく、やや高度な内容も含まれているため、各自のレベルに合わせて学びを深められます。
ビッグデータを扱うエンジニアや、ビジネスに役立つ分析をしたいマーケターなど、幅広いニーズに応えるデータ分析の手法を紹介しています。仕事で日常的にデータに触れている方におすすめの1冊です。
4.達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
「達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ(ミック、翔泳社)」は、SQLについての基礎的な知識がある方向けの参考書です。エンジニアが知っておくべき正しい書き方や考え方を丁寧に解説しているため、すでにSQLを仕事に活かしている方がスキルをブラッシュアップする際にも役立ちます。
開発現場で活用できるコーディングの事例も多数紹介しています。さらにスキルアップしたいデータベースエンジニアやプログラマー、SQLについてのスキルを底上げしたい方におすすめです。
参考:達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
5.SQL実践入門─高速でわかりやすいクエリの書き方
「SQL実践入門─高速でわかりやすいクエリの書き方(ミック、技術評論社)」」は、効率的なデータ操作を習得したい方におすすめの1冊です。SQL独自のロジックを正確に理解していないと、クエリを書いても期待するようなパフォーマンスが出なかったり、読みにくく汎用性の低い命令になってしまったりします。
本書では良い書き方と悪い書き方を提示し、効率的な書き方に仕上げるためのコツを分かりやすく説明しています。データベースエンジニアや、データベースに触れる機会が多いアプリケーションエンジニアにもおすすめです。
6.プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに
「プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに(ジョー・セルコ、翔泳社)」」は、SQLの実務経験のあるエンジニアを対象とした参考書です。SQLプログラミングの考え方やテーブル操作、クエリの最適化について、分かりやすく解説しています。
なお、エンジニアを対象としていますが、基本的な知識から高度なテクニックまで網羅しているため、事務や営業などのエンジニア以外の方にもおすすめです。
参考:プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに
7.ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
「ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ(加嵜長門/田宮直人、マイナビ出版)」」は、日常的な業務で使用するSQLのコードをレシピ集としてまとめた1冊です。たとえば、売上やユーザーの把握、Webサイト内のユーザー行動の把握、異常値の検出などに使うコードを汎用化して紹介しています。
SQLの基礎的な知識を身につけたいというよりは、SQLを使ったコードを知りたい方向けの参考書です。すぐに業務に活用できるコードが多数紹介されているので、実務に役立つ手引書を探している方にもおすすめです。
SQLの勉強におすすめのサイト5選
SQLの勉強におすすめの学習サイトを紹介します。自身の目的やレベルに合ったサイト選びの参考にしてください。
1.Progate
Progateは、さまざまなプログラミング言語を基礎から応用的な内容まで習得できる学習サイトです。SQLのレッスンも用意されており、イラスト中心のスライドで仕組みを理解した直後に演習を行えるため、実務に近い感覚で学べます。
学習プランには無料版と月額制の有料版があり、定額で全てのレッスンを繰り返し受講可能です。スマートフォン向けのアプリ版も提供されており、場所を選ばず隙間時間に学習を進められます。PythonやJavaScriptといったWeb開発の現場で使われる言語も網羅しているので、複数のスキルを並行して高めたい場面でも重宝するでしょう。Progateのように、スマホでもプログラミングを学習できるアプリについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【2025年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選
参考:Progate| 株式会社ProgateProgate
2.ドットインストール
ドットインストールは、さまざまなプログラミングの基礎を3分以内の短い動画で習得できるサイトです。SQLに関するレッスンも充実しており、環境構築から複雑な構文にいたるまで、隙間時間を活用して効率よく吸収できます。
無料公開の動画に加え、月額制のプレミアム会員になれば、全てのSQLレッスンを視聴できます。不明点を現役エンジニアに直接質問できるため、一人での学習に行き詰まりを感じている場面でも心強い味方となるでしょう。
3.Paizaラーニング
paizaラーニングは、さまざまなプログラミング言語を動画で学べる演習型のサイトです。SQLの講座も充実しており、環境構築の手間を省いてブラウザ上で実行環境に触れられるため、初心者が挫折しやすい初期段階の壁をスムーズに乗り越えられるでしょう。
3分程度の動画で構文の要点を掴んだ後、すぐに練習問題でアウトプットを行うサイクルにより、知識を記憶に定着させやすいのが特徴です。一部の有料講座では現役エンジニアへの質問も受け付けており、独学で生じがちな疑問を解消しながら着実に習熟度を高められるでしょう。
4.paiza.IO
paiza.IOは、ブラウザ上で実行環境をすぐに構築できるオンラインツールです。SQLにも対応しており、通常は手間のかかるデータベースのインストールや初期設定を省いてクエリを試せるため、準備の段階で行き詰まる心配がありません。
JavaやPythonなどの主要言語との連携もスムーズで、外部ファイルを取り込んだ操作といった、実践的な検証にも対応しています。無料の会員登録を行えば作成したコードの保存や再編集も可能になるため、自身の成長記録として構文を蓄積していく活用法もおすすめです。
5.侍テラコヤ
侍テラコヤは、プログラミングからWebデザインにいたるまで、さまざまなスキルを学べる定額制の学習サイトです。SQLの教材も用意されており、提示された要件に対して自らクエリを組み立てる演習が中心のため、実務に近い感覚でデータの扱い方を習得できます。
定額料金でプログラミングとWebデザインを並行して学べる仕組みもあり、幅広いスキルを網羅したい場面で重宝するでしょう。現役エンジニアにオンラインで直接相談できる環境が整っているため、自力では解決が難しい疑問点もスムーズに解消しながら学習を継続できます。
SQLのおすすめ資格5選
SQLの基礎を学んだ次のステップとして、資格取得を目指すのも一つの手です。この章では、おすすめの資格を5つ紹介します。
1.データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、情報処理技術者としての高度な知識とスキルを認定する国家試験です。合格すれば、システムの企画から保守まで、データベースのライフサイクル全般を統括できる実力の証明となります。
なお、データベーススペシャリスト試験は2027年度以降、新たな試験制度へと再編される方針が示されています。現行の形式で挑戦できる期間が限られているため、取得を目指すなら早めに準備しておきましょう(2026年3月時点)。試験は1日制で4つの科目(多肢選択式2科目、記述式2科目)があります。令和7年度秋期の合格率は18.4%でした。難易度は高めと考えられるため、公式Webサイトで公開されている過去問も参考に、丁寧に勉強しておきましょう。
参考:データベーススペシャリスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
2.OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験は、オープンソースデータベース「PostgreSQL」についての知識とスキルを認定する試験です。PostgreSQLでのスキルを習得すれば、さまざまなリレーショナルデータベースを取り扱えるようになります。特定のベンダーのデータベースに依存しないスキルを習得したい方にもおすすめの資格です。
OSS-DB技術者認定試験には、GoldとSilverの2つの種類があります。Goldを取得するには、Silverの保有とGoldの合格が必要になるため、初めての方はSilverを受験すると良いでしょう。
参考:OSS-DB技術者認定試験|特定非営利活動法人LPI-Japan
3.Oracle Database SQL
Oracle Database SQLは、多くの企業が基幹システムに採用している「Oracle Database」の操作スキルを証明する資格です。大規模なデータを高速かつ安全に扱うための、ベンダー独自の高度な構文や管理手法を体系的に習得できます。
試験ではデータの抽出だけでなく、複雑な条件分岐や複数のテーブルを自在に組み合わせる高度な操作も問われます。公式の無償トレーニングを受けられるので、実機での挙動を確認して対策を立てると良いでしょう。
参考:Oracle Database SQL| Oracle
4.Azure Administrator Associate(AZ-104)
Azure Administrator Associate(AZ-104)=は、クラウド上でインフラ基盤を安定稼働させるためのスキルを認定する試験です。クエリの記述に加え、データベースを配置する仮想ネットワークの構築やセキュリティ設定など、クラウド特有のスキルを網羅しています。
公式サイトの無料教材で構成パターンを学び、演習を繰り返せば、クラウド環境での運用スキルを習得できるでしょう。
参考:Azure Administrator Associate(AZ-104)|Microsoft
5.MySQL 8.0 Database Administrator
MySQL 8.0 Database Administratorは、オープンソースとして世界的に普及している「MySQL」の高度な運用スキルを認定する資格です。単なるクエリの記述に留まらず、データベースのバックアップやリストア、セキュリティ設定、パフォーマンスの最適化など、実務に直結するスキルを網羅しています。
試験ではデータの整合性を保つためのトランザクション制御や、大規模なアクセスに耐えうるレプリケーション構成の理解も問われます。合格を目指す過程で、Webサービスの裏側を支えるデータベースエンジニアとしてのスキルを習得できるでしょう。
参考:MySQL 8.0 Database Administrator| | Oracle
SQL勉強後の実践におすすめのデータベース
SQLを勉強した後には、データベースを使って実践力を身につけましょう。無料で実戦経験を積めるプログラムを紹介します。
PostgreSQL
PostgreSQLは、35年以上の歴史の中で培われた高い信頼性と堅牢性を誇るオープンソースのデータベースです。金融機関の基盤システムといったプロフェッショナルな開発現場で広く普及しています。
標準的なSQLのルールに忠実なため、学んだ記述法はほかのデータベースでも応用可能です。PostgreSQLの公式サイトでは、オープンソースコミュニティも公開されており、情報を交換する場として活用できます。
参考:PostgreSQL
SQL Server 2022 Developer
SQL Server 2022はMicrosoft社のSQLサーバーです。セキュリティやパフォーマンス、可用性の高さにおいて従来型(SQL Server 2012)と比べ、進歩しています。
SQL Server 2022は、Microsoft社のインテリジェントデータプラットフォームの中核要素として活用されているサーバーです。運用データベースと分析、データガバナンスをシームレスに統合し、データを見失わずに管理できる点が特徴です。
SQL Server 2022には、DeveloperとExpressの2つのエディションがあります。Developerは非運用環境におけるデータベースの開発とテスト使用向けの無料エディションです。
参考:SQL Server 2022 Developer|Microsoft
MySQL
MySQLは、世界中のWebサービスで数多く採用されているオープンソースのデータベースです。初心者でも扱いやすいシンプルな操作性が特徴で、個人の学習用から大規模な商用環境まで、幅広い場面で採用されています。
標準的なSQLの構文に沿っているため、ここで磨いた記述スキルはほかの製品を扱う際にも役立つでしょう。無料のコミュニティ版も配布されており、自身のパソコンにインストールして実際の挙動を確かめながら、現場で通用する実力を養えます。
参考:MySQL
SQLの勉強方法に関するよくある質問
ここでは、SQLの勉強方法に関するよくある質問に答えていきます。
Q. SQLを覚えることで、どのような業務に役立ちますか?
SQLは、データベースから特定のデータを取り出したり、自由に集計したりする場面で活躍します。システム開発の現場はもちろん、蓄積された膨大な販売データから売れ筋を分析するといったビジネス判断の根拠作りにも直結するスキルです。Excelでは扱いきれない数百万件規模のデータもスムーズに処理できるため、事務作業の自動化やマーケティング精度の向上に直結します。
Q. SQLを扱う職種にはどんなものがありますか?
データベースの設計や運用を担うエンジニアのほか、データを解析してビジネスの課題を解決するデータアナリストやデータサイエンティストといった職種があります。最近では、Webディレクターやマーケターが自らクエリを書いて施策の効果を検証するケースも珍しくありません。
ITの現場からビジネスの最前線まで、データを扱うあらゆる場面でSQLの知識が求められています。
Q. SQLの基本的な知識を習得するためには、どの程度の時間が必要ですか?
初級レベルの構文を理解し、簡単な抽出ができるようになるまでには、20~30時間程度が目安となります。Progateやpaizaラーニングといった、環境構築の手間を省いてブラウザ上で演習できるサイトを活用すれば、さらに効率よく基礎を固められるでしょう。より高度なテーブル結合やサブクエリまで使いこなすには、そこからさらに数十時間の反復練習を行い、無意識に構文が浮かぶ状態を目指すのが理想といえます。
Q. フリーランスがSQLを学習するメリットは何ですか?
自力でデータを抽出できれば、エンジニアに作業を依頼するタイムラグを解消でき、プロジェクト全体のスピードを引き上げられます。さらに、単なるコーディングだけでなく「データの構造を理解して設計から関われる」という強みは、クライアントからの信頼獲得につながるでしょう。MySQLやPostgreSQLといった普及率の高い製品を扱える証明があれば、請け負える案件の幅も広がります。
Q. SQLを習得する際に、挫折しないコツはありますか?
スライドや動画を見るだけのインプットに偏らず、paiza.IOといった実行環境を使って、実際にクエリを書いて動かすアウトプットを習慣にすると良いでしょう。もし学習の方向性に迷ったときは、オラクルマスターやOSS-DBなどの資格試験を目標に据えてみてください。試験範囲を網羅する過程で知識の偏りがなくなり、合格という目に見える成果がモチベーションを維持する支えとなります。
※本記事は2026年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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