フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断 | レバテックフリーランス
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断
フリーランスに興味はあるものの、自分に向いているか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、フリーランスに向いている人の特徴や適性診断のポイントを解説します。また、フリーランスのメリット・デメリット、未経験から始めやすい職種についても紹介します。独立を検討している方は、自分の適性を確認しながら、フリーランスとしての働き方を具体的にイメージしてください。
目次
フリーランスに向いているか分かる簡易診断
下のチェックリストでフリーランスに向いているか、簡易診断をできます。左列により多くチェックが入れば、フリーランスに向いているでしょう。
向いている人の特徴は、フリーランスとして活躍する上で必要不可欠なスキルや特性といえます。向いていない人の特徴が多くあてはまる場合でも意欲などの変心次第で活躍できる可能性はあります。
各特徴の詳細を解説していくので、具体的な内容と対策を参考にしてみてください。
フリーランスに向いている人の特徴
フリーランスに向いている人の特徴を詳しく解説してきます。いずれもフリーランスとして稼いでいくのに必要なスキル・志向性です。1つでも欠けていると、リスクがあるといえるので、よく確認してみましょう。
もし、現在備わっていなくても、培っていくことは可能です。方法や対策を参考にしてみてください。
興味のある仕事に関わりたい人
自分のやりたいことや得意なことを活かした仕事をしたい人は、フリーランスに向いている可能性が高いです。フリーランスは自分で仕事内容を選べ、努力次第で案件の幅も広がるなど、自分の裁量権が大きい働き方だからです。
ただし、やりたい仕事をするには営業活動や確定申告など本業以外の作業も必要なことは理解しておきましょう。
自己管理をできる人
フリーランスは一人で作業するため、自己管理を徹底する必要があります。クライアントからの信頼を落とさないように、以下の自己管理を徹底する必要があります。
- スケジュール管理
- 金銭管理
- 体調・メンタル管理
実際に、スケジュールや体調の管理ができずに納期に遅れたり、金銭管理ができず手間取ったりするフリーランスもいます。各種管理能力の大切さについて、あらためて確認しておきましょう。
積極的に行動できる人
フリーランスとして成功するには、案件獲得やスキル向上のために自ら積極的に行動することが求められます。営業活動や人脈づくりにおいては、自発的に動かなければチャンスをつかむことは難しく、待っているだけでは仕事は舞い込んできません。
勉強会や交流会に参加する、新たな人と出会った際には名刺交換をするなど、積極的に関係を築く姿勢が大切です。さらに、知り合った人とは継続的にコミュニケーションを取り、信頼関係を深めることで、長期的な仕事の機会につなげることができます。
こまめな報連相ができる人
進捗状況の報告や確認など、こまめな報連相ができる人はフリーランスに向いている人です。こまめな報連相ができると、クライアントも安心でき信頼を得やすいからです。
クライアント先に常駐しないフリーランスの場合、進捗状況の報告や確認をメールやチャットツールで行います。こまめな報連相で、遠隔のコミュニケーションでもクライアントを不安にさせないようにしましょう。
キャリアを自分で作りたい人
キャリアを自分で作りたい、実現に向けて努力できる人はフリーランスに向いているでしょう。フリーランスはすべてを自分で決められる働き方であるため、やりたい仕事に集中でき、経営者への移行なども可能です。
フリーランスとしてのキャリアプランを立てるときは、短期・中期・長期の目標や、収入の目標を設定するのが重要です。資格取得の目標も立てられるとより良いでしょう。
オンオフを切り替えられる人
オン・オフのメリハリを付けて活動できる人は、フリーランスに向いている人です。フリーランスは、オン・オフが切り替えづらく、休日や深夜まで仕事しがちです。
以下の方法で、オン・オフが切り替えられるようにするとよいでしょう。
- 始業と終業時間を決める
- 緊急時以外はメールなどの連絡をみない
- 仕事をする場所を決めてプライベートと分ける
フリーランスに向いていない人の特徴
ここで紹介する特徴がある人は、フリーランスに向いていない可能性があります。ただし、あくまで可能性であり、努力や意欲でカバーできれば活躍できる可能性はあります。
フリーランス向きではない特徴を持っている場合は、改善したほうが収入や働く上での満足度が上がるでしょう。
断るのが苦手な人
断るのが苦手で、なんでも引き受けてしまう人は、フリーランスの活動で困る場面が出てきます。計画やスキルを超えた案件を引き受けてしまうと、クォリティーの低下から信頼を落とします。
フリーランスとして駆け出しのときは、多くの案件を引き受けてしまいがちです。しかし、自分の請け負える量を把握するまでは、納期を守れるペースを保つのが重要です。
決断が少なく安定を好む人
毎日仕事が割りふられる会社員のように決断が少なく、安定を好む人はフリーランスに向いていないでしょう。
フリーランスは、自ら決断して動かなければ、案件獲得やスキルアップにつながりません。また、案件によって関わる人や収入も変動します。
変化の少ない仕事がしたい、安定した環境を好む人は、フリーランスとしての活動は難しいでしょう。
経験やスキルが足りない人
やりたい仕事や実現したいことがあっても、経験やスキルが足りないと案件獲得は難しいです。フリーランスは、案件獲得の際に即戦力だと証明する必要があるからです。
以下のような経験は、クライアントにアピールできます。
- 専門性の高いスキル
- 大規模プロジェクトに携わった経験
- 小規模でも同様案件に何度も参画した
こうしたスキル・経験がない人は、まずは会社員として働いて実績を作ったほうが無難です。
営業活動や交渉が苦手な人
営業活動や交渉が苦手な人は、フリーランスになると苦労しがちです。営業活動や、報酬を取り決めるための交渉など、フリーランスは折衝力が必要です。
営業活動はできても、金銭が絡む内容の話はしにくい場合もあるでしょう。しかし、妥協は今後のフリーランスとしての生活を脅かす決断です。
責任感が弱い人
フリーランスはミスやトラブルを自分で解決しなければならないため、責任感が低い人は向いていないといえます。フリーランスは、引き受けた業務のすべてが自分の責任で、先輩や同僚に甘えられません。
責任を持って業務を遂行すれば、クライアントとの信頼関係構築につながり、案件を継続して依頼してもらえる可能性があります。
すべての責任を負うことにプレッシャーを感じる場合、フリーランスには向いていない可能性があります。
経理や事務作業が苦手な人
経理や事務作業が苦手な人は、フリーランスになった際に大きな負担となるでしょう。フリーランスは、自分で経費を管理して確定申告しなければいけないからです。
確定申告は毎年あり、経費の管理や帳簿つけは案件ごと、月ごとなど定期的に行うので、苦手意識があると大きな負担です。事務作業は、アプリなどのツールで利便性を高めましょう。
フリーランスの確定申告を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの確定申告|経費や青色申告、節税を解説
自分に適性があるか確かめる方法
向いている人・向いていない人の特徴を知っても、自己判断で決断できない場合もあるでしょう。その場合、客観的に診断してもらうのがおすすめです。
フリーランスの知り合いがいなくても、適性診断ができるサイトやエージェントサービスがあります。代表的な2つのサービスを紹介します。
適性診断を受ける
フリーランスの適性診断ができるサイトやサービスでいくつかの質問に答えると、適性度を算出してくれます。
簡単に診断できるものの、サイトによって診断結果が違い、簡易すぎて信頼に足る結果なのか不安に感じる場合もあるでしょう。
より信頼できる結果を知りたい、本気でフリーランスを目指したい人は、次に紹介する相談サービスがおすすめです。
相談サービスを利用する
フリーランスになりたい人向けに、相談を実施しているエージェントもあります。経歴やスキル、希望をヒアリングして、市場価値や紹介できる案件例などをアドバイザーが答えてくれます。
安定した収入を得られるか不安、フリーランスになるには何をすべきかわからないといった相談もできます。
たとえば登録者数No.1のレバテックフリーランスは、キャリアパスに関するアドバイスも行っています。利用は無料ですので、ぜひご活用ください。
フリーランスのメリット
今後フリーランスとして活躍を望むのなら、向き・不向きだけを考慮していてはいけません。まずはフリーランスになるメリットを確認しましょう。
自由度が高い
キャリア実現に向けて必要なスキル・経験を得られる案件を自由に選択できるのがフリーランスのメリットの1つです。
引き受ける業務内容や業務時間、場所なども自分で決められます。案件によっては常駐を求められ作業場所が限定されますが、引き受けるかは自分次第です。
収入アップが期待できる
フリーランスは、自分の頑張りが、収入アップにつながる点がメリットといえます。専門性やスキル、実績をアピールすれば、高い報酬の案件獲得が期待できるからです。
また、自ら案件を選べるので、報酬をみて参画先を決められます。クライアントとの交渉次第では、提示されていた報酬よりも高い収入を得られるでしょう。
携わる案件を増やすほど収入が増えるため、会社員と比べると実入りの良さを感じられるはずです。
人間関係のしがらみが少なめ
フリーランスは、長期間、同じ場所にいないので、人間関係のしがらみが少ないことがメリットともいえます。
フリーランスは数ヶ月~数年単位で案件に参画します。人間関係でのトラブルがあったとしても、契約期間中だけの関係と割り切って業務に集中できるでしょう。
在宅ワークをはじめ客先常駐でなければ、最低限でのコミュニケーションで済むため、より気楽さを感じられます。
フリーランスになるデメリット
フリーランスのデメリットも解説します。たとえば収入面の不安定さ、自主的に行動しないとスキルアップできない面で不安を感じる人も。
事前に不安を払拭させるためにも、収入面や保険・福利厚生関連、スキルアップに関するデメリットを知っておきましょう。
収入が不安定で信用度が低め
安定して案件を得られるようになるまで収入は不安定で、社会的信用も低い点がデメリットといえます。
条件が合わない、ほかのフリーランスに負けてしまったなどの理由で案件獲得ができないこともあります。案件獲得できなければ収入はゼロ、条件を落とせば報酬は希望より低くなるでしょう。
また、収入が不安定なため信用度が低く、ローンやクレジットカードを申請するときには通りにくい場合もあります。
保険や確定申告、福利厚生の手続きをする必要がある
保険や確定申告、福利厚生の手続きを負担に感じるフリーランスはいます。フリーランスは、国民年金や国民健康保険に加入しなければいけません。
また、税金の申告も、確定申告といった煩雑な手続きが必要です。福利厚生はないため、会社員と同じ水準の支援を受けたい場合、民間のサービスに加入する必要があります。
研修制度がなく自主的な勉強が必要
全額自己負担で、自主的に勉強しなければならない点が、デメリットに感じる場合もあるでしょう。フリーランスは、自主的な勉強でスキルアップを目指さないと次第に市場価値が落ちてしまうからです。
勉強会やセミナーに参加したり、資格取得など、スキルアップに励む意欲が必要と言えるでしょう。
フリーランスのメリット・デメリットについてより詳しくは以下の記事をご覧ください。
【体験談あり】フリーランスのメリット・デメリットは?実情や適性も解説
フリーランスとして活躍している職種5選
「フリーランス白書2023」によると、フリーランスとして主な収入源となる職種は以下の5つが上位でした。
- クリエイティブ・Web・フォト
- エンジニア・技術開発
- 出版・メディア
- コンサルティング
- 通訳翻訳
それぞれについて簡単に紹介します。
クリエイティブ・Web・フォト
クリエイティブ・Web・フォト系の職種は、Webデザイナー・フォトグラファー・Webライターなどが挙げられます。Webサイトの制作に必要なデザインや写真素材など、クリエイティブに関わるところを担う仕事です。
イラストレーターやフォトショップなどのデザインツールを使いこなせると、フリーランスとして受注できる案件が増えるでしょう。
エンジニア・技術開発
エンジニア・技術開発職種の案件は、アプリケーション開発や企業・サービスのシステム開発、データやセキュリティなどがあります。
必要とされる言語やスキル、経験も案件によって大きく異なります。年収は他の職種と比べて高い傾向にあり、月単価100万円を超えるような案件もあるため、スキル経験を積むことで年収を伸ばせるでしょう。
フリーランスの中でもエンジニアの職種が気になる方は、以下の記事もご覧ください。
フリーランスエンジニアになる際にやること。必要な準備や案件獲得法について
出版・メディア
主に書籍や雑誌などの出版物に関わる職種です。具体的には、編集者・ライター・グラフィックデザイナーなどが該当するでしょう。出版社から依頼された案件に携わり、制作物を作成します。
コンサルティング
コンサルティング職は、分野によって案件内容が大きく異なります。エンジニア職同様に、報酬水準は高い傾向にあるのが特徴です。
培ってきた分野の経験を活かして仕事をすることになるため、クライアントが求める分野の専門性が重要になります。
通訳翻訳
翻訳家は、書籍やサイトなどに書かれている言語を別の言語に書き換える職種です。通訳者は、放送や会議、商談、観光ガイドなどの場において口頭で言語を言い換えます。
日本語と英語を変換する以外に、中国語など、ほかの言語も扱えると貴重な人材になれるでしょう。グローバルにサービスを展開する企業が増え、多言語を扱える人材の需要が高まっているからです。
英語などの言語を使ったフリーランスの仕事に興味のある方は、以下の記事もご覧ください。
英語のフリーランスの仕事11選!案件の探し方や成功のポイント
フリーランスに向いている人に関するよくある質問
フリーランスに向いている人について、よくある質問を解説します。会社員に向いていないかもしれないと感じる場合の対処法もまとめています。フリーランスと会社員のどちらに適正があるか、簡単に知りたい人はご覧ください。
Q.会社員に向いていない場合はどうすれば良いですか?
会社員に向いていないと感じた場合、理由に応じた対処をします。担当業務や人間関係が原因のときは、転職先を探すと良いでしょう。自分で業務を選びたい、作業場所や時間を自由にしたいなど、働き方に理由があるのならフリーランスを検討します。
Q.会社員に向いていない人の特徴は?
会社員に向いていない人は、以下の特徴があげられます。
- 無意味な作業や慣習・ルールが嫌い
- 個人行動が得意
- 成果や実力に応じた正当な評価を受けられないことに大きな不満がある
Q.フリーランスとはどのような意味ですか?
フリーランスとは、企業に所属せず、個人で仕事を請け負うワークスタイルのことです。会社員と比べて即戦力として重宝され、スキルと経験が求められるのがフリーランスです。
以下は、フリーランスの代表的な職種です。
- エンジニア
- デザイナー
- 翻訳家・通訳者
※本記事は2025年2月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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