フリーコンサル案件の単価相場を領域・レベル別に紹介!BIG4との年収比較も | レバテックフリーランス
フリーコンサル案件の単価相場を領域・レベル別に紹介!BIG4との年収比較も
- フリーランス向けコンサル案件の月単価相場
- フリーコンサルと大手コンサル企業BIG4の年収の違い
- フリーコンサルが高単価案件を獲得する方法
高単価案件の獲得も難しくないといわれているフリーコンサルですが、具体的にはどれくらいの報酬を得られるのでしょうか?また、BIG4と呼ばれる会計事務所の最大手4社とフリーコンサルの年収を比較すると、どれくらいの差があるのか疑問に思っている方も多いはずです。
そこで本記事では、フリーコンサル案件の単価相場や、フリーコンサルとBIG4の平均年収についてご紹介します。
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目次
フリーコンサル案件の月単価は?
フリーコンサル案件の月単価は、70〜200万円が相場です。ただし、フリーコンサル案件の月単価はスキルやコンサルティング領域、働き方によって大きく異なるため、月単価が70万円に満たない場合もあれば、200万円以上を維持しているフリーコンサルもいます。
また、一口にコンサルといってもさまざまな領域があることをご存知でしょうか。IT戦略や財務会計のような専門性が高い領域は単価が高く、ECコンサルやWebマーケティングなどの領域は単価が低めに設定されている案件が多い傾向があります。
以下の記事では、戦略コンサルタントの仕事内容について詳しく解説しています。
戦略コンサルタントとは?仕事内容や必要なスキル、やりがいを解説
【領域別】フリーコンサル案件の月単価相場を紹介
フリーコンサル案件の月単価は、コンサルティング領域によって数十万円から百万円以上の差が出ることも珍しくありません。
ここでは主なコンサルティング領域を5つ挙げ、それぞれのフリーコンサル案件の月単価相場をご紹介します。
経営戦略コンサル
経営戦略コンサルとは、企業の経営課題を解決するための施策を提案する専門家を指します。経営戦略コンサルは多くの需要があり、月単価相場は100〜350万円と、ほかのコンサルティング領域より比較的高額です。
財務会計コンサル
財務会計コンサルとは、企業の財務および会計業務に関して指導やアドバイスを行う専門家です。財務会計コンサルの月単価相場は90〜150万円で、繁忙期は100万円を超える案件が多くなります。
人事・組織コンサル
人事・組織コンサルとは、企業の人事制度や人材育成などの課題を解決するためにサポートする専門家を指します。近年、人的資本経営が推進されていることから、人事・組織コンサルは需要が高まっているコンサルティング領域の一つです。そんな人事・組織コンサルの月単価相場は60〜150万円で、副業として案件を請け負っているコンサルも少なくありません。
IT・システムコンサル
IT・システムコンサルとは、ITを活用して企業の課題解決をサポートする専門家です。IT・システムコンサルの月単価相場は50〜180万円と幅が広く、案件の規模や内容によって単価が大きく異なります。
ITコンサルの単価相場についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ITコンサルタントの単価相場は?フリーランスになるメリットや将来性について解説
Webマーケティングコンサル
Webマーケティングコンサルとは、Webサイトでの集客やSNSアカウントの運用など、Webを活用して企業の事業成功のために施策を提案する専門家を指します。Webマーケティングコンサルの月単価相場は50〜160万円で、リモート案件や低単価案件などバリエーションが広いのが特徴です。
【職位別】フリーコンサル案件の月単価相場を紹介
フリーコンサル案件の月単価はコンサルティング領域によって異なると述べましたが、コンサルの職位によっても大きな差が出ます。コンサルの経験年数によって案件の月単価相場が変わってくるので、ここからはコンサルの職位別に月単価相場をみてみましょう。
アナリスト
アナリストとは、コンサルを始めて0〜2年程度のポジションです。大学卒業後すぐにフリーコンサルになった方や、他職種からコンサルになった方など、実務経験が3年に満たない場合はおおよそアナリストに相当します。アナリストの月単価相場は70〜120万円で、情報収集や調査、資料作成を担う場合がほとんどです。
コンサルタント
コンサルタントとは、実務経験3〜4年程度のポジションです。コンサルタントになるとプロジェクトの大半を担当し、検証作業も進めていきます。コンサルタントの月単価相場は100〜150万円で、案件の規模や働き方によっては年収1,800万円以上を目指すことも可能です。
マネージャー
マネージャーとは、実務経験6〜7年程度のポジションです。マネージャーはプロジェクト全体を見通したり、予算を管理したりする重要な職位であり、月単価相場は150〜200万円となります。
シニアマネージャー
シニアマネージャーとは、実務経験10年程度のポジションです。シニアマネージャーはプロジェクトの進行を担うだけでなく、チームの統括や人材育成の能力も求められます。シニアマネージャーの月単価相場は180〜200万円で、年収2,000万円以上を維持しているフリーコンサルも少なくありません。
パートナー
パートナーとは、実務経験12年以上のポジションです。コンサルティングファームに所属していれば、共同経営者となるレベルのコンサルを指します。パートナーの月単価相場は200〜250万円以上とかなり高額ですが、12年以上のコンサル歴があれば誰でもパートナーになれるわけではありません。実務経験年数はあくまでも参考程度に留めておきましょう。
フリーコンサルとBIG4の年収を比較してみた
平均年収が高い傾向にあるコンサルティングファームの中でも、BIG4は最大手の総合系ファームとして知られています。具体的には、総合系ファームの最大手である「デロイト(デロイト トーマツ コンサルティング)」「PwC(PwC コンサルティング)」「KPMG(KPMG コンサルティング)」「EY(EYストラテジー アンド コンサルティング)」の4社を指し、多岐にわたるサービスを提供していることが特徴です。
この章ではBIG4の平均年収を確認し、フリーコンサルとBIG4の年収を比較してみましょう。
BIG4の平均年収
BIG4の平均年収は企業によって数十万円の差はあるものの、900万円前後です。企業ごとの平均年収は、以下の表をご確認ください。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
デロイト | 935万円 |
PwC | 957万円 |
KPMG | 902万円 |
EY | 899万円 |
フリーコンサルの平均年収
フリーコンサルの平均年収は、981万円程度といわれています。
ただし、フリーコンサルの平均年収はコンサルティング領域や職位、案件の規模、働き方によって大きく異なるため、平均年収を割り出すことは容易ではありません。
なお、ここで紹介している平均年収はあくまでも平均値であり、年収840万円以下のフリーコンサルもいれば、年収2,400万円以上のフリーコンサルもいます。
フリーコンサルが高単価案件を獲得するには?
ここからは、フリーコンサルとして活躍できるかどうか不安を抱いている方に向けて、高単価案件を獲得する方法を4つご紹介します。フリーコンサルに興味がある方や、すでにフリーコンサルとして一歩を踏み出した方は、ぜひ試してみてください。
得意分野を明確にする
高単価案件を獲得する近道は、得意分野を明確にして強みをつくることです。コンサルにはさまざまな領域がありますが、すべての領域の案件を請け負う必要はありません。数ある案件の中から興味をもてる領域の案件を選び取り、それを専門分野とすることでより高単価の案件が舞い込むようになります。
ただし、コンサルの実務経験に乏しい場合は、いろいろな領域の案件を請け負ってみるのも一つの手です。そこから得意分野を見つけて、ほかのフリーコンサルとの差別化を図りましょう。
何から始めればいいか分からないという方は、コンサルタントに関わる資格を取得してみるのもおすすめです。
ITコンサルタントの資格|仕事や転職に役立つおすすめの資格と難易度
ポートフォリオを作成する
フリーコンサルとして活動を開始するなら、ポートフォリオを作成するのがおすすめです。ポートフォリオとは自身のプロフィールや経歴、実績などの情報を記載したもので、基本的にはWebページにまとめます。
ポートフォリオに載せるべき項目は、プロフィールや経歴、料金などです。経歴や実績に変更点があれば、その都度忘れずに更新しておきましょう。
人脈をつくる
フリーランスとして活躍するには、人脈づくりが大切です。コンサルティングファームに所属している場合は、フリーコンサルとして独立する前から社員やクライアントと積極的にコミュニケーションをとっておくことをおすすめします。
また、他職種からフリーコンサルとして独立した場合は、前職でのつながりを大切にしておくことで高単価案件が舞い込むケースも少なくありません。
クラウドソーシングやエージェントを活用する
クラウドソーシングやエージェントといったサービスは、フリーコンサルの味方となる存在です。エージェントサービスの中にはフリーコンサル専門のサービスもあり、独自のネットワークを構築して高単価案件を紹介しています。
レバテックフリーランスでは、ITコンサルタントやデータサイエンティスト向けの案件も多く取り扱っています。ご相談は無料ですので、自分のスキルにあった案件が見つかるのかなど、まずは話を聞いてみたいという方もお気軽にお問い合わせください。
フリーコンサル案件の単価に関するよくある質問
最後に、フリーコンサル案件の単価に関するよくある質問をまとめました。ここで疑問を解消するとともに、フリーコンサルとして活躍する姿をイメージしてみましょう。
Q. フリーコンサルは稼げるの?
コンサルティング領域や職位によります。人によっては会社員時代の数倍稼いでいるフリーコンサルもいるので、領域や職位、働き方を工夫すれば稼ぐことは可能です。
ただし、フリーコンサルにはスキルや営業力が必要不可欠であり、実力が伴わない場合は高単価案件を獲得するのは難しいでしょう。
フリーランスの働き方全般については、以下の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。
フリーランスとは?おすすめの職種・仕事内容・必要な準備について解説
Q. 会社員のコンサルとフリーコンサルの違いは?
最も大きな違いは、「契約形態」にあります。会社員の場合は企業と雇用契約を結びますが、フリーコンサルの場合は案件ごとにクライアントと業務委託契約を取り交わします。
また、会社員のコンサルとフリーコンサルでは働き方も異なり、会社員のコンサルが定められた就業時間内に業務を行うのに対し、フリーコンサルの場合は働く時間や場所を自由に決めることが可能です。
Q. フリーコンサルの注意点は?
契約違反に注意しましょう。フリーコンサルになると、案件ごとにクライアントと業務委託契約を取り交わします。契約内容は案件やクライアントによって異なるので、業務内容や契約期間・報酬の入金サイト・権利関係などの確認を怠ると、契約違反となり重大なトラブルへと発展する可能性があるので注意が必要です。
フリーコンサルとして案件を請け負う際には、必ず契約内容を熟読し、トラブルやリスクを回避しましょう。
※本記事は2023年8月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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