業務委託で副業はバレる?バレる理由や注意点・安全な探し方を解説

「副業を始めたいけど、業務委託でも会社にバレるのか?」といった点が気になっている方も少なくないでしょう。

この記事では、業務委託で副業がバレる理由や注意点、またおすすめの案件の見つけ方まで具体的に解説します。ぜひ最後まで読んで、副業への理解を深めましょう。

目次

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業務委託で副業をする人は増えている?

総務省が発表した令和4年就業構造基本調査によれば、2022年の副業人口は305万人であり、10年前である2012年の236万人と比べると約3割も増加しています。

近年、政府による推進もあり、副業を認める企業が増加し、働き方の多様化が進んでいます。また、インターネット上で仕事を受注できるクラウドソーシングサービスの普及も、業務委託で副業を始めるハードルを下げる一因になっています。

これらのサービスを利用すれば、企業との契約もスムーズになり、手軽に仕事を見つけられるため、副業を始めるハードルは低くなっているといえるでしょう。

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業務委託で副業をすると会社にバレる?

副業を始めるにあたって、「会社にバレないか」と心配する人は少なくありません。業務委託の場合、アルバイトやパートに比べると会社にバレにくいかもしれませんが、やはりバレる可能性はあります。

アルバイトやパートよりはバレにくい

アルバイトやパートの場合、給与から所得税が天引きされます。会社は、従業員の年末調整の際に提出された給与所得の源泉徴収票の合計額を確認するため、アルバイトやパートで得た収入が一定額を超えると、副業が会社に発覚する可能性があります

一方、業務委託の場合、企業と個人事業主として契約を結ぶため、雇用契約を結ぶアルバイトやパートとは異なり、同じ理由で会社に副業がバレることはないといえます。

住民税を自ら納めることでバレにくくなる

業務委託で得た報酬は確定申告で所得を申告し、所得税や住民税を自ら納める必要があります。

このとき、住民税の納付方法には「特別徴収」と「普通徴収」の2種類があります。特別徴収は、会社が従業員の代わりに住民税を給与から天引きして納付する方法です。副業で得た所得に対して特別徴収を選択すると、住民税の額から副業が会社に発覚する可能性があります。

一方、普通徴収は、個人で税務署や金融機関に住民税を納付する方法です。業務委託で副業を行う場合は、住民税を普通徴収にすることで、会社に副業がバレるリスクを軽減できます。

ただし、住民税の納付方法に関わらず、自治体の見落としなどで、会社に通知が送られてしまい、バレるリスクはあります。

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勤務先のルールには従うことがおすすめ

上述の理由から、会社の就業規則には従うのが得策であるといえます。

副業を始める前には、まず勤務先の就業規則を確認しましょう。企業によっては、副業を全面的に禁止している場合や、許可制をとっている場合などがあります。
副業が許可制の場合、申請の手続きや必要な書類などが定められていることが一般的です。ルールに従わずに無許可で副業を行った場合、懲戒処分の対象となる可能性もあるのでくれぐれも注意が必要です。

就業規則を確認し、不安なら会社に相談する

就業規則の内容が複雑で分かりづらい場合や、自分の副業が規則に抵触するかどうか不安な場合は、会社の人事部や上司に相談するようにしましょう。相談する際は、どのような副業を検討しているのか、具体的な内容を伝えることが大切です。

公務員の副業は法律違反となることもあるので注意

公務員の場合、副業は国家公務員法や地方公務員法で禁止されているので注意が必要です。これは、公務員が職務に専念できるようにするための措置です。

ただし、許可を得た上で営利を目的としない範囲での執筆や講演活動など、一部の例外は認められています。公務員の方は、副業を始める前に所属する機関の規定をよく確認し、必要があれば許可を得るようにしてください。

副業ルールを破ってバレた場合のリスクは大きい

勤務先のルールに違反して副業を行い、発覚してしまうと、厳しい処分を受ける可能性があります。

例えば、減給や降格、場合によっては懲戒解雇となるケースも考えられます。また、会社の信用を傷つけたとして、損害賠償を請求される可能性もゼロではありません。

副業はルールを守って安全に副業に取り組みましょう。

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業務委託で副業を始めるメリット

業務委託で副業を始めることには、時間の自由や場所の自由など、多くのメリットがあります。

時間や場所が自由になりやすい

業務委託では、企業のオフィスに出勤する必要がなく、自分のペースで仕事を進められることが多いでしょう。

そのため、通勤時間を削減したり、空いた時間にカフェや自宅などで作業したりすることが可能になります。場所に縛られない働き方ができるため、家族との時間や趣味の時間も確保しやすくなるでしょう。

人間関係のストレスを溜めにくい

業務委託での副業の場合、案件単位での仕事になるため、職場の人間関係に悩まされる可能性は低いです。

もちろん、円滑に仕事を進めるためには、クライアントとのコミュニケーションは欠かせません。しかし、会社員のように、常に同じメンバーと密接に関わって仕事をするわけではないため、人間関係でストレスを感じる場面は減ると考えられます。

やりたい仕事を選びやすい

業務委託では、自分のスキルや経験を活かせる仕事だけを引き受けることが可能です。

企業に雇用される場合は、担当業務を自分で選ぶことは難しいこともあるでしょう。しかし、業務委託であれば、自分の得意分野やスキルアップを軸に仕事を選ぶことも比較的しやすくなるのです。

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業務委託で副業を始めるデメリット

業務委託は、自分のスキルや経験を活かして自由に仕事ができる魅力的な働き方ですが、同時にいくつかのデメリットも存在します。副業として業務委託を検討する際には、これらのデメリットについても理解しておきましょう。

税金の手続きが増える場合がある

会社員として副業を行う場合、副業から得た所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。

業務委託の場合、報酬から経費を差し引いた金額が所得となります。そのため、適切な確定申告を行うためには、収入と経費をしっかりと管理する必要があります。

確定申告に慣れていない方には、面倒に感じるケースもあるでしょう。

副業の確定申告については、こちらの記事でわかりやすく説明しています。
副業で20万以上稼いだら確定申告が必要!例外や延滞ペナルティについても解説 | レバテックフリーランス

収入が不安定になりやすい

業務委託は、基本的に成果物に対して報酬が支払われるため、仕事の量によって収入が大きく変動する可能性があります。

安定した収入を得るためには、継続的に仕事を受注するためのスキル磨きや営業活動を積極的に行う必要があるでしょう。また、繁忙期と閑散期がある業種の場合、収入の変動がさらに大きくなる可能性もあります。

労働基準法の対象にはならない

業務委託は、労働基準法の適用外となります。つまり、労働時間の管理や残業代の支払いなどが法律で保障されていないため、働き方によっては長時間労働や不当な報酬に陥るリスクも考えられます。

自らの責任で労働時間を適切に管理することが重要です。
業務委託は休みを取れる?フリーランスが適度に休みを取るポイントを解説

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業務委託と相性が良い副業5選

業務委託と相性が良い副業5選

数ある副業やスポットワークの中でも、特に業務委託と相性が良いおすすめの副業を5つご紹介します。副業を初めて選ぶ際などにお役立てください。

Webライティング

Webサイトやブログ記事、広告文など、Webコンテンツの文章作成を行うのがWebライティングです。専門知識がなくても、文章を書くのが好き、得意という方であれば、比較的始めやすい副業といえるでしょう。

案件は、クラウドソーシングサイトなどで豊富に見つけることができます。実績を積めば、高単価な案件にも挑戦できる可能性も広がるので副業初心者には特におすすめです。

Webデザイン

Webサイトのデザインを行うのがWebデザインです。近年では、企業のWebサイトだけでなく、ランディングページやバナー広告など、Webデザインの需要はますます高まっています。

デザインソフトの使い方を習得したり、デザインセンスを磨いたりする必要はありますが、専門性を活かせば報酬も比較的上がりやすいので、スキルに自信がある方はおすすめの副業です。

Webデザインのスキルを身につけるには、専門学校に通ったり、オンライン講座を受講したりする方法があります。

未経験からのデザインスキルアップについて詳しく知りたい方は、こちらの解説記事をご覧ください。
在宅でWebデザイナーは難しい?未経験からスキルを身につける方法を解説

イラスト・ロゴ作成

イラストやロゴの作成は、需要の高い副業の一つです。企業のWebサイトやパンフレット、商品パッケージなどに使用されるほか、個人の依頼で似顔絵やイラストを描くこともあります。

絵を描くのが好き、得意という方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを使いこなせることが望ましいですが、最近はiPadなどのタブレット端末と専用ペンでイラストを描く人も増えています。

SNS運用代行

企業のXやInstagram、FacebookなどのSNSアカウントの運用代行を行うのがSNS運用代行です。具体的には、投稿内容の企画・作成、投稿スケジュール管理、フォロワーとのコミュニケーションなどが挙げられます。

SNSに詳しい方や、情報発信することが好きな方に向いている副業といえるでしょう。

動画編集

近年、YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームの普及に伴い、動画編集の需要は急増しています。企業の宣伝やYouTuber動画など、活躍の場は多岐にわたります。

動画編集ソフトの使い方を習得する必要がありますが、現在動画編集スキルは需要が高いため、習得すれば副業として大きく稼げる可能性もあります。

在宅ワークでできる副業の種類について他にも知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
在宅ワークで稼ぐ!おすすめ副業12選と初心者が収入を得るコツ | レバテックフリーランス

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副業で業務委託をする際の確定申告について

近年、働き方の多様化に伴い、副業として業務委託を始める方が増えています。本業とは別に収入を得ることは魅力的ですが、確定申告についても正しく理解しておくことが大切です。

副業所得が20万円を超えると確定申告が必要

前述した通り、副業で得た所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要となります。確定申告では、1年間の所得と税金を計算し、納税額が確定します。

所得金額のイメージ

副業で経費が発生している場合は、収入から経費を差し引いた所得の金額が20万円を超えるかどうかで判断する必要があるのです。

確定申告の手順と必要書類

確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に税務署に申告書を提出するか、e-Taxを利用してオンラインで提出します。

確定申告に必要な主な書類は以下の通りです。取っておくべき領収書などの書類もあるので、副業を始める場合は前もって確認しておきましょう

書類の種類 概要
確定申告書AまたはB 所得の種類や金額、控除などを記載する書類
収入金額等がわかる書類 委託元から発行される報酬、料金、契約金などの書類
経費に関する書類 交通費、消耗品費、通信費などの領収書や請求書

参考:確定申告書作成コーナー

青色申告を選ぶメリット

確定申告には、「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

青色申告は、複式簿記による帳簿の記帳や決算書の提出が必要となるなど、白色申告よりも手続きが複雑です。しかし、青色申告には以下のようなメリットがあります。

  • 最大65万円の控除を受けられる
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 家族への給与が支払い額のまま経費になる

青色申告を行うためには、事前に税務署へ申請書を提出する必要があります。詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
青色申告とは?やり方や白色申告との違いを解説 | レバテックフリーランス

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副業用の業務委託案件を探す3つの方法

副業として業務委託を始めたいと考えているけれど、どこで案件を探せば良いか分からない方もいるかもしれません。本記事では、副業用の業務委託案件を探す方法を3つご紹介します。

クラウドソーシングサイトで募集を探す

クラウドソーシングサイトとは、インターネット上で企業と個人が業務委託契約を結ぶことができるサービスです。多数の企業がさまざまな種類の案件を掲載しており、自分のスキルや経験に合った案件を見つけることができます。

クラウドソーシングサイトを利用するメリットは、手軽に案件探しが始められる点です。

有名なクラウドソーシングサイトとしては、クラウドワークスランサーズなどが挙げられます。これらのサイトでは、ライティングやデータ入力、プログラミングなど、多岐にわたるジャンルの案件が募集されています。

SNSで活動を発信し、案件を募集する

XやFacebookなどのSNSで積極的に自分のスキルや実績を発信することで、企業から直接オファーを受ける可能性があります。

具体的には、過去の制作物やスキルをまとめたポートフォリオを公開したり、専門分野に関する情報を発信したりすることで、企業の目に留まりやすくなります。また、積極的に他のユーザーと交流し、自分を知ってもらうことも重要です。

SNSを通じて案件を獲得するには、ある程度の時間と労力を要します。しかし、幅広い企業に自分を認知してもらうことで、企業担当者などからよりよい条件のオファーを獲得できる可能性もあります

エージェントで案件を紹介してもらう

副業向けの案件を紹介してくれるエージェントサービスもあります。エージェントに登録すると、専任の担当者があなたのスキルや希望条件に合った案件を探し、紹介してくれます。

エージェントを利用するメリットは、自分に合った案件を紹介してもらえるだけでなく、契約交渉や報酬の支払いなどを代行してもらえる点です。また、企業に関する情報や案件の進め方など、役立つアドバイスをもらえることもあります。

レバテックフリーランスでは、案件をお探しの方向けに、無料の個別相談会を行っています。今すぐ活動を予定していない方・情報収集中の方も、お気軽にご相談ください

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業務委託の場合に注意したい点

業務委託を受ける際には、注意すべき点もいくつか存在します。ここでは、業務委託を受ける際に特に注意したい点を解説していきます。

業務の範囲をよく確認しておく

業務委託契約を結ぶ前に、どこまでの業務を担当するのかしっかりと確認することが重要です。あいまいな条件で仕事を始めてしまうと、後々認識の齟齬が合った場合に、トラブルに発展する可能性もあります。

納期の管理を徹底する

業務委託では、納期を守ることが非常に重要になります。納期に遅れてしまうと、クライアントに迷惑をかけてしまうだけでなく、その後の信頼関係にも影響する可能性があります。

タスク管理ツールなどを活用し、余裕を持ったスケジュールで業務を進めるように心がけましょう。万が一、遅延が発生しそうな場合は、速やかにクライアントに連絡し、誠実に状況を説明することが大切です。

各案件の業務量を丁寧に調整する

複数の案件を同時進行する場合には、業務量を調整することが重要になります。業務量が多すぎると、納期遅延や品質低下に繋がる可能性があります。

収入を増やしたい一心で案件を抱えすぎてしまうケースもみられますが、自分の能力や業務ペースを考慮し、無理のない範囲で業務を引き受けるようにしましょう

受ける業務内容をよく吟味することも大切です。自分のスキルや経験を活かせる業務に絞ることで効率的に業務を進めたり、新しい分野に挑戦する場合でも、十分にバッファを持って取り組むことが重要です。

※本記事は2024年6月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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