SASを活かせる仕事は?年収相場や関連資格と併せてわかりやすく解説

この記事でわかること
  • そもそもSASとは何か
  • SASを使う仕事・職種
  • SAS案件の年収

SASはSAS Institute社の統計解析ソフトウェア、またはそれに用いる言語です。医療や通信など幅広い分野で活用されており、使用する主な職種としてはデータサイエンティストがあります。
本記事では、SASの概要や需要、SASを業務で用いる職種を解説。SASに興味があり、どのような業務を行うのか知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントです案件を探してみる

目次

ご登録者様限定機能詳しく見る

詳しく見る

SASの概要

SASとは、 Statistical Analysis Systemの略です。SAS Instituteという企業が開発および販売する統計解析ソフトウェアのブランド名、もしくは、それに用いる言語を指します。また、開発および販売元であるSAS Institute社を指す場合もあります。世界的に広く知られており、人気もあるブランドだといえるでしょう。

元々は大学や研究所の科学・工学分野で用いられていましたが、ビジネス向けに機能や製品が充実したことにより、BIツールとして企業にも導入されています。

SAS案件を提案してもらう

SASを用いる代表的な職種

医療の結果分析やメーカーのマーケティング分析など、SASはさまざまな企業の開発に利用されています。SASを開発に用いる代表的な職種としては、下記のようなものがあります。

  • データサイエンティスト
  • SASエンジニア

それぞれ解説します。

データサイエンティスト

データサイエンティストとは、膨大なデータを分析し、そこから開発における課題の解決策を導き出す職種です。ビッグデータが重視されるようになってきたことにより、データサイエンティストの需要も増加傾向にあります。

業務内容

データサイエンティストが最初に行う業務は、課題の把握です。より企業を成長させるために、現在企業が抱えている課題の抽出を行います。

次に、課題を解決させるための仮説を立て、実証するためにデータを収集します。データが集まったら、そのデータの解析業務です。あらゆる角度からデータを解析し、課題解決を目指したシステムやドキュメントを作成します。

その後は効果の検証です。検証で問題がなければその解決策をクライアント企業に提案、もし問題があれば新たな解決策を考えることになります

必要なスキル

統計に関する知識はもちろん、開発業務で扱うプログラミング言語(SAS、R、Pythonなど)やデータベース(MySQL、PostgreSQLなど)、機械学習といった知識が必要です。また、医療分野や通信分野など、分析する分野の知識もあった方が良いでしょう。

業務に必要な能力としては、課題解決力やコミュニケーション能力があります。企業の課題解決に向けてとことん追求していくため、好奇心が旺盛な方に向いている職種だといえるでしょう。

データサイエンティストに関心がある方は、「データサイエンティストとは?仕事内容やフリーランス事情を解説」もご覧ください。

SASエンジニア

SAS言語でデータ統計を分析する職種を、「SASエンジニア」と呼ぶことも。SASエンジニアは金融や医療、政府機関など、あらゆる領域で活躍しているとされます。

業務内容

SASエンジニアの主な仕事は、SAS言語を駆使したデータの統計分析です。顧客データや治験データなど、業界により扱うデータは異なります。そのほか、データセットの構築や分析結果の集計などを担うこともあるようです。

必要なスキル

SASエンジニアには、データ分析に必要な統計学や数学の知識が求められます。SASエンジニアを募集する企業は外資系も多い傾向にあるため、案件によっては語学力も必要です。

SAS案件を提案してもらう

SAS案件の単価・年収

ここでは、SAS案件の年収の参考例として、2022年9月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。

参照元 : SASの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 744万円
最高年収 1080万円
最低年収 444万円


なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給のほかに賞与もあるなど、収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください

収入以外の面での会社員・フリーランスの違いについては、「会社員と個人事業主の違い」も参考になります。

SAS案件を提案してもらう

SASの需要

SASは現在148カ国で導入されており、導入事例が多い統計解析ソフトウェアとして知られています。その信頼性は高く、分析結果は広く認められているのが特徴です。

日本だけでも、「東京大学」「慶應義塾大学」「キリンビール株式会社」「KDDI株式会社」「株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ」など、多くの大学や企業が導入しています。そのため、SASを扱える人材の需要も高く、将来的に需要がなくなる可能性は低いでしょう

SAS案件を提案してもらう

SAS関連のおすすめ資格

SAS案件に必要なスキルを身につけたい方は、国際的に認められているSAS認定資格(SAS社主催)に挑戦するのも手です。履歴書やスキルシートに記載すれば、高度なSAS技術の保有者であることを証明できます。

ここでは、SAS社が推奨する資格のうち、日本語に対応した2つの試験を紹介します。

  • SAS Certified Specialist: Base Programming Using SAS 9.4
  • SAS Certified Statistical Business Analyst Using SAS®9: Regression and Modeling

以下が試験の概要です。

SAS Certified Specialist: Base Programming Using SAS 9.4

「SAS Certified Specialist: Base Programming Using SAS 9.4」は、SASコードを記述・実行できる人が対象となる試験です。SASデータファイル作成やデータ操作、エラー処理などのスキルが問われます。

資格名 SAS Certified Specialist: Base Programming Using SAS 9.4
運営 SAS Institute Japan株式会社
試験日 Pearson VUEのスケジュールに基づく
受験料 22,000円
合格基準 725点
試験形式 「SAS Institute Inc.グローバル認定プログラム受験同意書」
への同意/選択式(40~45問)および記述式
公式サイト https://www.sas.com/ja_jp/certification/credentials/foundation-tools/base-programming-specialist.html#pricing

SAS Certified Statistical Business Analyst Using SAS®9: Regression and Modeling

「SAS Certified Statistical Business Analyst Using SAS®9: Regression and Modeling」は、SASのプロフェッショナルに向けた試験です。分散分析やロジスティック回帰などの知識が必要になります。

資格名 SAS Certified Statistical Business Analyst Using SAS®9: Regression and Modeling
運営 SAS Institute Japan株式会社
試験日 Pearson VUEのスケジュールに基づく
受験料 22,000円
合格基準 正答率68%
試験形式 「SAS® Statistical Business Analysis Using SAS®9:Regression and Modeling」
合格/複数選択式(60問)および記述式
公式サイト https://www.sas.com/ja_jp/certification/credentials/advanced-analytics/statistical-business-analyst.html

SAS案件を提案してもらう

SASの仕事に関するよくある質問

ここでは、SASの仕事に関するよくある質問に答えていきます。

Q. SASエンジニアに求められるスキルは何ですか?

SASエンジニアには、SASを使った統計解析やデータ分析スキルの他に、コミュニケーション能力や語学力が求められます。

Q. SASを学ぶためには、どのような勉強方法がありますか?

SASを学ぶためには、参考書や問題集、学習サイト、勉強会への参加といった方法があります。

Q. SASエンジニアの平均年収はどのくらいですか?

スキルや経験によって異なりますが、企業に勤めるSASエンジニアの平均年収は595万円程です。

Q. SASエンジニアは、どのような企業から需要がありますか?

SASエンジニアは、医療、製薬、金融、データ分析といった分野の企業から需要があります。

Q. SASエンジニアの仕事内容を教えてください。

SASエンジニアの仕事内容は、データの処理・分析、システム開発・運用、分析結果の集計などです。

※本記事は2022年9月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

SAS案件を提案してもらう

役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。

関連案件

フリーランスの案件探しを エージェントがサポート!

簡単60秒

無料サポート登録

  1. STEP1
  2. STEP2
  3. STEP3
  4. STEP4
  5. STEP5
ご希望のサポートをお選びください

ログインはこちら