プロジェクトマネージャーの平均年収は?稼ぐために必要なスキルを紹介

「年収アップのためにプロジェクトマネージャーになりたいけど、実際にどれくらい稼げるの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

この記事では、プロジェクトマネージャーの年収相場や、他職種との収入の比較を紹介します。さらに、稼げるプロジェクトマネージャーになるために必要なスキルを解説しています。

プロジェクトマネージャーの年収相場を知りたい方、より高収入を目指すための方法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

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プロジェクトマネージャー(PM)とは?

プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトの成功に向けて全体を統括する職種です。

プロジェクトマネージャーの主な役割は、プロジェクトの計画立案や進捗管理、リソース配分、リスク管理などを行い、目標達成に向けてチームを導くことです。プロジェクト終了後は、報告書の作成や評価を行い、今後に向けて改善点を探ります。

近年はDXを推進する企業が増えており、IT業界に限らずさまざまな業界でシステムやアプリケーション開発のニーズが高まっています。一方で、開発を主導するプロジェクトマネージャーは人材不足の傾向にあり、スキルがあれば年収アップを狙えるでしょう。

プロジェクトマネージャーになるか迷う場合は、自分に適性があるか見極めるのがおすすめです。以下の記事では、プロジェクトマネージャーの適性について詳しく解説しています。
プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人・向いてない人。必要なスキルや資格は?

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プロジェクトマネージャーの年収相場

プロジェクトマネージャーの平均年収は、雇用形態や経験、スキルによって異なります。ここでは、正社員とフリーランスの年収相場について詳しく見ていきましょう。

正社員の年収

厚生労働省の職業情報提供サイトによると、プロジェクトマネージャーの平均年収は約752円です(2025年6月現在)。

正社員のプロジェクトマネージャーの年収は、年齢や経験年数、スキルによって変動します。以下、同じ厚生労働省のサイトをもとに、条件別の年収相場を見ていきましょう。

年齢別の年収

プロジェクトマネージャーの年齢別の年収相場は、以下の通りです。

会社員プロジェクトマネージャーの年収

職業情報提供サイト(job tag)の情報をもとにレバテックが作成

20代から40代前半にかけて年齢とともに年収は上がり、40~44歳で最も高い904万円になっています。

参考:プロジェクトマネージャ(IT)| 職業情報提供サイト(job tag)

経験年数別の年収

プロジェクトマネージャーとしての経験年数も年収に大きく影響します。経験年数別の平均年収は以下の通りです(職業情報提供サイトの「経験年数別の所定内給与額」に12を掛けた数値を年収として扱っています)。

  • 0年:463万円
  • 1~4年:431万円
  • 5~9年:513万円
  • 10~14年:548万円
  • 15年以上:573万円

経験年数が長くなるほど年収は上昇する傾向にあります。経験を積むと複雑で大規模なプロジェクトに対応できるようになるため、給与額が上がると考えられるでしょう。

参考:プロジェクトマネージャ(IT)| 職業情報提供サイト(job tag)

スキル別の年収

プロジェクトマネージャーの年収は、スキルによっても変わってきます。ITSSレベルに応じた年収は以下の通りです。なお、ITSSレベル(ITスキル標準)とは、ITスキルを7段階で評価する指標です。

  • ITSSレベル3:600万円~925万円
  • ITSSレベル4:650万円~950万円
  • ITSSレベル5以上:700~1,100万円

このデータからは、豊富な経験を積んでスキルアップするほど、高収入を得られることが分かります。

参考:プロジェクトマネージャ(IT)| 職業情報提供サイト(job tag)

フリーランスの年収

レバテックが保有する情報によると、フリーランスのプロジェクトマネージャーの平均年収は940万円です(※1)。

フリーランスの場合、年収は経験年数やスキルのほか、案件の受注数などに左右されます。また、常に仕事があるとは限らないため、案件の受注状況によっては年収が不安定になるおそれもあるでしょう。

※1:レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年6月時点)

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【どのくらい違う?】他職種との年収比較

プロジェクトマネージャーの年収は、ほかのエンジニア職と比較して高水準と言われています。

実際にどのくらいの差があるのか、レバテックのデータをもとに比較してみましょう。まずは会社員のエンジニア職の年収を紹介します。なお、レバテックのデータによる会社員プロジェクトマネージャーの平均年収は483万円です(※2)。

【会社員エンジニアの平均年収】(※2)

エンジニアの種類 平均年収
フロントエンド
エンジニア
460万円
サーバーサイド
エンジニア
409万円
組込・制御
エンジニア
347万円
モバイルアプリ
エンジニア
455万円
サーバー
エンジニア
395万円

※2:レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年6月時点)

次に、フリーランスエンジニアの平均年収を紹介します。レバテックのデータによるフリーランスのプロジェクトマネージャーの平均年収は940万円です(※1)。

【フリーランスエンジニアの平均年収】(※1)

エンジニアの種類 平均年収
フロントエンド
エンジニア
862万円
サーバーサイド
エンジニア
814万円
組込・制御
エンジニア
731万円
モバイルアプリ
エンジニア
891万円
サーバー
エンジニア
783万円

この比較からは、プロジェクトマネージャーの年収が他のIT系職種と比べて高い傾向にあることが分かります。

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プロジェクトマネージャーの年収が高い3つの理由

プロジェクトマネージャーの年収がほかの職種と比べて高くなる傾向にある理由には、主に以下の3つが挙げられます。それぞれの理由について説明していきます。

1.プロジェクトの責任者だから

プロジェクトマネージャーの年収が高い理由の一つは、プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体の成功に対して責任を負う立場であることにあります。

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画立案から実行、完了まで、すべての段階で意思決定を行う必要があります。また、予算管理やリスク管理も担当し、問題が発生した際には迅速に対応しなければなりません。

このような責任を担うことに対する報酬として、プロジェクトマネージャーの年収は高く設定される傾向にあります。

2.多様なスキルが必要だから

技術的な知識だけでなく、さまざまなソフトスキルが求められることも、プロジェクトマネージャーの年収が高い一因になっています。プロジェクトマネージャーに必要なスキルには、以下のようなものがあります。

  • コミュニケーション能力
  • 問題解決能力
  • スケジュール管理スキル
  • 予算管理能力
  • 交渉力
  • リスク管理能力

これらのスキルを総合的に持ち合わせている人材は貴重で市場価値が高くなりやすく、年収額が高くなる傾向です。

3.需要が高いから

最近は、需要と供給のバランスから、優秀なプロジェクトマネージャーの獲得競争が激しくなっており、それが年収の上昇につながっています

プロジェクトマネージャーの需要は多くの業界で高まっており、特にIT業界では、DXの進展に伴い、複雑なプロジェクトを管理できる人材がますます求められるようになっています。経験豊富なプロジェクトマネージャーは特に貴重な存在で、高額な報酬を得られる可能性が高いでしょう。

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プロジェクトマネージャーになって今より年収アップするために必要なスキル

プロジェクトマネージャーとして年収アップを目指すには、以下のようなスキルを磨きましょう。

  • コミュニケーション能力
  • 問題解決能力
  • マネジメント力
  • ITスキル

コミュニケーション能力は、チームメンバーやステークホルダーとの情報共有や合意形成に不可欠です。プロジェクト進行中に発生する課題に対処するためには、問題解決能力も欠かせません。プロジェクト全体を統括し、目標達成に向けてチームを導くためには、マネジメント力も求められます。

さらに、プロジェクトを管理するには、ITスキルも必要です。どのようなITスキルが必要かはプロジェクトによって異なりますが、ソフトウェアの開発プロジェクトであれは、メンバーのレビューを行えるレベルのプログラミングスキルがあった方が良い場合もあります。

これらのスキルを総合的に向上させることで、プロジェクトマネージャーとしての市場価値が高まり、年収アップの可能性が高まるでしょう。

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プロジェクトマネージャーがさらに年収を上げる方法

プロジェクトマネージャーとしてさらに年収を上げるためには、専門性の高い知識を身につけたり、上流のプロジェクトに参画したりする方法があります。

ここでは、プロジェクトマネージャーが年収アップするための具体的な方法をご紹介します。

資格を取得し専門性を高める

業界で認知度の高い資格を取得することで、プロジェクトマネージャーとしての専門性を客観的に証明でき、年収アップにつながります。プロジェクトマネージャー関連の資格には以下のようなものがあります。

資格名 概要
プロジェクト
マネージャー試験
独立行政法人情報処理推進機構
(IPA)が認定する国家資格
PMP試験 米国のPMI(Project Management Institute)
が認定する国際資格
P2M試験 日本のプロジェクトマネジメント協会が認定する
プロジェクトマネジメントの実践力を証明する資格
PMOスペシャリスト
認定資格
日本PMO協会が認定するPMO業務
で必要な知識を証明する資格

プロジェクトマネージャーにおすすめの資格についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
プロジェクトマネージャー(PM)におすすめ資格7選!難易度や勉強方法も紹介

より上流のプロジェクトに参画する

プロジェクトマネージャーとして年収アップしたいなら、上流のプロジェクトに参画できる職場を選ぶのも効果的です。

IT業界では、一次請けの企業ほど予算をコントロールしやすく、利益率が高い傾向にあります。利益率が高ければ社員に還元される報酬額も大きくなるため、SIerに転職する際は、商流の上部に位置する企業を目指すと良いでしょう。

フリーランスとして独立する

フリーランスのプロジェクトマネージャーとして独立することも、年収アップの選択肢の一つです。フリーランスになることで、自身のスキルや経験に応じた報酬を直接交渉できる可能性が高まります。高度な専門性や希少なスキルを持つ人ほど、高単価な案件を獲得しやすく、市場価値に見合った報酬を得られるでしょう。

ただし、フリーランスは会社員のように毎月の収入の保証がない点に注意が必要です。案件を獲得するには、自分で営業を行うか、営業の手間を省きたい場合はエージェントを使うといった工夫をしましょう

レバテックフリーランスでは、フリーランスのプロジェクトマネージャー向けの案件の提案を行っています。レバテックが保有する案件の一覧は以下のページをご覧ください。
プロジェクトマネージャー(PM)の求人・案件一覧

複数のプロジェクトを掛け持ちする

複数のプロジェクトを同時に掛け持ちすることでも、年収を増やせる可能性があります。会社員の場合、本業とは別に副業でプロジェクトに参画することで収入を増やせます。フリーランスも、複数のクライアントと取引を行えばそれだけ収入アップを図れるでしょう。

ただし、複数プロジェクトを掛け持ちすると、プライベートの時間が減ったり、過労から仕事の質が落ちたりするおそれがあります。複数プロジェクトを掛け持ちする際は、プロジェクト間の優先順位を明確にする、定期的に自身の状況を見直し業務量を調整するといった気配りが必要です。

※本記事は2025年6月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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