Objective-Cのスキルを活かしてフリーランスになるには? | レバテックフリーランス
Objective-Cのスキルを活かしてフリーランスになるには?
「Objective-Cのスキルを活かしてフリーランスになるにはどうすれば良い?」と疑問に思っているエンジニアの方はいませんか。
この記事では、Objective-Cフリーランスになるための案件獲得や、フリーランスになるために習得すべきスキルを紹介します。Objective-Cの単価相場や収入アップのコツも紹介するので、フリーランスを目指す方や、独立後の収入をイメージしたい方はぜひご覧ください。
目次
Objective-Cとは?
Objective-Cは、C言語にオブジェクト機能を持たせた言語として1983年に開発されたプログラミング言語です。
主に、Apple社製品向けのアプリケーション開発に使用され、iOSやmacOSアプリケーションの開発において中心的な役割を果たしてきました。近年ではAppleが新しいプログラミング言語であるSwiftを導入したことにより、Objective-Cがアプリの新規開発に使用される頻度は減少しつつあります。
それでも、多くの既存アプリケーションがObjective-Cで書かれているため、アプリの保守や運用においては依然として需要が高い状態が続いています。
ただ、現在iOSのアプリ開発者を目指す人が学習する言語はSwiftが主流となっています。Objective-Cエンジニアとしてフリーランスになる場合も、Swiftを習得することで対応できる案件の幅を広げられるでしょう。
フリーランス向けObjective-Cの案件例
Objective-Cのスキルを活かしてフリーランスになるには、まずはどんな案件があるのかを知っておきましょう。
以下に、主なObjective-C関連の案件例を紹介するので、どんな案件が受注できるのかをイメージする参考にしてください。
iOSアプリの開発
iOSアプリの開発は、Objective-Cを使用するフリーランスエンジニアにおすすめの案件の一つです。近年はスマートフォンやタブレットの普及によって多くの企業がiPhoneやiPad向けアプリケーションの開発を行っており、高い需要を見込めるからです。
アプリ開発で関わる領域は案件によって異なり、仕様書をもとにコーディングを担当することもあれば、設計からリリースまでの全工程に携わることもあります。
既存のiOSアプリの保守・運用
Objective-Cのスキルを活かして、既存のiOSアプリの保守・運用案件を受注することもできます。最近はSwiftによる開発が増えているものの、過去に開発された多くのiOSアプリはObjective-Cで構築されており、継続的なメンテナンスの需要があります。
保守・運用の業務に含まれるのは、バグの修正や新機能の追加、プログラムやシステムに不具合が起こった場合の対応などです。
Objective-CアプリのSwiftへの移行
Objective-CアプリのSwiftへの移行は、近年需要が高まっている案件の一つです。Appleが新しい言語としてSwiftを推奨していることから、多くの企業がObjective-Cアプリケーションを徐々にSwiftに移行しようとしています。
既存のObjective-Cコードを解析し、同等の機能をSwiftで再実装するスキルがあれば、移行案件を受注できるでしょう。
ゲーム開発
Objective-Cのスキルがあれば、ゲーム関連の案件も受注もできます。Objective-CはiOS向けのゲーム開発で活用されてきた歴史があり、既存アプリのメンテナンスを行う際はObjective-Cの知識を活かせます。
Objective-CとAppleが提供するフレームワークであるSpriteKitを組み合わせることで、2Dゲームを開発することも可能です。また、Appleが提供するMetal APIを使って3Dゲームを開発する際も、Objective-Cのスキルを活かせるでしょう。
【稼げる?】Objective-C案件の単価相場
レバテックが保有するデータによると、Objective-C案件の平均単価は76万円、最高単価は145万円となっています。
ただ、これはあくまで目安であり、Objective-C案件の単価相場は、フリーランスの経験や技術力、案件の難易度などによって異なります。また、フリーランスとして安定した収入を得るためには、継続的に案件を獲得し、自身のスキルを常に向上させることが大切です。
プログラミング言語別の単価については、下記の記事を参照してください。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
Objective-Cフリーランスに必要なスキル
Objective-Cフリーランスとして成功するためには、言語自体の理解に加え、関連する技術やツールの知識が必要です。
以下に、Objective-Cフリーランスに求められる主なスキルを紹介します。
開発環境の知識
Objective-Cを使った開発においては、開発環境の知識が不可欠です。特に、Apple社が提供する統合開発環境であるXcodeの知識は必須といえます。Xcodeを使えば、コードの記述やテスト、バグのチェックなどを効率的に行えます。
また、ゲーム開発案件を受注したい場合は、ゲーム開発用の総合環境であるUnityの知識を習得すると良いでしょう。Unityは2D、3Dの両方に対応しており、さまざまな種類のゲームの開発に活用できます。
Androidアプリの知識
Objective-Cエンジニアとしてアプリ開発を行う際は、Androidアプリの知識も必要です。多くの企業は、iOSとAndroid両方のプラットフォームに対応したアプリケーションを開発しています。そのため、クロスプラットフォーム開発の知識があれば、より多くの案件を獲得できる可能性があります。
具体的には、Androidアプリ開発に使われるKotlinの知識があると良いでしょう。Kotlinは、GoogleがAndroidアプリケーション開発における公式言語として認めている言語です。
データベースに関する知見
フリーランスのObjective-Cエンジニアになるには、データベースの知見も必要です。業務用のアプリケーションでは、検索された内容をデータベースから取得するため、開発にあたってデータベースの知識が求められます。
データベースを制御する際は、MySQLなどのデータベース言語を用います。データベースに関する知見があれば、大規模なデータセットを扱う案件や、複雑なデータ関係を管理する必要がある案件にも対応できるようになるでしょう。
フレームワークを扱うスキル
Objective-Cエンジニアには、さまざまなフレームワークを扱うスキルも求められます。フレームワークとは、アプリケーション開発の土台となる枠組みのことです。
フレームワークには開発に必要な機能が一通り揃っているため、活用することで開発にかかる工数を削減できます。たとえば、UIKitはiOSアプリのユーザーインターフェース構築に必要な機能を揃えたフレームワークで、ボタンやラベルなどのUI要素を実装する際に役立ちます。
フリーランス向けObjective-C案件の探し方
Objective-Cのスキルを活かしてフリーランスになるには、案件の探し方を把握しておく必要があります。
ここでは、代表的な案件の探し方を4つ紹介します。副業を行う際も同様の方法で案件を探せるので、参考にしてください。
フリーランスエージェントに相談する
フリーランスエージェントを利用することで、自分で営業する手間を省いてObjective-C案件を見つけられます。エージェントは、豊富な案件情報と企業とのネットワークを持っているため、経験やスキルに合った案件を紹介してくれます。契約や報酬交渉のサポートも受けられるので、フリーランス初心者も安心して案件を受注できるのがポイントです。
レバテックフリーランスは、ITエンジニアに特化したエージェントです。ご希望をヒアリングしたうえで条件に合った案件のご提案を行うので、フリーランスを目指す方はぜひご相談ください。
レバテックフリーランスが保有する案件の一例は以下のページで確認できます。
Objective-Cの求人・案件一覧
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングサービスは、案件を発注したい企業とフリーランスをマッチングするサービスです。クラウドソーシングサイトでは、自分で検索して案件を探せます。
最初は単価の低い案件を受注し徐々に実績を積み重ねることで、高単価の案件を獲得できる可能性が出てくるでしょう。高評価を得るためには、納期を守り、質の高い成果物を提供することがポイントです。
SNSを活用する
SNSは、Objective-C案件を見つけるうえで有効なツールとなります。X(旧Twitter)やLinkedInなどのSNSを活用することで、案件情報を得たり、人脈を広げたりすることができるでしょう。
SNSを使って案件情報を探す際は、Objective-Cに関連するハッシュタグをフォローしたり、iOS開発者コミュニティに参加し積極的に交流したりするのがおすすめです。SNS上で自身のスキルや実績を定期的に発信することで、案件の受注につながるかもしれません。
知り合いに案件を紹介してもらう
フリーランスは、人脈を活用してObjective-C案件を見つけることもできます。過去の職場の同僚や上司、取引先にフリーランスとして活動していると伝えることで、案件を紹介してもらえる可能性が出てくるでしょう。
注意点は、知人からの紹介に頼りすぎると、案件の選択肢が限られてしまう可能性があることです。自分に合った案件を獲得するには、ほかの方法と組み合わせて案件を探すのが良いでしょう。
フリーランスにありがちな失敗を避ける方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスの失敗例を紹介!対策や独立に成功した人の特徴とは?
稼げるObjective-Cフリーランスになるには
Objective-Cフリーランスとして高収入を得るためには、以下の点を意識しましょう。
- 開発経験を積む
- ほかのプログラミング言語のスキルを身につける
- 上流工程を経験する
異なる業界やプロジェクトでの開発経験を積んでスキルの幅を広げることで、フリーランスとしての市場価値を上げられます。
フリーランスとして一定の経験を積んでスキルを身につけたら、上流工程に挑戦して収入アップを目指すのもおすすめです。要件定義や設計などを手掛ける案件は、責任が大きい分、単価が高い傾向にあります。
また、SwiftなどObjective-C以外のプログラミング言語を習得することで、対応できる案件の幅が広がり、収入アップにつながる可能性があるでしょう。
※本記事は2025年4月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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