C言語の資格・C言語プログラミング能力認定試験の難易度や勉強方法は?

C言語は、プログラミング初心者にとって「習得が難しい」といわれることがあります。C言語を習得するには、独学やスクールに通うほか、資格を取得するのがおすすめです。C言語の資格はいくつかありますが、本記事では、C言語に関する資格「C言語プログラミング能力認定試験」の詳細や難易度、試験勉強の仕方について、詳しく解説します。

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目次

C言語の資格の種類
C言語プログラミング能力認定試験とは?
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C言語の資格の種類

IT技術者向けの資格にはさまざまな種類のものがありますが、C言語の知識が問われる資格には主に下記の2種類があります。

  • C言語プログラミング能力認定試験
  • 基本情報技術者試験

「C言語プログラミング能力認定試験」は、C言語の習熟度が試される試験です。1級、2級、3級に分かれており、事前にどの級を受けるかを指定してから受験します。3級から2級、1級へと上がるレベルは、C言語のスキルアップレベルに該当しています。この資格の試験勉強は、C言語の習熟度を上げる勉強にもなるので、挑戦してみると良いでしょう。また、この資格を持っていれば、就職や転職の際にも有利になる可能性があります。

「基本情報技術者試験」は、C言語のスキルを直接的に証明するものではありませんが、IT技術者であればまずは持っておきたい資格です。IT技術者にとっての資格は、就職や転職に際し、一定のスキルを持っているというアピールになるため、C言語の資格だけではなく基本情報技術者試験のような資格も持っておくと良いでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験

「C言語プログラミング能力認定試験」は、株式会社サーティファイというビジネス能力・技能の試験を主催している会社の認定試験です。年2~3回、全国の会場で試験が実施されています。

この資格の取得に向けた勉強は、そのままC言語のスキルアップに役立つ内容となるため、目標のひとつとして設定すると良いでしょう。合格基準そのものはそれほど高いわけではないため、事前にしっかり勉強しておけば十分合格を狙える資格といえます。

C言語プログラミング能力認定試験についての詳細は、後述します。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催している試験で、IT業務に従事する人材の能力レベルを認定する試験です。

※参考 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「基本情報技術者試験」

試験の出題範囲としては、ソフトウェアを作る基礎的な知識、データベースを扱う技術、ネットワーク等の通信制御技術、セキュリティ管理、システムの開発工程の知識などが含まれます。また、プロジェクトマネジメント、システム戦略、経営戦略といった問題も出題されます。

過去10年ほどの合格率は、25%前後で推移しており、決して高いとはいえません。試験で問われる知識は、IT技術者に共通して必要なものであり、システム開発業務の経験者には当然の知識も含まれますが、初心者が合格を狙うには、少々難しい内容となっています。

試験は午前と午後に分かれており、試験時間はそれぞれ150分です。午後の試験ではC言語、Java、Python、アセンブラのいずれかのプログラミング言語か、もしくは表計算ソフトを選択して解答する問題があるため、C言語のスキルがあると役立ちます。

※参考 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」

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C言語プログラミング能力認定試験とは?

資格名 C言語プログラミング能力認定試験
運営 株式会社サーティファイ
試験日 3級 : 年3回(1月、6月、9月)
1級・2級 : 年2回(1月、6月)
受験料 3級 : 5,200円(税込)
2級 : 6,400円(税込)
1級 : 7,800円(税込)
合格基準 得点率60%以上
受験資格 なし
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/js/cp/

C言語プログラミング能力認定試験の概要

C言語プログラミング能力認定試験は、年2~3回、全国の会場で実施されます。あらかじめ受験する級(1~3級のいずれか)を指定して申し込みますが、受験料は上位の級ほど高くなります。

合格率は70%前後で、事前にしっかり準備しておけば合格できるレベルです。合格すれば、就職や転職においても有利に働く可能性があるでしょう。

試験日程・試験会場

2020~2021年の試験日程では、3級の試験は1月・6月・9月の年3回、1級と2級の試験は1月・6月の年2回、いずれも日曜日に実施されます。

会場は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡で行われますが、2021年度1月の試験については、新型コロナウイルス感染症の影響により、札幌会場以外はすべて中止となりました。

受験の申し込みは、試験日の約1ヶ月前に締め切られます。株式会社サーティファイの公式サイトから申し込むか、郵便払込取扱票を使って郵便局から申し込む、または公開試験受験申込書を事務局に郵送することで申し込みが可能です。

受験料

受験料は、1級が7,800円、2級が6,400円、3級が5,200円です(いずれも税込み)。なお、団体受験を申し込む場合には、割引受験料が適用されます。

Webサイトからのオンライン申し込みの場合は、クレジットカード決済、コンビニエンスストア払い、銀行振り込みのいずれかを選択できます。受験票の取得方法は、オンライン表示、郵送の2つから選択可能です。

なお、「郵便振込取扱票」による申し込みの場合は、郵便局での払い込みとなり、「公開試験受験申込書」の郵送による申し込みでは、銀行振り込みとなります。

合格率

C言語プログラミング能力認定試験の累計受験者数は、2020年3月末時点で17万8,789名となっており、2019年度の平均合格率は73.0%でした。合格基準は、全級ともに得点率60%以上です。

取得するメリット

C言語プログラミング能力認定試験に合格すると、自分のスキルを周囲に理解してもらいやすくなるというメリットがあります。仕事に関連する資格を取ると資格手当が支給される会社であれば、年収アップにも役立ちます。

そのほか、若手人材の採用判断基準である向上心や学習意欲をアピールすることにつながるので、就職や転職の際に有利になる可能性があるでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験の難易度

「C言語プログラミング能力認定試験」は、1級・2級・3級に分かれており、出題内容も難易度も級別に変わります。1級については、あらかじめ用意されたプログラムの変更作業が試験課題となりますが、2級・3級は公式サイトで出題範囲が細かく公開されており、その内容をしっかり覚えておくことが重要になります。

特に、普段あまり使わないライブラリ関数のパラメーターなどは忘れがちな内容なので、しっかりと覚えておくことが必要です。

2級・3級の試験内容は、内容と数の差こそあれ、変数定義とライブラリ関数の知識が中心であるため、きちんと対策すれば難易度はそれほど高いとはいえないでしょう。「しっかり覚えて身につけること」が重要で、それはC言語のスキルアップに直結する内容でもあります。

1級の出題内容は、実際に業務でも発生する内容であり、実践的といえるでしょう。勉強も大切ですが、経験がものをいう部分も大きくなっています。特に「他人が作ったプログラムを読む力」という、実践において重要な内容が問われます。したがって1級は、基本的にはある程度の経験と実績を積んでから受けるべき試験といえます。「2級を取ったから次は1級」と簡単に考えず、まずは2級の取得を目指し、実戦経験を十分に積んでから1級にトライしてみることも視野に入れましょう。

3級

3級では、C言語を使って応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できるかどうかを試されます。出題範囲としては、「include」などの使用する関数を含んでいるライブラリの指定、各種変数定義から始まり、「while」「break」などのループ制御構文、ライブラリ関数、基本入出力関数、文字操作関数などが含まれます。また、四則演算、配列の演算子、論理関係演算子も出題されます。

3級で出される問題は基本的な知識ですので、しっかり勉強すれば初心者でも十分に合格可能です。ただし、定数ながら8進定数、16進定数も出題されるため、注意が必要です。

進数がなぜ注意が必要なのかというと、C言語は2進数よりも、8進数や16進数が多く使われるためです。現在のコンピュータは、原則としてデジタル回路です。デジタル回路とは、0と1だけで動く2進数の回路です。現在のコンピュータのCPUは、基本的に2進数で動いているため、プログラミング初心者の人は、まずは2進数を理解する必要があります。

しかし、0と1の状態を表現するのに「10100001」と表現していたら分かりにくいので、他にも8進数や16進数に変換します。そのため、C言語をマスターするには、2進数に加えて8進数や16進数も覚えなければなりません。

まずは、「ビット(bit)」と「バイト(Byte)」の概念をしっかり勉強してから2進数を理解しましょう。2進数が理解できれば、8進数も16進数もそれほど難しくはないはずです。

C言語が主に使われる制御系のシステム開発は、16進数と聞いただけでビットが頭に浮かぶほどの慣れが必要な仕事ともいえるので、試験を通してできるだけ早めに慣れておきましょう。

2級

2級では、500ステップ程度のプログラムが適切に書けるかどうかと、アルゴリズムの理解度が試されます。具体的な出題内容は3級の内容と同じですが、「浮動小数点変数」が追加されます。

8進数、16進数にも「文字定数」が加わります。C言語における16進数の文字定数は、「ASCIIコード」であることを学ぶ必要があります。また、演算子には構造体が追加されます。

さらに、「ポインタ変数」についても登場します。ただし、2級で出題されるポインタ変数は「メモリのアドレス」であることを知っていれば十分という程度の内容です。ライブラリ関数も3級と比べてかなり多くなります。

構造体とポインタ変数は、初心者の人がC言語を学ぶ際に時間のかかりやすい箇所です。特に、ポインタ変数を理解するには、CPUとメモリの関係というハードウェア的な内容を先に理解する必要があります。どの参考書もこの説明には苦労していますが、「メモリのアドレスは16進数である」ということを覚えておくと理解が進むでしょう。

3級より必要な勉強量は増えますが、ポインタ変数が理解できれば、初心者の人でも合格が期待できるでしょう。

1級

1級では、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できるかどうかと、OSについての理解度が試されます。

具体的には、「アスレチッククラブ会員管理プログラム」というテーマプログラムが示されるので、それに対する仕様変更、仕様追加等の課題が出され、プログラムに変更を加える内容となります。既存プログラムの変更作業ですので、「変更仕様書」の作成も行います。また、ここでは自分ではなく「他人が作ったプログラム」を読みこなせるかどうかも試されます。

実際に現場に入ってみると、「他人が作ったプログラムを読みこなす能力」というのが、いかに重要であるかを知ることになるでしょう。システム化が普及した現在、「新規プロジェクト」だけでなく、「既存システムの変更作業」も多くあります。

つまり、1級保持者は「即戦力」ともいえる知識を求められているといえます。1級は、基本的に実務経験を数年積んでからでなければ、合格するのは難しいでしょう。まずはC言語の技術者として、ある程度の経験と実績を積むことをおすすめします。

C言語プログラミング能力認定試験の勉強方法

「C言語プログラミング能力認定試験」の勉強は、そのままC言語の勉強方法となります。この試験の取得に有効な勉強方法としては、主に下記の2つが挙げられます。

  • 過去問で対策する
  • 参考書で独学する

過去問で対策する方法とは、過去に出た問題から出題傾向をつかんで効率的に勉強することです。まずは参考書で基礎知識を身につけ、それから過去問でしっかり対策を取るのが有効です。

過去問で対策する

公式サイトに各級のサンプル問題と解答が掲載されているほか、株式会社サーティファイから各級の公式問題集が発売されています。過去問にもとづいた問題集は他社からも市販されていますが、特に主催元から発行された問題集を活用するのは有効だといえるでしょう。

こういった過去問の問題集で勉強するのは効率的ですが、ただ単に丸暗記してしまうのでは意味がありません。これまであまり使ったことのないライブラリ関数、ループ制御、ロジックの使い方、応用法から自分で別途に問題を考え、試してみましょう。頭で考えるだけではなく、手を動かす作業も一緒に行うことで、知識が身につきやすくなります。

参考書で独学する

参考書で独学する場合、公式サイトで推薦図書として『新訂 新C言語入門 シニア編』(林晴比古=著、ソフトバンククリエイティブ)、『わかりやすいC 入門編』(川場隆=著、秀和システム)、『スッキリわかるC言語入門』(中山清喬=著、インプレス)の3冊が紹介されています。

これも単に丸暗記するだけでは、意味が薄くなってしまいます。本に書かれている内容を実際に自分でもプログラムとして作って動かしてみる、あるいは出てくる関数を使い、自分で独自のプログラムを作って動かしてみるなどの実践的作業をしていくことで、知識が身についていくでしょう。

関連記事 : プログラマーになるための勉強法|プログラミング初心者におすすめの学習内容

C言語のスキルを証明して就職や転職に活かそう

独立行政法人情報処理推進機構が発行した「組込みソフトウェア開発データ白書2019」でも示されているように、C言語は組み込み・制御系のソフトウェア開発を中心に現在でも高い需要があります。

※参考 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「組込みソフトウェア開発データ白書2019」

C言語エンジニアとして就職・転職を考えている場合は、C言語プログラミング能力認定試験を取得しておくと、役立つ可能性があるでしょう。

関連記事 : 組み込みエンジニアの資格|仕事内容やスキル、将来性、年収も解説

最後に

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