副業で60万円稼いだら税金はいくら?所得税・住民税の計算を解説

副業で年間60万円の収入を得た場合「税金はいくらになるの?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか?会社員としての年収や計上する経費によっても、副業の税額は大きく変わります。

この記事では、副業で60万円稼いだ際の所得税・住民税の計算方法、年収別シミュレーション、納税方法、そして効果的な節税対策までわかりやすく解説します。副業の税金に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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そもそも所得税とは?

所得税とは、1年間(1月1日~12月31日)に得た所得に対してかかる税金です。

給与所得や事業所得、不動産所得など、所得の種類によって税金の計算方法が異なります。所得から一定の金額を差し引くことができる控除があり、控除後の所得金額に応じて税率が決まります。

所得税は、納税者の所得に応じて税率が変わる累進課税制度が採用されています。所得が多ければ多いほど税率が高くなる仕組みです。

参考:No.2260 所得税の税率|国税庁

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そもそも住民税とは?

住民税とは、住んでいる都道府県や市区町村に納める税金です。前年の所得を元に計算され、所得割(所得の金額に応じてかかる税金)と均等割(所得に関係なく一律でかかる税金)の2種類があります。

住民税は、住んでいる地域によって異なります。そのため、同じ所得であっても、住んでいる場所によって納める税金の金額が変わる可能性があります。

参考:総務省|地方税制度|個人住民税

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副業60万円のときの税金の計算方法

ここでは、副業で60万円の所得があった場合の所得税と住民税の計算方法について解説します。

所得税の計算方法

副業の所得が60万円の場合、所得税は以下のように計算できます。

1. 収入 - 必要経費 - 給与所得控除 ( - 各種所得控除額 ) = 課税所得金額
2. 課税所得金額 × 税率 - 税額控除額 = 所得税額

なお、税率は本業と副業を合わせた所得の金額によって5%から45%まで変わります。

詳しい計算方法について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
フリーランスの所得税の計算方法は?年収500万円の税率や納付額

住民税の計算方法

住民税は、前年の所得を元に計算されるため、副業で60万円の所得があった場合は、翌年の住民税から増額されます。

住民税の計算方法は、お住まいの都道府県や市区町村によって異なりますが、一般的には以下のようになります。

住民税額 = 前年の課税所得金額 × 税率10% - 税額控除額 + 均等割(定額)

参考:特別区民税・都民税(個人住民税)の概要・税額の計算方法|品川区

なお、上記はあくまで一般的な計算方法であり、控除や税率などは、個々の状況によって異なります。実際の手続きに際しては、税務署や専門家にご確認ください。

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【年収別】副業で60万円の場合の税額シミュレーション

副業で年間60万円の収入を得られた場合、税金はどうなるのでしょうか?会社員の年収別に、副業で60万円の収入を得た場合の税額をシミュレーションしていきます。

会社の年収が300万円の場合

年収300万円で副業の所得が60万円の場合、副業に対する所得税と住民税で合わせて約9.0万円の税金が上乗せされます。

項目 金額
所得税 約3.0万円
住民税 約6.0万円

会社の年収が400万円の場合

年収400万円で副業の所得が60万円の場合、副業に対する所得税と住民税で合わせて約10.6万円の税金が上乗せされます。

項目 金額
所得税 約4.6万円
住民税 約6.0万円

会社の年収が500万円の場合

年収500万円で副業の所得が60万円の場合、副業に対する所得税と住民税で合わせて約12.0万円の税金が上乗せされます。

項目 金額
所得税 約6.0万円
住民税 約6.0万円

会社の年収が600万円の場合

年収600万円で副業の所得が60万円の場合、副業に対する所得税と住民税で合わせて約15.0万円の税金が上乗せされます。

項目 金額
所得税 約9.0万円
住民税 約6.0万円

会社の年収が700万円の場合

年収700万円で副業の所得が60万円の場合、副業に対する所得税と住民税で合わせて約18.0万円の税金が上乗せされます。

項目 金額
所得税 約12.0万円
住民税 約6.0万円

なお、以上で紹介した所得税、住民税の目安は「副業すると税金はいくら増える?年収別シミュレーション」を参照しています。

なお、レバテックフリーランスでは、副業におすすめの案件も紹介しています。また案件の提案だけではなく営業代行や交渉代行にもご対応しますので安心して仕事に専念していただけます。ご相談からでも、お気軽にご利用ください。

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副業所得20万円を超えたら確定申告が必要になる

副業で得た所得が年間20万円を超えると、基本的には確定申告を行う必要があります。副業で60万円を稼いだ場合も、確定申告が必要になる場合が多いでしょう。

また、医療費控除を受けたい場合など、所得が20万円以下になったケースでも確定申告をしたほうが良いことがあります。

この基準に関して、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【20万円ルール】副業所得20万以下でも確定申告・住民税申告は必要?

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副業で使えるおすすめの節税方法3選

適切な対策を講じることで、副業の税負担は減らせる余地があります。ここでは、副業で使えるおすすめの節税方法を3つご紹介します。

青色申告で税金負担を軽減

確定申告には、白色申告と青色申告の2種類の方式があります。

青色申告とは、事業所得や不動産所得などの所得がある人が、複式簿記など一定の記帳方法で作成した帳簿に基づいて申告を行う方法です。

事業所得であれば、青色申告を行うことで、最大65万円の控除などいくつかのメリットを受けることができます

青色申告にはどのようなメリットがあるのか?そもそも自分の副業が事業所得になるのかどうかについて知りたい方は、これらの別記事を参考にしてみてください。
青色申告と白色申告の違いを解説 | レバテックフリーランス
副業が事業所得になる基準は?300万問題や帳簿の準備について解説!

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄付を行うことで、所得税や住民税の控除を受けられる制度です。ふるさと納税で寄付した金額のうち、2,000円を超える部分が住民税から控除されます。

支払い額そのものは減りませんが、副業で収入が増えた場合、ふるさと納税を活用することで、お得に生活用品や食品を手に入れることができます。
確定申告で税金が還付される?初心者のための「ふるさと納税」 | レバテックフリーランス

クレジットカード払いでポイントを貯める

副業に関わる経費をクレジットカードで支払うことで、ポイントを貯めることができることがあります。貯めたポイントは、現金や商品券として使えるため、実質的な節税効果が期待できます。

ただし、クレジットカードで支払う場合は、家計の支出と副業の支出を明確に分けて管理することも大切になります。
個人事業主が口座を分けないとどうなる?事業用口座のメリットや手続きも解説 | レバテックフリーランス

※本記事は2024年6月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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