SE(システムエンジニア)からの転職は難しい?成功のポイントを紹介 | レバテックフリーランス
SE(システムエンジニア)からの転職は難しい?成功のポイントを紹介
「システムエンジニアから転職は難しいのかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、システムエンジニアからの転職がしやすい職種例を、IT系と異業種に分けて紹介します。システムエンジニアが転職を成功させるためのポイントや、システムエンジニアのまま働き方を改善する方法もまとめました。新たなキャリアに挑戦したい方、今の働き方を見直したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
システムエンジニアから転職するのは難しい場合がある
システムエンジニアからの転職は、IT業界内の職種であれば比較的しやすいですが、異なる業界・業種への場合は難しい傾向があります。システムエンジニアとして培った技術的なスキルは専門性が高く、営業職や企画職などの他の職種では活かす場面が少ないからです。
ただし、転職の難しさは個人のスキルや経験、転職先の業界によって異なります。たとえば、プロジェクトマネジメントやデータ分析など、システムエンジニアの経験を部分的に活かせる職種への転職は、比較的スムーズに進む可能性があります。
システムエンジニアが転職を考える理由
厚生労働省の「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」によると、システムエンジニアも含むIT・デジタル人材の直近の転職の主な理由として「収入を上げたかったから」「会社の経営方針や社風に不満があったから」「上司との関係など職場の人間関係に不満があったから」が上位を占めていました。
参考:IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業|厚生労働省
収入を上げるなら、正社員として転職するのではなく、フリーランスとして活動するのもおすすめです。「自分がフリーランスとして活動できるか不安」「本当に収入が上がるのか知りたい」という人は、エージェントに相談しましょう。
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システムエンジニアから転職可能なキャリアの例
システムエンジニアからの転職を実現するには、まずは就職しやすい職種を知っておくと良いでしょう。
ここでは、IT業界内での職種例と、業界・業種の異なる職種例を紹介します。
また、システムエンジニアとひと口にいってもその分類は多岐にわたります。システムエンジニアの種類について整理した上で検討したいという方は、以下の記事もご覧ください。
SEの職種一覧!業務の領域別に分かりやすく分類、キャリアパスも解説
IT業界内の異業種を目指すパターン
IT業界内での転職は、システムエンジニアとして培った論理的思考力や問題解決能力、技術的スキルなどを活かしやすいため、さまざまな職種を目指せます。それぞれの職種について詳しく見ていきましょう。
社内SE
社内SEは、企業内のITシステムの管理や運用を行う職種です。主に、社内システムの構築や保守、社員のサポート、トラブルシューティング、セキュリティ管理、IT戦略の立案などを行います。
企業によっては、社内向けのシステム開発を行う場合も多いです。社内のシステムを扱うため、IT企業だけでなくさまざまな業界のなかから企業を選べます。
また、社内SEへの転職では、事業に対する理解が必要で、 企業によっては特定の業界・業務知識を求められる場合もあります。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの視覚的なデザインや使いやすさを設計する職種です
Webデザイナーの業務範囲は多岐に渡り、Webサイトのレイアウト設計やグラフィックデザインの作成、UI/UX設計などを行います。場合によっては、コーディングやクライアントとのコミュニケーション、Webサイトのテストと修正なども担当します。
ただし、企業やプロジェクトによって担当する業務範囲が異なる点には注意です。これらの業務を一人で担当することもありますが、大規模な組織では分業化が進み、Webデザイナー以外にUI/UXデザイナー、グラフィックデザイナーなど、専門性の高い職種が担当する業務も少なくありません。
Webデザインでは、ReactやVue.jsなどのJavaScriptフレームワークを使用する場合があるため、これらのスキルを持つシステムエンジニアは転職しやすいでしょう。
そのほかWebデザイナーのスキル習得方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
Webデザイナーは独学で目指せる?学習方法や成功の秘訣を解説
Webマーケター
Webマーケターは、インターネットを活用して商品やサービスのプロモーションを行い、ビジネス目標の達成を目指す職種です。以下のようなさまざまな手法を用いて、認知度向上やリード獲得、売上増加などを目指します。
- SEO対策:Webサイトを検索結果の上位表示させ、サイトへのアクセス数を増やす
- コンテンツマーケティング:価値あるコンテンツを提供し顧客獲得や育成を目指す
- Web広告運用:Web上に広告を掲載し、アクセス数やコンバージョン数を増やす
Webマーケターへの転職では、マーケティング戦略の立案、効果測定、顧客理解、市場分析などのスキル習得が必要となります。
ほかにも、Webマーケターには、Webサイトの企画・改善において、サイトのパフォーマンス最適化が求められます。その際、エンジニアとしての経験があれば、表示速度の改善、モバイルフレンドリー対応、セキュリティ対策といった技術的な課題を理解し、具体的な解決策を提案できるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業のIT戦略の立案や課題解決を支援する職種です。IT戦略の立案と提案、システム導入のアドバイス、プロジェクトマネジメント、業務プロセスの改善など幅広い分野をカバーします。
システムエンジニアからの転職で活かせるスキルは、ITに関する深い知識です。システムエンジニアは、システム開発を行う上で、OSやネットワーク、データベース、セキュリティなど、ITに関する知識を活かします。ITコンサルタントは、顧客のIT環境を理解し、適切なソリューションを提案するために、幅広いIT知識が必要となるためです。
そのほかにも、ITコンサルタントになるには、プレゼンテーション能力や交渉力、リーダーシップ、プロジェクトマネジメントスキル、業界知識、財務会計の知識など、幅広いビジネススキルが必要です。
業界・業種の異なる職種を目指すパターン
IT業界内での転職と比べると難易度は高いですが、システムエンジニアは業界・業種の異なる職種へ転職することも可能です。ここでは、システムエンジニアからの転職を実現しやすい業界・業種の異なる職種として、営業職と事務職を取り上げて説明します。
営業職
システムエンジニアからの転職でおすすめな職種の1つには、営業職が挙げられます。システムエンジニアと営業職には、顧客ニーズの分析に基づき最適なソリューションを提案するという共通点があるからです。
また、チーム内や顧客とのコミュニケーションを通して培われた高いコミュニケーション能力も、顧客や他部署とのやりとりが多い営業職において大きな強みとなるでしょう。
そのため、どの分野でも活躍できる可能性があります。特にIT機器関連事業を行う企業では、技術的な観点をしっかり把握したうえで顧客に提案ができるため、これまでに培ったITスキルを活かせるでしょう。
事務職
システムエンジニアからの転職では、事務職もおすすめな職種の1つです。システムエンジニアとして身につけた論理的思考力やオフィスソフトの操作、データ管理などのスキルは、事務作業の効率化に役立つからです。
加えて、プロジェクト管理の経験は、事務職でのタスク管理や締め切り管理に活かせるでしょう。チームでの作業に慣れているため、社員との円滑なコミュニケーションも期待できます。
システムエンジニアが転職を成功させるためのポイント
システムエンジニアが転職を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、転職を成功に導くための3つの主要なポイントについて詳しく説明します。
強みとなるスキルを整理する
システムエンジニアからの転職を成功させるためには、まず自身の強みとなるスキルを整理することが重要です。システムエンジニアとしてのハードスキルだけでなく、ソフトスキルも含めて包括的に洗い出しましょう。
強みとなるスキルの代表例は、以下の通りです。
ハードスキル | ・プログラミング言語 ・データベース管理 ・ネットワーク設計 ・セキュリティ対策 |
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ソフトスキル | ・スケジュール管理 ・リスク管理 ・チームリーダーシップ ・クライアントとの折衝能力 ・プレゼンテーション能力 ・トラブルシューティング |
これらのスキルを具体的な実績や事例と共に整理することで、転職先での自身の価値をアピールしやすくなります。
職種・企業に対する適性を見極める
システムエンジニアからの転職を検討する際は、希望する職種と自身の適性や、企業の方針とのマッチ度を冷静に見極めることが大切です。これにより、転職後のミスマッチを防ぎ、長期的なキャリア形成が期待できます。
見極めるためのポイントは以下の通りです。
- 業務内容や企業の事業領域が、自身の興味や関心と合致しているか
- 企業の理念や文化が自身の価値観と合っているか
- 現在のスキルセットが転職先でどの程度活かせるか
- 新しい職種や企業で、自身のスキルを伸ばせる機会があるか
- 希望する働き方と企業の労働環境が合致しているか
これらのポイントを踏まえて、自身に合った職種や企業を選ぶことで、転職後の満足度を高めることができます。
将来のキャリアプランを明確にする
システムエンジニアからの転職を成功させるためには、目先の採用だけでなく、長期的なキャリアプランを明確にすることが重要です。明確なキャリアプランを持つことで、転職先の選択基準が定まります。
キャリアプランを明確にするためのステップは以下の通りです。
- 自身の強みや弱み、興味、価値観を深く掘り下げて分析する
- 5年後、10年後にどのようなポジションや役割を目指すのかを具体的に設定する
- 必要なスキルと現在のスキルのギャップを確認する
- スキルギャップを埋めるための具体的な行動計画を立てる
転職活動がうまくいかないときは、キャリアプランの方向性が市場ニーズや自身の強みに合っているか、目標設定が現実的か見直しましょう。
システムエンジニアのまま働き方を改善する方法
システムエンジニアからの転職を考えている人の中には、キャリアチェンジではなく「システムエンジニアとしての転職」を検討している人もいるでしょう。
システムエンジニアとして活躍しつつ、働き方を改善したい場合、いくつかの選択肢があります。ここでは、主に2つの方法について詳しく説明します。
より条件の良い企業で働く
システムエンジニアのキャリアを継続しながら、より好条件の企業に転職すれば、働き方が改善される可能性があります。
ただし、転職が必ずしも好条件につながるとは限りません。場合によっては、現状より待遇が悪化する可能性もあることを考慮しましょう。
より好条件の企業を探すには、転職エージェントの活用や、知人・同業者からの紹介などが有効です。エージェントや知人・同業者からの紹介であれば、企業の社風など、求人情報だけでは得られないリアルな情報が得られる可能性があるためです。
フリーランスとして働く
フリーランスのシステムエンジニアとして働くことも、働き方を改善する一つの選択肢です。フリーランスになれば、自身で携わる仕事の内容やスケジュール、作業場所を決められます。
フリーランスはスキルや経験に応じて単価が決まるケースが多いため、高い報酬を得られる可能性が高いです。
また、ワークライフバランスや収入面で悩んでいるシステムエンジニアの方にとって、理想の働き方を実現できる可能性があります。
案件を獲得できるか自信がない方は、エージェントを利用するのがおすすめです。エージェントにはフリーランス向けのサービスもあり、スキルや実績、希望条件に合う案件の紹介を行っています。
レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したエージェントサービスです。あなたの希望に応じて、エージェントが最適な案件をお探しするだけでなく、企業への単価交渉も行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
フリーランスのシステムエンジニアの案件例を知りたい方は、以下の一覧も参考にしてください。
システムエンジニアの求人・案件一覧
※本記事は2025年1月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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