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システムエンジニア(SE)の仕事はきつい?向いている人の特徴と転職前の確認ポイント

システムエンジニア(SE)の仕事は「きつい」「つらい」などと言われることがありますが、適性や職場環境によっては、やりがいや魅力を感じられる職種です。そのため、システムエンジニアとして就職・転職する前に、本当に自分がシステムエンジニアに向いているかどうかを判断することも大切になります。システムエンジニアの適性があれば、未経験や文系であってもシステムエンジニアに就職することは可能です。

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本記事の執筆者
ITエンジニア 田中 広人

IT業界の実務経験は11年。金融系の業務システム開発エンジニア(SE、PG)では、Java、JSを使用したスクラッチ開発で、設計、実装、テスト工程を担当。WEBアプリケーションエンジニア(SE、PG)では、Perl、JS、PHP言語を使用したシステム開発・運用に携わり、時刻表、飲食系、SNSのシステム運用および開発を担当。

目次

システムエンジニアの仕事がきついと言われる理由
システムエンジニアの仕事に向いている人
システムエンジニアに向いていない人
システムエンジニアの就職・転職前のチェックポイント
未経験でシステムエンジニアになるときつい?
文系でシステムエンジニアになるときつい?
システムエンジニアがきついときの転職ルート
システムエンジニアの将来性
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システムエンジニアの仕事がきついと言われる理由

インターネット上などでは、システムエンジニアの仕事が「きつい」「つらい」といった意見も散見されます。理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 納期に追われて激務になる
  • クライアントとエンジニアの板挟みになる
  • SIerの仕事内容に馴染めない
  • 満足のいく給料がもらえない

システムエンジニアの仕事がきつい、またはつらいと感じる原因には、システムエンジニアの仕事自体をきつく感じる体験も挙げられますが、そもそも入社した会社がブラック企業であったなど、人間関係が良くない、給料が安いといった面に原因があるケースもあります。そのため、こうした理由はすべての人や職場に当てはまるわけではなく、あくまでもケースバイケースと言えそうです。

納期に追われて激務になる

現場にもよりますが、システムエンジニアは納期間近になると作業が立て込んで激務になることがあります。開発作業に遅れが出たときはもちろん、結合テストや総合テストで不具合が見つかった場合は、大きな修正や改善が必要になることもあるためです。ほかにも、社内でエンジニアが人手不足に陥っているときも激務に追われてしまうケースがあります。

システムエンジニアの残業時間に着目すると、厚生労働省による2019年の「賃金構造基本統計調査」では、1ヶ月の超過実労働時間数の平均が14時間となっています。この数値からは残業時間が少なく思えるかもしれませんが、実際には仕事を自宅に持ち帰って休日に作業を進めなければ納期に間に合わないようなケースもあるでしょう。こうしたプレッシャーがかかりやすいことが、システムエンジニアの仕事を肉体的・精神的にきついと感じる一因になっている可能性はあります。

参照 : 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

残業時間は企業によって異なります。十分な数のシステムエンジニアを確保している企業、オフショアリングなどを活用して足りない労働力を補っている職場であれば、残業時間は少なくなるでしょう。また、一概には言えませんが、社内SEが担う仕事では受託案件よりも納期の調整がききやすい場合があり、そのような環境で働くシステムエンジニアは過度な残業が発生しづらいと考えられます。

クライアントとエンジニアの板挟みになる

開発担当のエンジニアの仕事は、上流工程と下流工程に大別されることがあり、いくつかのセクションに分類することが可能です。システムエンジニアの具体的な仕事内容は職場によって異なりますが、一般的にシステムエンジニアはクライアントの要望に応えることも仕事のひとつです。クライアントの希望にもとづいて仕様を決め、要件定義や設計といった上流工程を担当します。一方、プログラミングやテストのような下流工程は主としてプログラマーなどが担当し、システムエンジニアの指示を仰ぎながら作業に従事することになります。

そのため、たとえばクライアントの要望が変わり、仕様変更が決まった場合、システムエンジニアはスケジュールや工数などを再検討しなければなりません。システムエンジニアとクライアントの間で話し合って決めたとしても、プログラマー側から「その納期と人員では対応できない」という声が上がると、システムエンジニアは両者の板挟みのような立場になってしまいます。

きちんと連携や意思疎通ができている現場であれば問題ありませんが、このようなストレスがかかる板挟みの状態になってしまうと、システムエンジニアの仕事がきつく思える原因になってしまうでしょう。

SIerの仕事内容に馴染めない

システムエンジニアのなかには、SIerで働いている人も多くいます。SIerはシステムの設計・開発・運用など、クライアントのシステム開発に関わる業務を担当しますが、このSIerの仕事に馴染めないことが、システムエンジニアの精神的な負担になってしまうことがあります。

SIerは、親会社やグループ会社を顧客とする「内販」のみのユーザー系SIerでない限り、外部のクライアントから案件を受注するのが基本です。また、そこからさらに業務を委託して、2次請け、3次請けといった多重下請けの構造になるケースもあります。

SIerで働くシステムエンジニアは、クライアントとの折衝やスケジュール調整、工程管理などを含むプロジェクト全般に関する業務を担うことがあります。そのため、クライアント・チームメンバーとのやりとりやマネジメント業務が多々発生してしまい、自分で開発を行う機会が減ってしまうケースもあります。

業務内容は企業やプロジェクトごとに異なるため、一概に「SIerだから」とは言えませんが、こうした状況になると、コーディングが好きで開発業務に携わっていたいという思いを持つシステムエンジニアは、SIerでの仕事に不満を抱いてしまうでしょう。

一方で、同じような立場になったとしても、相手の課題や問題を解決するのが得意な人やマネジメント業務が好きな人は、SIerの仕事に向いていると感じるかもしれません。

満足のいく給料がもらえない

厚生労働省が2019年に発表した「賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10人以上の会社で働くシステムエンジニアがもらっている「きまって支給する現金給与額」の平均は月に約38万円です。12ヶ月換算では、約456万円になります。「年間賞与その他特別給与額」の平均は約113万円であり、これらを合計すると、システムエンジニアの平均年収は約569万円と計算できます。

国税庁が発表した2019年分の「民間給与実態統計調査」の結果報告書を見ると、同年の給与所得者の平均年収は約436万円なので、システムエンジニアの給料水準は高いという見方もできそうです。

参照 : 国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査」

一方で、経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」のデータを参照してみると、システムエンジニアよりもさらに上流工程を担当するプロジェクトマネージャーやITコンサルタントのような職種と比較すると、システムエンジニアの平均年収は低めになります。

参照 : 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

また、たとえ給料が高かったとしても、激務に追われて残業が続いてしまうようなシステムエンジニアは、給与と労働時間のバランスを考慮したときに、満足のいく給料を得られていないと感じることもあるでしょう。

関連記事 : システムエンジニア(SE)とは|仕事内容やスキル、年収、プログラマーとの違いも解説

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システムエンジニアの仕事に向いている人

システムエンジニアの仕事に向いている人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。

  • 論理的思考力が高い
  • チームワークを大切にして働ける
  • 新しい知識や技術を習得するのが好き

システムエンジニアの仕事で成功するのに重要なのは、「クライアントの意図を正しく理解して最適なシステムを提案すること」「他のシステムエンジニアと連携して業務効率を上げること」「常にスキルアップし続けること」などです。

論理的思考力が高い

システムエンジニアには、論理的思考力が求められます。論理的思考(ロジカルシンキング)とは、物事を筋道立てて考えることで、その過程に矛盾や齟齬がないようにすることが重要です。

たとえばシステムエンジニアは、クライアントから「このような管理機能があるといい」など、ある程度の要望を聞き出したうえで、要件定義を行います。このとき、なぜこの機能が必要になるのか、そしてこの機能を実装するためにはどのようなデータを要するのか、といったことをわかりやすくクライアントに説明しなければなりません。

これは、プログラミングにおいても同様です。「Aというものを作成するために、まずはそのシステム上不可欠なBやCを作成する」という作業工程を考えるうえで、論理的思考力は欠かせません。エラーが出た際に考えられる原因を特定して適切に修正を行わなくてはならないのも、論理的思考力が大切になる理由のひとつです。

このように、システムエンジニアの仕事では、上流工程・下流工程のどちらでも、作業手順・方法などについて論理的に考える必要があります。そのため、論理的思考力が高い人は、システムエンジニアの仕事への適性があると言えるでしょう。

チームワークを大切にして働ける

システムエンジニアは、協調性があり、チームワークが得意な人にも向く仕事と言えます。

システムエンジニアの仕事に対して「ひとりでパソコンに向かい黙々と作業する」という印象を持つ人もいますが、前提としてプロジェクトでは複数のエンジニアとチームを組んで作業を進めていきます。そのため、プロジェクトの工程管理や進捗管理などを行うシステムエンジニアは、メンバーと積極的に連携を取らなければなりません。

下流工程の作業を担当する場合は、システムエンジニアがひとりで作業を行うこともありますが、チーム内で作業内容や問題点を共有したり、議論したりするなど、綿密にコミュニケーションをとる機会もしばしばあります。チームワークに長けたシステムエンジニアであれば、仕事の効率も上がるでしょう。

新しい知識や技術を習得するのが好き

長期的に現役のシステムエンジニアとして働くには、常にスキルアップを図ることも大切です。そのため、新しい知識・技術の習得に熱心な人もシステムエンジニアの仕事に向いていると言えるでしょう。

新たな言語や開発ツール、ライブラリ・フレームワークなどが登場すれば、今後プロジェクトでそれらが用いられる可能性があります。新しい技術を習得することで、より効率的なシステム構築が実現することもあるでしょう。近年で言えばAI、IoTのように、業界全体で注目されるトレンドをチェックし、現在どのような言語やツールが注目されているのかといった情報を収集することも大切になります。

関連記事 : システムエンジニアに向いている人の特徴|SEに求められる適性とは

システムエンジニアに向いていない人

「システムエンジニアになろう」と思ったとしても、その人の性格や志向によってはシステムエンジニアの仕事に向いていないこともあります。システムエンジニアの仕事に向いていない可能性がある人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。

  • 人を相手にする仕事が好き
  • 目立つ活躍がしたい
  • 考えを言語化するのが苦手

システムエンジニアの仕事では、パソコンに向かいながら黙々と開発業務を行うことも少なくありません。また、一般的にはユーザーなどから直接お礼を言われる機会も多いとは言えないため、人から感謝の言葉をもらうことが仕事のやりがいやモチベーションにつながる人とっては向いていないことも考えられます。さらに、論理的思考にもとづいてロジックを言語化してアウトプットしていく必要もあります。

人を相手にする仕事が好き

システムエンジニアの仕事は、人とコミュニケーションをとる機会が多いものの、プログラマーが少ないプロジェクトのシステムエンジニアや、主に下流工程担当のシステムエンジニアの場合は、プログラミング作業に取り組むことがあります。下流工程の業務が中心になると、クライアントや部署間との折衝といったコミュニケーションをとる機会は減ってしまいます。

また、システムエンジニアの仕事はオフィス勤務から在宅勤務に変えることが可能なケースもあります。政府機関によるテレワークを推奨する動きも活発になっており、今後さらにシステムエンジニアの間でリモートワークや在宅勤務が定着すれば、仕事で人と直接やりとりする機会はますます少なくなる可能性もあるでしょう。

参照 : 厚生労働省「テレワーク普及促進関連事業」

目立つ活躍がしたい

開発案件を受注する際は、営業担当者がクライアントとの窓口になることも多く、システムエンジニアは受注したシステムを開発する「縁の下の力持ち」のような存在であるとも言えます。そのようなケースにおいて、クライアントから直接お礼を言われたり、喜ばれたりする対象になるのは営業担当者である場合もあり、システムエンジニアに直接感謝の言葉が届く機会は必ずしも多いとは言えません。上流工程を担当するシステムエンジニアであれば、クライアントと直接話をする場面もありますが、下流工程を担当する仕事ではそのような機会も少なくなるでしょう。

こうした事情から、目立つ活躍がしたいという人にとっては、仕事の成果があまり実感できず、モチベーションが下がってしまったり、やりがいを感じにくかったりすることも考えられます。そのため、自分の仕事で直接的に誰かに喜んでほしい、あるいはより多くの人にダイレクトな評価をしてもらいたいという人は、システムエンジニアの仕事には向いていない可能性もあります。

考えを言語化するのが苦手

システムエンジニアは、仕事上のさまざまなシーンで自分の考えを言語化することが求められます。たとえば、クライアントの要望をヒアリングするにあたって、「システムで管理したい項目は◯◯で、入力時は××のようなソフトウェアがいいのですね」といった形で要件を明確化していくことも必要になります。

チームメンバーと設計について議論する際も、そもそもなぜこのような機能が必要になるのか、なぜこの仕様がベストなのかといったことを言語化するのは重要です。また、そのような過程を経て決定した内容について、誰が見ても認識違いや齟齬が起こらないように、正しく定義しておく必要もあります。

システムエンジニアが正しく言語化できていなかった場合、クライアントやメンバーが理解しておくべきことが十分に共有されていない状態でプロジェクトが進んでしまい、後に大きな修正が発生するような事態になってしまうことも懸念されます。このように、相手に情報を正確に伝えて共有するための言語化能力は、システムエンジニアにとって大切なスキルのひとつと言えます。

関連記事 : システムエンジニアに必要な資格・スキル|難易度や取得方法を紹介

システムエンジニアの就職・転職前のチェックポイント

システムエンジニアになろうと志し、新卒からの就職活動や、他職種からの転職活動をする際には、選考に挑戦する前に自分が働きやすい職場環境かどうかをチェックしておきましょう。求人応募前のチェックポイントとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 平均残業時間
  • ボーナス・昇給
  • 有給取得率
  • 面接官や社内の雰囲気

残業時間と給料のバランス、有給休暇の取りやすさといった点は、ワークライフバランスに大きな影響を及ぼします。また、採用担当者の様子から社風や職場の雰囲気をうかがい知れることもあるため、面接のときにはチェックしてみましょう。

平均残業時間

会社に入社する前に、できれば平均残業時間を確認しましょう。残業時間は、職場の風土やシステムエンジニアの在籍人数などによっても異なります。会社の状況次第では、残業時間が増えてしまったり、激務に追われてしまったりすることも考えられます。

残業時間について面接で直接確認する際には、ネガティブな印象にならないよう気を配りつつ、「残業時間はどのように管理されているのか」「みなし残業は何時間くらいあるのか」といった点について質問してみましょう。みなし残業の時間数は、毎月発生する残業時間の目安になることもあります。

ボーナス・昇給

ボーナスや昇給の有無は、もらえる年収の金額に大きく関わるポイントであるため、入社前に確認しておきたいところです。これらの条件に関しては、詳しい情報が求人票に記載されていないケースもありますが、具体的な賞与の金額や支給時期、直近の支給実績などについて、事前に調べられる範囲の情報は確認しておきましょう。昇給制度がある場合、定期昇給のタイミングや、どの程度月給が上がるのかもチェックできると望ましいでしょう。

ただし、面接時に給料に関することばかりを質問すると、採用担当者に良くない印象を与えることにもつながりかねないため、自分で調べれば分かる範囲のことに関しては事前に調査しておく、システムエンジニアとしてのスキルアップやキャリアアップに対する意欲に絡めて質問をするといった意識も持っておきましょう。

有給取得率

現役のシステムエンジニアとして、長期にわたって勤務していくためには、ワークライフバランスを保つことも大切です。どのような職場でも納期の前は多忙になりがちとはいえ、有給休暇を取得しやすい環境かどうかは、働きやすさの面で重視したい点と言えます。

有給取得率を調べるときに併せて確認したいのは、休日出勤の有無や、その分の代休を取れるかどうかといった点です。面接時に採用担当者にじかに聞くのが憚られる場合は、志望先の会社に在籍するエンジニアにコンタクトを取り、職場環境についてヒアリングする機会を設けるのもひとつの手段です。

面接官や社内の雰囲気

面接は、志望先の会社の雰囲気を知ることができる絶好の機会です。面接会場が社内の場合は、自分がシステムエンジニアとして実際に働くことをイメージをしながら、職場の雰囲気を確かめてみましょう。

また、面接の最後に具体的な働き方について「逆質問」をしたときの面接官の反応は、会社としての考え方を見極める判断材料のひとつになります。失礼な印象を与えたり、面接官の心象を悪くしたりしないように注意する必要はありますが、気になることは入社前にあらかじめ聞いておいたほうが、就職・転職後にギャップを感じる可能性は少なくなるでしょう。

関連記事 : ITエンジニアに未経験から転職するには|志望動機例文や転職活動のコツ

未経験でシステムエンジニアになるときつい?

就職後に手厚い入社後研修が行われるような会社でなければ、全くの未経験からいきなりシステムエンジニアになるのは難しいでしょう。最低限のプログラミングスキルやシステム開発の経験を身につけていないと、システムエンジニアとして設計や構築に関わる業務に従事するのは困難だからです。

そのため、未経験からシステムエンジニアとして働く場合は、まずはテストエンジニアなどの職種からキャリアをスタートし、スキルを習得してからシステムエンジニアに挑戦するというキャリアパスを経ることもしばしばあります。

また、エンジニアの求人に応募する前には、計画的に独学を進めたり、プログラミングスクールに通ったりして、なるべく事前にプログラミングについて学んでおくのが得策です。まとまった勉強時間を確保できない場合や、金銭的な理由からプログラミングスクールに通うのが難しい場合は、未経験者歓迎の求人を出していて、なおかつ入社後の研修制度が充実している企業を探してみましょう。

関連記事 : システムエンジニアを未経験から目指す方法|求人状況や転職後の年収、おすすめ資格も紹介

文系でシステムエンジニアになるときつい?

システムエンジニアが仕事で携わる情報システムやプログラミングといった領域は、基本的に理系の分野であることから、理系出身者が多く見受けられます。しかし、文系だとシステムエンジニアになるのは困難というわけではなく、文系出身のシステムエンジニアも一定数存在しています。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行した「IT人材白書2017」によれば、IT企業で働くITエンジニアは、とりわけ若年層で文系出身者の割合が高い傾向にあります。20代では、最終学歴が「文学系」「社会学系」「法学系」「経済学、経営学系」「その他の文系(商学系、外国語学系、哲学・宗教系)」のITエンジニアが全体の36.7%を占めています。

参照 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2017」

また、「IT人材白書2020」によると、ITエンジニアのうち最終学歴での専攻分野が「IT・情報系以外の文系」である人の割合は、データサイエンスやAI、IoT、AR・VR、5Gなどに関わる「先端IT従事者」で30.2%、それ以外の「先端IT非従事者」で34.6%となっています。

参照 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2020」

文系出身者には、システムエンジニアの仕事で必要となる言語化能力や、ビジネスにおける論理的思考力で強みを発揮できる人もいるため、努力次第でシステムエンジニアとして活躍することは十分に可能です。ただし、そもそもプログラミングに興味が持てない人や、プログラミングを楽しいと思えない人は、仕事がきつく感じてしまうでしょう。

関連記事 : システムエンジニア(SE)に文系から就職できる?|仕事内容はきつい?楽しい?

システムエンジニアがきついときの転職ルート

システムエンジニアとして働き始めても、途中で自分には向いていないと感じて転職やキャリアアップを志す人もいるでしょう。システムエンジニアの転職によるキャリアチェンジや、キャリアアップにおける選択肢としては、次のような職業が挙げられます。

  • 他分野のITエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント

いずれもシステムエンジニアとして培った経験や知識を活かせる仕事ですが、転職前には独学や資格取得などでさらなるスキルアップをはかることが大切になるでしょう。

他分野のITエンジニア

システムエンジニアから、サーバーエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアといった他のエンジニア職種へ転職することも可能です。ただし、システムエンジニアとしてのスキルや知識に加え、ネットワークやサーバーなど、それぞれの分野の専門知識が必要になるため、自主的に勉強したり、国家資格の「データベーススペシャリスト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「情報処理安全確保支援士」などをはじめとする各分野の資格取得に挑戦したりして、知識を深めておきましょう。

関連記事 : ネットワークエンジニアとは?年収や仕事内容、必要な資格・スキルを紹介

プロジェクトマネージャー

プロジェクト全体をまとめるプロジェクトマネージャーという職種も、システムエンジニアからのキャリアアップにおける選択肢のひとつです。プロジェクトマネージャーは、担当するプロジェクトの進捗、スケジュール、メンバー、予算、品質などを管理するとともに、関係者との調整や折衝も担当します。直接開発に関わる機会は少なくなるかもしれませんが、コミュニケーション能力を要する業務が得意な人や、マネジメント業務が好きな人には向いているキャリアパスです。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)とは|役割や仕事内容、年収は?

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、クライアントの経営に関わる問題や事業課題を解決するためのITシステムなどを提案・開発する職業です。システムエンジニアよりもさらに上流の工程に携わることになりますが、どの業務を、どのようにシステム化したら業務が円滑になるかを考えるうえで、システムエンジニアとして働いた経験や身につけた知識を活かせるキャリアパスと言えます。

関連記事 : ITコンサルタントとは|仕事内容、年収、転職に役立つスキルや資格など

システムエンジニアの将来性

総務省が発表した「令和元年版情報通信白書」によると、AIやIoTなどを用いたサービス・システムを導入していない企業は全体の65.4%にのぼり、すでに導入している、または導入予定があると回答した企業は約24%に留まっています。それらの先端技術を用いたサービス・システムを導入していない企業が、未導入の理由として多く挙げたのは「導入すべきシステムやサービスが分からないから」「使いこなす人材がいないから」という回答でした。

参照 : 総務省「令和2年版情報通信白書」

ITエンジニアは製造業、金融、医療・福祉など幅広い業界で必要とされている一方、慢性的な人材不足に陥っていると言われています。さまざまな情報システム・サービスの開発に必要な職業であるシステムエンジニアは、今後も安定した需要が見込めると予想されます。また、日本国内では少子高齢化の進行、労働人口の減少などにより、ますますITエンジニアが不足していくことが不安視されています。

参照 : 経済産業省「IT人材需給に関する調査」

上記のような状況を鑑みれば、システムエンジニアは将来性が見込める職種のひとつと考えられるでしょう。

関連記事 : SE(システムエンジニア)の将来性

システムエンジニアとして働きやすい職場を探そう

システムエンジニアの仕事がきついと感じる理由は業務内容だけでなく、転職先がブラック企業だった、給料と勤務時間のバランスに納得できない、人間関係がつらいなど、職場環境に端を発する問題であることも多くあります。また、システムエンジニアになろうとする前に、システムエンジニアの仕事内容を知っておき、自身の適性の有無を判断することも大切です。そのうえで、自分にとって働きやすそうな就職・転職先を探してみましょう。

関連記事 : SE(システムエンジニア)のやりがい

最後に

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