Unityエンジニアの年収は?収入アップの方法や将来性について解説

「Unityエンジニアになったら年収アップは可能なのか?」と疑問に思う方がいるのではないでしょうか。

この記事では、会社員とフリーランスのUnityエンジニアの平均年収を紹介します。
また、Unityエンジニアになった場合の将来性やUnityエンジニアを目指すための具体的なステップも解説します。
年収アップに必要なスキルもまとめているので、キャリアチェンジや収入アップを目指す方はぜひ参考にしてください。

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【会社員とフリーランス】Unityエンジニアの年収

Unityエンジニアの年収の参考として、レバテックのデータをもとに会社員とフリーランスの平均年収を紹介します。

  • 会社員のUnityエンジニアの平均年収:約577万円(※1)
  • フリーランスのUnityエンジニアの平均年収:約875万円(※2)

フリーランスは会社員と比べて300万円近く年収が高くなっています
なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点にはご注意ください。

(※1)レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年10月時点)
(※2)レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年10月時点)

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Unityでできること

Unityは、単なるゲームエンジンとしてだけでなく、多岐にわたる分野で活用されている汎用性の高いプラットフォームです。以下では、Unityでできることをまとめました。

ゲーム開発

Unityの主な用途は2Dや3Dのゲーム開発で、PCやスマートフォン、家庭用ゲーム機など、多様なプラットフォームに対応したゲームを開発できます。その中でも、現在はスマートフォン向けゲームで活用される場面が多くなっています。

Unityにはゲーム開発に必要な機能が備わっているため、プログラミングをせずに開発を進
めることも可能です。ただ、細かな設定をしたい場合はC言語のスキルが必要になるでしょう。

XR関連の開発

Unityは、XR(クロスリアリティ)コンテンツの開発にも活用されています。XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった、現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称です。

Unityは、没入感のあるコンテンツや現実世界とデジタル情報を融合させるアプリケーションの開発に欠かせず、XR分野において業界標準といえる地位を確立しています

AI開発

近年は、UnityがAI関連の開発に使われる場面も出てきました。UnityがAI開発に使われる理由の一つは、リアルな物理法則を持つ3Dシミュレーション環境を容易に構築できるためです

たとえば、産業用ロボットに搭載するAIの開発現場では、Unityを使ったロボットの動きのシミュレーションが行われています。AIはUnityが提供する仮想環境の中で「つかむ」「運ぶ」などのタスクをこなし、多様な動きを学習することが可能です。

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Unityエンジニアの将来性

Unityエンジニアの将来性は高いといえます。その理由は、ゲーム市場が成長傾向にあること、XRの社会実装が進んでいることです

ゲーム市場は拡大傾向にあり、特にUnityの使用が盛んなモバイルゲームは今後も高い需要が続くと見込まれます。
さらに、最近ではXR技術が自動車開発や建築業界での設計・施行などさまざまな分野で活用されるようになり、Unityの需要が伸びています。XR分野に精通したUnityエンジニアのニーズは、今後急増する可能性があるでしょう。

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Unityエンジニアになるためのステップ

Unityエンジニアになるには、プログラミングの基礎スキルを習得し、スキルを証明する成果物を制作するのが大まかな流れです。詳しい過程を確認しましょう。

1.C#を中心にプログラミング言語を学ぶ

Unityエンジニアになるための第一歩は、C#を中心とするプログラミング言語を習得することです。C#はUnityの主要な開発言語であり、C#のスキルレベルはプロジェクトの品質や開発効率に直結します。

C#はプログラミング初心者には難しいとされることもありますが、C/C++、Javaよりも難易度は低いといわれています。代表的な学習方法は独学とスクールで、それぞれメリットとデメリットがあるので自分にあった方法を選びましょう。

独学

独学は、コストを抑えながら学べる学習方法です。書籍のほか、YouTubeの解説動画といった情報を活用すれば、経済的な負担を抑えてスキルを習得できます。
また、自分のペースで学習を進められる柔軟性も魅力の一つです。仕事や学業と両立しながら、空き時間を活用して学ぶことができます。

一方で、つまずいたときに質問できる相手がいないことは課題です。不明点が生じた場合は、teratail(テラテイル)といったITエンジニア向けの質問サイトを利用し、疑問を解消していきましょう

スクール

プログラミングスクールは、短期間で効率的にスキルを身につけたい方に適しています。スクール学習の利点は、体系的なカリキュラムに沿って学べることです。基礎から応用まで順序立てて学ぶことで、知識の抜け漏れを防げます。
また、分からないことをすぐに質問できる環境があり、学習のつまずきを素早く解消できる点も大きなメリットといえるでしょう。

一方で、数十万円の費用がかかるケースもあり、経済的な負担は無視できません。さらに、決められたスケジュールに合わせる必要があるため、時間的な融通が利きにくい点も考慮すべきです。

以下の記事では、Unity初心者向けにさらに詳しい勉強方法を紹介しています。おすすめの学習サイトも挙げているので、ぜひ参考にしてください。
初心者のためのUnity入門!おすすめの学習サイトや進め方を解説

2.実践する

プログラミング言語の基礎を学習したら、実際に手を動かしてコンテンツを制作してみましょう。最初は、簡単なゲームやアプリケーションのチュートリアルを模倣するといった作業から始めるのがおすすめです。

実際に何かをつくることで、Unityの基本的な操作方法や予期せぬエラーへの対処法、効率的な開発方法を身につけられます。アウトプットを繰り返す中で、次のステップであるポートフォリオ作成に必要な実績と経験も積み上がっていくでしょう。

3.ポートフォリオを作成する

Unityエンジニアとして就職したり、案件を獲得したりするには、質の高いポートフォリオの作成が必要です。ポートフォリオとは、過去に開発したゲームやアプリケーションなどの成果物をまとめた作品集のことです。

各成果物について、使用技術や開発期間、工夫した点などを記載し、実績やスキルのアピールにつなげましょう。スクリーンショットや動画を活用することで、視覚的な訴求力が高まります。

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Unityエンジニアの年収アップに有効なスキル

Unityエンジニアとして年収を向上させるためには、技術スキルのほかにソフトスキルが必要です。ここでは、Unityエンジニアの年収アップに必要なスキルを解説していきます。

年収アップに有効なスキル

3Dに対応できるスキル

Unityエンジニアの年収を大きく左右する要素として、3D技術への対応力が挙げられます。3Dコンテンツ開発のスキルは、ゲーム業界だけでなく、建築ビジュアライゼーションや医療シミュレーションなど幅広い分野で需要があります

3Dに対応できるスキルがあれば、ゲーム案件に加えて他分野の案件に参画できる可能性が広がり、収入アップにつながるでしょう。

最新技術に関するスキル

Unityエンジニアとして高収入を得るためには、常に最新技術にアンテナを張り、それらを習得する姿勢が重要です。

特に、XR分野は、今後の成長が期待される領域であり、この分野のスキルは市場価値を高める強力な武器となります。XRの最新技術に精通したUnityエンジニアは、先進的な開発案件に参画することができ、年収アップが期待できるでしょう。

最新技術をキャッチアップするには、エンジニアコミュニティで情報を集めたり、技術系のニュースレターをチェックしたりする方法があります。ほかにも、SNSのハッシュタグや個人の技術ブログなどを活用し、さまざまな方法で最新技術に触れることを意識しましょう。

エンジニアコミュニティの詳細を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
エンジニアにおすすめのコミュニティ一覧!参加するメリットと選び方も紹介

ソフトスキル

Unityエンジニアとして高収入を実現するには、ソフトスキルも不可欠です。同じ技術レベルであれば、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力に優れた人材の方が、責任あるポジションを任され、結果として高い報酬を得られる傾向があります

コミュニケーション能力は、技術的な内容を非エンジニアに分かりやすく説明したり、クライアントと信頼関係を構築したりする際に役立ちます。また、チームのメンバーと連携してプロジェクトを進行するうえでもコミュニケーション能力が欠かせません。

プロジェクト管理能力とは、タスクの優先順位付けやリスク管理などを行い、納期や予算内でプロジェクトを完遂する能力です。Unityエンジニアからリードエンジニア、プロジェクトマネージャーにキャリアアップして年収アップを目指すには、こうしたマネジメント能力も必要です。

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Unityエンジニアに関するよくある質問

Unityエンジニアを目指す方に向けて、年収や必要なスキルに関する疑問に答えていきます。

Q. フリーランスのUnityエンジニアの平均年収は?

フリーランスのUnityエンジニアの年収は、スキルレベルや経験によって異なります。レバテックのデータによると、会社員のUnityエンジニアの平均年収は約577万円(※1)、フリーランスのUnityエンジニアの平均年収は約875万円(※2)です。フリーランスは会社員と比べて300万円近く年収が高いですが、会社員とフリーランスは社会保険料や税金の計算に違いがあり、金額を単純に比較できない点には留意してください。

(※1)レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年10月時点)
(※2)レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年10月時点)

Q. Unityエンジニアにはどのような資格が必要?

Unityエンジニアとして働くうえで、必須の資格はありません。ただ、技術力を証明し年収アップにつながる可能性のある資格は存在します。一例としては、Unity認定試験情報処理技術者試験C言語プログラミング能力検定試験が挙げられます。

Q. Unityエンジニアに必要なスキルや知識は?

C#のプログラミングスキルが必要です。専門分野別では、ゲーム開発ならゲームデザインやゲームメカニクスの理解、XR開発なら空間認識技術や没入型UX設計の知識が必要になります。

Q. Unityエンジニアにはどんなキャリアパスがある?

Unityエンジニアは、ゲーム開発エンジニアやXRコンテンツ開発エンジニアなどのキャリアパスに進むことができます。ほかにも、リードエンジニアやプロジェクトマネージャーなどのマネジメント系のキャリアパスを選ぶこともできるでしょう。

Q. Unityエンジニアの業務内容は?

Unityエンジニアの主な業務は、Unityを用いて、ゲームやVRなどのコンテンツ開発を行うことです。具体的には、C#を用いた機能の実装やロジックの設計、グラフィックやアニメーションを制御するためのツールやシステムの開発を担当します。

※本記事は2025年11月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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