業務委託でエージェントを活用する方法!メリット・デメリットは? | レバテックフリーランス
業務委託でエージェントを活用する方法!メリット・デメリットは?
業務委託は、クライアントと対等の立場で業務を受託する働き方です。業務委託で働こうとするときは、個人と企業を仲介する「エージェント」を活用する方法があります。エージェント利用のメリットとしては、案件の選択肢が増える、収入が確保しやすい、キャリア支援サービスが充実しているといった事柄が挙げられるでしょう。
本記事では、業務委託の概要を確認したうえで、エージェントのメリット・デメリットや利用時のポイントを解説します。業務委託の働き方やエージェントに関心をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
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業務委託とは
はじめに、業務委託の概要や案件の受け方について見ていきます。
業務委託の概要
業務委託は、雇用契約を結ぶことなく、クライアントと対等の立場で業務を引き受ける働き方です。業務委託契約という言葉が使われることがありますが、契約形態の一種として民法で規定されているわけではありません。
業務委託で働くメリットは、得意な業務内容を選びやすく、スキルがあれば高収入が狙えることです。他方、業務委託で働いても、雇用契約を結んでいない以上は労働法による保護が受けられない点はデメリットとなり得ます。
業務委託の副業について知りたいという方は、以下の記事も併せてチェックしてみてください。
業務委託で副業は可能?確定申告や案件受注時の注意点について解説
契約の種類
業務委託で結ばれることが多い契約には、次のようなものがあります。いずれも民法で規定された契約形態です。
委任(準委任)契約
委任(準委任)契約は、業務遂行に対して報酬が支払われる契約形態です。法律行為以外の業務に従事する場合は準委任契約に該当します。受託者には、善良な管理者の注意をもって作業を行う義務があります。
参考 : 民法 第二章 契約 第十節 委任 | e-Gov法令検索
請負契約
請負契約は、仕事の完成により報酬が発生する契約形態です。成果物がある場合は、成果物を納品することで報酬が支払われることになります。
参考 : 民法 第二章 契約 第九節 請負 | e-Gov法令検索
業務委託案件の受け方
業務委託案件の受け方の一つに、フリーランス向けエージェントを利用する方法があります。フリーランス向けエージェントは、個人と企業を仲介し、案件の受発注が円滑に行えるようサポートするサービスです。フリーランスエンジニアの場合、エージェントを通して案件に参画する働き方も一般的です。
次項以降は、業務委託案件を受けるときに利用できるフリーランス向けエージェントに焦点を当てていきます。
関連記事 : 業務委託契約とは?委任契約・請負契約の違い、締結時の注意点なども解説
エージェントのメリットとデメリット
ここでは、フリーランス向けエージェントを通じて案件に参画する際のメリットとデメリットを紹介します。
エージェントを利用するメリット
まずは、フリーランス向けエージェントを利用するメリットを見ていきましょう。なお、すべてのサービスに当てはまる内容ではないことも留意しておきましょう。
案件の選択肢が増える
参画可能な案件の選択肢が増えるのが、エージェントのメリットです。エージェントによっては、高単価案件や非公開案件を保有しているケースがあります。自身の可能性を広げたいと思っても、こうした案件は個人の力で獲得するのが難しいことも。エージェント利用により、個人的な営業では獲得が難しい案件に参画するチャンスが得られるでしょう。
収入が確保しやすい
継続的に案件に参画することで生計が立てやすくなるのも、エージェントのメリット。フリーランスは会社員のように決まった収入がないため、生活が安定しにくいイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。しかし、エージェントを利用すれば、参画中案件の契約満了時期に合わせて新規案件を提案してもらうこともできます。必ずしも希望する条件の案件が見つかるとは限りませんが、一から自分で営業するよりは案件が見つかりやすいといえます。
キャリア支援サービスが充実している
エージェントでは、専門のカウンセラーやアドバイザーがスキルや経歴、希望をヒアリングしたうえで案件を提案することで、個々のキャリア形成をサポートします。悩みの相談に乗ってくれることもあるため、キャリア面での不安解消につながる可能性があります。
営業活動を代行してもらえる
フリーランスは組織に属していないため、通常は案件を受注するために自ら営業しなければなりません。エージェントを利用すれば、営業活動に費やす時間を削減することが可能です。仕事やスキルアップに使える時間が増えるのは、エージェントならではの利点でしょう。営業が苦手な方にとっても、自分でそれをする必要がないのは嬉しいポイントであるといえます。
事務作業も代行してもらえる
事務手続きの代行も、エージェント利用のメリット。本来フリーランスは自分で請求書や領収書を用意したり管理したりしなくてはなりませんが、エージェントではこうした事務作業も代わりに対応してくれるケースもあります。税理士紹介サービスがあるエージェントなら、経理関係の事務作業にも安心して取り組めそうです。
エージェントを利用するデメリット
一方、エージェントを利用するデメリットには以下のような事柄があります。
在宅型の案件は少なめ
エージェント経由で参画する案件は、契約先企業に赴いて働く常駐型が多い傾向にあります。常駐型案件では基本的に働く場所が決められており、稼働日数が週5日に設定されていることもしばしば。その分、在宅型が多いクラウドソーシングなどと比べると単価相場は高い傾向にありますが、フリーランスに対して「自宅で好きなように働ける」イメージをお持ちの方は注意してください。
クライアントと直に交渉できない
エージェントを利用した場合は、フリーランスが自ら動いて直接クライアントとの交渉に臨めないのが一般的。すでにクライアントとの間に信頼関係が構築されていたとしても、基本的には契約を締結しているのはエージェントとなるため、エージェントを介してやり取りをすることになるでしょう。交渉をはじめとした手厚いサービスはエージェントの魅力でもありますが、ビジネス相手とダイレクトに話し合いができない場面があることを、もどかしく思われる方もいるのではないでしょうか。
エージェント利用時のポイント
最後に、エージェントを利用して契約を結ぶ際のポイントを紹介します。
エージェントごとの特色や強みを把握する
エージェントには、それぞれ強みとする業種や業務内容、職種があります。実際に利用する前に、希望している案件の分野や職種の案件提案実績があるかをチェックしましょう。また、提供するサービスの内容もエージェントごとに違うため、希望する働き方が実現できそうなところを選ぶことが大切です。
対応地域をチェックする
常駐型の業務委託案件では、クライアント企業の所在地も考慮しましょう。エージェントによっては、扱う案件は首都圏や大都市に所在する企業のものが多いケースもあるためです。良い条件の案件であっても、遠方の企業への常駐となると、負担が大きくなりかねません。契約にあたっては、自宅から無理なく通えるか、リモートワークが可能かなどを含めてよく考える必要がありそうです。
契約内容を確認する
業務委託の契約時には契約書を交わすので、内容を隅々まで確認してから締結するようにしましょう。チェックすべき点は、業務内容や作業場所、時間、委託料の額と支払い条件などです。また、作業の過程で生じた権利が誰に帰属するのかなども、併せて確認を。参画後は、働き方の実態と契約内容の間に相違が発生していないかにも注意を払うようにしましょう。
関連記事 : フリーランスエージェントはどんな人におすすめ?比較のコツやメリット
業務委託でエージェントを活用する際のよくある質問
ここでは、業務委託でエージェントを活用する際のよくある質問に答えていきます。
Q. エージェントを通して案件に参画する場合、どのような利点がありますか?
エージェントを通じて案件に参加する利点は、エージェントのネットワークを通じて多くの案件にアクセスできる点です。また、エージェントが交渉を行ってくれるため、自分で契約交渉をする手間が省けます。
Q. 業務委託で結ばれる契約にはどのような種類がありますか?
請負契約、委任契約、準委任契約等の種類があります。
Q. 業務委託で働く場合、労働法による保護は受けられますか?
労働法の保護対象は労働者であり、業務委託契約を結んだ者は労働者に該当しないため、労働法による保護は受けられません。
Q. 業務委託として働くメリットは何ですか?
得意な分野で活躍できる、働き方の自由度が高い、収入アップが目指せる、人間関係のストレスが少ない等のメリットがあります。
Q. 準委任契約と請負契約の違いは何ですか?
準委任契約は、仕事の完成ではなく、一定の事務処理行為を行うことを約する契約です。請負契約は、請負人が仕事を完成することを約し、依頼者がこれに対して報酬を支払うことを内容とする契約です。
※本記事は2023年12月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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