フリーランスの仕事が辛い時14選。収入アップやきついと後悔しない方法 | レバテックフリーランス
フリーランスの仕事が辛い時14選。収入アップやきついと後悔しない方法
「フリーランスになりたいが、辛いことも多そうで心配」と思っていませんか?フリーランスは会社員と比べて自由な働き方ですが、収入が安定しないのをきついと感じる場合もあります。しかし、解決策もあります。
この記事では、フリーランスが辛いと感じる具体的な場面を紹介し、解消するために必要なことを解説していきます。独立後に後悔しないように、フリーランスに適性がある人の特徴や会社員との比較表なども用意しているので参考にしてください。
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目次
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フリーランスが辛いとき14選
フリーランスは自由度の高い働き方ですが、辛いと感じることもあります。たとえば収入が安定しなかったり、事務処理なども一人でこなさないといけなかったりする点は、フリーランスのきついところです。
独立後に「思っていたのと違った」と後悔しないように、あらかじめフリーランスのきつい部分も理解しておきましょう。具体的にフリーランスが辛いと感じる14の場面を紹介していきます。
1.収入が不安定で生活できない
会社員は毎月決まった収入を得られますが、フリーランスは案件を獲得できなければ稼ぎはゼロになります。独立してから事業が軌道に乗るまでは、会社員時代とくらべて収入が激減する可能性もあるでしょう。
また、会社員と違って有給休暇もないため、けがや病気で仕事ができなくなると収入がなくなってしまいます。収入が安定せず生活に余裕がなくなるのは、フリーランスにとって辛い状況です。
フリーランスで仕事がない場合の原因や対処については、以下の解説記事をご覧ください。
フリーランスで仕事がないときどうする?そうなる原因と案件を獲得するための方法を解説
2.経理処理や確定申告をしなければならない
フリーランスは会社員と違って、自分で経費の計算や確定申告を行わなくてはなりません。確定申告を適正に行うには、経費計上できるものを判断して領収書を保管したり、毎月の収支を記録したりする必要があります。
会社員なら経理担当がしてくれる作業を自分で行わなくてはならないのは、フリーランスの辛いところといえるでしょう。
3.生活が不規則になりがち
フリーランスは会社員と違って勤務時間に定めがないため、生活が不規則になりがちです。自分でメリハリのあるスケジュールを立てなければ、オーバーワークで体調をくずす恐れがあるでしょう。
また、プライベートの予定を入れすぎて納期までに作業が追いつかないパターンもあります。自己管理が苦手な人にとって、自分の意思ですべてを管理するフリーランスは大変な働き方である可能性が高いです。
4.仕事とプライベートが曖昧になりがち
フリーランスは決まった休みがないため、平日と土日の区別がつきにくく仕事とプライベートが曖昧になりがちです。在宅で働く場合、生活スペースと職場が同じであるため、気持ちの切り替えがしにくいという悩みもあるでしょう。
「家にいても気が休まらない」と感じる人がいるほか、「周りの目がないのでモチベーションが上がらない」という人もいるようです。
5.会社の福利厚生や社会保険がない
企業にもよりますが、会社員は社員食堂や住宅手当、出産手当といった福利厚生を受けられます。また、企業が健康保険や年金の保険料を折半してくれるため、社会保険は全額自己負担にはなりません。
一方、フリーランスは会社に雇用されていないため福利厚生はなく、社会保険も全額自分で負担します。会社のサポートがない状態で、自分で稼いだ売上だけで生計を立てられるのか不安に感じる人は多くいます。
6.ローンが組みにくい
フリーランスは毎月の収入が安定しないことから社会的な信用を低くみられがちです。そのため、ローンの審査に通りにくいのが実情です。
独立から一定期間が経ち、一定の収入があれば住宅ローンといった高額のローンを組めます。ただし、独立直後の審査通過は難しく、通過しても会社員よりも借り入れ可能金額が低い可能性があります。
7.将来を考えると不安に感じる
会社員と違って、フリーランスはいつ仕事が途切れるか分からず将来に不安を抱えがちです。厚生年金に加入できなかったり、退職金がなかったりすることもフリーランスの不安要素です。
特に、結婚して家庭を持ったり住宅を購入したりする際に、将来的に収入を維持できるか不安に感じる人が多いと考えられます。
8.一人で活動する孤独感
フリーランスは相談したいことがあっても、気軽に話せる上司や同僚がいません。また、チームで働く会社員と違い、仕事のすべてを一人でこなす必要があります。
周りに気を使わず一人で仕事に集中できるのはフリーランスの良さでもあります。しかし反面、協力して仕事をする仲間がいないことから、孤独感に悩まされる場合もあるでしょう。
9.自分で営業する必要がある
フリーランスは自分で営業を行い案件を獲得する必要があります。営業にあたっては、自分の強みを分析し、積極的にクライアントにアプローチしなければなりません。
同じクライアントから継続的に依頼があるとは限らず、フリーランスとして活動する限り営業が必要です。契約時の条件交渉も自分で行う必要があり、コミュニケーションや交渉が苦手な人は辛いと感じることもあるでしょう。
10.自分で仕事に必要な備品を揃える必要がある
フリーランスは仕事に必要な機材や備品を自分で用意する必要があります。会社員なら必要な道具は会社から提供され、パソコンのセットアップや故障の対応は社内の担当者が行ってくれるでしょう。
しかし、フリーランスはソフトウェアの更新やウイルス対策を自力で行う必要があり、そのための知識も習得しなければなりません。設備の導入費や毎月の通信費を把握・管理する必要もあり、さまざまな手間が増えるのを辛いと感じる可能性があります。
11.必要経費をすべて自分で支払う必要がある
フリーランスは仕事に使う道具の費用をすべて自分で支払う必要があります。もちろん費用は経費計上できますが、売上に対して経費を使い過ぎると利益が減るので注意しなければなりません。
会社員は仕事の道具や交通費などを会社の経費で落とせ、自身の負担はありません。しかし、フリーランスになるとすべての費用を自分で支払わなけれなならず、お金の管理を辛いと感じることがあるでしょう。
12.取引が続く保障がない
フリーランスは一度案件を獲得できたとしても、契約を継続できるとは限りません。
一つの契約が終われば、また次の案件を探して営業をする必要があり、仕事が見つかるまでは無収入になってしまいます。長期的な仕事の目途が立ちにくいことは、フリーランスの辛いところです。
13.クライアントに対等に扱われないことがある
クライアントによってはフリーランスを下に見て、安い料金で契約しようとするなど、無理な要求をしてくることがあります。もちろん納得できない要求に対応する必要はありませんが、実績をつくりたい駆け出しフリーランスは受け入れることも多いです。
フリーランスは会社に守ってもらえないため、自分でクライアントを見極め対等な関係を築く大変さがあります。
14.クライアントとのやりとりが多いが相談しづらい
フリーランスは、基本的に自分一人でクライアントとやりとりすることになります。クライアントの都合によっては土日や夜間に対応することもあり、常に気が抜けません。
また、クレームなどのトラブルが発生した際も、相談できる先輩や上司がいないため、一人で対応しなければなりません。成果物の不具合で万が一損害賠償を請求された場合も、自分一人で対応策を考える必要があります。
フリーランスエンジニアが特に辛いといわれる理由
フリーランスの中でも、エンジニアは特にきついといわれます。IT系の技術は変化が目まぐるしく、常に最新の技術を学び続ける必要があるからです。
エンジニアはスキルが古くなると案件を受注できなくなるため、事業が軌道に乗った後も自己研鑽を続ける必要があります。
また、ソフトウェアやシステム開発にはプログラミングスキルが必須であり、未経験では案件の受注が難しいこともフリーランスエンジニアがきついといわれる理由です。
フリーランスが悩みを解消する方法
フリーランスは、収入の不安定さや孤独感などの悩みを抱えがちですが、対処法を知れば不安を軽減できます。たとえば収入の不安に対しては、複数の案件を掛け持ちするといった対策が考えられます。
フリーランスが悩みを解消し、辛い状況を避ける方法を9つ紹介します。フリーランスとしての不安を持っているなら参考にしてください。
複数の案件を持つ
フリーランスが収入を安定させるには、複数の案件を並行して受注しましょう。複数の収入源を確保しておけば、一つの契約が終了しても気持ちに余裕ができます。
オンラインのみでやり取りするクライアントの場合、「突然連絡がとれなくなった」といったトラブルもあり得ます。あらかじめ複数の案件を受注していればすぐに収入が途切れるリスクを避けられます。
案件を獲得するための営業方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに営業活動は必須!具体的な方法と成功のコツを紹介
フリーランス向けのエージェントを活用する
営業が苦手な人や営業にかかる時間を減らしたい人は、フリーランス向けのエージェントを活用しましょう。エージェントを利用すると、希望条件にあった案件を提案してもらえます。
エージェントは単価交渉も代行してくれるので、自分一人で交渉する自信がない方にもおすすめです。また、エージェントからは業界の案件動向や単価相場といった情報も得られるので、自分の市場価値を把握するのにも役立ちます。
確定申告には会計ソフトを活用する
確定申告の負担を減らすには、会計ソフトを活用すると良いでしょう。自動で集計や計算を行ってくれる会計ソフトを使えば、簿記の知識がなくても帳簿が可能です。
「紙の領収書をスキャンでとり込める」「銀行口座と同期できる」といった機能を持つ便利なソフトも登場しています。基本的な税金の知識を学び、会計ソフトを活用すれば確定申告のハードルを下げられます。
税金の知識について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスが納付する税金の種類は?計算方法や節税対策についても解説
フリーランスが使える制度を活用する
収入や貯蓄の不安を解消するには、フリーランス向けの制度を活用しましょう。病気や怪我で仕事ができなくなった際に無収入になるのを防ぐには、「所得補償保険」への加入が有効です。
将来の年金受給額を増やしたいなら、国民年金に上乗せして給付を受けられる「国民年金基金」に加入するのがおすすめです。
さらに、廃業後の生活に備えたい人は「小規模企業共済」を利用すると良いでしょう。小規模企業共済は「経営者の退職金制度」と呼ばれており、月々の掛金を支払れば廃業時に共済金を受け取れます。
フリーランス仲間をつくる
一人で活動する孤独感を解消するには、フリーランス仲間をつくることが大切です。同じフリーランスとして活動する仲間がいると、何かあったときに相談したり助け合ったりできます。
同じ分野で活躍する知り合いがいることで、仕事のモチベーションにもつながるでしょう。フリーランス仲間は、コワーキングスペースやフリーランス向けのセミナーで探せます。また、オンライン上のコミュニティであれば気軽に交流を図れます。
自分に合った働き方を選ぶ
フリーランスとしてストレスなく仕事をするには、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。
周りの人と協力しながら働きたい、困ったときにすぐに相談できる相手が欲しい人は、常駐型の案件に参画しましょう。常駐型の場合、客先のオフィスでほかのメンバーと一緒に作業をするため、フリーランスでありながらチームの一員として働けます。
常にスキルアップを意識する
将来にわって収入を安定させるには、常にスキルアップして自分の市場価値を上げることが欠かせません。スキルアップは大変ですが、専門性を高めたり対応できる領域を広げたりすれば、単価アップにつながります。
また、スキルを上げて質の良い成果物を納品すれば取引の継続率も上がります。仕事の質が高まれば、口コミからほかのクライアントからの依頼につながるでしょう。
目標を決めて活動する
目標を決めて活動すると、辛いことがあってもモチベーションを維持でき、困難を乗り越えやすくなります。2~3年後の具体的な目標を設定し、きついことがあったら目標を思い出しましょう。
目標を立てるときのポイントについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに目標設定が必要な理由|目標を立てるメリットや失敗例も解説
休日を自分で設定する
仕事とプライベートとの境目が曖昧になったり、生活が不規則になったりするのを防ぐには、休日の設定が効果的です。長時間の作業が続いて辛いときは、半日でも良いので休みをとって体調を整えましょう。
仕事とプライベートのオンオフをはっきりさせたい人は、あらかじめ休暇日を決めてスケジュールを立てましょう。一般の企業と同様に「毎週土日休み」という形もおすすめです。
休日設定は、取引先の都合を考えたうえで日程を決めると、クライアントとの良好な関係を保てます。
フリーランスは辛いだけではなくメリットもある
フリーランスには辛さがある一方、働き方の自由度が高いといったメリットがあります。辛い部分だけでなくメリットにも目を向け、比較するのが重要です。
主なメリットを5つ紹介していきます。全てのメリットを詳しく確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのメリット・デメリットとは?独立前に知っておきたいことを解説
働き方の自由度が高い
基本的に、フリーランスは好きな時間に好きな場所で働けます。案件によってはクライアントのオフィスに常駐しますが、常駐型の案件を受注するかどうかも自分で決められます。
稼働日も決まっていないため、「集中して作業したら連休をとる」「週休3日にする」といった働き方も可能です。
好きな案件・クライアントを選べる
会社員は上から指示された仕事に従事しますが、フリーランスは自分のやりたい仕事を選べます。得意とする分野の案件や興味のある技術を使う案件など、自分で方針を決めて案件を選ぶことが可能です。
やりたい案件を選ぶのでモチベーションを維持しやすく、やりがいを感じながら前向きに仕事に取り組めるでしょう。
収入に上限がない
フリーランスは毎月の収入に上限がなく、がんばった分だけ収入アップを目指せます。日本企業は、年功序列で給与額が決定する傾向があります。そのため、実力があるフリーランスは、同年代の会社員に比べて高い年収を得られるでしょう。
自分の裁量次第で案件の掛け持ちもできるので、努力した分だけ確実に収入を増やせます。
定年がない
フリーランスは定年がないため、自分が働きたいと思えば60代、70代と年齢を重ねても現役で活躍できます。体力を維持する必要はありますが、フリーランスは自分で仕事量を調整できるので、無理のない働き方も可能です。
会社員の場合、定年後の再雇用では給与が下がることも多いですが、フリーランスの報酬は年齢に関係ありません。年齢が上がってもベテランのスキルを活かして一定の収入を得られるでしょう。
職場の人間関係で悩みを抱えない
フリーランスは一人で仕事をする時間が多いため、職場の人間関係に悩まない傾向にあります。相性の合わない上司や部下との関係や社内の派閥に悩んでいた人は、フリーランスになるとストレスから解消されるでしょう。
余計な人間関係の悩みがなくなれば、目の前の仕事だけに集中できるメリットも生まれます。
フリーランスに向いている・向いていない人の特徴
フリーランスの働き方を辛いと思うかどうかは、適性によっても変わります。フリーランスに向いている人なら気にならなくても向いていない人にはストレスになるでしょう。
そのため、フリーランスを目指す際は自分に適性があるか判断することが重要です。向いている人・向いていない人の特徴を紹介するので、自分がどちらにあてはまるか確認しましょう。
フリーランスに向いている人
フリーランスは一人で活動するため、研修や資格取得の補助といった会社からのサポートがありません。また、勤務場所や時間、仕事の進め方が自由なので、すべてを自分で決めて進められるといった能力も必要です。
ここでは最低限知っておくべきフリーランスに向いている人の主な特徴を解説していきます。より詳しくフリーランスに向いている人の特徴を知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断
新しい知識を学ぶのが好き
新しい知識を学ぶのが好きで勉強が苦にならない人は、フリーランスに向いています。成長意欲が高く、指示されなくても自分から積極的に学べる人は、新しいスキルを取得して収入アップできるでしょう。
特に、技術の変化が激しいIT系の仕事でフリーランスをするなら、新しい情報をキャッチアップする姿勢が求められます。
自己管理ができる
フリーランスは会社員と違い、上司や先輩といった周りの目がありません。また、就業時間や仕事の進め方にも決まりがないので、自分で適切なやり方を決めて作業を行う必要があります。
そのため、一人でも真面目に仕事に取り組める人、体調管理やスケジュール管理に気を配れる人が、フリーランスに向いています。とりわけ、複数の案件を受注して同時並行で作業を行う場合は、納期に間に合わせる細かなスケジュール管理が重要です。
環境の変化が苦にならない
フリーランスはその時々で、クライアントを含めて仕事で関わる顔ぶれが変わります。案件によって作業内容も変わるので、環境の変化を苦にせず楽しめる人に向いているでしょう。
毎月の収入や作業量も変化するため、状況に応じて生活や働き方を変える柔軟性がある人もフリーランスの適性があるといえます。
フリーランスに向いていない人
フリーランスになりたいと思っている人の中には、実は会社員の働き方が合っている人もいます。フリーランスは自由度の高さが魅力ですが、自分に合わない働き方をするときついと感じてしまうでしょう。
これから紹介する特徴がある人は、フリーランスには向いていない可能性が高いです。該当する項目があった場合は、本当に自分がフリーランスとしてやっていけるのか改めて考えてみましょう。
安定した環境が好き
フリーランスは成功すれば多くの収入を得られますが、毎月確実に収入を得られる保障はありません。そのため、一定の収入を得て確実に安定した生活を送りたい人はフリーランスに向いていない可能性が高いです。
また、案件ごとにクライアントが変わることを考えると、人間関係が頻繁に変化するのが嫌な人もフリーランス向きではありません。
自分で営業や事務作業をするのが嫌
フリーランスは、営業や経費処理、収支の管理、確定申告などの事務作業をすべて自分で行う必要があります。担当の部署が営業や事務処理を行ってくれる会社員と比べると、実際の仕事以外に費やす時間が多いでしょう。
そのため、事務作業を自分で行うのに抵抗を感じる人は、フリーランスに向いていない可能性があります。
会社員とフリーランスの特徴を比べると適性が分かる
自分が会社員とフリーランスどちらに向いているか迷ったら、それぞれの違いを比較しましょう。収入や働き方、社会保障などに違いがあります。
それぞれの特徴を比べることで、自分がどの要素を重視するのか、どちらの働き方により魅力を感じるかが分かります。会社員とフリーランスの違いを表で示すので、確認してみましょう。
会社員 | フリーランス | |
---|---|---|
収入 | 毎月一定の収入を得られる | 毎月の収入は安定しないが上限はない |
雇用 | 会社と雇用契約を結ぶ / 終身雇用 | 受託する案件ごとに業務委託契約を結ぶ |
働き方 | 就業場所・就業時間が決まっている | 就業場所・就業時間に決まりはなく自由 |
社会保障 | 年金・健康保険料を会社が折半してくれる / 厚生年金や雇用保険に加入できる |
保険料は全額自己負担 / 厚生年金や雇用保険に加入できない |
社会的な信用度 | フリーランスと比べて高い / ローンの審査に通りやすい |
事業が軌道に乗るまでは低い / ローンの審査に通りにくい |
フリーランスと会社員の違いについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスと会社員の違い|長所と短所、副業で両立する方法を解説
フリーランスになって後悔しないためにすべきこと
フリーランスになってから「思ったよりきつい」と後悔しないためには、事前の準備が大切です。独立した後、すぐに事業が軌道に乗るとは限りません。なかなか案件を受注できず、生活に余裕がなくなることも考えられます。
駆け出しのフリーランスがぶつかりがちな壁を乗り越えるために、会社員のときからできる対策をまとめました。
当面の生活費を貯金する
フリーランスになってすぐは安定して案件が受注できるとは限りません。収入が少なく経済的な余裕がなくなると、納得のできない案件でも「とりあえずお金のため」と受注してしまう恐れがあります。
そうした事態を防ぐには、独立前に当面の間収入がなくても生活できるお金を貯めておきましょう。貯蓄すべき額の目安は、1年分の生活費の1.5倍から2倍です。
独立前に副業をする
職場で副業が認められている場合、ぜひ独立前に副業で実績をつくりましょう。職種にもよりますが、未経験者がいきなり独立してフリーランスとして成功するのは簡単ではありません。
実績のない分野でフリーランスを目指すなら、会社員時代に副業で実績をつくり、取引先を確保しておくのが賢明です。副業が禁止されている場合、関連する資格を取得する、フリーランス向けの交流会で人脈をつくるなどの準備ができます。
フリーランスになるための具体的な手続きや準備
フリーランスとしてスムーズに活動を開始するには、独立前の段階で必要な手続きや具体的に準備すべきことを把握しましょう。事務的な手続きとしては、以下の項目が挙げられます。
- 年金や健康保険の手続き
- 開業届を提出する
- 事業用口座をつくる
会社を退職したら、年金や健康保険の切り替え手続きを行います。また、開業届は事業開始から1ヶ月以内に提出する決まりなので注意してください。
事業用の口座を開設するかは自由ですが、プライベートと事業用の口座を分けることでお金の管理がしやすくなります。フリーランスになるための手続きについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスになる手続き|必要書類や会社員のうちにすべき準備
自分をアピールする資料をつくる
フリーランスとして営業を行うにあたっては、自分をアピールする資料をつくりましょう。具体的には、ポートフォリオやWebサイトに自分のスキルや実績をまとめます。
また、SNSでこまめに情報発信しておくと、自分の実績を広く知ってもらい、新たな出会いにつながることがあります。エンジニアであれば、技術ブログを運営して自分が持っているスキルを発信するのも良いでしょう。
作業環境を整える
集中して作業に取り組むには環境を整えることも重要です。在宅で仕事をする場合は、自宅の通信環境を整え、作業スペースを確保します。仕事内容に合ったスペックのパソコンを用意するほか、必要があればモニターやプリンターなどの機器も揃えましょう。
クライアントとオンライン上で打ち合わせをする場合は、Webカメラや照明もあると便利です。
フリーランスに関するよくある質問
フリーランスになるにはどうすればいい?
専門分野のスキルを身につけることでフリーランスとして活躍できます。会社員時代に経験を積んだり、人脈をつくったりして独立の準備を進めましょう。通信講座や社会人向けのスクールでスキルを身につけ独立する人もいます。
フリーランスはどうやって案件を探す?
会社員時代の人脈を使う、クラウドソーシングサイトで案件を探す、自ら企業に営業をかける、といった方法があります。また、フリーランス向けのエージェントを使えば希望に合った案件の紹介を受けられるほか、条件交渉も代行してもらえます。
開業届は出した方がいい?
開業届を提出すると、「屋号で銀行口座がつくれる」「青色申告ができる」などのメリットがあります。開業届を提出しなくても罰則はありませんが、青色申告による節税効果を考えると提出するのが賢明です。
確定申告をしないとどうなる?
確定申告の対象者が申告を怠った場合、無申告加算税や延滞税を課されます。また、悪質な不正を行った場合は刑事罰に問われあります。フリーランスの場合、年間の売上から経費を差し引いた所得が48万円以上なら、確定申告の義務があるので気をつけましょう。
※本記事は20023年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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