フリーランスエンジニアの案件獲得方法8選|職種別の単価相場も | レバテックフリーランス
フリーランスエンジニアの案件獲得方法8選|職種別の単価相場も
フリーランスエンジニアの案件獲得方法としては、ビジネス系マッチングアプリや求人サイト、エージェントなどがあげられます。それぞれ特徴があるため、希望に合った案件を獲得するには使い分けが必要です。
この記事では、フリーランスエンジニアの案件獲得方法をまとめました。案件ごとの単価相場や、高単価の案件を獲得する方法についても解説します。
継続して案件を獲得するコツも紹介するので、これから独立を目指す方はもちろん、すでにフリーランスとして活躍されている方もぜひ参考にしてください。

記事の監修者
亀田 健司
ITコンサルタント・講師
講師・コンサルタントとして、プログラミング・技術者教育に実績。ソフトウェア開発・IT研修講座の講義・研修プログラムの開発・プロデュース業務を行う。
大手コンピュータスクールの講座プロデュースや「一週間で身につく」シリーズのWebサイトを運営するとともに、「Udemy」にてオンラインプログラミングコースを担当(IoT、機械学習関連)。
また、ライターとして大手Webメディアなどにプログラミング(Java、PHP、Pythonなど)やIT技術に関する専門技術(人工知能、セキュリティ・IoT関連など)を執筆するなど、精力的に活動中。
フリーランスエンジニアの案件獲得方法8選
フリーランスエンジニアが希望に沿った案件を得るには、自身の状況や目的に応じた方法を選ぶ必要があります。以下は、主な案件獲得手段の特徴をまとめた一覧表です。
| 案件獲得方法の種類 | 営業の手間 | 主な案件のタイプ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| フリーランスエージェント | なし (代行) |
週3〜5日の常駐・リモート (高単価・直請け) |
営業を任せて本業に集中したい人・ 実務経験がある人 |
| ビジネス系 マッチングアプリ |
中 (メッセージ送受信) |
経営者や事業責任者からの直接相談・ 副業案件 |
人脈を広げて直請け案件を 掘り起こしたい人 |
| フリーランス 向け求人サイト |
中 (自身で応募・調整) |
中〜長期の業務委託 (リモート・常駐) |
自分で案件の条件を細かく 比較して選びたい人 |
| 企業に直接営業 | 大 (アプローチ〜交渉) |
直請けの開発案件・顧問契約 | 高い提案力があり高単価の 直取引を狙いたい人 |
| 知人や元同僚からの紹介 | 小 (関係性の維持) |
受注が安定しやすい継続案件 | 過去の実績があり良好な 人間関係を築けている人 |
| SNSやブログ での情報発信 |
中〜大 (継続的な発信) |
個人の指名依頼・相談ベースの案件 | 技術情報の発信が得意で ポートフォリオがある人 |
| 業界の交流会・ 勉強会 |
中 (対面での交流) |
スポットでの開発・ 他職種からの紹介案件 |
横のつながりを増やして 仕事の幅を広げたい人 |
| クラウドソーシング | 小〜中 (提案書の送付) |
単発・小規模な Web制作や開発タスク |
独立直後で実績を 積み上げたい駆け出しの人 |
それぞれの方法について解説していきます。
1.フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントは、専任の担当者が希望条件に合わせて案件を提案してくれるサービスです。自分で営業活動をする必要がなく、業務に専念できるという強みがあります。
キャリアカウンセリングの実施や、損害賠償保険・フリーランス向け福利厚生を用意している運営会社も多数存在します。契約トラブルの防止や継続的な案件獲得をプロがサポートするため、独立初期でもリスクを抑えて参画できる点が特徴です。
実際にエージェントを使ったエンジニアからは、以下のような感想が寄せられています。
- 会社員時代を思い返すと、もっと早く独立しても問題なく活動できたと感じる
- 初期にエージェント経由で受注できる仕組みを知っていれば、苦労せずに済んだ
案件獲得の効率化を図りたい場合は、まずエージェントサービスに登録して案件情報を確認してみると良いでしょう。
エージェントを利用したエンジニアの声について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
「もっと早くフリーランスになれば良かった」エージェントを使うことで安定して案件を獲得できるように
経験2年未満のエンジニアがエージェントを活用するには、まずは「即戦力として提示できるスキルセット」があるかどうかがポイントです。
たとえば、Web系ならHTML/CSS/JavaScript、バックエンドならPythonやJava、インフラならAWSやLinuxの基本運用など、市場で需要の高い技術を扱えることが最低条件です。
また、可能であればGitを用いたチーム開発経験や、タスク管理ツールの使用経験があると「現場にすぐ馴染める人材」として評価されやすいでしょう。
副業人材の場合、個人開発での成果物をGitHubやポートフォリオサイトに公開しておくと、実務経験が浅くても実力を正当に評価してもらえる可能性が高くなります。なお、クライアントに安心感を与えるためには技術力だけでなく、納期遵守やコミュニケーション力を示すことも必要です。
経験年数が短くても「需要のある技術」「チーム開発経験」「成果物の提示」を組み合わせることで、案件を獲得できる可能性は十分にあります。
2.ビジネス系マッチングアプリを利用する
ビジネス系マッチングアプリは、ビジネスパーソン同士のネットワークづくりを助けるツールで、オンライン上でビジネスチャンスや新たな人脈を得られます。ここでは、フリーランスエンジニアの案件獲得や認知拡大におすすめのアプリを2つ紹介します。
| アプリ名 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|
| ・ユーザー数が世界10億人以上の巨大ビジネスSNS ・企業からの直接スカウトやフリーランス向け案件の検索機能が充実 ・オンラインコース(LinkedInラーニング)でのスキルアップが可能 |
https://jp.linkedin.com/ | |
| Yenta | ・完全審査制で質の高いビジネスパーソンが集まるAIマッチングアプリ ・毎日届くレコメンドから関わりの少ない業界・職種の人と出会える ・Q&A機能などを通じて自身の専門性や技術力をアピールしやすい |
https://page.yenta-app.com/ |
アプリによってユーザー数や得意とする業界は異なるため、サービスの特徴を比べて登録先を決めるのがおすすめです。
3.フリーランス向けの求人サイトで探す
求人サイトや転職サイトにフリーランスエンジニア向けの案件情報が掲載されているケースがあります。「未経験者歓迎」「学歴不問」など条件を絞って検索でき、希望に近い案件を自分で探したいときに便利です。
サイトによっては、テーマ別に求人特集を組んでいる場合もあります。今どんな分野に注目が集まっているのか、業界動向を知るのにも役立つでしょう。
4.企業に直接営業する
問い合わせフォームや電子メール、電話などを活用し、ターゲット企業へ直接アプローチして案件を獲得する方法もあります。中間マージンが発生しないため、高い単価で契約しやすい点が魅力です。
直接営業を行う際は、自身のスキルや過去の実績をまとめたポートフォリオの提出が求められる場合があります。プロフィールや成果物を可視化した資料を用意しておけば、客観的な技術力の証明に役立つでしょう。
ハードルが高く感じられる方法ですが、やり方や成功のコツを把握すれば受注につなげられます。フリーランスの営業活動について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
新・フリーランス営業方法!先輩フリーランスもできない悩みを解決したコツ
5.知人や元同僚から紹介してもらう
前職の同僚や過去の取引先といった人脈から案件の紹介を受ける方法もあります。すでに人柄やスキルを理解してもらえているため、マッチングの精度が高く契約までスムーズに進みやすい点が強みです。
人脈経由で依頼を受けるには、以前の職場関係者と定期的に連絡を取り続ける必要があります。近況報告や情報交換を重ねておけば、相手のチームでエンジニアが不足したタイミングで声をかけてもらいやすくなるためです。
プライベートな友人や知人に対しても、フリーランスとして活動していることを伝えておくと良いでしょう。思わぬルートから仕事の相談や紹介につながる場合があります。
6.SNSやブログで情報を発信する
SNSやWebブログでの継続的な情報発信も、案件受注のきっかけとなります。開発実績や技術記事を公開しておくと、それらを目にした企業の担当者から直接オファーが届く可能性があります。
プラットフォームごとに利用者の層や文化が異なるため、自身のターゲットに合った媒体を選んで発信すると良いでしょう。スキルや人柄が伝わる投稿を続ければ、オンライン上のポートフォリオとして機能します。
フリーランスのブログの書き方について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスにブログは必要?お手本や運営のメリット・開設方法
7.業界の交流会・勉強会に参加する
独立したばかりで仕事につながるコネクションが少ない場合は、エンジニア向けの勉強会や業界交流会への参加がおすすめです。他職種や同業のフリーランスと知り合えば、チームへの誘いや案件の共有を受けられる可能性が高まります。
在宅ワークが中心となるエンジニアは、意図的に行動しないと外部との接点が減少してしまいます。オフラインイベントや技術コミュニティへ定期的に顔を出し、顔の見える関係性を構築しておくと、獲得できる案件の選択肢が広がるでしょう。
8.クラウドソーシングを利用する
駆け出しのうちは、オンラインで仕事の受発注が完結するクラウドソーシングで実績をつくるのが得策です。フリーランスエンジニア向けの案件も多く扱うクラウドソーシングサイトを2つ紹介します。
| サイト名 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|
| ランサーズ | ・開発から事務まで350以上の豊富なカテゴリから仕事を探せる ・独自の「ランク制度」で昇格すれば好条件の依頼が来やすくなる ・24時間365日のサポート体制があり安心 |
https://www.lancers.jp/ |
| クラウドワークス | ・一定の基準を満たすと「プロクラウドワーカー」に認定され信頼性がアップ ・低単価案件への警告表示といった適正報酬での取引を促進する仕組みを導入 ・規約違反や不審な行為を行うアカウントの取り締まりを強化中 |
https://crowdworks.jp/ |
クラウドソーシングサイトには、Web制作やアプリ開発などさまざまな案件が掲載されています。選択肢が多く、難易度の低い案件も見つけやすいので、実績づくりに適しているでしょう。
フリーランスエンジニアが案件獲得の際に確認する項目

案件獲得に気持ちが焦っていると、条件の悪い仕事を受注してしまうおそれがあります。フリーランスは受注する案件が自分の実績になるので、参画して得られるスキルや経験も考慮しなければなりません。以下で案件を見極めるポイントを見ていきましょう。
信頼できるクライアントか
業務委託の取引においては、契約後に連絡が途絶えたり報酬の支払いが遅延したりするケースが一定数存在します。トラブルを未然に回避するためにも、発注元が信頼に足る相手かどうかを事前に見極めなければなりません。
たとえばクラウドソーシングを利用する場合、過去の発注履歴や他のワーカーによるレビュー評価を確認しましょう。企業のWebサイトや公式SNSを検索し、実体のある法人であるかも調べておくと安心できます。
商談の段階では、業務範囲や報酬条件が明確に提示されているかを確認すると良いでしょう。曖昧な指示が多くコミュニケーションが不透明なクライアントは避け、契約書をきちんと交わせる取引先を選べば、取引上の事故の予防につながります。
フリーランスのエンジニアが案件を決める際には、商談や面談で気をつけるべき「危険な兆候」があります。
たとえば、契約条件や報酬が曖昧なまま話を進めようとしたり、納期や作業範囲が不明確で「とりあえずやってほしい」といった依頼が多い場合は要注意です。契約条件や報酬を明確にすることはフリーランスに仕事を依頼する際に必ず守るべきルールであり、それを守れないクライアントとの契約は避けるべきです。
また、支払いサイトが極端に長かったり、契約書の提示を渋ったり、コミュニケーションが一方的で質問に答えなかったりというクライアントは気をつけましょう。逆に信頼できるクライアントは、業務範囲と成果物が明確に提示されており、報酬や支払い条件を具体的に説明してくれます。
そのうえで、過去のプロジェクト事例やチーム体制に関する情報を開示し、技術者の意見を尊重する姿勢があるクライアントとは、長期的な関係を構築できるでしょう。
踏み倒し防止策について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
報酬未払いのフリーランスはどうするべき?踏み倒し防止策を解説
長期的に参画できるか
実績を積むために短期案件をこなすのも大切ですが、経済的安定を重視する場合は長期案件を優先すると良いでしょう。長期的に稼働できれば毎月の収入が安定し、将来の売上予測も立てやすくなります。頻繁に次の案件を探す必要がなくなるため、営業にかかる手間や時間を抑えられる点もメリットです。
半年〜1年以上の契約期間が見込まれるものは、長期案件として扱われます。収入源のリスク分散や多様な経験の獲得を目指す場合は、長期案件を軸にしつつ単発や短期の依頼を組み合わせるのがおすすめです。
スキルアップにつながる案件か
今後のキャリア形成を見据えて、スキルアップできる内容であるかを確認する必要があります。以下の視点で案件の条件を見直すと判別しやすくなるでしょう。
- 自身の技術力をさらに高められるか
- 未経験の領域や新しい言語に挑戦できる環境か
- 次の営業時にアピール可能な実績として残せるか
エンジニアとして市場価値を高め続けるには、自身に成長をもたらす業務であるか見極めなければなりません。スキル習得を優先したい時期であれば、報酬よりも作業内容を重視して案件を決めるのも選択肢の一つです。
報酬と作業内容が見合っているか
提示された報酬と実際の作業量との釣り合いも確認しましょう。掲載単価が高く見えても、稼働時間や対応範囲が膨大であれば、時給換算した際の実質的な対価が低くなる可能性があります。
見込み稼働時間で月額単価を割り、時給に換算して市場水準と比較する方法がおすすめです。想定される作業量を考慮したうえで、提示金額に納得できるかを判断基準としてください。
希望する働き方ができるか
参画後のミスマッチや稼働後のパフォーマンス低下を防ぐために、希望する勤務スタイルが実現可能かどうかの事前確認も欠かさず行いましょう。条件が合わない環境で稼働を始めると、生活リズムが崩れたり本来の業務に集中できなかったりして、早期離脱につながるおそれがあるためです。
エンジニア案件の勤務スタイルは、主にリモートワーク中心の在宅型と、クライアントのオフィスへ出社する常駐型に分類されます。在宅型は移動時間が削減でき、集中して作業を進めやすい点が強みです。一方で常駐型は、現地のメンバーと対面で密に連携を取りながらチーム開発の経験を積める利点があります。
自身のライフスタイルや求めている開発環境と照らし合わせ、無理なく成果を出せる案件を選びましょう。
フリーランスエンジニアの案件単価相場
希望条件に合う案件を選ぶために、フリーランスエンジニアの単価相場を把握しておきましょう。自身のスキル水準や職種ごとの水準を理解しておくと、提示された条件が妥当であるかを客観的に判断できます。
ここでは、レバテックのデータを元に職種とスキル別の単価相場をまとめました。
職種別
まずはレバテックのデータから算出した、職種別の単価相場を紹介します。
| 職種 | 月額決定単価(※1) | 想定年収(※2) |
|---|---|---|
| サーバーサイドエンジニア | 68万3,728円 | 820万4,736円 |
| フロントエンドエンジニア | 72万7,623円 | 873万1,476円 |
| クラウドエンジニア | 75万5,961円 | 907万1,532円 |
| プロジェクトマネージャー (PM) |
80万8,272円 | 969万9,264円 |
| ITコンサルタント | 83万6,110円 | 1,003万3,320円 |
※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って算出しました。(2026年7月時点)
※2 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2026年7月時点)
フロントエンドやサーバーサイドといった開発職に対し、インフラのクラウド化を支えるクラウドエンジニアは、技術的な希少性の高さから単価が高くなる傾向が見られます。
さらに高い金額となっているのが、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントです。開発実務にとどまらず、システム設計の統括や経営課題の解決、チームマネジメントといった高度な役割が求められる点から、高単価につながっています。
スキル別
続いて、スキル別の単価をまとめました。
| スキル | 月額決定単価(※1) | 想定年収(※2) |
|---|---|---|
| Go | 83万1,527円 | 997万8,324円 |
| Python | 71万4,891円 | 857万8,692円 |
| TypeScript (フロント) |
74万2,092円 | 890万5,104円 |
| TypeScript (サーバ) |
76万8,008円 | 921万6,096円 |
| Java | 64万3,745円 | 772万4,940円 |
| PHP | 68万1,645円 | 817万9,740円 |
※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って算出しました。(2026年7月時点)
※2 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2026年7月時点)
Web開発で長年使われているJavaやPHPは求人数自体が多く安定しているものの、エンジニアの供給数も多いため平均単価は比較的低い傾向があります。
一方で、需要が急増しているGo言語や、モダンな開発言語として定着しているTypeScriptは高単価を維持しています。市場での需要に対して扱えるエンジニアが不足しているスキルを習得すれば、年収アップにつながるでしょう。
近年はDXを推進する企業が増えていることから、フリーランスITエンジニアの需要はクラウド、AI、セキュリティ、そしてWeb開発分野に集中しています。
特に、AWSやAzureといったクラウド環境構築・運用スキルは高単価案件に直結します。また、プログラミング言語としては、Pythonを用いたAIや機械学習・データサイエンスの経験者に対する需要が高く、今後もその傾向が続くと思われます。
情報セキュリティ分野では、専門性を持つエンジニアの需要が高く、ITに限らず様々な業界・企業で人材が求められています。そして、フロントエンドではReactやVue、TypeScriptを扱える人材が、バックエンドではJavaやSpring、Node.jsが、依然として安定した需要があります。
また、昨今はRust・Go・Kotlinといった新たな言語も注目を集めています。クラウドやAIといった成長分野に加え、モダンなフロントエンド技術を習得することで、経験年数が浅くても案件獲得の可能性を大きく広げられるでしょう。
フリーランスエンジニアが高単価の案件を獲得する方法
条件の良いフリーランスエンジニア案件は競争率が高く、誰でも獲得できるわけではありません。収入を上げるには、単価が高くなりやすい案件の獲得ルートを押さえ、求められるスキルを伸ばす必要があります。
ここでは、フリーランスエンジニアが高単価の案件を獲得する主な方法を3つ見ていきましょう。
高単価案件が多いフリーランスエージェントを活用する
年収アップを狙うなら、高単価案件を多く扱うフリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。エージェントは発注元と直接取引している直請け案件や、一般のサイトには掲載されない高単価な非公開案件を多数保有しています。
営業担当者が仲介に入ることで、個人ではアプローチが難しい大手企業のプロジェクトに参画できたり、案件参画時の条件交渉を代行してもらえたりするメリットがあります。実務経験があるエンジニアであれば、自身のスキルに見合った適正価格での受注が期待できるでしょう。
レバテックフリーランスでは、無料の個別相談会を実施しています。現役フリーランスエンジニアのキャリア相談はもちろん、以下のようなお悩みにもプロのアドバイザーが対応します。
- 自分のスキルや経験の市場価値を客観的に知りたい
- 今より単価を上げるのに何が必要か知りたい
- 独立したいが何から始めればいいかわからない
高単価案件を獲得したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
要件定義・設計・提案スキルを磨く
フリーランスとして高単価を狙うには、コーディングだけでなく、要件定義や基本設計といった「実装の前のフェーズ」に対応できるスキルが武器になります。
クライアントのビジネス課題をシステム要件に落とし込める人材は市場価値が高く、エージェント経由でも高単価な案件を提示されやすくなります。案件の獲得や商談の際には、単にコードが書けることだけでなく、「顧客の要望をどう設計や提案に落とし込んできたか」というプロセスをアピールしましょう。
もし実務での設計・提案経験が不足していると感じる場合は、応用情報技術者やプロジェクトマネージャ試験などの資格取得がおすすめです。
交渉力やコミュニケーションスキルを磨く
高単価の案件を受注するには、交渉力・コミュニケーションスキルが欠かせません。無理のない納期の設定や、作業範囲を明確にするうえでも、これらのスキルが必要になります。
日頃からクライアントと丁寧な意思疎通を図り、自分の意見を分かりやすく伝える意識を持ちましょう。交渉のコツは以下の通りです。
- 事前に目指すべきゴールを決める
- 希望より少し高めの単価を提示する
- お互いにメリットがある関係(Win-Win)を意識する
あらかじめ「これだけは譲れない」という基準を持っておくのが交渉を進めるポイントです。ただし、相手を論破して自分だけが得をするような進め方は避けるべきです。その場では好条件でまとまったとしても、不信感を持たれればトラブルが発生する可能性があります。
フリーランスエンジニアが継続して案件を獲得するコツ
フリーランスエンジニアが継続して仕事を得るには、手法やアプローチ方法を押さえる必要があります。ここではフリーランスエンジニアが案件を獲得するコツをまとめました。
実績をつくりポートフォリオを充実させる
継続して案件を獲得するために、まずは実績を積み重ねてポートフォリオを充実させましょう。実務や個人開発の成果物を増やしてクライアントに提示できれば、自身の強みや技術力が客観的に証明され、信頼を得やすくなるためです。
応募する案件の領域に合わせて掲載する成果物を変えると、より効果的なアピールにつながります。作成したプロダクトやコードはGitHubやWebサイト上で公開しておき、URLひとつでスムーズに共有できる状態を整えておきましょう。
自分のスキルに合う案件を狙う
自分のスキルレベルに合った案件に応募することも、継続して受注するためのコツです。高単価に惹かれて難易度が高すぎる案件を受注すると、納期遅延やクオリティ不足を引き起こし、次の依頼につながらなくなるおそれがあるためです。
案件選びでは「無理なく対応できる業務が8割、少し挑戦が必要な業務が2割」といった配分を目安に選ぶと良いでしょう。現在のスキルで着実に成果を出しつつ、実務を通して新しい言語やフレームワークに触れる環境を作れます。
実績を積みつつ、少しずつ高難易度・高単価な案件へとステップアップしていきましょう。
希望の条件を明確にする
あらかじめ希望の報酬を決めておけば、条件に合う案件を効率的に探せます。とはいえ、いきなり高すぎる単価を設定するのは現実的ではありません。
ほかのフリーランスエンジニアがどれくらいの単価で案件を受注しているか、あらかじめ相場を確認しておきましょう。そのうえで作業にかかる時間を計算し、単価がいくらなら適正な収入になるか検討するのがおすすめです。
営業の幅を広げる
継続して案件を獲得するためには、ひとつのアプローチ方法に頼らず、営業の幅を広げる必要もあります。受注ルートが単一だと、万が一契約が終了した際に次の案件が決まるまで収入が途絶えてしまうためです。
たとえば、これまで使っていなかった別の求人サービスを併用したり、対応できる職種や契約形態の幅を広げて応募してみる方法があります。アプローチの選択肢を増やしておけば、急な契約満了が発生しても焦らずスムーズに次の案件へ移行できるでしょう。
フリーランスの営業方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
新・フリーランス営業方法!先輩フリーランスもできない悩みを解決したコツ
名刺やオンラインでの連絡先を準備しておく
イベントや勉強会で出会った担当者との縁を次の仕事へつなげるために、名刺や連絡先を準備しておきましょう。連絡先を渡しておけば、相手の現場でエンジニアが必要になった際、個別で連絡や相談を受けられるためです。
名刺には氏名やSNSアカウントのほか、ポートフォリオのURLや得意な開発言語を記載しておくのがおすすめです。相手が社内でほかの担当者へ紹介する際も情報を共有しやすくなり、案件の相談へとつながるきっかけになる可能性があります。
フリーランスの名刺の作り方について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスも名刺が必要!デザイン相場や肩書き・おしゃれな作り方を解説
丁寧な対応でクライアントの信頼を得る
継続的な取引を目指すうえで、クライアントとの丁寧なコミュニケーションは欠かせません。どれほど高い技術力があっても、やり取りに不安があるエンジニアへ再度発注するクライアントは少ないためです。
納期を厳守する姿勢はもちろん、進捗の定期報告やメッセージへの迅速な返信を徹底しましょう。クライアントの要望を汲み取った品質で納品し、修正依頼にも柔軟に対応すれば、次回も優先的に声をかけてもらえるパートナーとして認識されるようになるでしょう。
既存クライアントとの取引継続を目指す
新規案件の獲得だけでなく、既存取引の継続にも注力しましょう。新しい取引先を探す営業の手間を省けるうえに、毎月の売上を安定させやすくなるためです。
たとえば、システムやネットワークの保守・運用案件などは長期契約になりやすく、安定した収入源につながりやすい傾向があります。また、既存クライアントとの信頼関係を築くことで、追加機能の開発やシステム改修など、新たな案件を依頼されるケースもあります。
新しく習得したスキルをクライアントにアピールすれば、別の案件を依頼される可能性が高まるでしょう。
フリーランスエンジニアの案件獲得時の注意点
ここでは、案件を探す際や契約・参画にあたって注意しておきたいポイントをまとめました。これから営業や契約を進める方は参考にしてください。
しつこく営業しない
クライアントからの返信がない状態で何度もメールを送るといった、過度な営業活動は行わないようにしましょう。一方的な営業を続けると、マナーが悪いという印象を与えてしまいます。
案件の獲得は、発注側のニーズと自身のスキルが合致したタイミングで成り立ちます。技術力に自信があっても、クライアントが求める要素がなければ契約には至りません。
アプローチ後に反応が得られないときは、気持ちを切り替えて別の企業へ連絡してみるのがおすすめです。
ビジネスマナーや身だしなみに注意する
クライアントに信頼してもらうには、基本的なビジネスマナーを守る必要があります。見た目の第一印象も評価に影響するからです。
以下の基本的なビジネスマナーは必ず守るようにしましょう。
- 商談相手や場面に応じた服装を心掛ける
- 誰にでも丁寧に挨拶をする
- 進捗状況をこまめに報告する
どれほど優れたスキルを持っていても、コミュニケーションに不安があるとクライアントは仕事を任せづらくなってしまいます。日頃の接し方や服装の配慮は欠かさないようにしましょう。
契約の種類を理解しておく
クライアントとの間に認識の齟齬が生じないよう、案件を獲得したら契約形態を必ず確認しましょう。条件の解釈に違いがあると、納品時のトラブルにつながるおそれがあるためです。
フリーランスエンジニアが結ぶ業務委託契約には、主に「準委任契約」と「請負契約」が存在します。それぞれ報酬が支払われる条件が異なるため、どの形式で合意するかを確認しましょう。
準委任契約と請負契約の違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーランスと業務委託契約の違いは?トラブル防止のコツも紹介
作業内容や成果物のイメージを共有する
作業内容やゴールが不明瞭なまま案件に着手すると、クライアントが求める成果が出せないおそれがあります。継続的な取引につながりにくくなる可能性もあるため、事前の認識合わせが重要です。
詳しい作業内容は募集情報を見るだけではわからないケースもあります。不明点があれば、事前の確認を徹底するのがおすすめです。具体的な作業内容や対応範囲、成果物の条件は最低限把握しておきましょう。
相場を大きく下回る案件を受注しない
実績づくりを急ぐあまり、市場相場を大きく下回る低単価な案件を受注するのは避けましょう。作業量に対して報酬が見合わない案件を引き受けてしまうと、いくら稼働しても十分な収入を得られず、経済的・精神的に疲弊してしまうおそれがあるためです。
一度低い単価で契約を結ぶと、その後の単価交渉が難しくなったり、次の営業でも「低単価で受けてくれるエンジニア」として扱われたりするリスクもあります。
事前に職種やスキルごとの単価相場を調べておき、自身のスキルに見合った適正な価格で契約を結ぶよう徹底しましょう。
失敗してもすぐに諦めない
受注に至らない場合でも、提案内容を見直してアプローチを続けましょう。案件の獲得には一定の母数が必要です。駆け出しの時期は、数十件ほどアプローチしてようやく1件受注できるケースも珍しくありません。
契約につながらなかったときは「実績が足りないのか」「提案文が分かりにくいのか」といった理由を振り返り、次の応募へ活かしましょう。営業方法を改善していけば、徐々に成約率は高まっていきます。
自分1人でのアプローチに行き詰まった際は、フリーランス向けエージェントへ相談して希望に合う案件を案内してもらう方法もおすすめです。
案件獲得につながるフリーランスエンジニアのスキル
継続的に案件を受注できるフリーランスエンジニアには、コミュニケーションが丁寧、自己管理ができるなどの特徴があります。案件獲得がうまい人に共通するスキルや姿勢をまとめたので、フリーランスとして成長したい方はぜひチェックしてください。
市場価値の高い専門的な技術力
案件が途切れにくいエンジニアは、現場の課題を解決できる高度な技術力を備えています。トレンドの言語やフレームワークに加え、AIやクラウド、セキュリティなどの専門性の高い技術を扱える人材は、ライバルとの差別化を図りやすい傾向にあります。
代替の効かないスキルを保持していれば、プロジェクト終了後も別の案件へ優先的に声をかけられるケースが増えるでしょう。
プロジェクトを推進する設計力
システム開発の根幹を担う設計スキルがあると、プログラミング作業にとどまらず企画や仕様決定の段階から参画できる案件を獲得しやすくなります。全体の構造や機能を一から設計できるエンジニアは、プロジェクトを主導する立場として重宝されるからです。
初期の設計段階から携わることで、開発全体の方向性や成功に直接関与できます。提示される単価も高くなる傾向にあるため、設計に関するスキルを磨いておくと良いでしょう。
クライアントへの主体的な提案力
発注側から信頼を得るエンジニアは、指示された作業の先にある課題解決まで見据えて行動します。相手の状況や予算規模を踏まえ、業務効率化につながる代替案を提示できるからです。
「この機能を実装すれば運用コストを削減できる」といった提案ができる人材は、頼もしいビジネスパートナーとして評価されます。相手の助けになりそうな要素を見つけたら、積極的に改善策を伝えると良いでしょう。
納期と品質を担保する自己管理力
継続して案件を受注できるフリーランスは、自身の作業ペースや体調をコントロールして納期を守る自己管理力が求められます。働き方の自由度が高いフリーランスだからこそ、納期遅延を起こさないスケジュール管理能力はクライアントから重視される要素だからです。
予期せぬトラブルが発生した場合でも、余裕を持った計画で対応できるエンジニアは高い評価を得られる傾向にあります。信頼を積み重ねて次の受注へつなげるためにも、日頃から自己管理の習慣を身につけておきましょう。
最新技術への適応力
IT業界では常に新しい技術やフレームワークが登場するため、エンジニアにはトレンドを迅速にインプットして業務へ反映させる柔軟性が欠かせません。最新のトレンドに対応できれば、競合が少ない新規プロジェクトに参画できるチャンスが増えるためです。
市場で求められている技術をいち早く習得できれば、同業者との差別化を図れます。日頃から最新の情報にアンテナを張り、新しい知識をキャッチアップする習慣をつけておきましょう。
【未経験者向け】フリーランスエンジニアが実績を積む方法
実績が不足していると、応募しても採用に至らないケースが増えるおそれがあります。ここでは実績を増やして自身のアピールポイントを作る手法をまとめました。
個人で開発を行う
企業案件に参画する前段階として、自分でWebサービスやアプリを作る方法があります。個人で作成したプロダクトであっても、ポートフォリオへ掲載して技術力を示すことが可能です。
企画から実装、公開までの流れを1人で経験できるため、実践的なスキルの習得にもつながります。完成した制作物はポートフォリオにまとめ、面談時のアピール材料として活用しましょう。
一度就職して働く
案件獲得に苦戦している場合は、一度会社員として就職する選択肢も視野に入れるのがおすすめです。開発現場で数年ほど働けば、実践的な業務フローやチームでの働き方が身につくでしょう。
実務に携わりながら社会人としてのマナーを学べる点も、組織に属するメリットといえます。社内研修や実務を通してスキルを高めておけば、将来的に独立する際の強力な武器となります。
クラウドソーシングなどで複数の案件を受注する
経験が少ないうちは、クラウドソーシングなどを活用して、単価が低めの案件を数多く受注し、実績を積むという方法もあります。駆け出しのフリーランスエンジニアが最初から長期案件や高単価案件を受注するのは難易度が高いためです。
地道に実績を積んでスキルを伸ばせば、徐々に希望する条件を満たせるようになります。決して焦らず、まずは自分の力量に合った案件の獲得に注力すると良いでしょう。
資格を取得する
資格を取得すれば、試験勉強を通じて体系的なスキルを身につけられます。自分が目指すキャリアに合った資格を取得すると良いでしょう。資格はスキルを客観的にアピールする材料にもなります。
フリーランスエンジニア向けの資格については、下記の記事を参照してください。
ITエンジニアも資格を取得しよう!おすすめの資格30選を紹介
フリーランスエンジニアの案件獲得に関するよくある質問
ここでは、フリーランスエンジニアの案件獲得に関するよくある質問に答えます。
Q. フリーランスエンジニアはどうやって案件を獲得する?
企業への直接アプローチや、クラウドソーシングサイトの利用によって案件を獲得する手法があります。
また、SNSで情報発信を行ったり、フリーランス向けエージェントから提案を受けたりするアプローチ方法もあります。知人の紹介や交流会を通じた人脈づくりを活用すれば、受注につながる選択肢をさらに増やせるでしょう。
Q. フリーランスエンジニアにはどんな職種がある?
フリーランスとして活動できる職種は多岐にわたり、専門分野ごとに分かれています。主な職種は以下の通りです。
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- セキュリティエンジニア
各分野で実務経験を積み重ねていけば、将来的に「プロジェクトマネージャー」や「ITコンサルタント」といったポジションへのステップアップも目指せるでしょう。
Q. 未経験からフリーランスエンジニアになれる?
未経験からフリーランスエンジニアになること自体は可能ですが、最初からスムーズに案件を獲得するのは難しいでしょう。発注側は過去の実績やスキルを見て判断するため、実績のない状態では受注できる確率が低くなります。
まずは個人開発によるポートフォリオの作成や、IT企業での実務経験を通して実績を作り、スキルを証明できる状態になってから独立を目指すのが現実的です。
Q. 営業が苦手だとフリーランスエンジニアになれない?
営業が得意でない場合でも、エージェントを活用すれば案件を獲得できる可能性があります。専門のアドバイザーが個人のスキルに合う案件を探して提案してくれるためです。
エージェントサービスによっては、面談日程の調整や条件面の交渉までサポートを受けられる場合があります。営業にかかる労力を抑えられるため、開発作業に集中したい方にとっても頼もしい手段といえるでしょう。
※本記事は2026年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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