Haskellの仕事とは?特徴や関連する職種について解説 | レバテックフリーランス
Haskellは、純粋関数を特色とするプログラミング言語です。Haskellを使う職種では、プログラマーなどのエンジニア系の職種が代表的です。Haskellは導入企業が増えつつあり、将来的な期待が集まる言語でもあります。この記事ではHaskellの特徴や将来性、仕事例について解説していきます。
なお、他にもさまざまなエンジニアの種類について知りたい方は「エンジニアの種類」の記事をご参照ください。
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■この記事の監修
青井 真吾
大学卒業後はIT企業に入社。システムエンジニアとして大手企業向けのERPシステム開発に従事。Javaエンジニアとして主にプログラミング工程のタスクを担当していた。
その後は、フリーのITコンサルタントとして、人材派遣会社の基幹システムの開発とERPシステムの導入、不動産会社の商業施設での販促システムの導入、自動車メーカーでコネクティッドカー開発のプロジェクト管理、SIerでのSalesforceの導入とSAPとのデータ連携の仕組みの構築、ファッション業界の企業でSalesforceと連携する周辺システムの導入を経験。現在は法人化し主に企業のシステム開発プロジェクトを支援している。
Haskellの特徴や強みとは?
Haskellの仕事について説明する前に、まずはHaskellがそもそもどんなプログラミング言語なのか、どんな特徴があるのかについておさらいしておきましょう。
Haskellとは?
Haskellは、純粋関数を特色とするプログラミング言語です。名称の由来は、数学者・論理学者のハスケル・カリー。初版の発表は1990年でした。同言語の原型であるMirandaおよびMLに類似した関数型言語であり、よりメジャーな言語であるC++やJavaなどとは大きく性質が異なっています。
Haskellの特徴
Haskellの特徴は、記述力に優れている点です。機能面では、他の言語でも採用されている定義可能な演算子や高階関数、静的多相型付け、例外処理といった現代的な要素を有している他、リスト内包表記・ガード・カリー化・パターンマッチングなど、Haskellに特有のものも多くあります。
また、数学的プログラミングによる生産性の高さも魅力の一つ。遅延評価をはじめ、代数的データ型や再帰的な関数などをサポートしており、副作用が発生しやすい操作を行う際にも参照透過性を維持することができます。Haskellでは手続き型のプログラミング言語においては複雑とされる関数も、比較的簡単に実装することが可能な場合があります。
Haskellに関連する職種
Haskellは、ソフトウェア開発の場面で主に使われています。とりわけ、速さと信頼性の両方が求められるプロジェクトにおいて利用されやすい傾向があるようです。Haskellはプログラミング言語であるため、実際にHaskellを使って作業を行う職種としては、プログラマーが第一に挙げられるでしょう。
プログラマーとは?
プログラマーは、システムやソフトウェアの開発において主にプログラミングを担当する職種です。プログラマーと似た職種には、システムエンジニアがあります。システムエンジニアとプログラマーには明確な違いがあるわけではありませんが、プログラマーがどちらかというと下流工程を担うことが多いのに対し、システムエンジニアはより上流の工程に携わるものとするのが一般的なようです。
また、プログラマーとしての実務経験を活かし、システムエンジニアへのキャリアアップを目指すこともできるでしょう。
プログラマーの作業内容と必要なスキル
プログラマーは、システムエンジニアによる設計書にしたがってコーディングを行うほか、運用管理、デバッグ、不具合修正にも携わります。また、案件によっては、仕様書の作成やリリース作業などにも関わることもあるかもしれません。
プログラマーの仕事を全うするために求められるスキルは、第一にプログラミングスキルといえるでしょう。専門性が重視される傾向があるため、自身にとってコアとなる言語を選んで習熟するのがおすすめです。
プログラマー全般の仕事内容について基本的なことが知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
プログラマーの仕事内容
Haskellの将来性
現在Haskellの導入企業が増えつつあるため、Haskellは将来性のある言語であるといえるでしょう。Haskellは他の言語との相違点が多く、日本語によるドキュメントが少ないこともあり、新たに習得するのが難しいとされています。しかしその分、Haskellのスキルは重宝され、Haskellを使えるエンジニアの需要は高まる可能性があるでしょう。
Webエンジニアの将来性が気になる方は、こちらの解説記事もご覧になるとよいでしょう。
Webエンジニアの将来性
Haskell案件の単価・年収
ここではHaskellの年収の参考として、2023年9月時点での、レバテックフリーランスの保有案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
フリーランスHaskellの平均月単価 : 75万円(12ヶ月分を年収とすると900万円)
最高単価 : 85万円
最低単価 : 65万円
Haskellの求人・案件一覧
※上記の金額はお支払いを約束するものではございません。
なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給の他に賞与もある、など収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。
プログラミング言語ごとの単価や案件数が気になる方は、こちらの調査ランキングをチェックしてみてください。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
Haskellの求人・案件例
ここでは、実際にあったレバテックフリーランスでの案件を例にして、Haskellの作業内容やスキル条件などを見ていきましょう。Haskellの求人・案件に興味がある方は参考にしてみてください。
【R&D】大規模メディア新規技術開発の求人・案件
■単価
〜650,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。
■職務内容
・次世代メディアプラットフォーム開発のため、
自社研究開発チームでの新規技術開発をご担当頂きます。
・サービス運用をご担当いただくことは基本的にありませんが、
新規テクノロジーやアルゴリズム開発などを行うR&Dポジションへジョインいただきます。
■求めるスキル
・エンジニアとして開発経験3年以上
・基本設計以降の業務経験
・各種数学的知識を理解していること
-統計、確率、解析、情報理論、線形代数etc
・各種アルゴリズムやデータ構造を理解していること
-動的計画法、トライ木、グラフ理論etc
・UNIXを問題なく使用できること
【歓迎スキル】
・HaskellやOCaml、Lispなど関数型言語を用いた開発経験
・プログラミングコンテスト上位入賞経験
・技術のオープンソース化経験
■最寄り駅
西新宿 (東京都)
【Node.js】採用管理システム開発の求人・案件
■単価
〜650,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。
■職務内容
・Node.jsを用いた採用管理システムの開発に携わっていただきます。
・主に下記作業をご担当いただきます。
‐バックエンドアプリケーションの機能開発
‐機能開発に伴う設計仕様及び実行計画の記述
‐メンバーと機能設計に関する壁打ち及び機能ブラッシュアップ
■求めるスキル
・Webアプリケーションの開発経験3年以上
・Node.jsを用いた実務経験
・MySQL、HTTP及びgRPCの知見
■歓迎スキル
・コードレビューの経験
・TypeScriptを用いたWebアプリケーション開発経験
・Haskellを用いたWebアプリケーション開発経験
■最寄り駅
五反田(東京都)
上記の内容はHaskellのフリーランス案件の一例であり、必須スキル・歓迎スキルや単価などは、案件とご自身のスキル・経験によって大きく変わってきます。
レバテックフリーランスでは、エンジニアをはじめとするIT専門職の方へ、案件の紹介や単価交渉の代行、参画後のフォローのほか、無料の税務士紹介、参画者優待サービスなどを実施しています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
Haskellの仕事に関するよくある質問
ここでは、Haskellの仕事に関するよくある質問に答えていきます。
Q. Haskellにはどんな特徴がありますか?
Haskellには遅延評価、モナド、手続き型言語として利用可能等の特徴があります。
Q. Haskellのメリットについて教えてください。
純粋関数と非純粋関数の区別を身に付けることができる、速いスピードでシステム開発ができる等のメリットがあります。
Q. Haskellはどの分野で活用されていますか?
Haskellは金融、セキュリティ、科学、医療等の分野で活用されています。
Q. Haskellの平均年収はどの程度ですか?
Haskellの平均年収は500〜900万円程度です。
Q. Haskellにはどのようなデメリットがありますか?
Haskellには学習コストが高い、遅延評価の扱いが難しい等のデメリットがあります。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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