システム開発コンサルタントの仕事内容とは?必要なスキルも解説 | レバテックフリーランス
システム開発コンサルタントの仕事内容とは?必要なスキルも解説
システム開発コンサルタントは、クライアントのシステム開発において上流工程を担当するコンサルタントです。システムに関する知識だけでなく、コミュニケーション能力やプレゼン能力、実務経験など、幅広いスキルを必要とする職種でもあります。
この記事では、システム開発コンサルタントの仕事内容や、必要なスキルなどについて解説します。
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■この記事の監修
硯里 宏幸
名古屋工業大学大学院で情報工学を専攻しAIを用いたモーターの設計と評価の研究に従事。
新卒で富士通グループに入社し、SEとして製造業向けにスクラッチのシステム開発を担当。
その後、Webエンジニアとしてメガベンチャーであるエイチームに転職、Webサービスの開発・運用やメディアチームの立ち上げを経験し、2019年に株式会社アスターリンクを設立。
Web制作やシステム開発をする中、独学で学んだプログラミングや採用担当をした経験からITエンジニアのキャリアに関する情報を発信。
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システム開発コンサルタントの仕事内容
システム開発コンサルタントは、クライアントのビジネスの課題や戦略の要望をシステムによって解決する職種です。クライアントの事業・業務内容を深く理解したうえで、客観的な立場からさまざまな要望を聞き取り、それを実現するためのシステム設計を行います。
システムの設計にあたっては、クライアントへのヒアリング、プレゼンテーション、各業務の入力情報や出力情報の策定、場合によっては業務フローの策定まで行うこともあります。
その後、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマーなどから構成される開発チームを編成し、実際のシステム開発作業へと促す役割も担います。また、単に現状の要望を満たすシステムを作るだけではなく、将来的に機能を変更したり拡張したりすることが可能な設計にするよう気を配ることも求められます。
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システム開発コンサルタントに必要な条件・スキル
システム開発コンサルタントになるにあたって重要なのは、業界やシステムに対して十分な理解があること、そしてコミュニケーション能力などを含めた人間力が備わっていることです。案件参画にあたっては効果的なシステムの提案をしたり、経営層の承認を得るために、事業者目線での知識や経験も必要となります。
システム開発コンサルタントに必須の資格はありませんが、シスコ技術者認定やマイクロソフト認定システムエンジニア、オラクルマスターなどを保有する人もいます。資格はプラスアルファと捉えた上で、実際にシステム開発コンサルタントに必要とされる条件やスキルについて見ていきましょう。
システムコンサルタントに役立つ資格に関しては、以下の記事をご覧ください。
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システムエンジニアとしての実務経験
システム開発コンサルタントは、システムエンジニアのステップアップ先としても認識されている職種です。そのため、システムエンジニアとして実務経験を積むことが、システム開発コンサルタントになるための条件の1つといえます。特に、クライアントの業界や業務の深い理解が必要なため、特定の領域に特化してスキルを積み上げていくケースが多いです。
コミュニケーション・プレゼンテーション能力
システム開発コンサルタントにとって、コミュニケーション能力は欠かせないものです。コンサルティングにおいては、まず顧客からできるだけ情報を聞き出し、相手が何を求めているのかを理解する必要があります。その際、得た情報に対して誤った解釈をすることなく、相手のニーズを正確に汲み取ることが大切です。
また、システム開発コンサルタントには良い提案を考える能力ばかりでなく、その提案の詳細や利点を的確に伝えるスキルも必要とされます。どれほど有効な解決策を提示できたとしても、顧客がそれについて正しく理解し、満足できなければ成果や価値には繋がらないからです。
さらに、経営や会計などのビジネスの知見や、データ解析の理解なども挙げられます。スキルの分野が広ければ、その分活躍の場も広がるでしょう。
その他には、システムを導入して実際に利用する担当者の方に導入の背景やメリットを理解し、信頼してもらえるだけの関係性の構築も重要となります。
これらのスキルは、システム開発コンサルタントと同じ上流工程を担うシステムエンジニアにも求められる能力です。システムエンジニアの仕事内容やスキルアップについて詳しく知りたい人は以下の記事もご確認ください。
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システム開発コンサルタントが活躍する業界
業界に目を向ければ、金融や製造、流通、通信、エンターテイメント、メディアなど、幅広い分野でシステム開発コンサルタントの活躍の場が用意されています。IT分野に特化した求人・案件では、システム開発コンサルタントになる過程で身につけてきたさまざまな知見を活かすこともできるでしょう。
とはいえ、今後システム開発コンサルタントとして案件に参画し続けていくためには、より高いレベルでの専門性や技術、経験が必要になっていくでしょう。既に述べたように、システム開発コンサルタントになるためにはエンジニアとしての実務経験も必要とされていますが、ただ漫然とエンジニア職として年数を重ねるだけでは不十分です。
自分が持っている業務に関する知識やIT関係のスキルを今一度見直し、それらが実際の案件においてどのように役立つかを常に具体的に考えるようにしましょう。
例えば、開発系業種の中にもWeb系、業務系、組み込み系などさまざまな種類があります。これらのIT業種の分類についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご確認ください。
Web系、業務系、組み込み系とは?違いや必要なスキルについても解説
※本記事は2023年5月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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