Web系・業務系・組み込み系の違いやそれぞれのスキルを解説

この記事でわかること
  • Web系開発の特徴
  • 業務系開発の特徴
  • 組み込み系開発の特徴

IT業界の業種は、Web系、業務系、組み込み系の3つに区分されることがあります。「言葉は聞いたことがあるけど、違いについてはよく知らない」という方もいるのではないでしょうか。
こういった区分は、用いる人や文脈などによって差異があるものの、それぞれに特徴があります。本記事にて、詳しく見ていきましょう。

なお、エンジニアで副業が気になっている方はこちらの記事をご覧ください。
エンジニアが副業を始めるには?土日や週1~できる案件の獲得方法や注意点を解説

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■この記事の監修

仲谷.A

大学時代は情報理工学を専攻し、基本情報技術者の資格を取得。2014年から現在まで新卒で入社した自動車関連メーカーでソフトウェアエンジニアとして勤務。 実務経験としては、入社してから5年間は、C言語を用いた組み込みソフト開発を担当。要件分析から設計、実装、テストまでV字工程の全工程を経験。その後、2年間はMatlab/Simulinkを用いたモデルベース開発を経験。レガシーコードでの開発経験しかない部署でモデルベース開発の基盤を構築。現在は再度、組み込みソフト開発に戻り、海外の顧客向けにソフトウェア開発を実施。

目次

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Web系開発の特徴

Web系開発というと、主にBtoCのWebサービスやブラウザゲームなどの開発を指すことが多いです。Web系開発では、フロントエンドやサーバサイドなどの区分に分けて語られることがしばしばあります。

Web系エンジニアに必要な言語・スキル

フロントエンドは、検索機能やホームページの外観など、ユーザーが直接目にするシステムです。フロントエンドを開発する際は、HTMLやCSS、JavaScript、TypeScriptなどの経験やスキルが必要となります。また、インターネットの普及により、Web系エンジニアの需要はさらに高まっていくでしょう。

一方、サーバサイドは、フロントエンドの指示や入力を基にして、結果の出力や記録の保存を行うのが役割です。サーバサイドはユーザーが目にしないシステムのため、バックエンドと呼ばれることもあります。サーバサイドの開発では、PHPやJavaScript、Ruby、Python、Goなどの言語が用いられます。2,3名程度の少人数で開発することも多く、一人のエンジニアに対して広い役割を求められる傾向があります。

Webエンジニアの詳細な仕事内容について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Webエンジニアの仕事とは?年収やスキル、Webプログラマーとの違いも解説

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業務系開発の特徴

業務系開発は、主に企業の業務を効率化・自動化するアプリケーション開発を指し、代表的な例としては、社内の給与システムや勤怠管理システム、経理システムなどがあります。

業務系エンジニアに必要な言語・スキル

業務系アプリケーション開発で用いられる言語としては、JavaやC++、C#などの言語が主です。大規模な開発となることもしばしばあるため、要件定義や基本設計などの上流工程をSEが担当し、詳細設計や開発などの下流工程をプログラマーが担当するというように担当領域が分かれていたり、工程の一部を外部の企業へ委託するケースも比較的見られます。

また、クライアントの課題を解決し、要望に沿ったシステムを開発するためには、コミュニケーション力が必要です。クライアントにITに関する知識があるとは限らないため、わかりやすく説明するスキルや意向を汲み取る柔軟性のある考え方なども求められるといえるでしょう。

なお、近年はIT化を進める企業も増えていることから、業務系エンジニアの需要も伸びているといえます。

業務系開発についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
業務系システムとは

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組み込み系開発の特徴

組み込み系開発とは、洗濯機や冷蔵庫、デジタルカメラ、エレベータや信号機などのハードウェアにおいて、特定の機能を実現するために組み込まれているシステムを開発することを指します。パソコンやスマートフォンでの操作を前提とするWeb系開発、業務系開発と異なり、さまざまなハードウェアに搭載されるシステムを開発するのが特徴です。

組み込み系エンジニアに必要な言語・スキル

組み込み系開発には、ハードウェア/ソフトウェアの両面があります。C言語やJava、アセンブリ言語などのプログラミング言語や、TRONをはじめとする組み込みシステム向けのリアルタイムOSのスキルのほか、ハードウェアの種類に合わせた専門的な知識も必要といえるでしょう。

また、今後IoTシステムが普及していくと、より一層高度なシステムの需要とともに組み込み系エンジニアとしての需要も高まっていく可能性があります。

組み込み系エンジニアの詳細な仕事内容について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
組み込み系エンジニアの仕事内容|年収や将来性も解説

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Web系、業務系、組み込み系の違い

それぞれの項目でWeb系と業務系、組み込み系開発の特徴を確認しましたが、どのような違いがあるのでしょうか。

業務系は、主に経理や生産管理、人事に関連するプログラムを対象とし、それぞれのクライアントに合うシステム作りがエンジニアの役割です。

一方、組み込み系開発では、1つのシステムを複製して多くの製品を作るため、より緻密なシステム作りが大切になります。

また、Web系で多いのは、自社におけるユーザー向けのWebサービスの開発・提供です。スピード感を持ってクリエイティブな発想で作り、ユーザーの反応を見ながら素早く改善していくのが、Web系開発ならではの特徴といえるでしょう。

そのほかの職種や業務内容について気になる方は、以下の記事をご覧ください。
エンジニアの種類

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web系業務系組み込み系に関するよくある質問

ここでは、web系業務系組み込み系に関するよくある質問に答えていきます。

Q. フリーランスのWebエンジニアは、どのような案件に参加することが多いですか?

フリーランスのWebエンジニアが参加する案件は、Webサイトの開発、Webアプリケーションの開発、プログラムの改修や保守などが多いです。

Q. 独立するために、Webエンジニアが持っておくべきスキルにはどのようなものがありますか?

独立するために必要なスキルとして、プログラミング言語やフレームワークの知識、データベースの基礎知識、セキュリティに関する知識が挙げられます。

Q. 独立したエンジニアにとって、Web系、業務系、組み込み系の収入の違いはありますか?

Web系の方が報酬が高い傾向がありますが、必要なスキルや実績によっては業務系や組み込み系でも高収入を得ることができます。

Q. 組み込み系開発におけるプログラミング言語にはどのようなものがありますか?

組み込み系開発にはC言語、C++、アセンブリ言語、Python、Java、その他のマイクロコントローラ向けの言語があります。

Q. Webエンジニアにとって、ポートフォリオの作成は重要ですか?ポートフォリオ作成の際に気をつけることはありますか?

ポートフォリオの作成はWebエンジニアにとって非常に重要です。自分の実力やスキルをアピールすることができ、信頼感を得ることができます。制作物の品質や開発過程や背景、工夫や工程の意図などを明確に記載し、魅力的な印象を与えることがポイントです。

ポートフォリオの作成方法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり

※本記事は2023年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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