インフラエンジニアと開発エンジニアの違いは?年収や仕事内容、スキルを比較

インフラエンジニアと開発エンジニアの主な違いは、作業の担当領域にあるといえます。両方の仕事内容をはっきりと区別するのは難しい場合もありますが、一般的にはインフラエンジニアはサーバーやネットワークなどのITインフラを設計・構築するのが仕事であるのに対し、開発エンジニア(SE)はそのようなITインフラをベースに、Webサイトやスマホアプリ、業務システムなどを開発するのが仕事です。

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インフラエンジニアとは

インフラエンジニアの主な役割は、システムの基盤となるネットワークやサーバーなどの設計・構築を担当することです。仕事内容によって、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアといった職種に分類されるケースもあります。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は、基本的にシステムのインフラであるネットワークやサーバーなどを構築し、運用・管理することとなっています。

具体的な業務内容は、大きく分けると以下のような工程があります。

  • 要件定義
  • 設計
  • 構築
  • 運用・保守

まず、クライアントが求めるインフラ環境にどのような機能・性能が必要か把握し、設計書を作成します。設計書にもとづいてシステムを構築した後は、動作テストを実施。運用開始後にトラブルが生じた際は、原因の分析や復旧作業を行います。

インフラエンジニアの年収

ここでは、インフラエンジニアの年収の参考として、2025年11月時点でレバテックが保有するデータをもとに、フリーランスと会社員それぞれの平均年収を紹介します。

【フリーランスの平均年収】

  フリーランスの平均年収(※1) 会社員の平均年収(※2)
サーバーエンジニア 約791万円 約389万円
ネットワークエンジニア 約814万円 約401万円
クラウドエンジニア 約907万円 約458万円
セキュリティエンジニア 881万円 約436万円

※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年11月時点)
※2 レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年11月時点)
なお、会社員とフリーランスとでは社会保険料や税金の計算方法が異なる、会社員は月給のほかにボーナスもあるなど、収入の計算の仕方には違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。

インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアに必要なスキルとして、以下のようなものが挙げられます。

  • ネットワークやサーバーに関する知識・スキル
  • クラウドサービス・仮想化技術の知識
  • セキュリティの知識
  • コミュニケーションスキル

それぞれ以下で詳しく解説します。

ネットワークやサーバーに関する知識・スキル

インフラエンジニアには、まず通信が成立する仕組みであるTCP/IPを理解していることが求められます。そのうえで、ネットワーク機器(L2/L3スイッチ・ルーター)を操作できるスキルや、システム内のネットワーク設計・実装を行うスキルが必要となるでしょう。

さらに、エンプラレベルのデータセンターネットワークを設計したり、より広範囲な拠点間ネットワーク(WAN)の設計・実装を行ったりする能力も必要です。

サーバー領域のスキルとしては、以下のスキルが求められます。

  • Linuxの操作ができる
  • シェルスクリプトを書いて運用を自動化できる
  • IaCツール(Ansible)を使って構成管理を行える

クラウドサービス・仮想化技術の知識

クラウドサービスや仮想化技術を扱うインフラエンジニアは、各サービスの機能を自身で調査しながら活用する姿勢が求められます。また、インフラ構築をコードで行う手法として、IaCツール(Terraform)を活用して構成管理を行うスキルも求められます。

クラウドサービスの知識とIaCの技術を組み合わせることで、複雑な非機能要件を満たすシステムアーキテクチャを設計できるようになるでしょう。

セキュリティの知識

インフラエンジニアにはセキュリティの知識も必須です。なぜなら、インフラエンジニアは社内のセキュリティリスクを洗い出し、対策を練る役割を担っているからです。

具体的には、侵入テストなどのサイバー攻撃を模倣した試験を設計・実行し、試験結果に基づき社内のセキュリティ施策を策定することが求められるでしょう。

施策の推進にあたっては、セキュリティに対する取り組みの意義を経営陣に分かりやすく説明する力も必要です。

コミュニケーションスキル

円滑にプロジェクトを推進するためには、チームのメンバーやチーム外の関係者と問題なくコミュニケーションがとれることも大切です。チーム内では、コードレビューを受ける際に、「どうしてその実装を行ったのか」を言語化する能力が求められるでしょう。

また、要件定義で顧客から要望を引き出す際も、コミュニケーション能力が必要です。インフラ構築においては、顧客が直接意識していない非機能要件を汲み取る必要があるため、相手のニーズを汲み取る力が必要になるでしょう。

インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアのよくあるキャリアパスの例としては、以下が挙げられます。

インフラエンジニアのキャリアパス

上記以外のキャリアパスとしては、中・大規模システムのインフラチームのリーダーを経験した後、ITコンサルに転職する人も多いです。

また、自社開発会社ではインフラエンジニアからSREエンジニアにキャリアチェンジする例が多く見られます。技術系のキャリアを歩む場合は、必ずと言って良いほど開発に携わる場面が出てくるので、フルスタックエンジニアに近い働き方になる人がほとんどです。

インフラエンジニアの仕事の実態についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
【エンジニアのプロ監修】インフラエンジニアとは?仕事内容や年収・必要スキル・資格などを徹底解説

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開発エンジニア(SE)とは

開発エンジニア(SE)とは、Webサイトやスマホアプリ、オープン系・汎用系の業務システムなどの開発に携わる職種です。

開発エンジニア(SE)の仕事内容

開発エンジニア(SE)はシステム開発に関わる職種であり、以下のような工程を担当します。

  • 要件定義
  • 基本設計・詳細設計
  • テスト

開発エンジニアが作成した設計書にしたがって、プログラマーが実装(プログラミング)を進めていくという分担になることが多いですが、実際に各工程をどこまで担当するかはプロジェクトや企業によって変わります。プロジェクトによっては開発エンジニアが上流工程から下流工程まで一貫して担当する場合もあります。

開発エンジニア(SE)の年収

2025年11月時点のレバテックのデータをもとにしたフリーランスと会社員の開発エンジニア(SE)の平均年収は以下のとおりです。

フリーランスの平均年収(※1) 会社員の平均年収(※2)
約753万円 約417万円

※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年11月時点)
※2 レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年11月時点)

開発エンジニア(SE)に必要なスキル

開発エンジニア(SE)に必要なスキルとして、以下のような例が挙げられます。

  • アプリ開発に関する知識・スキル
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル

それぞれ以下で詳しく解説します。

アプリ開発に関する知識・スキル

開発にあたっては、コードの書き方や各種ライブラリの使い方など、プログラミング言語関連の知識の知識が必要です。需要が高いプログラミング言語は開発対象によって異なり、たとえばWeb系では、JavaScriptやTypeScript、PHP、Goなどがよく使われます

最近では、多くのAIコーディング支援ツールが登場しているので、感受性高くキャッチアップできるかどうかも重要となります。

ほかには、開発環境の構築スキルを習得し、アプリの設計パターンについても知っておく必要があるでしょう。アプリの品質を向上させるには、テスト設計および自動テストの実装を行うスキルも必要です。開発効率を高めるには、アプリの自動デプロイ環境の構築スキルも求められます。
さらに、最低限のインフラ知識も習得しておくと良いでしょう。

コミュニケーションスキル

プロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーションが必要です。インフラエンジニアと同様に、コードレビューを受けた際に、自分の実装に対する考えを論理的に説明するスキルがあると良いでしょう。

マネジメントスキル

プロジェクトを成功に導くためには、ウォーターフォールやアジャイルといった開発手法を理解し、チームを導くマネジメントスキルが必要です。チームとしての成果を最大化するにあたっては、メンバーの育成やモチベーション管理、タスクの適切な割り振りを行うメンバーマネジメントのスキルが問われるでしょう。

開発エンジニア(SE)のキャリアパス

開発エンジニア(SE)のキャリアパスとしては、インフラエンジニアと同じようにプロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)を目指す、スペシャリストとしてスキルを極めていくといった選択肢があります。

また、AIエンジニア、IoTエンジニア、データサイエンティストなど需要が高い分野で活躍する職種にキャリアチェンジするというキャリアパスもあるでしょう。

インフラ領域に興味があれば、開発からインフラへのキャリアチェンジという選択肢もあります。

システムエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】システムエンジニア(SE)とは?仕事内容・年収・なり方を解説

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インフラエンジニアと開発エンジニアに関するよくある質問

ここでは、インフラエンジニアと開発エンジニアに関するよくある質問に答えていきます。

Q. 開発エンジニアが独立開業する場合、どんなスキルが必要ですか?

プログラミングスキルや開発ツールの知識、データベースの知識、コミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメント能力などが必要です。

Q. インフラエンジニアと開発エンジニアではどんな違いがありますか?

開発エンジニアとは、IT業界においてシステムやソフトウェアなどの設計・開発に携わるエンジニアの総称です。インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を手がけるエンジニアのことです。

Q. フリーランスのエンジニアに必要なヒューマンスキルとは何ですか?

ヒューマンスキルとは、他者との良好な人間関係を構築し、円滑なコミュニケーションを行うための能力のことです。

Q. インフラエンジニアにはどのようなスキルや知識が必要ですか?

サーバーに関するスキルや技術力、ネットワークに関するスキルや技術力、ソフトウェアのスキル、インフラ設計のスキルや知識、セキュリティに関する知識やスキル、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどが必要です。

Q. インフラエンジニアと開発エンジニアの平均年収を教えてください。

レバテックフリーランスが保有するデータによると、フリーランスのインフラエンジニアの
平均年収(※1)はサーバーエンジニアが約791万円、ネットワークエンジニアが約814万円です。会社員(※2)は、サーバーエンジニアが約389万円、ネットワークエンジニアが約401万円となっています。
開発エンジニアは、フリーランスの平均年収(※1)が約753万円、会社員の平均年収(※2)が約417万円です。

※1 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2025年11月時点)
※2 レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2025年11月時点)

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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