未経験からサーバーエンジニアになるには?仕事内容や転職に必要なスキル・資格について

未経験からサーバーエンジニアに転職するには、まず基本的な仕事内容や、求められるスキルなどを理解しておくことが大切です。そこで本記事では、未経験からサーバーエンジニアになるための勉強方法や、仕事内容、必要なスキル、資格、キャリアパス、将来性などについて紹介します。サーバーエンジニアへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

未経験からサーバーエンジニアになれる?
サーバーエンジニアの仕事内容
未経験からサーバーエンジニアになるために必要なスキル
未経験からサーバーエンジニアになるために必要な資格
未経験からサーバーエンジニアになるための勉強方法
サーバーエンジニアのキャリアパス
サーバーエンジニアの将来性
未経験からサーバーエンジニアの目指すときのよくある質問

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未経験からサーバーエンジニアになれる?

未経験からサーバーエンジニアなることは可能ですが、転職をする場合には、一般的に実務経験者の方が有利です。20代の場合は、未経験でも採用されやすい傾向にありますが、30代や40代以降となると、実務経験やサーバーエンジニアとしてのスキルがないと転職するハードルは高くなるでしょう。

サーバーエンジニアを含め、ITエンジニアの需要は高まっている一方で、人材不足が深刻化しているため、「未経験OK」「未経験者歓迎」といった条件を掲げている正社員や契約社員、アルバイトなどの求人は一定数ありますが、仕事をするうえで最低限の知識やスキルはあらかじめ身につけておく必要があります。

関連記事 : サーバーエンジニアの仕事はきつい?|未経験からの転職に必要なスキルや資格、将来性

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サーバーエンジニアの仕事内容

ここでは、サーバーエンジニアの一般的な仕事内容について紹介します。

サーバー設計

要件定義の段階で顧客の要望を洗い出し、システムに必要な機能について確定させます。そして、要件の洗い出しが完了したら、システムを構築する際に必要なサーバーやOS、ミドルウェア、データベースなど詳細な設計を行います。

たとえば、サーバーをオンプレミスにするのか、クラウドにするのかなどを決めていきます。事前に発生する可能性があるトラブルを想定し、障害が起きたときの対応方針を定めることも重要です。

サーバー構築

サーバー設計の工程が完了したら、実際にサーバー構築を実施します。サーバー構築を行う際は、設計工程で作成した設計書をもとに、OSやミドルウェア、データベースなどのインストールや設定を進めていきます。

また、サーバー構築が完了したら正常にシステムが稼働するか、テストを実施します。近年では、テスト自動化ツールが発展しており、ツールを用いることでテスト効率の向上が期待できるでしょう。

サーバー運用・保守

サーバーの運用・保守の工程では、システムが問題なく稼働しているか監視や障害チェックを実施します。また、ミドルウェアのバージョン更新に伴う設定の変更など、よりよいシステムに改善するために、システムの改修も行います。

休日出勤や夜勤をする場合も多く、運用・保守はきついといわれやすい工程でもありますが、トラブル対応で問題が解決したときなどにはやりがいを感じられる工程ともいえます。

関連記事 : サーバーエンジニアの仕事内容

未経験からサーバーエンジニアになるために必要なスキル

ここでは、未経験からサーバーエンジニアになるために必要なスキルの例を紹介します。

サーバーOSやミドルウェアを扱うスキル

サーバーエンジニアは、OSやミドルウェアを扱う機会が多いです。Webサーバーやメールサーバー、DNSサーバーなどのように、サーバーは多種多様に存在します。

特にOSは、どのサーバーでも必要となるため、OSのなかでも利用する機会が多いLinuxに関するスキルは、ぜひ押さえておきたいところです。

セキュリティに関する知識

サーバーエンジニアは、セキュリティに関する知識も深める必要があります。総務省のサイバーセキュリティタスクフォースでまとめられた「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020」にもあるように、近年サイバー攻撃は巧妙化・多様化しています。

※参考 : 総務省「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020」

新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークが普及したことで、新たなセキュリティリスクが指摘されていることなども含め、サーバーとネットワーク両方から、総合的にセキュリティ対策を行うことが重要です。

クラウドサービスを扱うスキル

近年では、クラウドに関するスキルを持つサーバーエンジニアが求められています。総務省が発行している「令和2年版情報通信白書」によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は、2015年には約45%でしたが、2019年では約65%まで増加しています。

※参考 : 総務省|令和2年版 情報通信白書|企業におけるクラウドサービスの利用動向

クラウドサービスが年々普及していることが伺え、今後もクラウドサービスを扱えるサーバーエンジニアの市場価値が高まると予想されます。

関連記事 : インフラエンジニアに必要なスキル|転職や年収アップに役立つ資格はある?

未経験からサーバーエンジニアになるために必要な資格

未経験からサーバーエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、ここでは取得していると就職・転職に役立つ可能性がある資格について紹介します。

LinuC(Linux技術者認定試験)

LinuC(Linux技術者認定試験)は、NPO法人LPI-Japanが認定している資格です。証明できる技術の対象領域は、オンプレミスからクラウドまでと幅広いのが特徴です。

Linuxの技術は、サーバーエンジニアとしての基本ともいえる技術です。LinuCを取得することで、サーバーエンジニアとして根幹となる技術力を証明することができるでしょう。

※参考 : IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

Microsoft試験 98-365: Windows Server Administration Fundamentals

Microsoft試験 98-365: Windows Server Administration Fundamentalsは、Microsoft社が実施している試験です。Windows Serverの管理の概念とテクノロジに精通していることを証明できます。

この試験は「MTA: Windows Server Administration Fundamentals」の認定要件ですが、MTAは2022年6月30日に廃止される予定となっています。公式サイトから最新情報を確認しておきましょう。

※参考 : Exam 98-365: Windows Server Administration Fundamentals - Learn | Microsoft Docs
※参考 : The future of Microsoft Technology Associate (MTA) certifications - Microsoft Tech Community

CCNA(Cisco技術者認定試験)

CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称で、ネットワーク関連機器メーカーの世界最大手であるシスコシステムズ社が実施している試験です。

ネットワークエンジニアのほか、サーバーエンジニアにとっても有益な資格で、サーバーとネットワークの知識を合わせて学習することで、エンジニアとしての応用力が身につけられます。

※参考 : CCNA 認定とトレーニングプログラム - Cisco

関連記事 : サーバーエンジニアの資格|転職やスキルアップにおすすめの資格は?

未経験からサーバーエンジニアになるための勉強方法

ここでは、未経験からサーバーエンジニアになるための勉強方法を2つ紹介します。

独学でサーバーを構築してみる

独学でサーバー構築を行ってみることは、スキル習得に役立ちます。OSにはサーバーエンジニアの業務で利用する機会が多いLinuxを利用してみましょう。サーバー構築を行う際には、参考書もしくはWebサイトなどを参考にするのがおすすめです。

スクールを利用して勉強する

独学で勉強が難しい場合には、スクールを利用して学習することをおすすめします。独学に比べ費用がかかりますが、「勉強に対するモチベーションを上げたい」「効率よく勉強したい」という方に向いています。

疑問があった際に講師に直接聞けるほか、カリキュラム修了後のキャリアについて相談に乗ってくれるところも多いようです。

関連記事 : インフラエンジニアになるための勉強方法|未経験者・初心者はどんな順番で学習する?

サーバーエンジニアのキャリアパス

ここでは、サーバーエンジニアのキャリアパスについて紹介します。

インフラエンジニア

サーバーエンジニアとしての経験を深め、同時にネットワークのスキルを身につければ、高度なスキルを持ったインフラエンジニアになることができます。インフラエンジニアは、顧客のニーズに合わせてインフラ環境の設計や構築、運用・保守を行うため、サーバーとネットワークに関する高度な知識や経験が要求されるでしょう。

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導くための品質やコスト、スケジュールなどの管理を主に行います。サーバーエンジニアは、顧客やチームメンバー、協力会社などとコミュニケーションをとる機会も多いため、その経験を活かせばプロジェクトマネージャーを目指すことができるでしょう。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)とは|役割や仕事内容、年収は?

サーバーエンジニアの将来性

厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」では、サーバーエンジニアなどを含む「システムエンジニア(基盤システム)」について、「顧客の施設に物理的にサーバーを設置する仕事は減少しているが、クラウドを利用したIoT、フィンテック等新しい分野でITインフラが求められるようになっている」「仕事内容は変化しているが、ITの根幹を担うエンジニアとして需要は高い」と説明しています。

※参考 : システムエンジニア(基盤システム) - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

また、IT業界全体としても人手不足が深刻化しており、経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」の報告書では、2030年には最大で約79万人までIT人材の需給ギャップが拡大する可能性があると試算されています。

※参考 : 経済産業省「IT人材需給に関する調査」

サーバーエンジニアの仕事内容は、新しいIT技術の登場により変化しつつあります。特にオンプレミスからクラウドへ移行するニーズは高まっているため、クラウド技術を身につけることはサーバーエンジニアにとって重要といえるでしょう。

関連記事 : インフラエンジニアの将来性|クラウド化で今後の需要や転職に必要なスキルは変わる?

未経験からサーバーエンジニアの目指すときのよくある質問

未経験からサーバーエンジニアを目指すときのよくある質問と回答を紹介します。

Q. 30代・40代で未経験からサーバーエンジニアに転職できますか?

A. 「未経験OK」「年齢不問」といった条件のサーバーエンジニアの求人を探して応募すれば転職できる可能性はあります。ただし、ポテンシャルを見て未経験から採用されるケースもある20代と比べ、30代・40代と年齢を重ねると、未経験からの転職のハードルは高くなるのが一般的であることは留意しておきましょう。

Q. サーバーエンジニアの求人にはどんな応募条件がありますか?

A. 参考として、レバテックフリーランスに公開中のサーバーエンジニアの求人・案件では「Linuxの操作経験」「AWSやAzureなどのクラウド技術を扱えるスキル」などが求めるスキルとして挙げられています。

Q. 未経験からサーバーエンジニアの求人に応募したときの面接のポイントは何ですか?

A. 未経験から転職を目指す場合は、独学で勉強してきたことなどを伝えて、これからスキルアップしていく意欲があることを示しましょう。求人に応募した時点ではスキルが不足していても、ポテンシャルを買われて採用に近づける可能性はあります。

関連記事 : 未経験からインフラエンジニアになるには|求人数や転職後の年収、おすすめの資格を紹介

最後に

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