インフラエンジニアにはJavaスキルが必要?市場価値を高める方法

「プログラミングを習得しようと思うけど、インフラエンジニアがJavaを学ぶメリットはある?」と疑問に思う方がいるのではないでしょうか。

この記事では、インフラエンジニアがJavaを身につける意味を紹介します。Javaのほかにも学んでおきたい言語の種類や、インフラエンジニアとしての市場価値を高める方法も解説します。キャリアの可能性を広げたい方は、ぜひ参考にしてください。

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インフラエンジニアがJavaを習得する3つのメリット

インフラエンジニアがJavaを習得するメリット

インフラエンジニアがJavaを習得すると、担当できる業務領域が拡大しキャリアの幅を広げられるメリットがあります。

従来、サーバー管理やネットワーク構築といったインフラエンジニアの仕事においては、プログラミングは必須ではありませんでした。しかし、近年はクラウドが普及し、インフラをコードとして扱う「IaC(Infrastructure as Code)」が進展しつつあります。また、プログラミングが必要なインフラ管理ツールも登場し、インフラエンジニアにもプログラミングスキルが求められるようになっています。

Javaは数あるプログラミング言語の中でも、インフラエンジニアにおすすめできる言語の一つです。以下では、インフラエンジニアがJavaを習得するメリットを紹介していきます。

1.システムの管理画面を開発できるようになる

Javaを習得することで、システムの管理画面を自分で開発できるようになります。システムの管理画面はJavaで開発されることが多く、Javaを使った開発スキルがあればシステム監視やリソース管理をより効率的に行えるツールの自作が可能です。

運用業務の自動化を行うツールを開発できれば、業務の効率を大幅に向上させられるでしょう。

2.アプリ開発向けのインフラを構築できるようになる

Javaの知見を持つことでアプリケーションの要件を正確に把握し、それに合わせたインフラ構築ができるようになります。

たとえば、文字化けが発生するといった不具合があった場合、状況によってはインフラエンジニアがアプリケーションの不具合に対処する場合があります。そうした際にJavaの知見を有していれば、アプリケーションのソースコードを追うことで適切な対応が可能になるでしょう。

3.キャリアの幅を広げられる

Javaスキルを身につけることは、インフラエンジニアにとって新たなキャリアパスを切り開くきっかけにもなります。Javaのスキルがあれば、インフラ業務だけでなく、アプリケーション開発やシステム設計にも携われるようになるため、職域が大幅に広がります

たとえば、アプリケーションエンジニアにキャリアチェンジしたり、業務系システムの開発を担うシステムエンジニアに転身したりすることが可能です。もちろん、Javaのスキルを活かしてクラウドエンジニアにキャリアアップすることもできるでしょう。

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【転職や独立にも有利】Javaは将来性がある言語

Javaは1995年にリリースされてから今日に至るまで、世界中で利用されるプログラミング言語としての地位を保ち続けています
豊富なライブラリ・フレームワークがあることから、大規模開発での需要が高く、安定性が求められる金融機関や大企業のシステムに選ばれることも多いです。また、プラットフォームを問わずに動作することから、Webアプリやスマホアプリ、業務アプリなど幅広い開発現場で重宝されています。

このように、Javaは使用できる場面が幅広く、今後も需要が見込まれるプログラミング言語だといえるでしょう。Javaを扱えるインフラエンジニアを求める企業は多く、スキルがあれば転職にも有利に働くと考えられます。

また、Javaをはじめとするスキルを習得してインフラエンジニアとしてレベルアップすれば、フリーランスになる選択肢も出てきます。独立した場合に受注できる案件の種類や単価をイメージしたい方は、以下のページを参考にしてください。
レバテックフリーランスの案件例

以下の記事では、独立までの流れを確認できます。
インフラエンジニアが独立する5ステップ。案件獲得に必要なスキルは?具体的に解説

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Java以外におすすめのプログラミング言語

インフラエンジニアがプログラミングスキルを身につける上で、Java以外にも習得を検討すると良い言語があります。

以下では、インフラエンジニアにとって有用な3つの言語について紹介します。それぞれの言語には特徴があり、インフラ業務との親和性も異なります。自分の目標や興味に合わせて選ぶと良いでしょう。

Python

PythonはAI開発や機械学習の場面でよく活用され、インフラ業務ではサーバーの自動化に使われることがあります。障害発生時のログのデータ解析に用いることもあるため、インフラエンジニアとして習得して損はない言語だといえるでしょう。

Pythonは文法がシンプルでライブラリが豊富であることから、習得の難易度は比較的低いといわれています。一般的には、Javaよりも難易度が低いとされており、初めてプログラミング言語を学ぶ方にもおすすめです。

Ruby

Rubyは、IaCツールである「Chef」のプログラムで利用されているため、インフラエンジニアとして業務を自動化する際に役立つでしょう。WebサイトやWebアプリケーション開発で用いられることが多く、インフラエンジニアからWebエンジニアにキャリアチェンジしたい方におすすめの言語でもあります

Pythonと同様に文法がシンプルであるため、Javaよりも学習難易度は低いといわれています。日本発の言語であり、日本語の解説サイトや書籍が見つけやすいことも学習するうえでの利点です。

Go

Go(Golang)は、Googleが開発した比較的新しいプログラミング言語で、クラウドやIoT分野で活用されています。クラウドを使ったWebアプリケーションの開発に用いることが多いため、Goを習得するならAWSやGoogle Cloudも合わせて学ぶのがおすすめです。

また、DockerやKubernetesなど、現代のインフラ環境で使われる多くのツールがGoで開発されています。そのため、Go言語の知識はこうしたツールの拡張や連携を行う際にも役立つでしょう。

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現職と両立しながらプログラミング言語を学習する方法

インフラエンジニアが業務と並行してプログラミング言語を学ぶには、自分のライフスタイルに合わせた無理のない学習方法を知っておく必要があります。以下では、学習に役立つ書籍やサイトも紹介するので、確認していきましょう。

書籍や学習サイトを使って独学する

プログラミング学習を独学するなら、書籍や学習サイトを活用しましょう。『スッキリわかるJava入門』といった初心者向けの入門書を使えば、Javaに関する体系的な知識を身につけられます。

オンライン学習リソースとしては、プログラミング学習サイトのProgateが活用できます。独学中に一人で解決できない疑問が生じた場合は、teratailといったプログラミングの質問サイトを活用するのがおすすめです。

Javaのさらに詳しい勉強法を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
Javaの勉強は何からやるべき?学習手段やコツ・基礎習得までの流れを解説

実務で学んだ内容を実践してみる

プログラミングの学習で効果的なのは、実際の問題解決に取り組むことです。インフラエンジニアであれば、日常業務の中で自動化できそうな作業を見つけ、それをJavaで実装してみると良いでしょう。

さらに、社内勉強会や技術発表の場で学習の成果を発表することも、知識の定着に役立ちます。質問に答えたり、フィードバックを受けたりすることで、自身の理解度を確認し、足りない部分を補完できるでしょう。

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インフラエンジニアとしての市場価値をより上げる方法

インフラエンジニアが自身の市場価値を上げるには、プログラミングスキルを身につける以外にも方法があります。ここでは、転職や独立の際に周囲からの評価を高める方法を紹介します。

ポータブルスキルを身につける

ポータブルスキルとは、特定の環境や製品に依存せず、さまざまな状況で活用できる汎用的な技術やノウハウのことです。

たとえば、障害発生時に的確な対処を行う対応力は、インフラエンジニアが身につけたいポータブルスキルの一つです。さらに、障害対応を行う際には、英語力があると役立ちます。海外の製品は説明が英語で書かれており、英語力があると早期にトラブルを解消できる可能性が高まるからです。また、IT関連の最新情報は英語で発信されることが多いため、英語力があればいち早く最新情報をキャッチアップできます。

そのほかのポータブルスキルとしては、コミュニケーション能力が上げられます。コミュニケーション能力は、ほかのメンバーと協力したり、顧客の要望を把握したりするために欠かせません。

資格を取得する

インフラエンジニアとしての技術力を証明できる資格があれば、クライアントや企業からの信頼を得やすく、案件の獲得や転職に有利になることがあるでしょう。以下では、インフラに関連するスキルを証明できる代表的な資格を紹介します。

CCIE ・シスコシステムズ社が認定する資格
・シスコ技術者認定プログラムの最高位資格
・ネットワーク技術者としての
高度なスキルを証明できる
LinuC ・LPI-Japanが認定する資格
・Linuxを使ったシステム開発に必要なスキルを証明できる
・クラウド、DX時代に求められる
スキルが身につく
ORACLE MASTER ・オラクル社が認定する資格
・Oracle Databaseに関する
スキルを証明できる

Java関連の資格としては、Java SE 11 認定資格が有名です。ほかにも、Java™プログラミング能力認定試験Android™ 技術者認定試験などの資格もあります。

※本記事は2025年11月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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