フリーランスはクレジットカードを作れる!おすすめや審査・勤務先を解説 | レバテックフリーランス
フリーランスはクレジットカードを作れる!おすすめや審査・勤務先を解説
「フリーランスはクレジットカードを作れない?審査に通りにくい?」と思っている人向けに審査やおすすめカードの解説をします。
フリーランスは、会社員よりも収入が安定しないことから審査が厳しい傾向にありますが、コツを知れば審査通過は十分可能です。作りやすくておすすめの個人・法人カードや審査通過のためにフリーランスができることも解説します。これからクレジットカードを作るならぜひ参考にしてください。
そもそものフリーランスの働き方について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスとは?代表的な職種や必要な準備、手続きをわかりやすく解説
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目次
フリーランスはいつ・どんなクレジットカードを作るべき?
本業がフリーランスの場合、クレジットカードは独立前に作るのがおすすめです。独立前に作る理由は、会社員と比べてフリーランスはクレジットカードの審査に通りにくい傾向にあるためです。
実際、まねーぶによる「クレジットカード利用調査」では、500人中407人がフリーランスになる以前に発行しています。
引用元 : 【クレジットカード利用調査】フリーランス500人に聞いた保有クレジットカード事情|まねーぶ
フリーランスは会社員のように固定給ではなく、収入が不安定なため審査に通りにくいと考えられています。
ただし、カード会社が懸念するのは働き方ではなく、本人を信用できるかです。また、副業フリーランス向けに作られているなど、フリーランスが作りやすいカードも増えてきています。
具体的なおすすめのカードや審査通過のコツなどを後で詳しく紹介します。
フリーランスが発行できるクレジットカードの種類
クレジットカードの種類は、個人カードとビジネスカードの2種類があります。とにかく作れそうなカードに申し込むのではなく、違いを知った上で申し込まないと後で不便になるリスクがあります。違いを以下の表にまとめました。
クレジットカードの種別会社員 | 法人カード | 個人カード |
---|---|---|
審査内容 | フリーランス本人の信用情報・法人としての信用性 | 個人の信用情報 |
利用限度額 | 10万〜500万円前後 | 10万〜100万円前後 |
引き落とし口座 | 原則法人口座 | 個人口座 |
付帯サービス | ビジネスで役立つサービス | プライベートで役立つサービス |
追加カード | 社員用 | 家族用 |
キャッシング機能 | 無 | 有 |
支払回数 | 基本的に一括払いのみ | 一括も分割払いも可能 |
個人カードとビジネスカードの違いの詳細を具体的に解説するので、自分に合うカードを見極めてください。
個人カード
個人カードは個人名義で発行され、基本的にプライベートの支払いに使うカードです。引き落とし口座も個人名義のものが基本です。
個人カードは業務用としても使用できます。ただし、個人用・業務用に振り分ける手間を考え、業務用と個人カードを分ける人が多いです。実際、確定申告の際に迷わなくてすみます。
ビジネスカード
ビジネスカードは、事業関連の支払いに使うカードです。個人カードに比べるとビジネス面で利用しやすく、限度額が高かったりビジネス向けの付帯サービスを使えたりします。
具体的な付帯サービス例は以下のとおりです。
- 出張の交通機関やホテルの手配など
- オフィス用品を対象とした保険
- 経費の明細データ提供サービス
付帯するサービスの種類や無料・有料化は各カード会社によって異なります。詳しくは各カード会社のWebサイトなどでチェックしてください。
事業用のクレジットカードを作るメリット
フリーランスは、メリットの高さから個人カードとビジネスカードの2種類を使い分ける人が多いです。「経費管理のしやすさ」「トータルの利用可能額が増える」などのメリットがあげられます。
また、事業用のクレジットカードであれば、年会費を経費として計上でき、節税にも繋がります。節税による手取り収入アップや工数削減にも繋がるので、主なメリット3つを確認していきましょう。
経費管理がしやすくなる
クレジットカードを個人用とビジネスで共用すると、個人の支出と業務の支出が混合しやすくなり、計上漏れに繋がる恐れがあります。ビジネスカードを作れば、利用分がそのまま業務上の経費となり、経費管理がしやすく、経費の計上もれ防止にもつながります。
利用可能額が増える
ビジネスカードは個人カードに比べて限度額が高い傾向があります。外注費や機材の支払いに使用していると、100万円などでは足りないときもあります。個人的な支払いと共用だと、限度額で困る可能性もあるでしょう。
使い分けで個人カードの限度額を気にせず資金繰りに活用できます。ただし、限度額は利用状況や信用力によって異なります。
年会費を経費として計上できる
ビジネスカードの年会費は経費として認められるため、節税できます。一方、個人カードを業務用として利用する場合は、事業分に利用した割合のみを経費計上しなくてはなりません。
事業用と個人用のクレジットカードを分けたほうが、手間も省けて効率的です。
ビジネスカードを発行するデメリット
ビジネスカードを発行する場合は、デメリットも理解しておきましょう。具体的には、年会費がかかるカードが多いことや分割・リボ払い・キャッシングが不可の場合が多い点です。
発行してから「こんなつもりではなかった」とならないよう、事前にしっかり把握しておきましょう。
年会費がかかるカードが多い
ビジネスカードには年会費がかかるものが多いです。ただし、有料のものは付帯サービスや優待特典が充実しているものが多い傾向があります。たとえば、空港ラウンジ無料や出張時の傷害保険などです。
ほかにも、会計ソフトとの連携を行い、そのまま収支を記録できるカードもあります。気になるカードがあれば、年会費に見合ったサービスなのかチェックしてみると良いでしょう。
分割・リボ払い・キャッシングが不可の場合が多い
カード会社によって異なりますが、一般的にビジネスカードでは分割・リボ払い・キャッシング機能が使えません。ビジネスカードは、基本的に一括払いに使うと考えておきましょう。
なかには分割・リボ払い・キャッシング機能が使えるものもありますが、利息がかかるため、積極的な活用はおすすめしません。
ポイントやマイルを貯めづらくなる
個人・ビジネス用を分けると、利用金額が分散されて利用金額に応じたポイントやマイルなどが貯めづらいと感じる人もいるようです。
なお、ビジネスカードのポイント還元率は、一般的に0.5%〜1%程度と個人カードよりも低い傾向があります。そのため、個人・ビジネスを兼用している場合に比べ、ポイントやマイルを貯めづらくなります。
フリーランスにおすすめの個人カード
一口に「フリーランスにおすすめ」といっても条件は人それぞれです。そこで、フリーランス歴の長さ別におすすめの個人カードを紹介します。
フリーランス歴が短い人は審査の通りやすいもの、フリーランス歴が長い人は少し審査が厳しくても条件の良いものがおすすめです。それぞれ具体的なカード名をあげるので参考にしてください。
フリーランス歴が短い人におすすめのクレジットカード
フリーランス歴が短い人には、銀行系・交通系に比べると審査に通りやすい「流通系のクレジットカード」がおすすめです。フリーランス歴3年未満で、まだ社会的信用が低くて審査に通りにくいと感じる人はチェックしてみましょう。
楽天カード
楽天カードは、楽天トラベルや証券など楽天サービス利用で、楽天ポイントが貯まりやすいのが特徴です。ポイントは各種楽天サービスやコンビニ、スーパーなどさまざまな場所で使えます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 審査から通常約7~10日前後 |
年会費 | 無料 |
利用枠 | 最低5万円、最高100万円 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | American Express、Mastercard、Visa、JCB |
PayPayカード
PayPayカードは、利用金額に応じてPayPayポイントが貯まるため、PayPayや関連サービスをよく利用する人におすすめです。PayPayポイントはYahoo!ショッピングやコンビニ、スーパーなどさまざまな場所で使えます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 審査から通常約7~10日前後 |
年会費 | 無料 |
利用枠 | 最大200万円 |
ポイント還元率 | 1%(条件達成特典として利用状況に応じて+0.5%) |
国際ブランド | Mastercard、Visa、JCB |
フリーランス歴が長い人におすすめのクレジットカード
フリーランスとして実績が3年以上あり、収入が横ばい・増加傾向であれば、社会的信用が高まっていると考えられます。そのため、銀行系・交通系など比較的審査が厳しいクレジットカードの審査も通る可能性が高いです。
ポイント還元率が高いといった人気のカードを2つ紹介するので検討してみてください。
JCB CARD W
JCB CARD Wは、39歳までの入会で、40歳以降も年会費無料のまま継続できるのが特徴です。
基本還元率は1%ですが、パートナー店で利用すると最大21倍のポイントが貯まります。パートナー店はAmazonやセブン-イレブン、スターバックスなどさまざまあるので、チェックしてみてください。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 最短3〜7営業日 |
年会費 | 39歳までの入会で、年会費が無料 |
利用枠 | 初期は10万円から100万円 |
ポイント還元率 | 0.01 |
国際ブランド | JCB |
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、年会費永年無料で、対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元されます。カードが手元に届くまでは、申込みから1〜2週間かかりますが、店頭に行けば最短当日に発行してもらえます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 当日~2週間 |
年会費 | 年会費永年無料 |
利用枠 | 1~100万円 |
ポイント還元率 | 0.5~7% |
国際ブランド | Mastercard、Visa |
フリーランスにおすすめのビジネスカード
フリーランスがビジネスカードを選ぶ際は、年会費や限度額、付帯サービスの有無という3つの視点で比較するのがおすすめです。各観点からおすすめのビジネスカードを紹介します。
年会費無料のクレジットカード
年会費無料のクレジットカードを選ぶことで、業務にかかる経費を抑えられます。ここでは、年会費が無料のビジネスカードを2種類紹介します。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは、登記簿謄本や決算書の提出が不要なクレジットカードです。開業したばかりのフリーランスでも作りやすくなっています。年会費は永年無料なのでリーズナブルに利用できます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの 期間 |
申し込みから約1週間 |
年会費 | 一般カード:本会員もパートナー会員も永年無料 ゴールドカード:本会員…5,500円(年間100万円利用で翌年以降は永年無料) パートナー会員…永年無料 |
利用枠 | 一般カード・ゴールドカードともに最大500万円(審査あり) |
ポイント 還元率 |
一般カード・ゴールドカードともに最大1.5%(条件あり) |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
NTTファイナンスBizカード レギュラー
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、業務効率化に長けているのが特徴です。交通費や通信費などの経費、公共料金などの支払いを集約できます。経費管理が楽になり、本業に専念しやすくなるでしょう。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 審査から約3週間 |
年会費 | 13,200円 (Webサイトからの申し込みで初年度無料) |
利用枠 | 会員の利用状況や実績により決定 |
ポイント還元率 | 記載なし |
国際ブランド | American Express |
利用限度額が高いクレジットカード
事業にカード利用すると資材の購入などで利用金額が膨らみやすいため、利用限度額が高いクレジットカードを2種紹介します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、業務効率化に長けているのが特徴です。交通費や通信費などの経費、公共料金などの支払いを集約できるため、経費管理が楽になります。
なお、限度額は「一律上限なし」のため、利用実績や売上が良好であれば、上がる可能性もあります。ゆくゆくは限度額を高めに設定したい、と考えている人におすすめのカードです。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 審査から約3週間 |
年会費 | 13,200円 (Webサイトからの申し込みで初年度無料) |
利用枠 | 会員の利用状況や実績により決定 |
ポイント還元率 | 記載なし |
国際ブランド | American Express |
UPSIDERカード
UPSIDERカードは、10億円以上の利用が可能という利用限度額の高さが特徴です。
しかし、限度額が高いと、もし不正利用をされたらと不安に感じる場合もあるでしょう。UPSIDERカードには利用先限定機能があり、カードの不正利用を防止可能です。
電子帳簿保存やインボイス制度にも対応しているため、日々の帳簿付けにも役立ちます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 最短3日程度 |
年会費 | 年会費・発行手数料無料 |
利用枠 | 最大10億円以上 |
ポイント還元率 | 1% (一部利用先を除く) |
国際ブランド | Visa |
付帯サービス充実のクレジットカード
付帯サービス内容は会社によって異なりますが、コンサルタントに相談できるサービスや、空港ラウンジが使えるものなどがあります。また、有料の会計ソフトが無料で使えたり、出張時に役立つ傷害保険がついていたりします。
付帯サービスを活用すればフリーランスも業務効率化できるので、ぜひチェックしてみてください。
オリコ EX Gold for Biz S
オリコ EX Gold for Biz Sは、カードをかざして支払う「タッチ決済」が可能です。ドリンクや新聞閲覧など、空港のラウンジサービスも無料で利用できます。VisaとMastercardそれぞれに限定サービスがあるのも特徴です。
会計ソフトfreeeの有料プランが無料で使えるため、フリーランスの会計業務や確定申告にも役立ちます。また、海外・国内旅行傷害保険がついているため、出張時の万が一の怪我や病気にも備えられます。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 記載なし |
年会費 | 初年度無料/2年目以降2,200円 |
利用枠 | 10万円~300万円 |
ポイント 還元率 |
記載なし (1,000円につき1スマイル付与) |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
JCB CARD Biz
JCB CARD Bizシリーズでは、業界初のサイバーリスク支援を実施しています。リスク診断やツール提供、電話相談などです。サイバーリスク保険もつくので、万が一トラブルがあった場合には補償も受けられます。
さらに、請求書をJCBのカードで支払えるため、振込の手間や振込手数料を削減できるのもうれしいポイントです。
主な項目 | 詳細 |
---|---|
発行までの期間 | 申し込みから最短5分 |
年会費 | 一般:初年度無料、2年目以降1,375円 ゴールド:初年度無料、2年目以降11,000円 プラチナ:33,000円 |
利用枠 | 一般:10万〜100万円 ゴールド:50万〜300万円 プラチナ:150万円以上 |
ポイント 還元率 |
記載なし (毎月1,000円につきOki Dokiポイント1ポイント付与) |
国際ブランド | JCB |
審査通過のためにフリーランスができる9つのこと
フリーランスが審査通過のためにできることとして、「作りやすいカードを選ぶ」「開業届を提出する」など、9つの要素があります。
紹介するポイントを実践すれば、すでにフリーランスをしている方にも十分チャンスがあります。これらの方法を試してもなお「審査に通らない…」という方は、家族カードを発行してもらうのも1つの手段です。
家族カードは、クレジットカードを契約した家族がいれば、クレジットカードを利用できるサービスです。申し込める条件はクレジットカード会社によって異なるので、クレジットカード会社のホームページを確認しましょう。
フリーランスが作りやすいカードを選ぶ
カード会社ごとに審査基準が異なるため、事前に審査の難易度を確認し、フリーランスが作りやすいカードを探しましょう。過去に遅延などがない限り、クレジットカードを持てる可能性を高められます。
「職種や年収の額を問わない」「キャッシング枠を設定しなければ収入証明書が要らない」カードが狙い目です。また、同じ会社でもブラックカードやゴールドカードより、一般カードの方が基本的に審査通過率が高い傾向があります。
審査を1回で通過したい方は、こうした条件に当てはまるクレジットカードを探してみましょう。
安定収入があると証明できるか確認する
収入が少額でも、安定した確実な収入を証明できれば、カード会社からの信用性を高められる可能性があります。フリーランスが収入を証明できる書類は、源泉徴収書や課税証明書、確定申告書などです。
一方、年収額が高くても、月々の収入に波がある場合は審査に通らない可能性があります。月々の収入を安定させることを意識しましょう。
信用情報に傷がないか確認する
クレジットカードの審査では、申込者の過去の支払い遅延や延滞などの信用情報に問題がないかを確認します。フリーランスも自信の信用情報は、インターネットや郵送でできるので、指定信用情報機関のWebサイトをチェックしてみてください。
信用情報に問題があると、新しくクレジットカードを発行しにくくなるため、延滞しているものがあればすぐに返済してください。一般的に「完済から5年以上」経過してようやくクレジットカードを作れる可能性があるといわれています。
クレジットヒストリーを作る
あらかじめクレジットヒストリーを作りましょう。クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴で、新規カードを作る審査の際、本人の支払い能力を測る指標となります。
具体的には個人用クレジットカードで先に実績を作っておけば、新規作成時に有利になります。クレジットカードをすでに使っている人は試してみてください。
キャッシング枠を設定しない
キャッシング枠を未設定にすれば、審査に通りやすくなります。キャッシングは「借金」ともいえ、廃業すればカード会社は貸したお金の回収が難しくなるため、審査は厳しくなりがちです。
利用予定がないならャッシング枠を希望せず、審査ハードルを下げるのが得策です。
開業届を提出する
開業届を提出すると社会的な信用が増し、審査に通る可能性を高められると考えられます。開業届は、個人事業主が事業を始めたと知らせる書類で、管轄の税務署に提出します。e-Taxを利用すればネット上で提出可能です。
開業届には「屋号」を記入する欄があり、未記入でも、後ほど確定申告の際に決めても問題有りません。ただし、屋号があると開業届を出している証明になり、ビジネスとして事業をしているアピールになります。
固定電話を契約する
法人クレジットカードの審査の場合、一般的に携帯電話だけよりも固定電話がある方が信用度が高まりやすい傾向があります。固定電話があることで「実態がある法人なのか」「きちんとした事業を運営しているのか」と疑われにくくなるためです。
カード会社によっては、固定電話番号の記載を求める場合もあり、携帯電話だけの場合は、カードを発行できないケースもあります。
1度に複数のカードを申し込まない
1度にいくつもカードを申し込まないのも審査通過のコツです。短期間で複数社で手続きすると、「信用情報が悪く他社に落ちたからでは?」と疑われる原因になります。
また、「カードを複数欲しがるのは際限なく利用するため」とみなされる恐れもあります。誤解を避けて審査通過率を上げるなら、申し込み間隔は半年ほど空けるのが無難です。
フリーランス歴が3年以上あるとベター
フリーランスとして安定した活動実績があるのが望ましいです。具体的には、活動歴が3年以上、さらに売上が安定しているか、増加傾向ならなお良いです。
カード会社に確定申告書など収入を証明できる書類を提示すれば、審査通過率がさらに上がります。3年以上一定の売上を確保しながら活動した人は、信用してもらえる可能性が高いでしょう。
ただし、クレジットカードの中には、開業直後に作れるカードもあります。開業直後に作れるカードでは、会社の業績証明書の提出が不要で、個人信用情報でカード発行の可否を決める傾向があります。
こうしたカードは「開業直後でも発行可能」と公式サイトで明示しています。フリーランス歴が浅いという人はチェックしてみてください。
勤務先はフリーランスの場合4パターンから選ぶ
クレジットカードの申込の記入欄に、「勤務先」という項目があって悩むフリーランスの方は多いようです。フリーランスとして働いていると、勤務先は業務形態によって異なります。それぞれ4パターンを表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
勤務先会社員 | 記載する住所 | 備考 |
---|---|---|
自宅で働いている場合 | 自宅の住所 | 信用度が下がる可能性があるため公的な書類があると良い |
自宅以外に事務所がある場合 | 事務所の住所 | 信用度が高くないため公的な書類があると良い |
バーチャルオフィスを 契約している場合 |
バーチャルオフィスに設定されている住所 | バーチャルオフィスではカードの受け取りが できないため、送り先の指定が必要 |
契約先の会社に 出向している場合 |
契約先の住所 | 在籍確認の電話がある可能性があることを出向先に伝えておく |
自宅や事務所の住所の場合、企業の住所に比べて信用度が低い傾向があります。信用度の低さをフォローするために、確定申告といった収入がわかる公的資料を準備しておくのがおすすめです。
いずれの場合も、それぞれ注意点がありますので、表の備考を確認のうえ準備しましょう。
フリーランスがクレジットカードに申し込む際の注意点
フリーランスがクレジットカード申し込む際に注意すべき点があります。以下をご覧ください。
- 過去に支払い遅延していないのが前提となる
- 収入を証明できる書類が必要になるケースがある
- ビジネスカードに申し込むなら勤務先が必要になる
クレジットカード発行の前提として「支払いの遅延や延滞がないか」など、信用情報に問題がないかをチェックされます。信用情報機関への照会で過去の遅延・延滞が発覚すれば、審査通過が難しくなります。
さらに、カードの利用枠によっては収入証明が必要です。確定申告書や源泉徴収書、課税証明書などを提示して証明しましょう。こうした書類がない駆け出しフリーランスは、審査に通りにくいです。
また、ビジネスカードの申し込みには勤務先が必要なので、オフィスの住所とあわせて屋号も記入しましょう。
フリーランスのクレジットカードに関するよくある質問
フリーランスのクレジットカードに関するよくある質問をまとめました。フリーランスはクレジットカードを作る際、申し込むタイミングや利用目的などを考える必要があります。回答内容を参考に、申し込みの準備をしてください。
Q. 会社員でないとクレジットカードは作れない?
会社員ではなくても、クレジットカードは作れます。ただし、審査に通るためには「お金を支払う能力があるか」を証明することが重要です。クレジットカードの審査においては、まず信用情報機関に調査されます。過去の支払履歴に問題がなければ通る可能性は高いです。
Q. クレジットカード審査はどこまで調べるの?
クレジットカードの審査では、主に現在の収入状況や個人の信用情報がチェックされます。個人の信用情報として具体的な内容を挙げると、以下のとおりです。
- 年齢
- 職業・就業形態
- 勤務先・勤続年数
- 年収
- 住居が持ち家か賃貸か
- 住宅ローンの有無
- 配偶者の有無
Q. フリーランスがカードを作るのに適した時期は?
一般的に会社員の方が社会的信用があるので、フリーランスになる前に作るのがベターです。活動歴の長さが信用につながり、「3年ほど活動したタイミング」が適しています。なかには、開業してすぐに発行できるビジネスカードもあります。
Q. 良いクレジットカードの選び方を教えてください。
利用目的に応じたクレジットカードを選ぶのが大切です。費用をかけたくなければ入会費・年会費無料のカード、出張が多い人なら交通機関での利用メリットがあるカードが良いでしょう。利用目的を明確にすれば自分に合ったカードが選べます。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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