【経験談】フリーランスになって後悔?適性診断と事前にすべき準備のポイントを紹介

「フリーランスに興味はあるが、後悔や失敗はしたくない」と思っている人向けに、後悔しがちなポイントと対処法を解説します。

メリットが多い一方、「フリーランスは楽しすぎ」と言ってばかりではいられない部分もあるのも事実です。しかし、先輩フリーランスの多くが直面している問題だけに、経験談や対処法も蓄積されています。

そこで、実際の体験を交えて後悔しがちなポイントと対処法を解説していきます。

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【経験談あり】 フリーランスの後悔ポイントと対処法

実際にフリーランスなると後悔しがちな点と対処方法を9つ解説していきます。「フリーランスは生活できない」「フリーランスはやめとけ」と言われるのは、実際になると後悔しがちなポイントがあるためです。

しかし、多くのフリーランスが後悔しがちなポイントに直面している分、対処方法も確立されています。現役フリーランスの経験談を交えて、後悔しがちなポイントと対処法を解説するのでぜひ参考にしてください。

収入が不安定

毎月一定の収入がある会社員と比べ、フリーランスで収入が安定しないと不安を感じがちです。フリーランスは基本的に案件ごとに契約して報酬を得るので、案件の獲得状況によって収入が上下します。

フリーランスが安定して収入を得る方法は、以下の2つです。

  • 報酬をもらう先を複数に分ける
  • エージェントを利用する

複数の案件で収入源を分散すると、リスクヘッジになります。たとえば1社から20万円の報酬をもらっている場合、仕事を失うと収入はゼロです。一方、4社から5万円の報酬をもらっていれば、1社の仕事を失っても15万円は得られます。

スキルに見合った高単価案件や継続して案件獲得を獲得するために、エージェントの利用も有効です。現役フリーランスからも、以下のような声があります。

  • プログラマー歴3年で、エージェントを利用してすぐに案件参画が決まった
  • フリーランスは不安定というイメージがなくなった

体験談をより詳しく読みたい人は、以下の記事をご覧ください。
エンジニア歴3年でフリーランスに。スキル習得による単価アップを実現

経験・スキル不足で低単価案件しか獲得できない

低単価案件しか受注できないと、会社員の頃と比較して後悔しがちです。経験・スキル、知識が不足しているのに独立しても、高単価の案件の獲得は難しいです。

解決策として、会社員のうちに副業で案件を受ける方法があります。実際の案件を見ると、どのようなスキルや経験を持つ人材が求められるのかがわかり、自分の市場価値も見えてきます。

副業でスキルアップや実務経験を積み、フリーランスになった際の後悔を防ぎましょう。
未経験からフリーランスエンジニアになる方法|案件例や必要スキルを解説

事務作業や営業が大変

営業や事務作業に苦手意識が強い人は、負担で後悔しがちです。フリーランスは本業以外に、自分で営業や確定申告などをやる必要があります。

しかし、確定申告の労力は、会計ソフトやアプリで減らせます。入力するだけで、帳簿を付けたり、確定申告に必要な書類を作成できます。

営業にはフリーランス専門のエージェントを活用するのがおすすめです。利用者の平均年収は876万です。無料で利用できるので検討してみてください。

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クレジットカードやローンのハードルが上がる

フリーランスは、クレジットカードやローンの申請をする際に、会社員だったらよかったと後悔しがちです。フリーランスは収入の不安定さを理由に、クレジットカードやローンの審査に通りにくいためです。

社会的信用や収入が安定している会社員のうちに、クレジットカードやローン審査を済ませるのが無難です。

もっとも、フリーランスになってからでもクレジットカードは発行でき、審査通過のコツもあります。フリーランスのクレジットカードの審査について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
フリーランスもクレジットカードを作れる!審査通過のコツとおすすめカード

仕事とプライベートを切り替えづらい

仕事とプライベートの切り替えづらさから、フリーランスになったのを後悔する人もいます。フリーランスは、深夜や休日などプライベートの時間があいまいになりがちなためです。

仕事とプライベートの切り替えに悩む場合、以下の解決策を参考にしてみてください。

  • 働く時間を何時から何時までと決める
  • 時間外の連絡は緊急時以外は見ない
  • コワーキングスペースや自宅に仕事部屋をつくる

働く時間や場所を見直して、仕事とプライベートの切り替えができる環境を整えるのがポイントです。

世間から理解されにくく結婚のハードルなどが上がる

フリーランスは世間から理解されにくく、結婚など将来的な生活に不安や後悔を感じる人もいます。フリーランスは収入が不安定で、社会や経済的な信用が低いのが原因です。

家族やパートナーからフリーランスを反対された際は、論理的な説明で不安や後悔を解消しましょう。現役フリーランスからも、以下のような声があります。

  • パートナーに対して客観的な事実を提示して納得してもらった
  • web系の案件は豊富にあると説明した
  • 保険や年金など制度面もおおきなデメリットはないと説明した

実際のフリーランスの体験談について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
29歳PHPエンジニア。フリーランスになり「自分のやりたい仕事」「家族との時間」を獲得

会社員のような福利厚生・社会保障がない

フリーランスは、会社員のような福利厚生や社会保障がないことに後悔しがちです。保険や年金、社会保障が手薄なため、リスクに備えたい人は民間の保険に入る必要があるからです。

フリーランスは原則として国民健康保険と国民年金へ加入し、保険料は全額自己負担です。国民年金は厚生年金に比べて、将来受け取れる公的年金の額が少なくなります。

万が一のリスクに備えたい人は、民間の就業不能保険に加入する方法があります。フリーランスの保険について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【2023年版】フリーランスの保険ガイド|定番サービスや健康保険組合

スキルアップの勉強が大変

スキルアップの勉強が大変でフリーランスになったのを後悔する人もいます。フリーランスは案件獲得のためにスキルアップが常に必要で、会社員のように受動的だといずれ生活費を稼げなくなります。

スキルアップが大変に感じる場合、以下の勉強方法がおすすめです。

  • 資格取得の勉強を通じて基礎知識を得る
  • 最新技術が学べるセミナーや勉強会へ参加する
  • スクールに通って体系的に知識を身につける

勉強会では、フリーランス仲間との交流を深め、モチベーションを高められるのもメリットです。スキルアップ方法を詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに必要なスキルを紹介!習得方法や成功のコツも解説

フリーランスに向いてなかった

当たり前ですが、後から「自分はフリーランスに向いてなかった」と感じてしまうと、後悔します。実際、フリーランス向きの人と不向きな人に分かれるため、事前の適性チェックは必要です。

以下は、フリーランス適性のチェックリストです。「はい・いいえ」のいずれかで答え、「はい」の数をチェックしてみてください。

マインド・性格 1.主体的に物事を考えて解決しようとする。
2.責任感やプレッシャーを楽しめる。
3.周囲の目や社会的評価はあまり気にならない。
4.変動や変化を楽しめる。
5.キャリアを自分で作る意欲がある。
ベーシックスキル 1.お金の計算や、それに紐づく長期的な目標設定が得意
2.相手の意見や悩みを正確に読み取るのが得意
3.期日設定やスケジュール管理、タスクの優先順位付けが得意
4.事務的な手続きや書類作成が苦手ではない。
5.相手との交渉を論理的に進め、適切な答えを導き出すのが得意。
周囲の環境 1.家族やパートナーがキャリアに対して柔軟な考えを持っている。
2.仕事の関係以外でいざというときに頼れる友人や知人がいる。
3.高いコストをかけず維持できる生活スタイルや居住環境がある。
4.家や車の購入など大きな出費の予定がない。あるいは既に出費の準備が済んでいる。
5.会社に対して一切心残りはない。


上記に対する「はい」の数

  • 13〜15個:フリーランスの適性が高いので、挑戦してみる価値があります。
  • 9〜12個:適性から外れる部分を見直して、フリーランスになるか検討しましょう。
  • 5〜8個:もう少し時間をかけて、フリーランスになる準備が必要です。
  • 0〜4個:フリーランスになると後悔する可能性が高いので、キャリアを再検討してみましょう。

フリーランスに向いている人の特徴について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断

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フリーランスになって後悔する・向いていない人の特徴

フリーランスになって後悔する人、向いていない人の特徴を解説します。後悔を防ぐためには、自分の性格やマインドにあてはめて考えるのが重要だからです。

これからフリーランスを目指す人やフリーランスを続けるか悩んでいる人は参考にしてみてください。

安定・現状維持を求めている

フリーランスは、安定した収入を得たい、現状維持を求めている人には不向きです。フリーランスは案件が途切れると収入がなくなり、収入のブランクが発生します。

案件ごとに業務を行う環境が変化するため、新しい環境に適応する柔軟性も必要です。現状維持を求める人は、フリーランスになっても適応できず後悔する恐れがあります。

好きなことだけしていられると思っている

働き方の自由度の高さから「フリーランスは好きなことだけしていられる」と思っている人は、後悔する可能性が高いでしょう。フリーランスは以下のように、本業以外にも必要な作業があるからです。

  • 案件獲得のための営業
  • 税務関連や経理などの事務作業
  • スケジュールや健康などの自己管理

本業以外に必要な業務もあることを理解したうえで、フリーランスを目指しましょう。

営業が苦手

フリーランスは、営業やコミュニケーション力に自信がないと後悔する恐れがあります。案件獲得のためには、自分の強みをアピールする営業力が重要だからです。

継続して案件を獲得するためには、クライアントとのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築かなければいけません。また、不本意な契約を結ばないためには、単価や作業時間などの交渉で自分の意見を言う必要があります。

ただし、営業が苦手な人は、エージェントを活用するといった解決手段があります。営業が苦手だからといって必ずしもフリーランスを諦める必要はないでしょう。

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フリーランスになって成功する人の特徴

フリーランスになって成功する人の特徴が、自分に備わっているか確認する必要があります。欠けているものがあった場合、フリーランスになって後悔するかもしれないからです。

しかし、現在備わっていなくても、これから培っていける可能性はあります。解説する3つの特徴を知って、効率よく能力向上しましょう。

明確なビジョンがある

明確なビジョンがある人は、フリーランスとして成功しやすく後悔しない傾向があります。1人で働く場面が多いフリーランスは、目標がないと働くのが辛くなりがちです。

フリーランスとして成功するために、「新しいスキルを磨きたい」「収入◯円に到達したい」など明確なビジョンを持ちましょう。目標を明確にして行動できる人は、フリーランスに向いているでしょう。

向上心が高い

向上心が高く、積極的に新しい知識を学んだりスキルアップを目指す人は、フリーランスとして成功しやすいです。向上心がなく新しい知識を学べないと、次第に市場価値が下がり案件獲得が難しくなり、フリーランスになったのを後悔しがちです。

フリーランスとして働き続けるには、常に向上心を持ってスキルを磨き、クライアントのニーズに応える必要があります。

自己管理能力が高い

フリーランスの成功には、スケジュールや報酬、健康などの自己管理能力が必要です。スケジュールや健康管理ができていないと、クライアントとの信頼関係に影響し、仕事がなくなりがちです。

また、会社員と違って病気や怪我をした際の保障が手薄なので、健康管理にも気をつける必要があります。

フリーランスは自由度の高い働き方だからこそ、自己管理できる人が向いており、後悔もしない傾向にあります。

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フリーランスと会社員の働き方の比較

フリーランスと会社員の違いは、事前に確認しておきましょう。「会社員に戻りたい」という後悔を防ぎ、迷いなくフリーランスを続けられます。

具体的なフリーランスと会社員の違いは以下の表のとおりです。働き方や収入の違いを、参考にしてみてください。

  フリーランス 会社員
契約形態 業務委託契約 企業と直接雇用契約を結ぶ
収入 不安定 ただし上限がない 安定している ただし努力が反映されづらいことも
社会的信用度 会社員に比べて低い 高い
人間関係 在宅型の場合最低限で済む 関わる人が固定されやすい
仕事 自分で選べる 会社のルールに従う必要がある
時間・場所 自由 会社のルールに従う必要がある
責任の所在 自分にある 指揮命令を行った会社側にある
労働基準法 適応外 適応される
健康保険 一般的に国民健康保険に
加入することが多い
原則として会社の
健保組合に加入

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後悔しないための事前準備

フリーランスになって後悔しないためには、会社員のうちの事前準備が必要です。そこで、具体的な準備を2つ紹介します。これからフリーランスを目指そうと考えている人はぜひ参考にしてください。

仕事がなくても1年生活できる貯金をする

フリーランスになって万が一仕事がなくても、1年間は生活できる貯金をしておきましょう。フリーランスになりたてのころは、なかなか案件獲得できないためです。

収入がないと、結局アルバイトをして、フリーランス業がおろそかになってしまう恐れがあります。また、収入がない不安からフリーランスになったことを後悔してしまうでしょう。

収入の不安を減らし、フリーランスの活動に集中するためにも貯金は大切です。

会社員のうちに副業を経験しておく

会社員のうちに副業として案件を受注し、収入が得られるように経験を積んでおく方法もあります。フリーランスとして収入が得られる目処がないまま会社を辞めるのは高リスクで、後悔したちだからです。

副業として経験をしておけば、実際に働くイメージもわきやすくなります。万が一「フリーランスに向いていないかも」と思った場合には、そのまま今の仕事を続けられます。

副業の選び方や注意点について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
副業にはどのような種類がある?メリットやデメリット、注意点なども紹介

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すでに後悔している人がすべきこと

フリーランスとして活動中で、すでに後悔している人がすべきことを解説します。後悔から抜け出すには、案件の探し方やキャリアプランの見直しが必要です。それぞれ具体的に解説していきます。

仕事の探し方を変えて高収入や法人化を目指す

案件獲得や収入面で後悔している場合、仕事の探し方を変えてみましょう。継続して案件を獲得できたり、高い収入が得られれば、後悔するポイントの多くは解消されるからです。

たとえば、エージェントを利用したフリーランスは、以下のように心境の変化を語っています。

  • エージェントを利用するようになって不安が減った
  • エージェントを活用して安定して収入を獲得できるようになった

体験談について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
「もっと早くフリーランスになれば良かった」エージェントを使うことで安定して案件を獲得できるように

仕事の探し方には、以下の方法もあります。

  • 知人(前職の先輩や友人)から紹介してもらう
  • 営業代行を利用する
  • 案件紹介サイトを利用する
  • 企業に直接連絡をとる
  • SNSやブログで営業活動をする

仕事の探し方について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事の探し方一覧|おすすめの案件の取り方や見分け方

会社員に戻ることを検討する

フリーランスから会社員に戻ることを、選択肢の一つとして検討してみましょう。フリーランスの経歴は、転職で役立つ可能性が大いにあります。

フリーランスの経験をアピールするには、以下のポイントをおさえておきましょう。

  • スキルや実績を具体的な内容や数字で伝える
  • 社風や風土への順応性をアピールする
  • 丁寧で誠実なコミュニケーションを心掛ける

また、再就職先を探す方法としては、以下の3点があげられます。

  • クライアントからのスカウトを受ける
  • ハローワークを活用する
  • 転職エージェントを活用する

レバテックでは、IT・Web業界のエンジニアやクリエイター向けにフリーランスや正社員の仕事を紹介しています。

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フリーランスに関するよくある質問

最後に、フリーランスに関するよくある質問をまとめました。

Q. フリーランスとして独立した理由は?

中小企業庁のフリーランスの実態では、以下の順で回答が多いです。

  • 仕事をする時間や場所の自由度が高い(70.1%)
  • 自分の好きな仕事ができる(64.4%)
  • 仕事の量を調整できる(36.4%)
  • 専門的な技術・知識を活かせる(36.2%)

Q. フリーランスの平均労働時間は?

フリーランスの月間稼働時間で最も多いのは、140時間以上200時間未満とフリーランス白書2023で報告されています。次に多いのは、100時間以上140時間未満です。

Q. フリーランスの平均契約期間は?

フリーランスの受注案件の契約期間で最も多いのは、スポット(単発)とフリーランス白書2023で報告されています。2番目に多いのは複数年です。職種などによって発注者との付き合い方は、大きく異なるようです。

※本記事は2023年09月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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