セキュリティエンジニアにおすすめの資格9選!難易度や必要なスキルも紹介

セキュリティエンジニアとして活躍するにはどのような資格を取得しておくべきか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、セキュリティエンジニアにおすすめの資格と難易度についてまとめました。また、勉強方法や資格取得のメリットも紹介しています。資格取得を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

セキュリティエンジニアになるために資格は必要?

セキュリティエンジニアは知識とスキルさえあれば、資格不要で就ける職種です。しかし、関連する資格があれば、周囲に分かりやすく知識やスキルを提示できるため、転職や昇格に有利になることがあります。

また、資格を取得することで体系的に知識を習得できるのもメリットです。

セキュリティエンジニアに必要なスキルについては「セキュリティエンジニアが身につけたい5つのスキル」で解説していますので、参考にしてください。

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セキュリティエンジニアにおすすめの国家資格と難易度

セキュリティエンジニアとして仕事をするなら、セキュリティ関連の国家資格を取得しておくことをおすすめします。特に次の2つは、認知度が高く、セキュリティエンジニアとして働くならぜひ取得を目指したい資格です。

  • 情報処理安全確保支援士(通称:セキスぺ)
  • 情報セキュリティマネジメント試験

それぞれの試験概要と難易度を紹介します。

情報処理安全確保支援士(通称:セキスぺ)

情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティに関するスキルを証明する資格です。合格すると経済産業大臣から合格証が交付され、所定の手続きを行うことで「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者になれます。

試験は2026年度からCBT方式となっています。

情報処理安全確保支援士の試験は3科目あり、うち2科目は多肢選択式、残り1科目は記述式です。

合格率は年度によって異なりますが、おおよそ17~20%です。以下の公式サイトでは過去問題が公開されています。ぜひ繰り返し解いてから受験するようにしてください。

参考:情報処理安全確保支援士|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティマネジメントの計画や運用、評価・改善を実行するために必要なスキルを示す試験です。情報セキュリティの管理や評価などを担う方、スキルアップを図りたい方を対象としています。

試験はCBT方式により随時実施されています。

試験は2科目あり、いずれも多肢選択式です。合格率は年度によって異なりますが、おおよそ69~72%です。

参考:情報セキュリティマネジメント試験|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

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セキュリティエンジニアにおすすめのベンダー資格3選

セキュリティエンジニアにおすすめの資格として、システム系のベンダー(CISCO社)が提供する資格も挙げられます。

  • CCNA
  • CCNP Security
  • CCIE Security

システムの具体的な操作方法や課題解決の提案などについて問われるため、取得していると実践力が高いと評価されます。

また、いずれの資格にもオリジナルのトレーニングコースがあるため、効率よく受験勉強できるのも特徴です。試験を受けずにトレーニングコースで学ぶだけでも、CISCO社のシステムについての体系的な知識・スキルを習得できます。

1.CCNA

CCNAは、ネットワークやセキュリティの基礎、IPサービス、プログラミングスキルなどを証明する基礎的な試験です。CISCO社が実施している技術者認定試験の中では、比較的難易度が低いアソシエイトレベルに属します。

セキュリティエンジニアの求人には、CISCO社の技術者認定試験を取得していることを条件としているものも少なくありません。まずはCCNAを取得し、次の段階としてプロフェッショナルレベルやエキスパートレベルの資格取得を目指しましょう。

なお、CISCO社の試験は、合格基準や合格率について公表されていません。

また、CISCO社の資格取得後は基本的に、3年ごとに更新手続きが必要です。更新は同等レベルもしくは上位レベルの資格に合格することが条件となるため、資格取得後も継続して学び続けることが求められます。

参考:CCNA|CISCO

2.CCNP Security

CCNP Securityとは、セキュリティソリューションの経験を3~5年程度積んだエンジニアを対象とする、プロフェッショナルレベルの資格です。資格取得にはCore試験とConcentration試験の両方に合格する必要があり、幅広い知識とスキルが求められます。

  • Core試験:セキュリティインフラストラクチャの知識が問われる
  • Concentration試験:専門の技術分野を選択できる試験で、最新のテーマと業界特有のテーマが出題される

CCNP SecurityはCCNAの上位試験ですが、CCNAに合格していなくても受験できます。CISCO社のシステムを日常的に使用し、知識やスキルにおいて問題がないと思われるときは、CCNP Securityの受験を検討してみましょう。

参考:CCNP Secrity|CISCO

3.CCIE Security

CCIE Securityは、CISCO社のセキュリティ関連の技術者認定試験の中で最上位であるエキスパートレベルの試験です。ネットワーク保護の実務経験を7年以上積んだエンジニアを対象としています。

CCIE Securityを取得するには、Qualify試験とLab試験の両方に合格することが必要です。

  • Qualify試験:コアセキュリティ技術について問われる
  • Lab試験:セキュリティインフラストラクチャのライフサイクル全体(設計、導入、運用、最適化など)が問われる

CCIEの有効期限は2年間で、期間が満了する前に再認定試験に合格する必要がある点に注意しましょう。

参考:CCIE Security|CISCO

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セキュリティエンジニアにおすすめの国際資格4選

民間資格ではありつつも、Webセキュリティの分野で国際的にも認知度が高い資格を紹介します。

  • CISSP
  • SSCP
  • CEH(認定ホワイトハッカー)
  • GSEC

いずれもCISCO社のベンダー資格と共に、グローバル企業への訴求力が高い資格です。試験の概要を確認していきましょう。

1.CISSP®

CISSP®(Certified Information Systems Security Professional)とは、グローバル規模で情報セキュリティの資格試験を実施するISC2の認定資格です。次の8つのドメインが問われます。

  • セキュリティとリスクマネジメント
  • 資産のセキュリティ
  • セキュリティアーキテクチャとエンジニアリング
  • 通信・ネットワークのセキュリティ
  • アイデンティティとアクセスの管理(IAM)
  • セキュリティの評価・テスト
  • セキュリティの運用
  • ソフトウェア開発のセキュリティ

CISSP®の試験は1,000点満点で、700点以上で合格です。しかし、合格するだけではCISSP®の認定手続きはできません。合格に加え、上記の8つのドメイン中2つ以上に関連した業務に5年以上携わった経験があること、ISC2認定資格保持者からの推薦状を提出することが求められます。

ただし、大学でコンピュータサイエンスや情報技術関連の単位を取得している場合など、特定の条件に該当するときは4年以上の実務経験で問題ありません。

なお、業務経験年数を満たしていなくても受験することは可能です。業務経験年数を満たす前にCISSP®試験に合格した場合は、経験年数を満たした後で認定手続きを行う必要があります。

参考:CISSP®|ISC2

2.SSCP®

SSCP®(Systems Security Certified Practitioner)も、ISC2の認定資格です。情報セキュリティ分野での実務経験が少なくても、実践に近い内容を理解できていることを証明できます。

SSCP®では、次の7つのドメインにおいての知識が問われます。

  • セキュリティの運用・管理
  • アクセス制御
  • リスクの特定・モニタリング・分析
  • インシデントレスポンス・リカバリ
  • 暗号化
  • 通信・ネットワークのセキュリティ
  • システム・アプリケーションのセキュリティ

SSCP®に認定されるためには、SSCP®試験で700点以上(1,000点満点)を取得しなければなりません。また、上記の7つのドメインのうち1つ以上のドメインに関連した業務経験が1年以上あること、ISC2認定資格保持者からの推薦状を提出することも求められます。

参考:SSCP®|ISC2

3.CEH(認定ホワイトハッカー)

CEH(Certified Ethical Hacker/認定ホワイトハッカー)とは、サイバー攻撃に対応できる実践的な技術を有していることを示す資格です。攻撃者側の視点でサイバー攻撃を行う技術を習得することで、攻撃から守るためのスキルを身につけ、より完成度の高いサイバーセキュリティ環境を実現できます。

取得するには公式トレーニングの受講が必要です。

参考:CEH(認定ホワイトハッカー)|GSXサイバーセキュリティ関連の資格は、CEH以外にも多数あります。次の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

サイバーセキュリティ関連のおすすめ資格14選!難易度や資格の選び方も紹介

4.GSEC

GSEC(GIAC Security Essentials)は、情報セキュリティに関する実務者としてのスキルを証明する資格です。GSECはITセキュリティ界で高く評価されているため、グローバル企業でセキュリティエンジニアとして働くときにおすすめです。

試験では、セキュリティ全般の知識に加え、インシデント発生時の対応や分析などが問われます。

参考:GSEC|SANS

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セキュリティエンジニア資格別の勉強方法

セキュリティエンジニアが学ぶべき分野は多く、スキルや知識の習得には時間がかかります。効率よく資格勉強を進める方法について、資格別に紹介します。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士の公式サイトでは、受験に必要とされる知識やスキルがシラバスとしてまとめて公開されています。ぜひシラバスをチェックして、受験計画を立ててください。

また、試験では実務スキルを確認する問いも出題されるため、ネットワークやセキュリティ関連の業務に従事し、経験を積むことも大切です

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験の公式サイトでは、シラバスのほか、過去問が公開されています。まずは何度も解いてみて、どのようなレベルの知識が問われるのか確認しておきましょう

また、参考書も書店で販売されています。過去問をしっかりと解いてから、参考書で出題範囲を網羅しておきましょう。

CCNA・CCNP・CCIE

CCNAやCCNP Security、CCIE SecurityのCISCO社の試験関連の情報は、公式サイトで公開されています。また、CISCO社の資格取得を目指す参考書や問題集も多数販売されているため、ぜひ書籍を使って勉強してみてください

ただし、実践的な問題も多いため、業務でCISCO社のシステムを利用している方に有利になるのも事実です。CISCO社のシステムを使う機会がない方は、専門のスクールに通い、実務的なスキルを身につける方法があるので、利用を検討してみましょう。

CISSP®・SSCP®

CISSP®やSSCP®などのISC2の認定資格を目指すときは、ISC2が公開している公式問題集を使って学習しましょう。過去問が網羅されているため、体系的に資格勉強を進められます

また、ISC2が開発した専用のトレーニングもあります。過去問だけで不安なときは、トレーニングへの申し込みを検討しましょう。

CEH

CEHは日本語での参考書や問題集はほとんどありません。基本的に学習教材は英語のため、まずはIT関連の英語をスムーズに読めるようになり、繰り返し過去問や問題集を解きましょう

また、CEH関連の勉強会が開催されている場合もあります。IT系の勉強会支援プラットフォームを使いイベント情報を収集し参加するといったアクションも有効です。

GSEC

GSECも英語での試験です。そのため、すぐに読解できるように、何度もテキストを読み込んでおくことが大切です

また、GSECを受験する際の準備として、SANSが提供するSEC401トレーニングの受講が推奨されています。金銭面でゆとりのある方は受講を検討すると良いでしょう。

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セキュリティ関連の資格を取得する3つのメリット

セキュリティ関連の資格を取得することには、次のメリットがあります。

  • スキルを証明できる
  • 実務での提案に説得力が生まれる
  • 転職や昇進に有利になる

それぞれのメリットについて解説します。

スキルを証明できる

セキュリティ関連の資格があれば、スキルや知識を有していることを客観的に証明できます。また、業務を依頼する側にとっても、知名度の高い資格を有しているエンジニアなら安心して仕事を任せられます。

実務での提案に説得力が生まれる

セキュリティエンジニアは、システムの脆弱性や課題を指摘し、適切な対策を講じます。セキュリティ関連の資格があれば、提案にも説得力が生まれるため、複数の案が出ているときも採用されやすくなるでしょう

転職や昇進に有利になる

セキュリティ関連の資格を履歴書に記載すれば、転職の際に評価を受けて採用されやすくなることがあります。また、フリーランスとして働く場合も、取得している資格を公開することで、依頼を受けやすくなるでしょう。

現在の職場で働き続けるときも、セキュリティ関連の業務を優先的に引き受けられるようになるため、昇進しやすくなる可能性もあります。

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セキュリティエンジニアが身につけたい5つのスキル

セキュリティエンジニアに必要なスキルを紹介します。いずれのスキルも資格勉強にも必要な要素です。体系的に習得しておきましょう。

セキュリティ分野のスキル

セキュリティエンジニアとして働くためにセキュリティ分野のスキルは不可欠です。通信やネットワーク、アプリケーションなどのセキュリティについて広く学んでおきましょう。

暗号・認証技術分野のスキル

通信・ネットワークでは、暗号や認証技術のスキルが必要とされています。サイバー攻撃対策のためにも、暗号化スキル・認証技術スキルは習得しておきましょう。

ネットワーク分野のスキル

サイバー攻撃はネットワークをターゲットとすることが多いため、セキュリティエンジニアはネットワーク分野に精通していることが求められます。また、ネットワークの保守・運用についても学んでおきましょう。

法律分野のスキル

セキュリティ対策を実施する際に、法律の知識も必要になります。また、法律は不定期に改正されるため、こまめに情報を入手し、知識を更新することも大切です。

OS分野のスキル

セキュリティ対策はOSによって異なります。システムに応じたセキュリティ対策を実施するためにも、WindowsやLinuxなどについての知識も取得しておきましょう。

次の記事ではセキュリティエンジニアに求められるスキルをわかりやすく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

セキュリティエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルを解説

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セキュリティエンジニアの資格に関するよくある質問

ここでは、セキュリティエンジニアの資格に関するよくある質問に答えていきます。

Q. CCNA認定を取得すると、どのようなスキルが身につきますか?

CCNA認定を取得すると、Cisco社のルータやスイッチ、基本的なネットワークに関する知識やスキルなどが身につきます。

Q. CCSP®とCISSP®ではどんな違いがありますか?

CCSP®はクラウドサービスを安全に利用するために必要な知識を体系化した資格です。CISSP®は国際的に認められた情報セキュリティ・プロフェッショナル認定資格です。

Q. セキュリティエンジニアがSSCP資格を取得すると、どのようなメリットがありますか?

セキュリティに関する高い能力を持っていることを証明できる、年収アップする可能性があるなどのメリットがあります。

※本記事は2026年1月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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