【2024年最新】在宅ワークで有利なおすすめ資格26選!

資格を取得するメリットとして、クライアントから案件を受注する際に、スキルや専門知識を客観的に証明できる点があります。そのため、資格を取得していると、在宅ワークでも継続して案件が受注できたり、収入が安定したりするなど有効です。

本記事では、MOS、日商簿記、ウェブデザイン技能検定、Webライティング能力検定®、英検など、在宅ワークの案件受注に有利になり得る資格をジャンル別にご紹介します。

フリーランスの働き方について詳しく知りたい方は、以下の関連記事もご覧ください。
フリーランスとは?仕事内容や職種の一覧・必要な準備について解説

また、地方に移り住んで在宅ワークをすることに興味がある方は以下の記事をぜひ参考にしてください。
【地域別】フリーランスの単価相場を比較!地方で働くメリットやおすすめの職種も紹介

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目次

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在宅ワークにおすすめの情報系の資格

パソコンや情報関連の情報系の資格を紹介します。エンジニア系の在宅ワークを狙っている人はもちろん、インターネットを通して案件を受注するならば、どの分野の仕事でも役立つ内容が学べるでしょう。

ITパスポート(IP)

資格名 ITパスポート試験(IP)
試験日 随時開催
受験料 7,500円
受験資格 なし
合格基準 600点以上(1,000点満点)
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ip.html


ITパスポート試験は、経済産業省が認定する国家資格のうちの一つで、初心者向けの資格です。「アイパス」と略されることもあります。出題内容は、IT全般の知識や経営に関する問題など、幅広いことが特徴です。

試験内容は、大きく「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3分野に分かれます。具体的には、経営・組織論、知的財産権、開発プロセス、プロジェクトマネジメント、アルゴリズム、プログラミング言語、ネットワーク、ハードウェア・ソフトウェア、情報セキュリティなどです。

IT系職種の知識を証明できる資格のため、プログラマー、SEなどで役立ちます。また、情報システムやセキュリティ、経営関係の内容も問われる試験のため、会計や法務といったコンプライアンスに関わる仕事への効果も期待できます。

基本情報技術者試験(FE)

資格名 基本情報技術者試験(FE)
試験日 随時開催(月1回ほど)
受験料 7,500円
受験資格 なし
合格基準 科目A:600点以上(1,000点満点)/
科目B:600点以上(1,000点満点)
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html


基本情報技術者試験は、ITパスポートの上位資格です。「ITエンジニアの登竜門」ともいわれており、IT業界で働く人には定番の資格となっています。IT業界では、新入社員の就職後に、取得を推奨する会社も多いようです。

試験は科目Aと科目Bに分かれており、2つの試験に合格しなくてはなりません。データベース、ネットワーク、ソフトウェアの設計、情報セキュリティ、プロジェクトやサービスのマネジメントの知識を問われる内容になっています。特に科目Bは、擬似言語によるプログラミング知識も問われるため、難易度が高めです。

ITに関する基本的な知識と技能を持っていることを証明できるため、SEやプログラマなどの職種で役立つでしょう

IT系の職種は在宅ビジネスにおすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
在宅ビジネスはIT系職種がおすすめ!必要なスキルと仕事の特徴

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

資格名 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
試験日 随時開催(月1~2回)
受験料 Word 365・2019・2016:10,780円/
Wordエキスパート2019・2016:12,980円/
Excel 365・2019・2016:10,780円/
Excelエキスパート2019・2016:12,980円/
PowerPoint 365・2019・2016:10,780円/
Access2016:10,780円/
Accessエキスパート2019:12,980円/
Outlook2019・2016:10,780円
受験資格 なし
合格基準 非公開
公式サイト https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html


MOSはMicrosoft Office Specialistの略称です。Microsoftのオフィスソフト「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Outlook」のスキルを証明する資格となっています。

Word、Excel、Accessでは、基礎レベルの「スペシャリスト」に加え、上位レベルの「エキスパート」が用意されています。全国一斉試験だけでなく、各会場での随時試験もあるので、自分のペースで受験できる点はメリットです。

WordやExcelの実務試験のため、資料作成やタスク管理に役立ちます。事務系の仕事はもちろん、さまざまな職種で役立つ内容です。オフィスソフトを利用する人は、スキルアップのために取得すると良いでしょう。

日商PC検定

資格名 日商PC検定
試験日 毎月第3金曜日
受験料 ベーシック:4,200円/3級:5,240円/
2級:7,330円/1級:10,480円
受験資格 なし
合格基準 正答率70%以上
公式サイト https://www.kentei.ne.jp/pc


日商PC検定は、日本商工会議所が認定する検定試験です。文書作成や表計算アプリケーションソフトの利活用能力と、IT知識を問われます。ビジネス文書の取り扱いや、適切な資料の作成能力なども出題範囲です。

なお、使用するソフトはMicrosoftのWord、Excel、PowerPointです。筆記試験もある日商PC検定は、実技試験だけのMOSと比較すると難易度が高い試験といえます。

取得すれば、パソコンやネットワークの基礎から応用レベルのスキルがあることをアピールできます。職種を問わず、パソコンを使ったビジネス文書作成や資料作成が多い業務で役立つでしょう。求人や案件の募集条件に「WordやExcelが使える人」と示されていても、資格があることで自信を持って応募できます。

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在宅ワークにおすすめの金融・法律系資格

金融や法律に関係する資格を紹介します。自分の仕事に結びつくだけでなく、将来独立や開業を考えている方にも、役立つ内容が学べる資格です。

日商簿記検定試験

資格名 日商簿記検定試験
試験日 統一試験:年3回(2月・6月・11月)/ネット試験:随時開催
受験料 3級:3,300円/2級:5,500円/1級:8,800円
受験資格 なし
合格基準 正答率70%以上
公式サイト https://kentei.tokyo-cci.or.jp/boki/


簿記の資格はいくつかありますが、日本商工会議所が主催する「日商簿記検定試験」が有名です。簿記とは、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能で、会計知識や経営管理能力などが必要です。3級〜1級のほか、より基本的な内容を問う「初級」と工業簿記で必須となる原価計算分野の初級試験「原価計算初級」も設けられています。

3級の試験範囲は、商品の仕入れと販売に特化した「商業簿記」です。2級では商業簿記に加えて、原価計算も含まれる「工業簿記」になります。1級はさらにレベルアップし、会計学や会計基準、会社法、財務諸表等規則も問われるため、難易度が高い試験です。2022年度の合格率は、3級で36.9%、2級で24.7%、1級で11.2%でした。

企業の経理や会計に関する在宅ワークを望む人は、日商簿記の資格を持っているとアピール材料として役立ちます。2級以上でないと、工業簿記の知識のアピールにならないので、注意してください。

FP技能検定・CFP®・AFP

資格名 ファイナンシャル・プランニング技能検定/CFP®資格/AFP資格
試験日 3級:月1回程/2級:年3回程/1級:年1回
受験料 3級:8,000円/2級:11,700円/1級:20,000円
受験資格 2級:3級の合格者/1級:CFP®の認定者//AFP資格:2級FP技能検定の合格/CFP®資格:AFP資格認定者
合格基準 3級・2級:36/60点以上(学科)60/100点以上(実技)/1級:60/100点以上
公式サイト https://www.jafp.or.jp/exam/


FP(ファイナンシャルプランナー)は、税金や投資、保険、不動産など、お金に関する相談ができる専門家です。FP技能検定は、FPとしての知識や技能をはかる試験で、合格すると国家資格の「FP技能士」に認定されます。

資格がなくてもFPとして働けますが、業務に直結する知識を学べるため、資格を取得してから仕事にする人は多いようです。基本的な知識を問う学科試験と、実技試験があります。試験の実施機関は、日本FP協会と金融財政事情研究会(通称:金財)の2つがあり、学科試験の問題は同一ですが、実技試験の内容が異なるため注意が必要です。なお、認定される資格は、どちらで受験しても同じ「ファイナンシャル・プランニング技能士」です。

3級の学科試験合格率は85.25%、実技試験合格率は86.53%(2023年1月・日本FP協会実施)でした。2級は学科で56.12%、実技で59.53%(同)、1級は学科で12.28%、実技で99.0%(2022年9月・日本FP協会実施)です。2級以上は、試験内容はもちろん、受験資格を満たすことのハードルが上がります。

在宅のファイナンシャルプランナーとして、相談者のライフプランをサポートできます。また、税金や保険や、相続、不動産、年金など身近なお金の知識を学べるため、今後のために勉強しておいて損はないでしょう。

行政書士試験

資格名 行政書士試験
試験日 年1回(11月)
受験料 10,400円
受験資格 なし
合格基準 法令等科目:得点率50%以上/
一般知識等科目:得点率40%以上/
全体:得点率60%以上
公式サイト https://gyosei-shiken.or.jp/


行政書士は、国へ提出する書類を作成したり、代理で提出したりできる国家資格です。法律の知識を活かして、企業や個人を相手にコンサルティングをすることもできます。

行政書士になるには、年1回の試験に合格しなくてはなりません。受験資格は特にないため、幅広い年齢層が受験しています。さまざまな法律について詳しくなれるため、あらゆる場面で役に立つ知識が得られるでしょう。

在宅で、行政書士として開業することは可能です。インターネットを利用して依頼者の書類作成を行ったり、提出したりするといった業務に臨めます。また、行政書士資格を保有することで、ほかの職種で開業するときにも、自分で法的手続きを進められるというメリットもあるでしょう。

公認会計士試験

資格名 公認会計士試験
試験日 第1回短答式試験:12月/
第2回短答式試験:5月/
論文式試験:8月
受験料 19,500円
受験資格 なし
合格基準 短答式試験:得点率約70%以上/
論文式試験:得点率約52%以上
公式サイト https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/index.html


公認会計士とは、企業や学校法人、公益法人などを対象に財務情報の信頼性を評価する「監査」や、税理士としての「税務」業務、経営戦略を加味した「コンサルティング」などを請け負う監査・会計の専門家です。公認会計士も、行政書士と同じく国家資格の一種です。

短答式試験といわれる、知識を問う学科試験と、指定のテーマに沿った論文を提出する論文式試験の2つに合格することで公認会計士として認められます。なお、公認会計士として開業するには、公認会計士試験の合格に加え、2年以上の実務経験または実務試験に合格し、登録をする必要があります。

企業や個人を相手に、財務監査や税務、コンサルティングを請け負う際に有利でしょう。また、実務試験を積めば独立や開業も視野に入れられます。

コンサルタントの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ITコンサルタントとは?年収や資格・向いている人の特徴を解説

社会保険労務士試験

資格名 社会保険労務士試験
試験日 年1回(8月)
受験料 15,000円
受験資格 学歴・実務経験・厚生労働大臣の認めた国家試験合格のいずれかの条件を満たすこと
合格基準 非公開(合格発表日に公開)
公式サイト https://www.sharosi-siken.or.jp/


社会保険労務士(社労士)試験は、人事労務領域の専門家であることを証明できる国家資格で、難関資格として知られています。社労士の仕事は、採用から退職までの労働・社会保険に関する相談や指導をしたり、年金相談へ対応したりすることです。

社会保険労務士の資格を取得するためには、社会保険労務士試験に合格した後、2年以上の実務経験、指定講習の修了を経て社会保険労務士名簿に登録することが必要です。

社労士は独立して行うことができる業務でもあるので、自宅を事務所として在宅で働くことができます

宅地建物取引士資格試験(宅建試験)

資格名 宅地建物取引士資格試験(宅建試験)
試験日 年1回(10月の第3日曜日)
受験料 8,200円
受験資格 なし
合格基準 非公開
公式サイト https://www.retio.or.jp/exam/exam_detail.html


宅地建物取引士資格試験は、宅地建物取引士になるために必要な国家資格です。宅地建物取引士は不動産に関する専門家であり、本資格によって不動産取引における契約書の記名・押印や重要事項の説明ができるようになります。

一般的には不動産会社で働くことになりますが、最近ではオンライン内見もできるようになってきており、在宅ワークも可能です。また、一人社長として不動産業を営む人も増えており、在宅フリーランスとして働くことも可能かもしれません。

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在宅ワークにおすすめのデザイン系の資格

Webデザイナーとして、在宅ワークの案件を受注する際に有利となる資格です。未経験からWebデザイナーを目指す人は、実務試験がなくても受験できる3級ウェブデザイン技能士から挑戦してみてください。

ウェブデザイン技能検定

資格名 ウェブデザイン技能検定
試験日 2級・3級:年4回/1級:年1回
受験料 3級:6,000円(学科)8,000円(実技)/
2級:7,000円(学科)16,000円(実技)/
1級:8,000円(学科)25,000円(実技)
受験資格 3級:なし/2級:3級合格・2年以上の実務経験/
1級:2級合格・7年以上の実務経験
合格基準 学科・実技それぞれ70点以上(100点満点)
公式サイト https://www.webdesign.gr.jp/


ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに必要な知識やスキルを問う、厚生労働大臣認定の国家資格です。合格すると、「ウェブデザイン技能士」として認定されます。

検定では、学科と実技の2つを受験します。学科試験で問われる内容は、「インターネット概論」「ウェブデザイン技術」「ウェブサイト設計・構築技術」など合計10科目です。実技では、実際にWebサイトの構築が課されます。

Webデザイナーとして、在宅ワークの案件を受注する際に有利となる資格です。未経験からWebデザイナーを目指す人は、実務試験がなくても受験できる3級ウェブデザイン技能士から挑戦してみてください。

パーソナルカラリスト検定

資格名 パーソナルカラリスト検定
試験日 年3回(2月・7月・11月)
受験料 3級:7,700円(会場・CBT会場)8,800円(IBT在宅・在宅ペーパー)/
2級:11,000円(会場・CBT会場)12,000円(IBT在宅)/
1級:17,600円(会場・CBT会場)18,600円(IBT在宅)
受験資格 3級・2級:なし/1級:2級合格者
合格基準 3級・2級:正答率70%程度/
1級:正答率80%程度/※3級在宅ペーパーのみ正答率90%程度
公式サイト https://colorist.or.jp/personal-colorist/


カラーコーディネートの知識について問われる検定です。カラーコーディネートの知識は、洋服やメイクのコーディネートをはじめ、広告やPOP、チラシなどのデザイン関連のビジネスに役立つでしょう。

3級では「色彩と文化」「色彩理論」「色彩とファッション」「パーソナルカラー」が、2級ではそれらに加えて「CUS配色調和理論」や「色彩を活かすテクニック」が問われます。1級は、3級・2級の試験範囲と、「CUS配色調和を活かすテクニック」も加わります。CUSとは、ColorUndertoneSystemの略で、色味を表す「色相」や明るさや鮮やかさを表す「色調」と、ブルーアンダートーン(Bu)とイエローアンダートーン(Yu)で色を分類する表色系です。

合格率は、3級で75%、2級で70%、1級は50%前後と公表されています。

在宅ワークでデザインの仕事をしたい人は、取得すると良いでしょう。ロゴや商品、ファッション、Webデザインなどの業務を受注するのに有利に働きます。センスではなく、知識でデザインできる能力は強みになるでしょう。

カラーコーディネーター検定試験®

資格名 カラーコーディネーター検定試験®
試験日 年2回(6月下旬~7月上旬・10月下旬~11月上旬)
受験料 アドバンスクラス:7,700円/スタンダードクラス:5,500円
受験資格 なし(アドバンスとスタンダードの併願も可)
合格基準 70点以上(100点満点)
公式サイト https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/


東京商工会議所が主催する、色彩に関する知識を問う検定試験です。基礎的な知識を問う「スタンダードクラス」と、ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識を問う「アドバンスクラス」があります。受験当日は、受験申込後に配送される「カラーチャート」が必要です。

2023年度の合格率の実績は、スタンダードで74.3%、アドバンスで48.8%でした。比較的取得しやすい試験といえます。

こちらも、配色やデザインに関わる能力を証明できるため、デザイン系の在宅ワーク受注に有効でしょう。ビジネスの武器にするのであれば、アドバンスクラスの取得が望ましいです。

DTPエキスパート

資格名 DTPエキスパート
試験日 年2回(3月・8月)
受験料 DTPエキスパート・マイスター:21,000円/
DTPエキスパート:15,000円/アップグレード:9,000円
受験資格 なし
合格基準 正答率80%以上
公式サイト https://www.jagat.or.jp/cat5/dtp


DTPはDesktop Publishingの略称で、印刷物のデータ制作をパソコン上で行うことを指します。「DTPエキスパート」は、日本印刷技術協会主催の歴史あるDTP資格です。資格の有効期限は2年で、更新試験を受験することで期限の延長が可能です。

資格は、基礎知識を学科試験で問う「DTPエキスパート」と、実技試験も課される「DTPエキスパート・マイスター」の2種類です。学科試験ではDTP概論や印刷技術、コミュニケーションなどの分野から問題が出されます。先に「DTPエキスパート」のみを取得している場合も、後からアップグレードで実技試験を受け合格することで「DTPエキスパート・マイスター」を取得することも可能です。

2023年8月に実施された第60期試験の合格率は、学科で51.3%、実技は69.3%でした。

DTPエキスパートの取得は、DTPデザイナーや、DTPオペレーターの在宅案件を獲得する際に有利になるでしょう。デザイナー以外にも、印刷物を扱う職種で役立つ可能性もあります。

Photoshopクリエイター能力認定試験

資格名 Photoshop®クリエイター能力認定試験
試験日 随時開催
受験料 スタンダード:7,800円/エキスパート:8,800円
受験資格 なし
合格基準 知識問題・実技問題で得点率65%以上かつ実践問題で得点率70%以上
公式サイト https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/


Photoshop®クリエイター能力認定試験は、画像編集ソフト「Photoshop®」の操作スキルを認定する民間資格です。Webデザインに関する求人や案件の募集要項には、Photoshop®のスキルを必須としているものが多くあります。この資格を取得することで、Photoshop®を利用したデザインスキルを証明できるでしょう。

試験は、基礎的分野の「スタンダード」と、応用分野の「エキスパート」があります。どちらも、知識問題と実践問題が課されるため、Photoshop®の実用スキルが試されます。エキスパートの学科試験では、DTPやWebデザインに関する知識も必要です。

2022年度の平均合格率は73.35%でした。

本資格を取得することで、Webデザインやグラフィックデザインなどの案件に応募する際に効果的でしょう。そのほか、Photoshopのスキルを条件としている求人案件で、スキルの裏付けとなるため有利です。

Webデザイナーの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説

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在宅ワークにおすすめのライター系の資格

ライター系の資格を紹介します。ライター系の業務は、自宅でも比較的取り組みやすく、在宅ワークの中でも注目されている仕事の一つです。

日本語検定

資格名 日本語検定
試験日 年2回(6月・11月)
受験料 6・7級:2,200円/
5級:2,300円/
4級:3,000円/
3級:4,300円/
2級:5,800円/
1級:6,800円
受験資格 なし
合格基準 得点率60~80%以上(級によって異なる)
公式サイト https://www.nihongokentei.jp/


日本語検定は、日本語の知識や使い方に関する能力を証明する検定です。試験は文法、敬語、漢字や表記、言葉の意味、語彙の6領域と総合問題から構成されています。日本語が話せるだけでは、上級合格は難しい試験内容になっています。レベルの目安は、3級が高校卒業〜社会人基礎レベル、2級は大学卒業〜社会人中級レベル、1級は社会人上級レベルです。取得するなら、平均レベルである3級以上が望ましいでしょう。

合格ラインに少し足りなかった場合は、準級が認定されます。2023年第2回実績では、3級合格者が52.5%、準3級は19.1%、2級合格者は20.9%、準2級が30.3%、1級合格者が2.8%、準1級は9.7%でした。4級以下の合格率は80〜90%ほどなので、3級から難易度が上がることが分かります。

資料作成やWebライティング、校正など、言葉や文章に関わる在宅ワークで有効になるでしょう。ただし、言葉のプロとして仕事を請け負うには、平均の3級ではなく2級や1級を持っていたほうが効果を期待できます。

Webライティング能力検定®

資格名 Webライティング能力検定®
試験日 年4回(3月・5月・8月・11月)
受験料 13,500円(第42回より17,600円)
受験資格 なし
合格基準 3級:53~69点/2級:70~79点/1級:80~88点(88点満点)
公式サイト https://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/kentei/


Webライティング能力検定®は、Webライティングに特化し、その能力を測る検定です。「倫理・法律、炎上対策」では薬事法、著作権、景品表示法など、Webライティングならではの内容も出題されます。

どの級でも受験する問題は同じで、得点によって認定される級が決まるタイプの試験です。きちんと対策をすれば、1度の受験で1級を取得することも目指せます。

Webライティングの実用的なスキルをアピールできるため、Webライター案件受注に活かせるでしょう。また、WebデザイナーやWebディレクターなど、Webライティングに関連する仕事でも活用できます。

文字起こし技能テスト

資格名 文字起こし技能テスト
試験日 年2回(5月・11月)
受験料 5,500円
受験資格 なし
合格基準 特になし・スコア制(1,000点満点)
※901点以上でスペシャリスト認定あり
公式サイト https://mojiokoshi.org/


文字起こし技能テストは、一般社団法人文字起こし活用推進協議会が主催する、録音された文章を文字化する技能を測定するテストです。

合格・不合格を判定する形式ではなくスコア制になっており、901点以上の特典でスペシャリストとして認定されます。スペシャリストとして認定されることで、正社員企業への紹介やテキストの10%オフ特典などがあります。

スコアの目安はまず400点を目指すことが推奨され、600点以上で職場などで一般的な文字起こしができるレベル、800点以上で文字起こしのエキスパートとして仕事ができるレベルです。

本資格を在宅ワークに活かすのであれば、800点以上を目指すのがおすすめです。最近はYouTubeなどの動画における音声の文字起こしや、会議、インタビューの内容の文字起こしに関する求人が多く、資格取得が有利に働くでしょう。

校正技能検定

資格名 校正技能検定
試験日 中級:年2回(夏期・冬期)/
上級:年1回(春期)
受験料 中級:8,800円/
上級:9,900円
受験資格 中級:日本エディタースクールの所定の校正講座の修了/
上級:中級の合格
合格基準 中級:85点以上/
上級:非公開
公式サイト https://www.editor.co.jp/exam/


校正技能検定は、校正者に必要な能力を問われる試験です。編集者や校正者を養成する日本エディタースクールが主催しています。文章の誤字脱字のチェックだけではなく、校正記号や送りがな、表記統一といった専門的な内容も出題されます。

初級は、日本エディタースクールにおいて指定科目を修得した方を認定しており、一般から取得を目指す場合は、中級以上となります。2023年8月の試験では、中級の合格率は約39.3%、上級の合格率は約32.7%でした。

校正の仕事はもちろん、Webコンテンツの制作や資料作成など、広く公開する文章を作成する仕事で活かせます

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在宅ワークにおすすめの語学系の資格

在宅ワークで、翻訳の仕事を考える人も多いでしょう。また、英語力はエンジニアの仕事でも活用することも可能です。英語力をアピールできる語学系の資格を紹介します。

実用英語技能検定(英検)

資格名 実用英語技能検定
試験日 年3回
受験料 5級:4,100円/4級:4,700円/
3級:6,900円/準2級:8,500円/
2級:9,100円/準1級:10,500円/
1級:12,500円※個人申込の場合。団体申込の場合は異なる
受験資格 なし
合格基準 【一次試験】5級:419点(850点満点)/4級:622点(1,000点満点)/
3級:1,103点(1,650点満点)/準2級:1,322点(1,800点満点)/
2級:1,520点(1,950点満点)/準1級:1,792点(2,250点満点)/1
級:2,028点(2,550点満点)/【二次試験】3級:353点(550点満点)/
2級:460点(650点満点)/準2級:406点(600点満点)/
準1級:512点(750点満点)/1級:602点(850点満点)
公式サイト https://www.eiken.or.jp/eiken/


「英検」の愛称でおなじみの「実用英語技能検定」は、文部科学省後援試験です。筆記試験、リスニング試験に加えて、面接によるスピーキングテストも課されます。ライティング・リーディング・スピーキング・リスニングの英語4技能を総合的に試される資格です。

2級が高校卒業程度、準1級が大学中級程度、1級は大学上級程度となっています。準2級までは「日常生活に必要な英語」の理解・使用程度であるのに対し、2級以上は「社会生活に必要な英語」の能力が問われます。英語を仕事にするなら、2級以上の取得が望ましいでしょう。

英検は、翻訳や英語を使ったライティング業務に活かせます。また、英検1級合格者は、観光庁長官が実施する通訳案内士試験(通訳ガイド試験)の筆記(一次)試験の外国語(英語)科目の受験が免除されます。通訳を目指す方も、取得しておくと良いでしょう。

TOEIC®

資格名 TOEIC® Program
試験日 毎月1~2回
受験料 Listening&Reading:7,810円/
Speaking&Writing:10,450円/
Speaking:6,930円
受験資格 なし
合格基準 なし・スコア制
公式サイト https://www.iibc-global.org/toeic.html


TOEIC®は、英語によるコミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準です。国内だけでなく、海外でもスキル証明に使えます。合否ではなく、スコア形式で結果が評価されるため、何度も受験してスコアアップを目指す人もいます。

一般的には、リスニング力とリーディング力をはかるListening & Reading Testで500点前後が、新卒社員の平均レベルといわれています。英語力をアピールするなら、700点以上は目指したいところです。

翻訳や英語のライティングなど、英語を活かした在宅ワークを受注する際に有利に働くでしょう。ライティング業務を目指すなら、Speaking & Writing Testでも高得点を取得しておくと効果的です。

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趣味を在宅ワークに活かせる資格

自宅で仕事をするなら、趣味を活かしたいという人も多いでしょう。趣味を仕事につなげるための、スキルアップを狙える資格を紹介します。

ネイリスト技能検定試験

資格名 ネイリスト技能検定試験
試験日 年4回(1月・4月・7月・10月)
受験料 3級:6,800円/
2級:9,800円/
1級:12,500円
受験資格 3級:なし/
2級:3級取得者/
1級:2級取得者
合格基準 筆記試験:非公開/実技試験:38点以上(50点満点)
公式サイト https://www.nail-kentei.or.jp/


ネイリスト技能検定試験は、国際的に通用するネイリストの育成を目指す「日本ネイリスト検定試験センター」が主催する試験です。20年以上の歴史があり、ネイリストとして必要な知識と技術を身につけられます。

どの級でも、実技試験が課されます。サロンワークで通用する技術や知識は2級レベルです。2023年秋期までの合格率は、3級で84.98%、2級は43.04%、1級は39.22%となっています。

ネイリストとして活躍したい人、趣味のネイルを仕事にしたいと考えている人は、ぜひ取得してみてください。ネイルチップなどを作成し、インターネットで販売する際にも、資格があることは有利に働くでしょう。

JADP認定メンタル心理カウンセラー®

資格名 JDAP認定メンタル心理カウンセラー®
試験日 カリキュラム修了後、随時、在宅にて受験可
受験料 5,600円
受験資格 協会指定の認定講座の全カリキュラムを修了した者
合格基準 得点率70%以上
公式サイト https://www.jadp-society.or.jp/course/mental/


心理カウンセラーと一口にいっても、さまざまな資格があります。内閣府が認可している臨床心理士は、大学院を卒業していないと受験できません。国家資格である公認心理師の受験条件は、大学や大学院で必要な単位を修了していることです。どちらも、社会人になってから挑戦するにはハードルが高い資格となります。

一方で、「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」は、一般財団法人が主催する民間の資格です。指定の講習を修了することで誰でも受験条件を満たせるため、受験までのハードルが低いことが特徴です。

本資格の取得により、人の相談や悩みを解決に導けるようになるので、カウンセラー以外の職種でも人間関係の構築に役立つでしょう。

アロマテラピスト

資格名 アロマテラピスト
試験日 カリキュラム修了後、随時、在宅にて受験可
受験料 5,600円
受験資格 協会指定の教育訓練で、リンパケア・フェイシャルリンパケア・ヘッドリンパケア
・リフレクソロジストのいずれかの全カリキュラムを修了した者
合格基準 得点率70%以上
公式サイト https://www.jadp-society.or.jp/course/aromaterapist/


アロマテラピスト資格は、上述の「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」と同じ「日本能力開発推進協会」が主催する資格試験です。合格すると、「アロマテラピスト」の称号が与えられます。

アロマテラピーにおけるキャリアオイル・精油の効能や、精油ブレンドの専門的な知識を有していることを証明できます。

アロマテラピストとしてアロマを使った癒やしを提供する仕事をするには、適した資格です。医療や福祉、心理関係の業界でも活躍が期待できます。上述の心理カウンセラーなどとあわせて取得すると、活躍の幅が広がるでしょう。

キャリアコンサルタント試験

資格名 キャリアコンサルタント試験
試験日 年3回(3月・7月・11月)
受験料 学科:8,900円/実技:29,900円
受験資格 厚生労働大臣が認定する講習課程の修了/
労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験/
技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験の合格(いずれかを満たす)
合格基準 学科:70点以上(100点満点)/
実技:90点以上(150点満点)
公式サイト https://www.jcda-careerex.org/


キャリアコンサルタント試験は、厚生労働大臣の登録を受けた登録試験期間が実施する国家資格です。学科試験と実技試験にわかれており、両方に合格しキャリアコンサルタント名簿に登録することで「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルタントは、労働者の職業の選択や職業能力の開発に関する相談に応じ、助言や指導を行う専門家のことです。企業内で従業員のキャリア支援をしたり、人材系の会社で就職や転職のサポートを行います。
資格の取得により、キャリアコンサルタントとして人々の支援ができるだけではなく、社会や企業内にある仕事について理解することができるため、自身に合った仕事を選べるようにもなるでしょう。

整理収納アドバイザー

資格名 整理収納アドバイザー
試験日 随時開催
受験料 2級:24,700円/
準1級:36,300円/
1級:32,670円
受験資格 日本語が理解できること/
準1級:2級の合格者/
1級:準1級合格者
合格基準 2級・準1級:講座の受講/
1級:70点以上(100点満点)
公式サイト https://housekeeping.or.jp/


整理収納アドバイザーとは、ハウスキーピング協会が実施する資格で、整理収納のプロフェッショナルであることを証明するものです。

2級、準1級、1級と分かれており、2級と準1級は特定の講座を受講することで認定されます。プロとして整理収納を仕事にしていきたい場合は、準1級または1級の取得がおすすめです。

整理収納が得意な方は本資格を取得することで、在宅ワークに活かせるかもしれません。プロの整理収納アドバイザーとして、セミナーを開催したりアドバイスをしたりすることが可能です。

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在宅ワークで資格が役立つ理由

在宅ワークで資格が役立つ理由は、クライアントに自身を売り込むにあたり、スキルを客観的に証明できるからです。資格があることで、クライアントの信頼を得やすく、在宅ワークの仕事を受注しやすくなります。

難易度の高い国家資格はよりアピールにつながるでしょう。また、比較的気軽に取得できる資格であっても、資格がない人と比べると優位になります。

在宅でできる仕事の種類に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【20選】在宅でできる仕事の種類を紹介!スマホでできる在宅ワークも

また、フリーランスが取得しておきたい資格に関しては以下の記事でも紹介しています。
フリーランスが持つべき資格を職種別に紹介!取得メリット、判断のポイントを解説

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在宅ワークに役立つ資格の選び方

在宅ワークのために資格を取得するなら、下記のようなポイントをおさえておきましょう。

  • 在宅ワークの仕事の内容を把握する
  • 業務内容に役立つ資格を選ぶ
  • 資格取得の難易度を調べる

まずは、自分が実施する在宅ワークの業務内容を把握しましょう。資格は、業務内容に必要な知識やスキルを得られるものを選びます。知名度や合格率、国家資格だからといった理由で資格を取得しても、役に立たない可能性もあるため注意してください。

取得する資格の目星をつけたら、資格の内容と難易度を調べます。同じ資格でも、レベルによって試験内容や認められる実務範囲が異なる場合があります。どの級を目指すのか、その級で必要な知識やスキルがどの程度なのかは、しっかりと確認しておきましょう。合格率が低い資格や、試験実施日が限られている資格の場合、在宅ワーク開始時期の調整が必要になることもありえます。

在宅ワークで稼ぐ方法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
在宅ワークで稼ぐ方法ガイド!労力・金額別におすすめの仕事を紹介

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在宅ワークのメリット・デメリット

在宅ワークのメリット・デメリットを紹介します。

在宅ワークのメリット

在宅ワークのメリットは、出社する必要がないため通勤時間の節約になることです。在宅勤務であれば、これまで通勤に費やしていた時間を別の作業に有効活用することができます

また、出社しないことで、上司や同僚など職場における人間関係の悩みが軽減されることも考えられます。人間関係に悩みやすい人にとっては大きなメリットです。

さらに、在宅ワークにより、育児や介護と両立した働き方ができます。自宅からの在宅ワークであれば、育児や介護を理由とした急を要する対応があっても、比較的柔軟にマネジメントすることが可能です。個人のライフスタイルに合わせた働き方を実現できるでしょう。

在宅ワークのデメリット

在宅ワークのデメリットとして、出社しないことによる上司や同僚とのコミュニケーション不足が考えられます。不明点や相談があっても、すぐに聞くことができないかもしれません

また、在宅ワークでは、上司のような管理をしてくれる人の目が周りにないため、自己管理が必要になります。スケジュール管理やモチベーション管理など、自分を律しながら仕事をすることが求められるでしょう。

さらに、在宅ワークには作業環境が整っていることが大前提です。デスクやインターネット環境が不十分な場合、これらを揃えるコストがかかります。

リモートワークと在宅勤務の違いに関して知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リモートワークと在宅勤務の違いとは?

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在宅ワークの資格に関するよくある質問

在宅ワークの資格に関するよくある質問に答えます。

Q. 在宅ワークにおすすめの資格は何ですか?

仕事によって異なりますが、MOSやITパスポート、日商簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格がおすすめです。

Q. 資格がなくても在宅ワークはできますか?

資格がなくても在宅ワークは可能です。ただし、仕事の内容によっては資格が必要な場合もあるので確認が必要です。また、資格があることで客観的にスキルを証明できるため、仕事の獲得につながりやすいでしょう。

Q. 在宅ワークにはどんな人が向いていますか?

在宅ワークには、自分を律することができる人や主体的に考えて動ける人が向いています。

※本記事は2024年3月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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