Pythonの資格|入門におすすめの資格は?試験内容や種類、難易度を比較

Pythonは機械学習アルゴリズムの実装などに使われるプログラミング言語として注目を集めています。エンジニアとしてAIの分野に携わるためにPythonを習得したい場合、資格の取得を通して知識やスキルを身につけることが可能です。Pythonの資格にもいくつか種類があるため、本記事では国内・海外のPythonの資格について、難易度や勉強方法などを合わせてご紹介します。

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目次

Python初心者におすすめの資格
海外のPython資格
Pythonの特徴
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Python初心者におすすめの資格

Pythonに関連する資格として、初心者が取得を目指すのにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。

  • Python3エンジニア認定基礎試験
  • Python3エンジニア認定データ分析試験
  • Microsoft試験 98-381: Introduction to Programming Using Python

この3つの中では「Python3エンジニア認定基礎試験」の難易度が最も低いと考えられるので、最初に受ける資格に適しているでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験の概要
資格名 Python3エンジニア認定基礎試験
運営 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
試験日 通年
受験費用 10,000円(税別)
学割 : 5,000円(税別)
合格基準 正答率70%
受験資格 なし
公式サイト https://www.pythonic-exam.com/exam/basic
試験内容

「Python3エンジニア認定基礎試験」は、主教材「Pythonチュートリアル 第3版」の内容をもとに出題されます。試験は全40問ですが、章により出題数が違うので、全ての章が均等の内容配分で出題されるわけではありません。「3章 気楽な入門編」「4章 制御構造ツール」「5章 データ構造」からの出題が多く、この3つから全40問のうち50%以上が出題されます。

そのほか、Pythonインタプリタの使い方、標準ライブラリ、仮想環境とパッケージといった知識が試験で出題されます。

基本部分が出題されるため、これからPythonエンジニアを目指す方やエンジニア駆け出しの方に役立つ試験と言えるでしょう。

難易度

Python3エンジニア認定基礎試験は、全問の中の7割正解で合格なので、初心者でもしっかり対策すれば合格可能な試験です。

主教材の内容は他言語経験者向けに構成されている部分もあるので、初めて学ぶプログラミング言語がPythonである方には若干難しく感じる部分があるかもしれません。ただし、試験自体は文法基礎に関する問題が多いので、初心者でも比較的取り組みやすい試験と言えます。

勉強方法

主教材「Pythonチュートリアル 第3版」の中から出題すると公式サイトに記載があるので、まずはこの本をもとに勉強することをおすすめします。なお、同書の内容はWeb上でも公開されているので、そちらを使えば通勤中などの時間を活用して勉強しやすいでしょう。

ただし、「Pythonチュートリアル 第3版」はまったくのプログラミング初心者には少々難しい内容なので、他言語を勉強した経験がない場合は、初心者向けのPythonの書籍や電子書籍で基礎を学びましょう。

その後「Pythonチュートリアル 第3版」を使用して、Pythonの基本をどれぐらい理解できているのか確認しながら、試験内容の章ごとに勉強するのがおすすめです。

勉強時間を短くしたいなら、出題数が1問だけの章は後回しにするか直前に軽く勉強する、という方法もあります。

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定データ分析試験の概要
資格名 Python3エンジニア認定データ分析試験
運営 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
試験日 通年
受験費用 10,000円(税別)
学割 : 5,000円(税別)
合格基準 正答率70%
受験資格 なし
公式サイト https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist
試験内容

「Python3エンジニア認定データ分析試験」の試験内容は、Pythonによるデータ分析の基礎部分が中心です。

こちらも主教材「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」という本の中から全40問が出題され、データエンジニアの役割、Pythonの基礎、確率と統計、ライブラリによる分析実践などが問われます。

「NumPy」や「pandas」、「Matplotlib」などのライブラリによる分析実践の出題比率が高いようなので、この章は十分に対策をしておきましょう。また、データ分析ツールである「Jupyter Notebook」についても1問出題されるので、学習しておく必要があります。

この試験に合格すれば、Pythonを使ったデータ分析の基礎知識が身につきます。Pythonを活用したデータ分析の基礎を身につけたい方、データエンジニアを目指す方に役立つ試験です。

難易度

Python3エンジニア認定データ分析試験は、7割正解で合格です。問題数や合格ラインは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が行っているもう1つの試験であるPython3エンジニア認定基礎試験と同様です。

初めてPythonを学ぶ方にとっては、Pythonと分析との両方を学習しなければなりませんが、問題はすべて選択式なので、知識をしっかり身につけておけば初心者でも合格を狙える試験と言えるでしょう。

勉強方法

主教材「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」から出題されるので、この書籍をもとに勉強することをおすすめします。5章は出題されないので、勉強範囲は1~4章まででも問題ないでしょう。全問中7割以上正解する必要があるので、苦手な章の問題は後回しにして、理解しやすそうな場所から重点的に学ぶのもひとつの方法です。

認定スクールが公開している模擬試験もあるので、一通り試験勉強を終えたら模擬試験で実力を測るのもおすすめです。模擬試験とまったく同じ問題が出るわけではありませんが、模擬試験の問題を十分に解ければ、試験の合格に近づけるでしょう。

Microsoft試験 98-381: Introduction to Programming Using Python

Microsoft試験 98-381: Introduction to Programming Using Pythonの概要
資格名 Microsoft試験 98-381: Introduction to Programming Using Python
運営 Microsoft
試験日 通年
受験費用 14,040円(税別)
合格基準 非公開
受験資格 なし
公式サイト https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/98-381
試験内容

試験名にあるように、Pythonを使用したプログラミングの基礎が試験内容です。試験は、データ型と演算子を使用した操作の実行、条件判断とループを使用したフローの制御、入出力操作の実行、コードの記述と構造、トラブルシューティングとエラー処理の実行、モジュールとツールを使用した演算の実行、などの範囲に分けて出題されます。

項目によって出題割合が異なり、公式ページの情報によると、モジュールとツールを使用した演算の実行の項目の出題割合が最も低く、条件判断とループを使用したフローの制御の出題項目の出題割合が最も高いようです。

Pythonを使ってキャリア構築をしたい方や、IT関連企業でPythonを扱う方向けの試験です。マイクロソフト認定試験の中では初級レベルの試験であり、合格するとMicrosoft Technology Associate(MTA): Introduction to Programming Using Pythonに認定されます。

難易度

試験自体は誰でも受けることができますが、公式ページでは「構文として正しいPythonコードを理解して書くことができる必要があり、Pythonがサポートするデータタイプ、および与えられた問題を論理的に解くことのできるPythonコードを認識できる能力が求められ」るとされています。

具体的には「最低でも100時間のPythonプログラム言語での実地体験およびもしくは教習を受けている」こと、「その機能と能力について詳しい」こと、「(Pythonについて)書き、デバッグし、よくメンテナンスするにはどうするか理解している」ことが必要になると示されているため、基本的には実際にPythonを使っているエンジニア向けの試験と言えるでしょう。

勉強方法

Microsoftでは、試験対策ができる講師による指導付きの有料学習コースとして「コース55264-A: Introduction to Programming Using Python」が用意されています。

コースを受講する前提条件には「Windows、Linux、Macコンピュータでコマンドライン操作を実行した経験」、推奨される前提条件には「任意のプログラミング言語でコードを記述した6ヶ月の経験」が挙げられています。

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海外のPython資格

海外にもPythonの資格が存在しており、そのひとつに「Python Certifications」という資格があります。

この資格は「エントリーレベル」「アソシエイト」「プロフェッショナル」という3つのレベルに分かれています。

海外の資格試験なので、英語を習得していない人にとっては、英語で出題される試験を受けなければならない点で難易度が高いと言えるでしょう。

Python Certifications

Python Certificationsの概要
資格名 Python Certifications
運営 Python Institute
試験日 通年
受験費用 PCEP(エントリーレベル) : 59 USドル
PCAP(アソシエイト) : 295 USドル
PCPP(プロフェッショナル) : 195 USドル
合格基準 正答率70%
受験資格 PCPP1 : PCAPに認定されていること
PCPP2 : PCPP1に認定されていること
公式サイト https://pythoninstitute.org/
試験内容

PCEPはエントリーレベルの試験であり、Pythonの基礎的な内容が中心に出題されます。

アソシエイトレベルのPCAPでは、オブジェクト指向プログラミングの知識なども問われてきます。

最上級のPCPPはPythonエンジニアとして高いスキルのある方向け試験で、2つのレベルに分かれています。PCPP2は、PCPP1に合格しないと受験できません。

試験時間はPCEPのみ45分、その他のレベルは65分です。Python Certificationsの中でも、特にPCPPに合格すると、Pythonエンジニアとして高いスキルを持っているという証明になります。Pythonエンジニアとして転職を考えているならば、転職時にPCPPの資格は有利に働く可能性があります。

難易度

どのレベルでも正答率70%以上が合格基準です。選択問題や穴埋め問題のみの出題なので、英文を書くスキルはなくても問題ないでしょう。

ただし、英語の文章を読むリーディングスキルや、英語で手続きを行ったり、プログラミング用語を理解したりできるだけの英語力は身につけておく必要があります。

関連記事 : ITエンジニアと英語力

Pythonの特徴

Pythonは、オランダ出身のプログラマーであるグイド・ヴァン・ロッサムが開発し、1991年に公開されたプログラミング言語です。

Pythonは近年注目されているAIやデータサイエンスの分野で活用されている言語であるため、先端IT分野で使われる新しいプログラミング言語というイメージが強いですが、従来からWebなどのシステム開発でも使われてきた汎用的なプログラミング言語です。

1991年にVer.0.90が公開され、2008年にver3.0が公開されました。コードを都度機械語に翻訳しながら実行する「インタプリタ言語」であるため、コンパイルが不要であり、書いたプログラムを確認したり、修正したりしやすいという特徴があります。Pythonの学習においてもコードを少し書いて動作を確認することができるので、初心者でも記述ミスなどを発見しやすいでしょう。「flake8」や「Pylint」などのコードチェックツールも用意されており、これらを使えばさらにコードのミスを発見しやすくなります。

Pythonは「標準ライブラリ」が豊富だという特徴もあります。「json」はJavaScript、Java、PHPなどの言語間でデータのやり取りをするのに使われ、データ解析では「pandas」、画像処理ができる「Pillow」などが用意されています。これらを使うことで、様々な機能を効率的に実装することができるのです。

Pythonでできること

Pythonは、以下のような開発で使われます。代表的なAI開発以外にも使われる場面は多いです。大手サービスでもシステムやアプリケーション開発にPythonを使うこともあります。

  • Webアプリケーション
  • デスクトップアプリケーション
  • 組み込みソフトウェア
  • 人工知能(AI)
Webアプリケーション

PythonはWebアプリケーションでも使われており、Pythonを使って開発されたアプリでは、YouTubeやInstagramなどが挙げられます。どちらかというと大規模なWebアプリケーション開発で使われることが多いプログラミング言語と言えるでしょう。

デスクトップアプリケーション

Pythonはデスクトップアプリケーションでも使用されており、自動処理システム、業務効率化ツールなどの開発に使います。デスクトップアプリケーションはAIと組み合わせて開発されることもあるようです。

組み込みソフトウェア

組み込みソフトウェア開発にも、Pythonが使われることがあります。エアコンや冷蔵庫、テレビやカーナビなどの家電や電子機器の基盤部分のシステムを、Pythonと他の言語を組み合わせて開発することもあります。

人工知能(AI)

AI開発の分野は、Pythonが使われる代表的な領域のひとつです。ディープラーニング(深層学習)、機械学習向けのライブラリも用意されています。

Pythonのフレームワーク

Pythonの代表的なフレームワークには、以下のようなものがあります。

  • Django
  • Flask
  • Bottle
  • Tornado
  • web2Py
Django

「Django」は、Pythonのフレームワークの中でも、Web開発に必要な機能が一通り揃っている万能フレームワークです。汎用性が高いため、規模の大小にかかわらずWeb開発で用いられています。ユーザーが多いので、不明点を解説しているサイトが多く、わからないことがあっても解決策を見つけやすいでしょう。

Flask

「Flask」は、標準装備の機能は最小限となっていますが、その分動作が軽いフレームワークです。小規模なWeb開発や機能が少ないアプリケーション開発に向いています。追加で実装できる機能もあり、カスタマイズも可能です。

Bottle

「Bottle」は、機能が少なくシンプルで、動作が高速なのが特徴です。軽さを求めるアプリケーション開発に向いています。機能が限定されるため、実装されていない機能はライブラリなどで補います。

Tornado

「Tornado」は、非同期通信が行えるフレームワークです。リクエスト送信中に他の処理を行えるので、レスポンス待ちの時間を短縮することができます。高い負荷の処理でもパフォーマンスを発揮し、ユーザーの接続が集中するアプリケーション開発にも使われます。

web2Py

「web2Py」は、WindowやLinuxなど異なるプラットフォームでも動かせるフレームワークです。シンプルなフレームワークですが、データベースとの効率的な連携、高いセキュリティ機能などと、機能が充実しています。

関連記事 : Pythonエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

試験勉強で未経験からスキルアップを目指そう

Pythonは、AI開発での使用が有名ですが、アプリケーションの開発などにも使われています。コードはシンプルで記述しやすく、プログラムの動作を確認しやすいため、初めてプログラミングを学ぶ方にも向いている言語と言えるでしょう。Pythonの学習が進んだら、就職や転職の際に自分のPythonのスキルを証明するために、Pythonの資格を取るのもひとつの方法です。未経験の方もPythonの資格取得を目指してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

関連記事 : Pythonの求人・案件動向解説

最後に

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