NEの資格!おすすめの国家資格・ベンダー資格の種類や難易度

NE(ネットワークエンジニア)向けの資格としては、国家資格のネットワークスペシャリスト試験やベンダー資格のCCNA(Cisco技術者認定)などが挙げられます。この記事では、数多いIT系資格の中から、NEに有効と考えられる5種類の資格についてまとめました。各資格の詳しい取得方法も説明していますので、NEの資格について知りたい方は、ぜひお読みください。

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■この記事の監修

アクイ テツ

東京の某大手SIer企業勤務と並行して、システム関連コンサル、記事制作・監修、YouTube運営等にて活動中。SIerでは大規模公共システムにおける開発および、公共顧客を相手とした営業・コンサルを経験。職種を横断したシステム開発関連の経験・知識をもとに、現在は本部スタッフとしてコーポレートファイナンス関連業務に従事し、M&Aを専門とする。

目次

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NEに資格は必要?

NE(ネットワークエンジニア)として今回ご紹介する資格を取ることで「実際にどのぐらい役立つのか」という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

NEにとって、資格の有用性はケースバイケースなので、取得が必須ではありません。就職・転職においても、資格を持っていれば絶対に有利かというとそうではなく、実際にはご自身のスキルや経験などと合わせた総合力が求められます。

ネットワークエンジニアの具体的な仕事内容や求められるスキルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ネットワークエンジニアとは? 仕事内容や年収、スキルなどを解説

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NEに役立つ資格

NE(ネットワークエンジニア)は資格が必須ではありませんが、持っていると仕事や就職・転職に役立つ可能性がある資格としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ネットワークスペシャリスト試験
  • 基本情報技術者試験
  • CCNA(Cisco技術者認定)
  • LinuC(Linux技術者認定資格)
  • AWS認定高度なネットワーキング – 専門知識

国家資格の情報処理技術者試験は、NE初心者や未経験者であれば、比較的難易度が低い基本情報技術者試験から順番に勉強して合格を目指すのが無難といえます。

ベンダー資格であるCCNA(Cisco技術者認定)は、ネットワーク業界では知名度が高く、持っていると評価につながりやすいでしょう。そのほかの民間資格としてはLinuC、AWS認定資格などがあり、仕事内容に応じて取得しておくと体系的な知識習得などに役立ちます。

上記以外にも、情報セキュリティマネジメント試験や情報処理安全確保支援士、オラクルマスター(ORACLE MASTER)、CompTIA Network+などの資格が、ネットワークエンジニアに有用な資格として挙げられる場合があります。

エンジニア向けの資格全般について知りたい方は「エンジニア向けの資格」のページをご参照ください。

ネットワークスペシャリスト試験

資格名 ネットワークスペシャリスト試験
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 春期(4月)
受験料 7,500円(税込)
合格基準 100点満点中60点
(午前I・午前II・午後I・午後II)
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html


ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築・運用・保守などを行ううえで必要なスキルを証明できる国家資格です

IPAが実施、経済産業省が認定する情報処理技術者試験のなかでも最も難易度が高いレベルに区分される試験で、令和5年度春期の合格率は14.3%となっています。

基本情報技術者試験

資格名 基本情報技術者試験
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 年間を通じてCBT方式で随時試験を実施
受験料 7,500円(税込)
合格基準 各科目の評価点が基準点(600点)以上の場合に合格
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
申込サイト https://cbt-s.com/examinee/examination/fe


基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門ともいわれる国家資格で、ネットワークに限らずシステム・ソフトウェア開発に必要な幅広い知識を証明できます

情報処理技術者試験のなかではITパスポートに次ぐ難易度にあたり、未経験からNEを目指して資格取得にチャレンジする場合はこの基本情報技術者試験、そして応用情報技術者試験を経てからネットワークスペシャリスト試験の合格を目指すのが無難でしょう。

CCNA(Cisco技術者認定)

資格名 CCNA (Cisco Certified Network Associate)
運営 シスコシステムズ社
試験日 通年
受験料 39,000円(税抜)
合格基準 非公開
受験資格 正式な条件はなし。
ただしシスコソリューションの導入・管理経験 1 年以上が推奨
公式サイト https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna.html


CCNAは、大手ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社が認定するベンダー資格で、ネットワークやセキュリティなどの基礎知識を有することを証明できます

CCNAはCisco技術者認定のなかでアソシエイトレベルにあたる試験で、より難易度が高い上位資格にはプロフェッショナルレベルのCCNP、エキスパートレベルのCCIEなどがあります。

LinuC(Linux技術者認定資格)

資格名 LinuC
運営 LPI-Japan
試験日 通年
受験料 16,500円(税込、1試験ごと)
合格基準 非公開
受験資格 レベル1 : なし
レベル2 : レベル1の認定
レベル3 : レベル2の認定
公式サイト https://linuc.org/


LinuCは、ネットワークも含めLinuxシステムの構築・運用・保守などに必要なスキルを持っていることを証明できる資格です

試験の難易度はレベル1~レベル3に分かれており、レベル1、レベル2はそれぞれ2つ、レベル3には3つの試験があります。レベル2以上の認定を受けるためには、先に一段階下のレベルの認定を保有している必要があります。

AWS認定高度なネットワーキング 専門知識

資格名 AWS認定高度なネットワーキング – 専門知識
運営 Amazon Web Services
試験日 通年
受験料 30,000円(税別)
合格基準 1000点満点中750点以上
受験資格 13歳以上
公式サイト https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-advanced-networking-specialty/


AWS認定高度なネットワーキング 専門知識は、大手クラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)のネットワークの概念と技術に関する高度な知識を証明する資格です

受験にあたって「ネットワークソリューションのアーキテクチャの設計と実装における5年以上の実務経験」が推奨されていることからも、難易度の高さがうかがえます。

CCNAやLinucについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
CCNAとLinuC|資格取得するならどっち?試験内容や難易度を紹介

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NEに必要なスキル

NE(ネットワークエンジニア)に必要なスキルは実際の仕事内容によって幅がありますが、ネットワークに関する基礎知識に加え、サーバーやデータベースなどについての知識・スキルがあると役立つ場合があります。また、セキュリティに関する知識、AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスを扱うスキルなどは今後さらに必要とされていくでしょう

総務省が2019年に発表した「IoT・5Gセキュリティ総合対策」で示されているように、AI・IoTなどの新しい技術の普及や、5Gのサービス開始などにより企業におけるデータ活用が進むなか、セキュリティ対策の重要性は年々高まっています。

また、クラウドを導入する企業も増えており、総務省の「情報通信白書」によると、クラウドサービスを一部でも使用している企業の割合は、2015年時点では44.5%でしたが、2019年には64.7%まで増加しています。

そのほか、とくに設計のフェーズなどでは、関係者とのやりとりも多々発生します。そのため、NEにはコミュニケーション能力も不可欠といえるでしょう。

ネットワークエンジニアの将来性やこれからの時代に必要なスキルが気になる方は、以下の記事をご覧ください。
ネットワークエンジニアの将来性|クラウドの影響で今後の需要はどうなる?

※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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