iOSエンジニアの仕事内容とは?将来性や年収とあわせて解説 | レバテックフリーランス
iOSエンジニアの仕事内容とは?将来性や年収とあわせて解説
iOSエンジニアの仕事は、iOS向けアプリの開発です。iOSとは、iPhoneやiPadなど、Apple社製の端末に搭載されているオペレーティングシステムを指します。この記事ではiOSエンジニアの年収や仕事内容、必要なスキルについて解説していきます。
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■この記事の監修
Saramana
ITエンジニアとして、3年間自動車部品メーカーにて組み込みシステム開発の現場で業務に従事。
未経験からプログラミング(言語はC)を学びソフトウェア開発業務を行った経験あり。機械学習プログラムの開発も経験している。
目次
iOSエンジニアとは
iOSエンジニアとは、iPhoneやiPadなど、Apple社製品に搭載されているOS「iOS」上で動くアプリケーションの設計や開発を行うエンジニアのことを指します。
ユーザーにとって魅力的なアプリを開発するため、デザイナーやプランナー、ディレクターなどと連携しながらプロジェクトを推進します。各部署と協力しながらプロジェクトを進めるため、マネジメント力も求められる職種です。
スマホアプリの開発に使われるプログラミング言語の種類について知りたい方は「スマートフォンアプリ開発に用いられる言語」を参考にしてみてください。
iOSエンジニアの年収
ここではiOSエンジニアの年収の参考として、2023年7月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
フリーランスiOSエンジニアの年収相場
平均年収(フリーランス) 912万円 最高年収 1500万円 最低年収 420万円
引用元: iOSエンジニアの求人・案件一覧
なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なります。会社員は月給の他に賞与もあるなど収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できない点にはご注意ください。
iOSエンジニアの年収について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
iOSエンジニアの年収|求人事情や未経験から転職、スキル、将来性などを解説
iOSエンジニアの仕事内容
iOSエンジニアの具体的な仕事内容には、アプリケーション開発のほか、インフラの保守・運用、市場調査などがあります。
アプリ開発
ゲームをはじめ、漫画やECなどに関するさまざまなアプリケーションを開発します。小規模なプロジェクトの場合は、チーム内で担当範囲のコーディングをメインに行うのが一般的です。大規模な開発では、サーバーサイドやUI/UXデザイナーなど他職種と連携しながらプロジェクトを進める場面が増えます。
インフラ保守・運用
24時間安定したサービスをユーザーに提供するため、iOSアプリの動作環境・バージョンの管理・対応や、サーバーのメンテナンスなどを行います。クラウド環境やlinuxなどに関する知識・スキルも必要となる作業内容です。
市場調査
アプリケーションは日々アップデートや新サービスのリリースが行われているため、市場の動向を調査・分析することも重要な仕事です。競合他社の製品と、自社やクライアントのアプリの順位や口コミをチェックするとともに、競合他社のアプリの内容・性能の確認なども行い、より良い製品開発に活かすのが目的です。
iOSエンジニアの仕事で使用する言語
iOSエンジニアは、主にObjective-CやSwiftを用いてアプリを開発します。 Objective-CとSwiftは、iPhone向けのネイティブアプリ開発から、大規模なBtoCサイトの開発まで幅広い分野で利用されているプログラミング言語です。
Objective-CとSwiftの両方を活用できると、iOSエンジニアとして幅広く活躍できるでしょう。
C言語の種類や需要について知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
C言語の需要|将来性や今後の求人・案件の動向など転職前に知りたいポイントを解説
iOSエンジニアに必要なスキル
iOSエンジニアの仕事に必要なスキルには、プログラミングスキルのほかにコミュニケーション力や自走力が求められます。
プログラミングスキル
iOSエンジニアに必要なスキルとしては、プログラミングスキルが挙げられます。
iOSエンジニアを募集している求人・案件では、前述したObjective-CとSwiftと合わせて、C言語やC#、C++、Java、PHP、VBなどのスキルが求められる傾向があります。
iOSアプリの開発では、一般的に「GUIプログラミング」と呼ばれる開発方式を採用することが多いです。Ajaxやバッチ処理をほとんど使わず開発を行うため、Webアプリとは違うスタイルでの開発です。GUIアプリの開発経験は必須ではないものの、経験があればより歓迎されるでしょう。
コミュニケーションスキル
iOSエンジニアとして働くうえで、特にコミュニケーションスキルは欠かせません。iOSエンジニアの仕事は、チームで進めるのが基本です。また、繰り返しになりますが他職種との連携も欠かせません。ヒアリングのほか、報告・連絡や疑問点・改善点の相談・提案など、メンバーとのコミュニケーションを意識しながら取り組みます。
自走力
iOSアプリは常に進化しているとともに、トレンドも変化するため、市場動向に沿った開発をしていく必要があります。自分から積極的に市場ニーズを掴んだり、開発に必要なスキルを身に着けたりすることで、活躍の場が広がるでしょう。
英語力
iOS開発で必要となるSDKの解説やサンプルコード、WWDC (Worldwide Developers Conference) のVTR、Xcodeのドキュメントやビデオなど、関連資料は基本的に英語で提供されています。そのため、iOSエンジニアには、英語ドキュメントの読解力も重要でしょう。日本語で書かれたドキュメントもありますが、英語力があると最新の技術にキャッチアップしやすくなります。
Swiftを勉強する方法についてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Swiftの独学勉強方法|初心者がiOSアプリを開発するまでの学習ロードマップ
フリーランスのiOSエンジニアになるには
フリーランスのiOSエンジニアとして働くなら、まずはiOSエンジニアとして企業に所属し、実績をもとに独立を目指すのが理想です。
独立後に案件を獲得するため、iOSアプリケーション開発で求められるSwiftや開発環境のXCodeを使いこなすスキルのアピール用に、個人でiOSアプリケーションを開発するのも良いでしょう。フリーランスは即戦力を求められるため、案件獲得に向け最新のSwiftやXcodeをマスターしておくのが前提です。
また、iOSアプリケーションでは、UI/UXのクオリティの高さが求められます。デザインセンスや、UI/UXのデザイナーとのコミュニケーションも重要です。フリーランスとして案件に参画するには、やはりある程度のiOSアプリケーション開発経験が必要になるでしょう。
フリーランスエンジニアの選択肢について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
フリーランスエンジニアとは?会社員との違いやIT職種
未経験からiOSエンジニアになるには
iOSアプリ開発の現場は経験者を歓迎している傾向にあり、エンジニア未経験者がiOSエンジニアになるのは難しいと言われています。まずはほかのITエンジニアとして就職し実績を積むとともに、iOSエンジニアに必要なプログラミングスキルを身につけると良いでしょう。
スキル習得には、就職を斡旋するスクールや、オンライン授業で完結する講座を利用するのがおすすめ。これらは自身のペースでの受講を可能としているサービスが多く、現在の仕事と並行して必要なプログラミングスキルを習得可能です。
フリーランスiOSエンジニアのリモートと常駐案件
フリーランスとして働く場合、常駐型案件とリモート案件から選べます。昨今はリモート案件が増えつつありますが、コミュニケーションの取りやすさや情報漏洩のリスクから常駐案件を希望するクライアントは多いでしょう。
リモート案件を希望する場合は、人脈を使って案件の紹介を受けるか、クラウドソーシングサイトを利用してみるのもおすすめです。
在宅・リモートワークが可能なSwift案件については、以下の一覧ページをチェックしてみてください。
Swift × 在宅・リモート可のフリーランス案件一覧【レバテックフリーランス】
iOSエンジニアの需要と将来性
スマートフォンやタブレットの爆発的な普及に伴い、iOS向けの開発案件は増加し、iOSエンジニアの需要は高まっています。特に「ソーシャルゲーム」「管理アプリ」「受託開発」など、ゲーム業界をはじめエンターテインメント系や通信系などからの需要が高いようです。
市場全体では、Objective-CやSwiftを専門とする技術者は多くないため、他言語から移行するエンジニアも歓迎されているようです。Objective-CやSwiftは、C言語をもとに開発されているため、C言語やC++などを用いた開発経験が役立つ可能性もあるでしょう。
iOSアプリケーションの開発市場は、今後も新たに参入してくる企業が増加していくでしょう。個人ユーザ向けに加えて企業向けの業務系アプリの開発も増えていく可能性も高めです。iOSエンジニアは、今後も幅広いフィールドでの活躍が期待される、将来性の高い職種だといえます。
ITエンジニアの将来性に関しては、「ITエンジニアの将来性|今後の需要が見込める仕事の種類やスキルを紹介」でも詳しく解説しています。
※本記事は2023年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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