Kotlinの勉強方法!初心者向けにもおすすめの学習方法を紹介

Kotlinの勉強方法には、本や動画、入門サイトを使った独学、プログラミングスクールに通う、資格取得などさまざまな方法があります。無料で公開されている方法もあるので、自身に合った学習方法を選んで勉強をはじめましょう。

この記事では、そもそもKotlinとはどんな言語で、何ができるのかを紹介したうえで、Kotlinの勉強方法について解説していきます。

Kotlinを使用する仕事としてプログラマーやゲームプログラマーがあります。詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】プログラマーとは?仕事内容や年収、資格を紹介
【エンジニアのプロ監修】ゲームプログラマーとは?仕事内容や必要なスキルを解説

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目次

Kotlinとは?
Kotlinの勉強方法
Kotlinの勉強に関するよくある質問

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Kotlinとは?

Kotlinは2011年に、産業利用向け汎用言語として開発されました。比較的新しいプログラミング言語で、特徴はJVM(Java仮想マシン)上で動作する、静的型付けのオブジェクト指向の言語であることです。

オブジェクト指向の言語というとJavaやC++などが挙げられますが、Kotlinはこれらの言語と同じ考え方で取り組むことができます。また、Javaを安全かつ簡潔にプログラミングできるように開発されたという経緯があるため、Kotlinは同様のプログラミング言語と比較してシンプルでわかりやすい表記法を採用しています。

Kotlinの仕事に関しては以下の記事でも紹介しています。
Kotlinの仕事内容とは?求人案件の特徴や未経験からのスキルアップ方法

Kotlinでできること

Kotlinは、プログラマーにとってわかりやすく簡潔な表記でプログラミングできる言語となっています。また、nullの扱いが厳格なため、これらのエラーを未然に防いでくれることもあり、ユーザーフレンドリーな言語と言われています。

さらに、2019年にGoogleはKotlinをAndroidアプリ開発言語として推奨することを公式に発表しています。そのため、現在のAndroidアプリ開発は、Kotlinがもっとも活躍している領域となっています。もちろん、Androidだけでなく、Web上のアプリケーション開発を行うためのバックエンドの言語として使用することも可能です。特にJavaとの互換性が高いこともあり、それまでJavaで記述していたアプリケーションをKotolinに切り替えて開発しているところも増えています

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Kotlinの勉強方法

Kotlinの勉強方法としては、初心者向けの本で独学する・入門サイトで独学する・YouTubeの学習動画を見て勉強する・Android Developerのドキュメントを読む・プログラミングスクールを利用する・Kotlinの資格取得を目指すといった方法が挙げられます。

初心者向けの本で独学する

それまでプログラミングをしたことがない未経験者ならば、まずは初心者向けの入門書を読んで勉強することをおすすめします。また、すでに何らかの言語でプログラミングを経験している人であっても、入門書を読むことでKotlinの特徴とそれまで学んできたプログラミング言語との違いを勉強しやすくなります。

本を選ぶ際に気を付けておきたい点として、以下のことが挙げられます。

  • 未経験でもわかりやすい用語で解説されているか
  • サンプルの種類がたくさんあるか
  • 自分のレベルに合っているか

これらを踏まえて、初心者向けのKotlin学習本を紹介します。

やさしいKotlin入門 / 野崎 英一 (著)

この本は章分けが細かくされており、未経験者でも読みやすい本です。

※参考 : CUTT System:やさしいKotlin入門

Kotlinプログラミング / Josh Skeen・David Greenhalgh (著)、吉川 邦夫 (翻訳/監修)

開発環境のインストールから詳解されており、サンプルソースコードの変更点がひと目でわかります。PCだけではなく、Androidアプリまで網羅している一冊です。

※参考 : Kotlinプログラミング(Josh Skeen David Greenhalgh 吉川 邦夫 吉川 邦夫)|翔泳社の本

作って学ぶAndroidアプリ開発(Kotlin対応) / 有山 圭二 (著)

サンプルコードを見ながら、プログラミングを覚えたい方向けの本です。サンプルアプリを作る・実行・修正を繰り返すことで、自然と実務をこなしていると同様の作業ができ、自然と身につけることができます。

※参考 : 作って学ぶAndroidアプリ開発[Kotlin対応]:書籍案内|技術評論社

入門サイトで独学する

Web上にはKotlinを勉強したい人向けの入門サイトがいくつもあります。これらの入門サイトを有効に利用すれば、Kotlinを無料で勉強できます。5分程度のスキマ時間で読むことができる入門サイトは、理解できるまで何度も読み直して復習できるメリットがあります。また、プログラミングスクールのように通ったり、スケジュールを組んだりしてやらないといけないということがありません。

勉強するコツとしては、わからない箇所があった講座をメモしておいて、少し時間を空けて復習するのがおすすめです。反復して復習することで、学習した内容を理解しやすくなり、短期間でKotlinのプログラミングをマスターすることができるでしょう。

プログラミング初心者の方は、Eラーニングのサイトで Kotlinについて学ぶのも良いでしょう。下記にいくつかのビデオ教材を含むサイトをご紹介します。

ドットインストール Kotlin入門

https://dotinstall.com/lessons/basic_kotlin


ドットインストール Kotlin入門は、メンバー登録をすればレッスンの途中まで無料で学ぶことができます。

Udemy Kotlin プログラミング入門講座

https://www.udemy.com/course/kotlin-developer/


Udemy のKotlinコースは有料ですが、良質なコンテンツを提供しています。Kotlinの基礎知識を全体的に網羅しており、実際にコードを書きながら Kotlinをひととおりマスターすることが可能です。

LinkedInラーニング Kotlin基礎講座

https://www.linkedin.com/learning/kotlin-essential-training-2


LinkedInラーニングのKotlin基本講座は、入会後一か月間は無料で視聴することができます。Kotlinの文法に加えて、クラス、インターフェース、オブジェクト、ポリモーフィズムといったオブジェクト指向の考え方から、Kotlinのラムダ式の書き方まで幅広く扱われています。

Kotlinは比較的新しい言語ですが、GoogleとJetBrainsというIT業界の「巨人」に支えられ、かつ多くの一般のエンジニアの支持を得ています。今後さらに成長し、広く使われていく言語になることが予想されます。ぜひこの機会に Kotlinをマスターしてエンジニアとしてのビジネスの可能性を広げてください。

近年登場している「スマホでプログラミングが学べるアプリ」について知りたい方は、以下の記事でチェックしてみてください。
【2024年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選

YouTubeの学習動画を見て勉強する

YouTube上にもKotlinを勉強できるコンテンツがたくさん公開されています。YouTubeの場合は海外の動画が多い印象です。とはいえ、英語スキルが低く解説や字幕の言語がわからなくても、映像の動きや表示される構文を真似することができます。色々検索してみて、自身に合ったものを繰り返し再生しましょう。ほかの勉強方法と併用して視聴するのもおすすめです。

Android Developerのドキュメントを読む

Androidアプリを開発したいのでしたら、最初にAndroid Daveloperのドキュメントを読んでその仕様を覚えてしまうのも一つの方法です。Androidアプリの開発はKotlinが推奨されていることもあり、実践的なサンプルも豊富に揃っています。すでにある程度Kotlinについて理解しているのならば、繰り返しドキュメントを読むだけでも勉強になります。

※参考 : Documentation | Android デベロッパー | Android Developers

プログラミングスクールを利用する

比較的割高ではありますが、プログラミングスクールの利用はKotlinを身につける最短のルートとも言えるでしょう。その理由は、現役のエンジニアから最新の情報や、実務に役立つアドバイスがもらえる点にあります。

さらに、プログラミングスクールでは就職・転職サポートが充実しているスクールが多く、自分の望んだ企業へと転職しやすくなるでしょう。

とにかく早くプログラミングスキルを身につけたいという方や、実務で活躍したいと思う方は、ぜひプログラミングスクールに通ってみてください。現役エンジニアの講師が在籍しているスクールや、転職サポートがあるプログラミングスクールがおすすめです。

Kotlinの資格取得を目指す

資格取得を目標にすれば、勉強の道筋も立てやすく、自分のスキルの証明にもなります。ここではKotlinの資格取得について、Android技術者認定試験制度と、Associate Android Developer試験について解説します。

Android技術者認定試験制度

Android技術者認定試験制度には、「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類があり、自身が携わる専門領域に応じたスキル認定を受けられます。

また、そのレベルも「ベーシック」と「プロフェッショナル」の2段階設定となっていますが、2021年6月時点ではべーシックのみ受験可能です。

※参考 : Android技術者認定試験制度 | Authorized Certification of Engineer for Android

Associate Android Developer試験

Associate Android Developer試験は、初心者レベルのAndroid開発者がキャリアをスタートさせるにあたって必要なスキルを有しているかどうかが問われます。

試験に合格し、Associate Android Developer認定資格を取得すると、Androidアプリの開発に精通していることを証明できるでしょう。試験はKotlinのほか、Javaでも受験できます。

※参考 : Kotlin の Associate Android Developer 認定 | Android デベロッパー

未経験からKotlinを扱うプログラマーになれるか知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
未経験からプログラマーになるには?必要なスキルやなり方を紹介

Kotlinの勉強に関するよくある質問

Kotlinの勉強に関するよくある質問に回答します。

Q. Kotlinの勉強方法にはどんなものがありますか?

A. 本や入門サイトで独学したり、YouTubeの動画をみて独学したりするほか、Android Developerのドキュメントを読んだり、プログラミングスクールに通ったりする方法があります。また、Kotlinの資格を目指して勉強する方法もおすすめです。

Q. Kotlinを勉強するメリットは何ですか?

A. KotlinはAndroidアプリ開発に特化しており、コードがシンプルで取り組みやすく、エラーを未然に防ぎやすい点などがメリットといえます。また、学習コストの低さや、GoogleがAndroid開発におけるKotlinファーストの強化を進めていることから将来性が期待できるといった点もそのメリットといえるでしょう。

Q. Kotlinエンジニアの学習に役立つ資格はありますか?

A. Kotlinは主にAndroidアプリの開発に使われる言語であるため、Android技術者認定試験や、Associate Android Developer試験といった資格の取得を目指すことはスキルアップに役立つでしょう。

関連記事 : Kotlinの将来性|エンジニアの需要や求人・案件数、年収を解説

※本記事は2022年2月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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