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ITエンジニアの将来性|今後の需要が見込める仕事の種類やスキルを紹介

ITエンジニアは将来性が期待されている仕事のひとつです。特に将来性が見込まれるITエンジニアの種類としては、先端技術に携わるIoTエンジニア、AIエンジニア、データエンジニアなどのほか、安定した需要があるWebエンジニア、システム開発の内製化に伴い需要の伸びが予測される社内SEといった職種が挙げられます。

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目次

ITエンジニアは将来性がない?
ITエンジニアの種類と将来性
ITエンジニアの需要
今後のITエンジニアに必要なスキル
未経験からITエンジニアになるのはきつい?
将来を見据えてキャリアビジョンを描こう

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ITエンジニアは将来性がない?

ITエンジニアは、基本的に将来性が見込める仕事と考えられます。ITエンジニアの年収水準は高く、スキルや実績次第では高収入を目指せる職業です。また、AIの影響による需要の減少を心配する声も見受けられますが、近い将来にITエンジニアの仕事がAIに代替される可能性は低いという見方が一般的です。

ITエンジニアはAIでなくなる仕事?

総務省が発表した「令和元年版情報通信白書」では、複数の調査機関が行ったAI導入の効果に関する分析の結果を取り上げていますが、そのうちのひとつとして、日本では2035年には労働生産性がベースライン比で34%向上するというデータが紹介されています。

※参考 : 総務省|令和元年版 情報通信白書|AIの利用が経済や雇用に与える影響

生産性が向上する、ということは「人間がやるよりAIがやったほうがよい仕事」がそれだけある、ということでもあります。では、どういった仕事がAIに代替されていくと予想されているのでしょうか。

同書では、イギリス・オックスフォード大学のAI研究者であるマイケル・オズボーン氏の研究結果が紹介されており、「AIによって代替される可能性が高い職業」の例として「運輸・輸送」「事務」「生産工程」「サービス」「営業」「建設」、「AIによって代替される可能性が低い職業」の例として「管理・経営・金融」「コンピュータ・工学・科学」「教育・法律・芸術・メディア」「医療・介護」が挙げられています。

同書で紹介されているそのほかの調査結果でも、「抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業」「専門的な訓練や高等教育を必要とする職業」といったITエンジニアの仕事の特徴と合致する職業が、AIによる代替可能性の低い仕事として挙げられており、基本的にITエンジニアは「AIでなくなる仕事」とは考えられていないことが分かります。

実際に日本企業を対象にした「AI等の導入が進展した場合、今後3~5年で増える(減る)見込みの仕事」に関するアンケート調査でも、ITエンジニアを含むと考えられる「研究開発・技術系専門職」を「減る見込みの仕事」として挙げた企業はほとんどなく、逆にAIを導入している企業のうち約70%が「増える見込みの仕事」に挙げていました。

ITエンジニアの平均年収から見る将来性

ITエンジニアといってもプログラマー、システムエンジニア(SE)をはじめ、多数の職種があります。厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに、ITエンジニアに当てはまると考えられる職種の平均年収(きまって支給する現金給与額の12ヶ月分と年間賞与その他特別給与額の合計)を計算すると、「システムコンサルタント・設計者」の平均年収は約690万円、「ソフトウェア作成者」の平均年収は約512万円、「その他の情報処理・通信技術者」の平均年収は約559万円となります。

※参考 : 厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況

国税庁が発表した「令和元年分民間給与実態統計調査」の結果によると、日本国内の民間企業における給与所得者全体の平均年収は436万円となっており、ITエンジニアの平均年収の水準は高めであるといえるでしょう。

※参考 : 国税庁|令和元年分民間給与実態統計調査

また、経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」の資料には、ITエンジニアの職業を細分化して調査した平均年収が掲載されており、ITコンサルタントの平均年収は928.5万円、プロジェクトマネージャー(PM)の平均年収は891.5万円と、年収1000万円に迫る高い水準になっています。上記の資料にもあるように、ITエンジニアは高度な知識と技術を身につけているほど、高い給料を得られる可能性がある仕事といえます。

※参考 : 経済産業省|IT関連産業の給与等に関する実態調査結果

そのほか、ITエンジニアの平均年収は、年齢が上がるとともに伸びる傾向があります。前述の「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに「ソフトウェア開発者」の年代別の平均年収を計算すると、20~24歳は約313万円、30~34歳は約497万円、40~44歳は約600万円、50~54歳は約642万円となり、20代・30代・40代・50代と年代が上がっていくごとに平均年収も上がっていることが分かります。

ITエンジニアは年齢が上がるにつれて経験年数が積まれ、スキルも向上しやすいことから、年収がアップしやすくなります。また、30代後半や40代になるとプロジェクトマネージャーやITスペシャリストなど、ITエンジニアとしての実務経験や専門性が求められる職種にキャリアアップする人が増えることも、平均年収が高くなる理由のひとつです。

このように、ITエンジニアは努力次第で高収入が期待できるという意味でも、将来性のある職業といえるでしょう。

関連記事 : ITエンジニアの平均年収と給料事情|年収1000万円を目指すには?

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ITエンジニアの種類と将来性

ITエンジニアの中でも将来性が期待されている職種の例として、以下の5つを紹介します。

  • Webエンジニア
  • 社内SE
  • AIエンジニア
  • IoTエンジニア
  • データエンジニア

Webエンジニアには安定した需要があり、システム開発の内製化が進んでいくと社内SEのニーズも高まるでしょう。先端技術を扱うAIエンジニアやIoTエンジニア、データエンジニアは、今後も需要が見込める職種です。

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリの開発にかかわるエンジニアです。インターネットを介して利用できるWebサービスは日常生活においても欠かせないものとなっており、Webエンジニアは安定して需要が見込める職種です。

世界におけるWebサイトの総数を見ても、「Internet Live Stats」のデータでは、2010年時点で約2億だったものが、2021年4月時点で約18.5億まで増加しています。

※参考 : Total number of Websites - Internet Live Stats

WebエンジニアはWebに特化した知識と技術力が必要とされますが、求人数が豊富なこともあり、ITエンジニアの中では比較的未経験からでも目指しやすい職種といえます。

社内SE

DX推進の影響などにより、システム開発を内製化する動きが広がっていることに伴い、社内SEの需要は高まっています。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2020」によると、従業員規模1001名以上のユーザー企業で「企画・設計など上流の内製化を進めている」割合は、2018年度の調査では33.3%でしたが、2019年度の調査では47.8%まで増加しています。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)|IT人材白書2020

また、同書では、同じく従業員規模1001名以上のユーザー企業がIT人材を獲得・確保した方法として「中途採用(キャリア採用)」を挙げた割合が、2018年度の46.6%から2019年度は58.2%まで大きく伸びている点について「IT業務の内製化の割合が高まっていることから、企画・設計など上流の内製化に必要な人材を、中途採用で強化している可能性がある」と分析しています。

このように、SIerなどから各企業のIT部門へ転職するITエンジニアは増えつつあり、社内SEはこれからITエンジニアの主たる活躍場所として将来性が期待できる職種と考えられます。また、社内SEは、企業内では技術専門職となるため、待遇も一般社員より上になるケースも見られるようです。

AIエンジニア

AIエンジニアは文字通りAIの開発を担当するエンジニアです。AIは疾病の画像診断、自動車の自動運転など、幅広い分野で活用が進んでおり、さまざまな業界でAIエンジニアの需要は増しています。

厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)に「実績のあるAIエンジニアの中途採用、大学で優秀な成績を収めた学生の新卒採用は争奪戦の状態になっている」という説明があるとおり、高度なスキルを持ったAIエンジニアは、ITエンジニアの中でも特に将来性が期待できるといえます。

※参考 : 厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)|AIエンジニア - 職業詳細

経済産業省が発表した「我が国におけるIT人材の動向」という資料でも、AIなどの分野で大学時代の論文が高い評価を得た新卒者に年収1000万円以上を提示する企業の事例が紹介されています。

※参考 : 経済産業省|我が国におけるIT人材の動向

ただし、AIの関連技術は急速に発展しており、ニーズの高いAIエンジニアでいるためには、常に最新の情報をキャッチアップしておく必要があるでしょう。

IoTエンジニア

IoTエンジニアとは家電や工場の機械など、さまざまなモノをインターネットに接続して連携するIoTシステムを設計・構築するエンジニアのことです。

※参考 : 厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)|システムエンジニア(組込み、IoT) - 職業詳細

IoTは近年、AIと同じく大きな期待が寄せられている分野です。総務省が発表した「令和2年版情報通信白書」によると、IoTデバイスは世界中で急速に普及しつつあり、デジタルヘルスケアの市場が拡大している「医療」、スマート工場やスマートシティが広がっている「産業用途(工場、インフラ、物流)」、スマート家電やIoT化された電子機器が増えている「コンシューマ」、コネクテッドカーの普及によりIoT化の進展が見込まれている「自動車・宇宙航空」といった分野で、特に高成長が見込まれています。

※参考 : 総務省|令和2年版 情報通信白書|IoTデバイスの急速な普及

IoTエンジニアにはハードウェアの知識なども求められるため、幅広いスキルと知識が必要な職種といえるでしょう。

データエンジニア

データエンジニアとは、ビッグデータの管理や整理、またはそれらを活用するための情報基盤の構築・運用などを担当するエンジニアです。

近い職業としてデータサイエンティストがありますが、データサイエンティストは主に新商品やサービスの開発、業務プロセス改善などのためにデータを分析して価値を提供する仕事であり、データエンジニアはそのためのデータを収集したり、管理・加工したり、基盤構築を行ったりする仕事として区別される場合があります。

※参考 : 厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)|データエンジニア - 職業詳細

厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)にも「ビッグデータの利用・活用が広がり、仕事が多くなっている」「専門的な知識、高度なスキルを有する人材は不足しており、仕事には事欠かない状況が続くと考えられる」とあるように、将来性が見込まれている職種のひとつです。

関連記事 : AIエンジニアの将来性|今後需要のある仕事内容や転職に必要なスキルとは?

ITエンジニアの需要

少子高齢社会に入っている日本では、将来の労働人口の減少が懸念されています。その解決策のひとつが、ITの利活用による業務効率化です。ITシステムを導入する企業が増えればITエンジニアの需要が減ることはなく、むしろ増大していくことが見込まれます。

ITエンジニアの人材不足

経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」の報告書によると、「第4次産業革命」と呼ばれる高度なIT活用、デジタルビジネスの進展、AIやビッグデータの活用が必要とされる今後の産業界では、ITエンジニアの人材確保の重要性が指摘されています。それも、ただ単に数を増やすだけではなく、先端技術に対応した人材の確保が重要になると予測されています。

※参考 : 経済産業省|IT人材需給に関する調査

しかし、人口減少社会の中で、そういった人材を確保することの難しさが問題となっています。同調査では、その点を見据え、2030年にはどれくらいの人数のITエンジニアが必要であるかを試算していますが、生産性上昇率0.7%、IT需要の伸び3~9%(高位)でのシミュレーション結果では、2030年には最大で約79万人のITエンジニアが不足するという結果が示されています。

ITエンジニアの求人状況

厚生労働省が公開している職業情報提供サイト(日本版O-NET)でITエンジニアの有効求人倍率を見てみましょう。

同サイトで「プログラマー」の有効求人倍率を見てみると、2019年の有効求人倍率の全国平均は2.68倍となっています。

※参考 : 厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)|プログラマー - 職業詳細

また、ITエンジニアの主な職場となるIT企業は都会に集中している傾向があるので、東京都に限定した数字を見てみると、有効求人倍率は4.34倍とさらに高くなっています。先ほどの「IT人材需給に関する調査」のシミュレーションと併せて考えると、ITエンジニアの需要が高い状況は今後も継続するといえるでしょう。

関連記事 : ITエンジニアとは?種類や仕事内容、必要なスキル・資格を紹介

今後のITエンジニアに必要なスキル

今後需要が高まると考えられているITエンジニアのスキルには、以下の4つが挙げられます。

  • 需要が高いプログラミング言語を扱うスキル
  • クラウドサービスの活用スキル
  • アジャイル開発に対応するスキル
  • セキュリティに関するスキル

このようなスキルを高めておくことは、ITエンジニアとしての将来性を担保することにもつながると考えられます。

需要が高いプログラミング言語を扱うスキル

IT業界は技術進歩が非常に速い業界です。したがって、現在よく使われている言語が今後とも使用され続けるという保証はありません。将来需要が高くなりそうな言語を前もって習得しておくことは、市場価値の高いITエンジニアでいるための備えとなるでしょう。

これから需要が高くなると予想されるプログラミング言語の筆頭といえるのが「Python」です。2019年にはITエンジニアの登竜門といわれる資格「基本情報技術者試験」の出題範囲からCOBOLが廃止され、Pythonが追加されることも発表されました。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)|プレス発表 基本情報技術者試験における出題を見直し

PythonはAI開発に向いている言語ですが、Webアプリの開発などにも使われる汎用性の高いプログラミング言語です。Pythonを扱えるスキルは、今後のITエンジニアにとってさらに重要なものとなっていくでしょう。

クラウドサービスの活用スキル

クラウドサービスを使うスキルは、ITエンジニアが身につけておきたいスキルのひとつです。総務省が発表した「令和2年版情報通信白書」によると、クラウドサービスを導入している企業は2019年時点で全体の64.7%となっており、2015年の44.6%から大きく増加しています。そして、クラウドサービスを導入している企業のうち、利用効果があった、と回答している企業は85.5%という高い割合を示しています。

※参考 : 総務省|令和2年版 情報通信白書|企業におけるクラウドサービスの利用動向

このような傾向は今後も続いていくでしょう。したがって、今後のITエンジニアにはクラウドサービスを扱うスキルの習得が求められるといえます。

アジャイル開発に対応するスキル

アジャイル開発とは、これまで行われてきた「要件定義→上流工程→下流工程→システムテスト→納品」という流れとは異なる開発手法です。基本的には、まず最小限の機能を持つシステムを提示して、変更を加えながら仕上げていくスクラムの手法を指すことが多いでしょう。

内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室が発表した「アジャイル開発実践ガイドブック」では、アジャイル開発の9つの意義として「フィードバックに基づく開発で、目的に適したシステムに近づけていく」「形にすることで、関係者の認識を早期に揃えられる」「システム、プロセス、チームに関する問題に早く気付ける」「チームの学習効果が高い」「早く開発を始められる」「システムの機能同士の結合リスクを早期に解消できる」「利用開始までの期間を短くできる」「開発のリズムが整えられる」「協働を育み、チームの機能性を高める」という点が挙げられています。

※参考 : 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室|アジャイル開発実践ガイドブック

従来とはまったく違う開発手法となるため、顧客も開発担当者も最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、この手法は現在すでに主流となりつつありますので、習得しておきたいスキルです。

セキュリティに関するスキル

セキュリティの問題はITエンジニアにとって避けて通れない問題だといえるでしょう。近年のサイバー攻撃は、個人情報の漏洩をはじめ、大きな被害をもたらすことが多く、危険性が高まってきています。また、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威2021」にもあるように、手口も巧妙になっています。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)|情報セキュリティ10大脅威2021

こうしたセキュリティの知識を持って適切な対策を講じるのも、ITエンジニアの役割のひとつです。近年は「セキュアプログラミング」という、脆弱性を作り込まないためのプログラミング手法も広がっています。

IoT、5Gといった技術の普及に伴い、セキュリティのリスクはますます高まることが指摘されているため、セキュリティのスキルはITエンジニアにとって必須スキルのひとつだといえます。

※参考 : 総務省|IoT・5Gセキュリティ総合対策2020

関連記事 : Pythonの将来性|Ruby・Javaとの比較や需要、転職のメリットを解説

未経験からITエンジニアになるのはきつい?

未経験からITエンジニアになることは不可能ではありません。求人広告ではプログラマーやSEなどの募集で「未経験可」という記載が見られることがあり、未経験者でも採用される可能性はあります。

まったくの未経験者を採用した場合、企業は一から教えなければならないので、教育コストや負担が大きくなります。それでも「未経験可」としているのは、年齢や人柄などからポテンシャルを見て、育てる価値がある応募者が来る可能性を考慮してのことだといえます。ただし、最初から上流工程や開発フェーズに携われる可能性は少ないでしょう。

「未経験可」の求人に応募する場合は、具体的なサポート体制や研修の有無などを事前に確認しておくことが大切です。

関連記事 : ITエンジニアはきつい?|未経験だと大変?転職前のチェックポイント

将来を見据えてキャリアビジョンを描こう

ITエンジニアは将来性が見込める仕事です。しかし、ITエンジニアの職種は多岐にわたります。たとえば、プロジェクトマネージャーとデータエンジニアでは仕事内容が大きく違いますし、要求される資質も違います。今後ITエンジニアに求められるスキルや、将来性が見込める分野を理解したうえで、自分の個性に合ったキャリアビジョンを描いていきましょう。

関連記事 : ITエンジニアのキャリアパス|向いている仕事内容は?キャリアプランの考え方

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