ITエンジニアの将来性|今後の需要が見込める仕事の種類やスキルを紹介

Webエンジニアやデータエンジニア、インフラエンジニアなどのITエンジニアは需要が安定しており、人気の高い職種です。ただ、AIの台頭によりITエンジニアの将来性や働き方にどのような影響があるのか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事ではITエンジニアの将来性について解説します。今後も活躍し続けるために必要なスキルも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

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ITエンジニアは将来性がない?

ITエンジニアには引き続き市場からの高い需要が見込まれます。詳細やその根拠について以下で解説します。

ITエンジニアの仕事は今後どうなる??

市場からの高い需要が見込まれることから、ITエンジニアの将来は明るいと言えます。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)がデジタル人材について行った2024年の調査では、IT業界における深刻な人材不足が浮き彫りとなりました。ソフトウェアエンジニア(ITエンジニア)に関しては、調査対象の企業の実に35.7%が「大幅に不足している」、26.5%が「やや不足している」と回答しています。経済産業省の推計では、この傾向は今後も続き、2030年までに40万~80万規模の人材が不足する可能性があるということです。

そのような背景から市場で引く手あまたと言えるITエンジニアですが、AIの台頭により従来の役割・働き方からは変化を求められる可能性もありそうです。

DX人材に関して2024年に経済産省が行った調査によれば、ITエンジニアの担う役割は今後より高度化すると予想されています。コーディング作業はAIに代替され、設計や技術面でビジネスをけん引することが求められるようになるでしょう。より高度な技術レベルを有し、かつ幅広い職務をこなせることが、ITエンジニアとして活躍し続けるための条件と言えるかもしれません。

参考 :

デジタル時代のスキル変革等に関する調査|IPA

IT人材育成の状況等について|経済産業省

ITエンジニアの平均年収から見る将来性

厚生労働省が発表した「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、ITエンジニアに該当する職種の平均年収※は以下の通りとなります。

※きまって支給する現金給与額の12ヶ月分と年間賞与その他特別給与額の合計)を計算

  • システムコンサルタント・設計者::約752万円
  • ソフトウェア作成者:約573万円
  • その他の情報処理・通信技術者:約628万円
  • 一方で、国税庁が発表した「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、日本国内の民間企業における給与所得者全体の平均年収は478万円でした。この調査結果を踏まえると、ITエンジニアの平均年収は高めであると言え、市場からのニーズの高さが垣間見られます。

IT人材の需要に関しては以下の記事もご覧ください。

IT人材は不足している?エンジニアの需要動向について解説

参考:

令和6年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

令和6年分 民間給与実態統計調査|国税庁

ITエンジニアの年収に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ITエンジニアの平均年収は?ランキングや1000万円を目指す方法を解説

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ITエンジニアの種類と将来性

ITエンジニアの中でも将来性が期待されている職種の例として、以下の5つを紹介します。

  • Webエンジニア
  • 社内SE
  • AIエンジニア
  • IoTエンジニア
  • データエンジニア

Webエンジニアには安定した需要があり、システム開発の内製化が進んでいくと社内SEのニーズも高まるでしょう。先端技術を扱うAIエンジニアやIoTエンジニア、データエンジニアは、今後も需要が見込める職種です。

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリの開発にかかわるエンジニアです。インターネットを介して利用できるWebサービスは日常生活においても欠かせないものとなっており、Webエンジニアは安定して需要が見込める職種です。

WebエンジニアはWebに特化した知識と技術力が必要とされますが、求人数が豊富なこともあり、ITエンジニアの中では比較的未経験からでも目指しやすい職種と言えます。

webエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Webエンジニアとは?仕事内容や年収・役立つスキルについて解説

社内SE

DX推進の影響などにより、システム開発を内製化する動きが広がっていることに伴い、社内SEの需要は高まっています

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「DX動向2025」によると、DX人材を確保する方法として、「社内育成」や「中途採用」が上位にランクインしました。このデータからは、DX推進を外部委託に頼るのではなく、需要が高まるDX・IT人材を自社で確保・育成しようとする企業の姿勢が伺えます。組織横断的な試みであるDX推進を行うためには担当者が自社の組織やビジネスに精通している必要があり、自社の人材を登用する動きが活発化していると考えられます。

自社の貴重なITリソースである社内SEには、引き続き企業からの高い需要が期待できるでしょう。

社内SEの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

社内SEの仕事内容とは?やりがい・必要なスキル・年収目安も紹介

参考:IT人材白書2025|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)

AIエンジニア

AIエンジニアは文字通りAIの開発を担当するエンジニアです。AIは疾病の画像診断、自動車の自動運転など、幅広い分野で活用が進んでおり、さまざまな業界でAIエンジニアの需要は増しています。

厚生労働省職業情報提供サイトでは、「実績のあるAIエンジニアや大学でAIを専攻する優秀な学生は争奪戦となっている」という趣旨の説明がなされています。このことからも、高度なスキルを持ったAIエンジニアは、ITエンジニアの中でも特に将来性が期待できると言えるでしょう。

参考 : AIエンジニア| 厚生労働省職業情報提供サイトなお、AIの関連技術は急速に発展しており、ニーズの高いAIエンジニアでいるためには、常に最新の情報をキャッチアップしておく必要があるでしょう。

AIエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

AIエンジニアになるには?仕事内容や将来性、必要なスキルを解説

IoTエンジニア

IoTエンジニアとは家電や工場の機械など、さまざまなモノをインターネットに接続して連携するIoTシステムを設計・構築するエンジニアのことです。

IoTデバイスは医療産業自動車・宇宙航空といった業界・分野から、家電に至るまで高いニーズを誇り、今後も成長性が見込まれています。

IoTエンジニアにはハードウェアの知識なども求められるため、幅広いスキルと知識が必要な職種と言えるでしょう。

IoTエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

IoTエンジニアの仕事内容やスキルを解説!未経験からなる方法や資格も

データエンジニア

データエンジニアとは、ビッグデータの管理や整理、またはそれらを活用するための情報基盤の構築・運用などを担当するエンジニアです。

近い職業としてデータサイエンティストがありますが、データサイエンティストは主に新商品やサービスの開発、業務プロセス改善などのためにデータを分析して価値を提供する仕事であり、データエンジニアはそのためのデータを収集したり、管理・加工したり、基盤構築を行ったりする仕事として区別される場合があります。

ビッグデータの利用・活用が広がる一方、専門的な知識、高度なスキルを有する人材は不足しているのが現状です。そのため、データエンジニアの需要は今後ますます高まっていくことでしょう。

データエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

データエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルセット・年収について解説

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ITエンジニアの求人状況

レバテック株式会社調査によれば、IT人材の求人倍率は極めて高い水準で推移しています。2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率(※)は10.4倍でした。さらに、セキュリティ関連の正社員求人に絞って見てみると、倍率は直近3年間で約2.5倍に拡大し、2025年12月時点で42.6倍となっています。この背景には年々深刻化するサイバー攻撃と、対策を急ぐ国や企業からのITセキュリティ人材への需要があると考えられます。

業界全体の人材不足に起因するITエンジニアの売り手市場は、今後もしばらく続くでしょう。

※求人倍率の定義

【算出式】求人倍率=求人数÷転職希望者数

【求人数】レバテックのエージェントサービスで募集中の中途採用求人数

【転職希望者数】レバテックのエージェントサービスで正社員転職を希望している利用者数

参考:サイバー攻撃激化でセキュリティ人材の需給逼迫が加速 求人倍率は42倍超えに|レバテック

参考:サイバー攻撃激化でセキュリティ人材の需給逼迫が加速 求人倍率は42倍超えに|レバテック

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今後のITエンジニアに必要なスキル

今後需要が高まると考えられているITエンジニアのスキルには、以下の4つが挙げられます。

  • 需要が高いプログラミング言語を扱うスキル
  • クラウドサービスの活用スキル
  • アジャイル開発に対応するスキル
  • セキュリティに関するスキル

このようなスキルを高めておくことは、ITエンジニアとしての将来性を担保することにもつながると考えられます。

需要が高いプログラミング言語を扱うスキル

ITエンジニアとして働く上で、需要の高いプログラミング言語を扱えると有利です。

IT業界は技術進歩が非常に速い業界です。したがって、現在よく使われている言語が今後とも使用され続けるという保証はありません。将来需要が高くなりそうな言語を前もって習得しておくことは、市場価値の高いITエンジニアでいるための備えとなるでしょう。

これから需要が高くなると予想されるプログラミング言語の筆頭と言えるのが「Python」です。オランダのTIOBE社が公表しているランキングによれば、数あるプログラミング言語の中で最も人気のある言語はPythonでした。(2026年3月時点)ほかにも、2019年にはITエンジニアの登竜門といわれる資格「基本情報技術者試験」の出題範囲からCOBOLが廃止され、Pythonが追加されることも発表されました。

PythonはAI開発(機械学習)に向いており、Pythonを扱えるスキルは、今後のITエンジニアにとってさらに重要なものとなっていくでしょう。

Pythonの将来性に関しては以下の記事をご覧ください。

Pythonの将来性は?メリット・デメリットやJavaとの比較を解説

また、その他の言語に関する将来性に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Javaの将来性は?Javaエンジニアの今後の需要やJavaを学ぶメリットは?

JavaScriptの将来性や需要について解説!おすすめの資格も紹介

Scalaの将来性は?Javaの後継として人気が高まる理由や今後の需要を解説C言語の需要はある?将来性や今後の動向など転職前に知りたいポイントを解説

参考:TIOBE Index for March 2026|TIOBE

クラウドサービスの活用スキル

クラウドサービスを使うスキルは、ITエンジニアが身につけておきたいスキルのひとつです。

総務省の調査によると、2024年時点で企業の80.6%がクラウドサービスを利用しているということです。

GoogleやMicrosoftなど、世界的なIT企業がAIやデータ分析などの高度な機能をクラウド経由で提供し続けていることもあり、このような傾向は今後も続いていくでしょう。したがって、今後のITエンジニアにはクラウドサービスを扱うスキルの習得が求められると言えます。

参考 :令和7年版情報通信白書(第Ⅰ部特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル)|総務省

アジャイル開発に対応するスキル

アジャイル開発とは、これまで行われてきたウォーターフォール開発※とは異なる開発手法です。基本的には、最小限の機能を持つシステムを提示して、変更を加えながら仕上げていくスクラムの手法を指します。

※「要件定義→上流工程→下流工程→システムテスト→納品」という流れで開発を進める手法

アジャイル開発は、開発スピードが速く、柔軟性も高いといったメリットがあります。

ウォーターフォールとはまったく違う開発手法となるため、顧客も開発担当者も最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、この手法は現在すでに主流となりつつあるため、習得しておきたいスキルです。

セキュリティに関するスキル

セキュリティの問題はITエンジニアにとって避けて通れない問題だと言えるでしょう。近年のサイバー攻撃は、個人情報の漏洩をはじめ、大きな被害をもたらすことが多く、危険性が高まってきています。こうしたセキュリティの知識を持って適切な対策を講じるのも、ITエンジニアの役割の一つです。近年は「セキュアプログラミング」という、脆弱性を作り込まないためのプログラミング手法も広がっています。

IoTや5Gといった技術の普及に伴い、セキュリティの重要性はますます高まっていくことでしょう。そのような理由からセキュリティのスキルはITエンジニアにとって必須スキルのひとつだと言えるのです。

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未経験からITエンジニアになるのはきつい?

未経験からITエンジニアになることは不可能ではありません。求人広告ではプログラマーやSEなどの募集で「未経験可」という記載が見られることがあり、未経験者でも採用される可能性はあります。

まったくの未経験者を採用した場合、企業は一から教えなければならないので、教育コストや負担が大きくなります。それでも「未経験可」としているのは、年齢や人柄などからポテンシャルを見て、育てる価値がある応募者が来る可能性を考慮してのことだと言えます。ただし、最初から上流工程や開発フェーズに携われる可能性は少ないでしょう。

「未経験可」の求人に応募する場合は、具体的なサポート体制や研修の有無などを事前に確認しておくことが大切です。

ITエンジニアがきついとされる理由に関しては、以下の記事でも紹介しています。

ITエンジニアはきつい?未経験だと大変?転職前のチェックポイント

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将来を見据えてキャリアビジョンを描こう

ITエンジニアは先述した通り需要が高く、将来性が見込まれる仕事です。

実務経験を積んだのちはフリーランスとして独立し、より自由なワークスタイルを実現することも可能です。独立にあたってはさまざまな準備やノウハウが必要になるため、キャリアビジョンをしっかりと立てておきましょう。

なお、将来的な独立に際して不安を感じる方は、フリーランス専門のエージェントの利用をおすすめします。登録によりフリーランスとして働くために必要な情報を入手できるほか、さまざまなアドバイスを受けられるでしょう。

レバテックフリーランスなら、今すぐの独立は考えていない方を含め、中長期的な視点にてご相談を承っております。「フリーランスとして稼げるか不安」「フリーランスとしての適性を知りたい」という方は、以下のフォームより個別相談会へお申込みください。

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以下の記事では、レバテックフリーランスに相談できる内容や相談することのメリットを解説しています。相談しようか迷っている方はあわせてお読みください。

レバテックフリーランスは相談だけでもOK?相談できる内容やメリットも紹介

また、エンジニアのキャリアに関してさらに知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ITエンジニアのキャリアパスは?職種別のルートや具体的にやるべきこと

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ITエンジニアの将来性に関するよくある質問

ここでは、ITエンジニアの将来性に関するよくある質問に答えていきます。

Q. ITエンジニアには、どのような種類がありますか?

ITエンジニアは専門性によって、Webエンジニアやアプリケーションエンジニア、データベースエンジニアなどに分類されます。

その他のエンジニアの将来性に関しては、以下の記事をご覧ください。

機械学習エンジニアの将来性は?仕事内容や年収、必要なスキル、今後の需要について

RPAエンジニアの将来性は?年収や需要の背景・未経験からのキャリアパス

QAエンジニアの将来性は?仕事内容・年収やきついと言われる理由も紹介

Androidエンジニアの需要は?将来性や仕事内容・年収・求人動向を解説

Q. Python以外に、今後需要が高くなりそうなプログラミング言語はありますか?

Python以外のプログラミング言語だと、KotlinやSwiftなどの需要が高まっています。

Kotlinの将来性に関しては以下の記事をご覧ください。

Kotlinは将来性の高いプログラミング言語?学ぶメリットやJavaとの違い

Q. ITエンジニアが高収入を得るために必要なスキルや知識は何ですか?

ITエンジニアが高収入を得るためには、資格の取得や専門知識の習得、先端分野の幅広い知識やスキルが必要です。

Q. アジャイル開発に必要なスキルにはどのようなものがありますか?

技術的なスキルの他に、コミュニケーション能力や柔軟性、問題解決力、チームワーク能力などが必要です。

Q. フリーランスのITエンジニアとして活躍するためには、どのようなスキルが必要ですか?

フリーランスのITエンジニアとして活躍するためには、ITスキルだけでなく自己管理能力や営業力、コミュニケーションスキルも必要です。

※本記事は2026年3月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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