退職時の離職票発行の手続き

失業給付を受給するのであれば、退職時に会社から雇用保険被保険者離職票を受けとる必要があります。ここでは雇用保険被保険者離職票の基礎知識や、失業給付をもらう際の手続き方法についてご紹介します。

レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントですまずは相談してみる

目次

ご登録者様限定機能詳しく見る

詳しく見る

離職票の基礎知識

雇用保険被保険者離職票(以下、離職票)とは、雇用保険に加入していた人が離職したことを証明する書類です。退職した際に雇用先の会社が発行するもので、退職後に失業給付を受けるには、ハローワークへ離職票を提出する必要があります。

離職票の形にはカードタイプの「離職票ー1」、書類状の「離職票ー2」の二種類があり、基本情報である「生年月日」や「氏名」「元勤め先事業所名」「住所」「退職日」「退職理由」などの他に、「離職票ー1」には「求職番号」や「産業分類(元勤め先の業種)」、「離職票ー2」には「11日以上出勤した月12ヶ月分の出社日とその期間の賃金」「本人の顔写真」などが記載されています。
ハローワークではこれらの記載情報をもとに失業給付を決定します。

離職票ー1・2はどちらも失業給付に必要な書類なので、手続きの途中で紛失しないように注意しましょう。

関連記事:離職証明書と離職票の違い

フリーランスになれるか相談する

会社側が行う離職票の手続き

離職票の手続きについて、会社側が行う作業を確認しておきましょう。事業主は、離職の翌々日から10日以内に、ハローワークへ「雇用保険被保険者資格喪失届」および「雇用保険被保険者離職証明書」を送付するよう定められています。退職者は書類の必要事項に記載・捺印をして会社へ提出しましょう。「雇用保険被保険者離職証明書」は3枚提出され、1枚は会社控え、1枚はハローワーク控えになり、1枚は離職票ー2として退職者に送付されます。

なお、退職者が亡くなった場合や被保険者が希望しない場合は、事業主は雇用保険被保険者離職証明書を提出しなくても問題ありません(ただし、退職者が59歳以上の場合は必須)。
会社からハローワークへ必要書類が送付され発行手続きが完了すると、ハローワークは会社へ離職票ー1・2を送付します。送付された離職票は会社を通して退職者へと届けられます。

離職票を請求しない被保険者に離職票を渡すか渡さないかは会社によって対応が異なり、退職者全員に発行する会社もあれば、退職者が希望した場合のみ発行する会社もあります。離職票が必要な場合は退職手続を行う際に確認すると良いでしょう。

退職者が会社へ署名した離職証明書を提出しない限り、手続きが滞ってしまうので注意が必要です。会社の中には手続きを簡略化し、退職者の署名を省いて先に発行手続を進めてくれる場合もあります。

離職票が発行されたら、会社側はただちに退職者へ離職票ー1・2を郵送します。退職者は、もし10日経っても離職票が送付されない場合、早めに雇用先へ連絡しましょう。
 

フリーランスになれるか相談する

ハローワークで行う手続き

失業給付を受け取る際は、ハローワークで手続きを行います。

ハローワークでの最初の手続き

ハローワークでは「求職の申込み」を行ってから、離職票ー1・2、写真(正面上三分身、縦3.0cm×横2.4cm)2枚を提出します。また、提出はしませんが個人番号確認種類(マイナンバーカード、通知カード等)、身元確認書類(免許証等の顔写真付き身分証1種、または被保険者証等の顔写真なし身分証2種)、本人名義の通帳またはキャッシュカードが必要になります。

ハローワーク側で受給資格を確認した後は、雇用保険受給者初回説明会(以下、受給者説明会)の日時をお知らせし、その際に雇用保険受給資格者のしおりが渡されます。

雇用保険受給者初回説明会

受給者説明会では、雇用保険制度についての説明が行われます。説明会では「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」が配布されます。

また第一回目の失業認定日も併せてお知らせされます。

求職活動中

ハローワーク側では4週間に一度失業認定を行い、退職者が失業状態にあることを確認しています。虚偽や申告漏れがないように、正確な状況を伝えましょう。この時、失業認定を行う日を失業認定日、あるいは単に認定日と呼びます。

失業認定がなされたら、失業認定申告書に求職活動の状況を記載して「雇用保険受給資格者証」とともに窓口へ提出します。

失業保険の給付

全ての手続きが完了したら、失業保険の給付がスタートします。失業給付は「求職者給付」「就職促進給付」「教育訓練給付」「雇用継続給付」の4つからなっており、再就職の支援や能力開発・向上を目的として給付されます。

また失業保険の給付期間中に再就職をした際、支給残日数が多いなどの条件を満たす場合には再就職手当が給付される事があります。退職した際にはこれらの制度をうまく活用して、再就職を目指して準備を進めましょう。

関連記事:失業保険手当のもらい方

フリーランスになれるか相談する

退職時の離職票に関するよくある質問

ここでは、退職時の離職票に関するよくある質問に答えていきます。

Q. フリーランスや個人事業主でも失業給付を受けることは可能ですか?

フリーランスや個人事業主でも、一定の条件を満たせば失業給付を受けることができます。

Q. 離職票には、どのような情報が記載されていますか?

離職票には、退職日、退職理由、賃金額などの情報が記載されています。

Q. 失業給付を受け取るためには、どのような書類が必要ですか?

失業給付を受け取るためには、離職票、個人番号確認書類、身元確認書類、証明写真、本人名義の預金通帳又はキャッシュカードが必要です。

Q. 離職票を紛失してしまった場合、再発行はできますか?

離職票を紛失してしまった場合、ハローワークへの申請もしくは退職した会社へ依頼することで再発行できます。

Q. 失業保険の給付期間中に再就職をした場合、どのような手続きが必要ですか?

失業保険の給付期間中に再就職をした場合、再就職が決まった時点で、ハローワークに失業手当を止めてもらうための連絡をする必要があります。また、再就職先に採用証明書を発行してもらい、ハローワークに提出する必要があります。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

フリーランスになれるか相談する

役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。

関連案件

フリーランスの案件探しを エージェントがサポート!

簡単30秒

無料サポート登録

  1. STEP1
  2. STEP2
  3. STEP3
  4. STEP4
  5. STEP5
ご希望のサポートをお選びください

ログインはこちら