Rubyエンジニアの仕事内容は?求人・案件例や必要なスキル・年収を解説 | レバテックフリーランス
Rubyエンジニアの仕事内容は?求人・案件例や必要なスキル・年収を解説
Rubyエンジニアの仕事内容について知りたい方に向け、具体的な業務や役割をご紹介。そのほか、Rubyの詳細やRubyエンジニアの需要と将来性、必要なスキル、年収、求人・案件例もまとめています。Rubyエンジニアは、IT業界・ゲーム業界など幅広い業界で募集がある職種。また、近年はスタートアップ企業の求人やスクラム開発の求人でも、多くのRubyエンジニアが採用されています。
レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントです案件を探してみる
目次
Rubyとは
Rubyとは、まつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向型スクリプト言語です。ISO/IECの国際規格として認証されています。
Rubyはもともと、C++やSmalltalkをはじめとしたオブジェクト指向プログラミングを支援する言語として開発されました。そのため、手続き型言語や関数型プログラミング言語としての使用のほか、インタプリタ型言語としてコンパイルすることなくソースコードを実行させるといった活用方法もあります。使用法が多様で移植性も高いことから、Unix・Mac・Windows・DOSなど、さまざまな環境で動作できる点も魅力です。
また、Rubyが人気な理由として、記述のシンプルさとは裏腹に、クラス定義やマルチスレッド、ガーベージコレクションといった本格的なプログラミングも可能な点が挙げられるでしょう。加えてRubyには変数の型がないため、宣言なしにオブジェクトを代入することも可能です。
ただし、RubyはJavaやPHPよりもサーバーリソースの消費が比較的大きい点が特性として挙げられます。Rubyの魅力や特性を踏まえ開発で高い生産性を上げるためには、Ruby on Railsをはじめとする幅広い経験とプログラミング技術が必要不可欠です。
参照:プログラム言語「Ruby」|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
Webエンジニアが使用するさまざまなプログラミング言語について知りたい方は以下の記事もご覧ください。
Webエンジニアが使用する言語とは
Ruby on Railsとは?
Ruby on RailsはRubyで使用できるフレームワークです。フレームワークはよく使用する機能をあらかじめ用意し、開発を効率的かつスピーディーに行うために使用します。
Ruby on RailsはMVCを採用。MVCはModel(処理)・View(画面表示)・Controller(処理の操作)のことであり、アプリケーションをそれぞれの役割に分割して作り上げるためのものです。
それぞれを分割することで開発を効率的に進められ、コードを再利用しやすいメリットがあります。
Rubyエンジニアの仕事内容
Rubyエンジニアは、主にソフトウェアハウスやシステム開発企業のプログラミング部門で、Rubyを使ったプログラミングを行うのが仕事です。また、システムエンジニアと協働してコーディングの規約を作ったり、コードレビューを行ったりもします。
RubyエンジニアはWebアプリケーションに関わる職種のため、Ruby以外にもWebサーバーやWeb関連技術を扱えることも期待されるのが特徴。Rubyエンジニアには、RubyとRubyの開発環境、効率的な開発を進めることなども期待されます。
Rubyでできること
Rubyでできることとしては、以下が挙げられます。
ECサイトの構築
Ruby on Railsを使ってECサイトの構築が可能です。会員サービスへのログインをはじめ、さまざまな機能を簡単に実装できることが採用される理由となっています。
SNSをはじめとするWebサービス構築
SNSを含む、WebサービスもRuby on Railsで構築できます。ログイン機能と併せて、投稿やコメントなどの機能も簡単に実装可能です。細かな見た目の調整にはHTMLやCSSも使用します。
Webスクレイピング
WebスクレイピングはWebサイトから特定の情報を取り出すための技術です。たとえば、株価情報を定期的に取得してグラフを自動的に作成する、といったことが行えます。こちらもRuby on Railsのスクレイピング機能を利用すると簡単に実装可能です。
Rubyエンジニアの需要と将来性
Rubyエンジニアの活躍が期待される一方で、Rubyの豊富な開発経験をもつ人材はまだまだ少ないのが現状です。Rubyで多くの経験を積んでおくことは、技術進歩が速いIT業界で活躍していくための財産となるでしょう。
また、Rubyは実行速度の問題から、GoやScalaなどの後発言語に代替されるケースもあります。今後も技術のトレンドを継続的にキャッチアップしていく姿勢は重要といえるでしょう。
関連記事:Rubyの将来性|PHP・Pythonとの比較や今後の需要、求人動向を解説
Rubyエンジニアに必要なスキル
ここでは、Rubyエンジニアに必要なスキルについて詳しく見ていきましょう。
大中小さまざまな規模のプロジェクトにおいて採用されているRubyは、開発の効率アップを図れる言語として多くの求人・案件で歓迎されています。将来フリーランスを目指している人は、Rubyのスキルを身につけることで参画できる案件の幅を広げられるでしょう。
以下では、Rubyエンジニアに求められるスキルの例をご紹介します。
幅広いプログラミングスキル
C言語やJava、PHPなどのスキルとあわせて習得しておくと開発をよりスムーズに進められることがあります。
また、Web系のアプリケーション開発に携わることが多いため、HTMLやCSS、JavaScriptなどのスキルを取得していると、開発の全体の流れを把握しやすいでしょう。
Rubyフレームワークの知識と経験
Rubyに関するフレームワークといえばRuby on Railsですが、より参画可能な求人・案件を増やしたい人は、ほかのフレームワークも学んでみると良いでしょう。以下では、Ruby on Railsを含めた各フレームワークの概要を紹介します。
Ruby on Rails
Webアプリケーション用のフレームワークです。少ないコードでデータベースからビューまでのフルスタック機能が充実しており、シンプルなコーディングと容易な修正によりスピードと質の両方を実現させることができます。
Sinatra
SinatraもWebアプリケーション用フレームワークです。コードの記述量を少なくするために設計されているのがSinatraの特徴。MVCアーキテクチャを用いないこと、カスタマイズが容易かつ柔軟性も高いことがメリットです。
Ramaze
RamazeはSinatraと同じく、自由度の高さが魅力のフレームワークです。O/Rマッピングやテンプレートエンジンなどとともにカスタマイズすることができます。記述のシンプルさも利点と言えるでしょう。
Padrino
Padrinoは、SinatraをもとにMVC構造を取り入れて生まれました。コードが軽量化されており、メール配信用テンプレートが備わっているのが特色。テンプレートエンジンとも連携できます。
cuba microframework
cuba microframeworkは、Webアプリケーション開発で使用されるマイクロフレームワークです。機能が最小限に留められているため、小規模開発に向いています。
フロントエンドやサーバおよびネットワークの知識
Rubyエンジニアの業務では、Webの仕組みへの理解が必要です。HTTPやDNSをはじめとしたネットワーク知識や、Linuxなどのサーバーに関する知識も身につけておくと役立ちます。
対応できる求人・案件の幅を広げたい人は、フロントエンドも含め、Web開発における広範なスキルを身につけると良いでしょう。
注意力と忍耐力
Rubyは純粋なオブジェクト指向言語のため、個々のオブジェクトに対し高い質が求められます。個々の作業とじっくり向き合える忍耐力が求められるでしょう。Webアプリケーション開発でネットワークを経由するため、ウイルスの侵入やセキュリティホールには細心の注意を払う必要があり、注意力も必須です。
関連記事:Rubyの勉強方法|初心者の入門におすすめのRuby、Railsの学習方法
Rubyエンジニアの年収
ここではRubyエンジニアの年収の参考として、2022年1月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
平均年収(フリーランス) | 960万円 |
---|---|
最高年収 | 1740万円 |
最低年収 | 180万円 |
なお、会社員とフリーランスとでは社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給のほかに賞与もあるなど、収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。
Rubyエンジニアが年収アップを図るには
Rubyエンジニアが高単価な求人・案件を請けて年収アップを図るには、実務経験の内容が重要なファクターとなります。具体的には、下記のような経験があると望ましいでしょう。
参画先の業界や業務に関わった経験
参画先企業の業界や業務内容において、自身の経験に基づく知見があれば、単価が上がる可能性があります。
上流工程やマネジメントの経験
要件定義やシステム設計など、いわゆる上流工程の経験は高単価につながりやすい要素だと考えられます。また、実装だけに留まらず、スケジュールや進捗の管理のようなマネジメント業務に従事したことがあれば、さらなる単価アップが期待できるでしょう。
複数のフレームワークによる開発経験
Rubyに関するフレームワークの種類は、先に述べたとおりです。複数のフレームワークに関する知識があれば、参画できる案件の幅が広がるため、より高単価の求人・案件に出会いやすくなるでしょう。
関連記事:Rubyエンジニアの年収|Rails案件や未経験から転職時の年収目安は?
Rubyエンジニアに関するよくある質問
ここでは、Rubyエンジニアに関するよくある質問に答えていきます。
Q. Rubyエンジニアとして活躍するためには、どんなスキルセットが求められますか?
Rubyエンジニアには、Ruby言語の基礎知識や構文、Webアプリケーション開発に必要なRuby on Railsの理解、データベースの知識などが求められます。
Q. Rubyを習得するためには、どのような学習方法がありますか?
Rubyを習得するための学習方法には、書籍や学習サイトの利用、プログラミングスクールといった方法があります。実際に手を動かしてWebアプリを作成してみることも有効です。
Q. Rubyエンジニアの年収が比較的高い場合が多い理由は何ですか?
Rubyは人気の高い言語であり、開発時間を短縮できることが魅力的であるため、需要が高いと考えられます。
Q. Rubyを使ったWeb開発において、フロントエンドのスキルが求められる理由は何ですか?
フロントエンドのスキルは、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の向上につながります。Rubyを使ったWeb開発では、RailsといったフレームワークとJavaScriptといったフロントエンド技術を組み合わせて開発することが多く、そのためフロントエンドのスキルが求められます。
Q. Rubyにはどのような特徴がありますか?
Rubyは汎用性の高いプログラミングです。また、文法がシンプルでわかりやすく、初心者でも習得しやすいという特徴があります。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。