リモートワークのエンジニアの働き方とは?メリットや必要なスキルを紹介

この記事でわかること
  • リモートワークエンジニアの働き方
  • リモートワークができるエンジニアの職種
  • リモートワークエンジニアになる方法

働き方改革の浸透に伴い、リモートワークをする人が増えています。「これからリモートワークをしたい」と考えている人も多いでしょう。

本記事ではエンジニア職でのリモートワークを希望する方に向け、働き方の概要や遠隔で業務を行うメリットなどを紹介します。リモートワークを実現させる方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

地方に移り住んで仕事をすることに興味がある方は以下の記事をぜひ参考にしてください。
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リモートワークで働くエンジニアは増えている?

リモートワークで働くエンジニアは増加傾向にあります。

レバテックキャリアの調査(対象:社会人エンジニア300人・エンジニアを採用する企業の担当者296名)によると、2022年2月8日から2022年2月13日までの期間中にリモートワークをした社会人エンジニアの割合は全体の74%でした。そのうちの半数以上が「フルリモート」で働いていたようです。

エンジニアを採用する側に目を向けると、リモートワークを導入した企業は全体の9割以上。そのうち「フルリモート」を実施したのは37.8%でした。

以上の調査結果から、リモートワークは増加傾向にあるといえるでしょう。政府によるテレワークの推奨や新型コロナウイルス感染症の影響で、エンジニアのリモートワークが一般的になりつつあるようです。

なお、リモートで完結させるのが難しい職種・作業もあると理解しておきましょう。エンジニアの仕事は他メンバーとの共同作業をともなうケースも多くあるためです。

リモートワークエンジニアは、自宅やコワーキングスペースなど、会社のオフィス以外の場所で仕事をする技術者です。しかし、リモートワークに合わせて仕事内容が変わるわけではありません。在宅プログラマーになる方法について、より詳しく知りたい場合は、以下の記事もご覧ください。
在宅プログラマーを未経験で目指す方法|求人・案件の探し方は?

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リモートワークエンジニアのメリット

エンジニアの中には、「リモートワークをしたい」と考える人も多いでしょう。ここでは、多くのエンジニアがリモートワークを希望する理由=メリットを見ていきます。

通勤のストレスから解放される

IT企業の多い都心部への通勤は、大きなストレスになりがちです。満員電車に乗るだけでも体力は消耗しますし、苦痛に感じる人は多いでしょう。

リモートワークならば好きな場所で好きな時間に働けるため、通勤のストレスから解放されます。通勤に費やしていた時間を読書やスキルアップなどに使えます。

好きな時間に好きな場所で働ける

リモートワークは場所を問わず、成果を出していれば作業時間を指定されないケースも多いようです。自由な働き方を実現できるのが魅力だといえます。

自分が一番集中できる環境を見つけたり、リフレッシュするために場所を変えたりすれば、生産性を向上させられるでしょう。家事や育児と両立しやすいのもポイントです。

他のエンジニアとの活発な交流がしやすい

リモートワークをしていると、コワーキングスペースなどで他のエンジニアと活発に交流する機会に恵まれます

たとえば、ヤフー株式会社の本社にあるLodgeという無料コワーキングスペースでは、毎週水曜日に交流会が開かれています。多数のエンジニアと知り合ってセミナーの登壇を依頼されたり、貴重なイベントのチケットをもらえたり、技術書を譲ってもらったりといったチャンスがあるでしょう。

1人で集中したい人にも適している

1人で作業に集中できるのもリモートワークのメリット。リモートであれば、急に話しかけられて作業が中断することがないためです。純粋に業務に集中するのに適した働き方だといえるでしょう。コミュニケーションを削っても支障がない仕事であれば、集中力が高まって生産性アップにつながります。

自主性を育める

自主性を育み、問題解決能力などを磨けるのもエンジニアがリモートワークで働くメリットの1つです。

リモートワークはオフィスへの出社と異なり、周囲にサポートしてくれる人が常にいるわけではありません。多少のトラブルは、自身で解決しなければならない場面もあります。

また、納期や仕事の進め方も、オフィスにいるとき以上に自己管理しなければいけません。自主性を育むことができる点も、リモートワークエンジニアのメリットといえるでしょう

リモートワークのメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
リモートワークのメリット・デメリットを解説|その実態は?

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リモートワークエンジニアのデメリット

メリットが多いリモートワークエンジニアですが、デメリットもあるため解説していきます。

コミュニケーションがとりづらくなる

リモートワークは、オフィスで働いているときよりはコミュニケーションがとりづらいと言えます。

もちろんZoomやSlackなどのツールを使って他のエンジニアとコミュニケーションをとれますが、作業に没頭していると連絡に気づかないことも少なくありません。結果として、無駄な作業をしてしまったり、チームとの意志疎通がうまくいかなくなったりする恐れがあります

進捗管理がしづらい場合がある

プロジェクトマネージャーやWebディレクターといった他のエンジニアのマネジメントが必要な職種では、プロジェクトの進捗管理がしづらくなる可能性があります。メンバーがリモートワークをしている状態で円滑にプロジェクトを進めるには、対面で仕事を進めるときとは違った管理方法を考える必要があるでしょう。

リモートワークでのデメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
リモートワークのデメリット

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リモートワークに向くエンジニア職

一口にエンジニアといっても、リモートワークに向く職種もあれば不向きな職種もあります。ここでは、リモートワークに向いているエンジニア職を紹介します。

プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を駆使してシステムやソフトウェアの実装をする職種です。システムエンジニアが作成した仕様書に基づいてプログラミングをするのが、プログラマーの主な役目です。プログラミング以外では、テストも担当します。

成果物の完成度が重視されるプログラマーは、リモートワークに向いている職種だといえます。対面かリモートかにかかわらず、クオリティの高い成果物が納品できれば良いためです。

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントの要望を満たすシステムを開発する職種です。具体的な仕事内容は、クライアントへのヒアリングや要件定義、設計などで、場合によってはプログラミングもします。

システムエンジニアが担う工程の多くは、リモートでの対応が可能です。クライアントとのやりとりで出社もしすが、比較的リモートワーク化が進んでいる職種の一つだといわれます。

Webエンジニア

Webエンジニアはブラウザ上の描写を操作するフロントエンド、またはその裏側のシステムを構築するバックエンドを担当する職種です。フロントエンドは「HTML/CSS/JavaScript」など、バックエンドは「Java/Python/Ruby/PHP」などの言語を用います。

Webエンジニアは、比較的リモートワークに向いており、実際に多くの企業がリモートワークを取り入れています。「納品型の成果主義」が成り立ち、「自分のパソコン1つで作業ができる」のが理由だと考えられます。

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、コンピュータソフトウェアの設計や開発などを担当する職種です。ソフトウェアエンジニアもWebエンジニアと同様、「納品型の成果主義」である点がリモートワークに適しています

あらゆる環境で同じブラウザで検証ができるWebエンジニアと異なり、ソフトウェアエンジニアは以前は特殊なシステム上で動くソフトウェアを作るケースもありました。しかし、近年は開発環境がクラウド上にあり、どこでも作業ができる体制が整っているケースも増えています。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを通じて企業が抱える課題を解決に導く職種です。IT戦略に基づいて既存システムを改善したり、新しいシステムの導入(または開発)を提案したりします。作業の進捗や品質を管理するのもITコンサルタントの大事な役割です。

ITコンサルタントはクライアントから連絡を受けてから相談に乗るので、オフィスに常駐する必要はないと考えられます。連絡が問題なくとれれば、リモートワークも可能でしょう

リモートワークに向く職種について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
リモートワークにおすすめの職種は?必要な環境とスキルも解説!

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リモートワークに向かないエンジニア職

リモートワークに向かないエンジニア職もあるので、具体的に紹介していきます。

インフラエンジニア

リモートワークに向いていないエンジニア職種の一つが、インフラエンジニアです。クラウドサーバーの普及で遠隔での作業は増えているものの、実際に現場でサーバーを操作しなければならない場合もあります。

また、インフラエンジニアは責任あるポジションを任されるケースも多く、出社して会議に参加する必要が出てきます。フルリモートで働くハードルが高い職種だといえるでしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアもリモートワークに不向きだといえます。セキュリティの観点から、責任のあるポジションを任されるケースが多いためです。

現在はプロキシ操作が簡単になったため、リモートワークが許される案件も増えてはいます。しかし、それでもまだ、外部から企業の機密情報や基幹部分にアクセスされることに抵抗を感じる企業は少なくありません。

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リモートワークで働くエンジニアに必要なスキル

周囲のサポートが得られにくいリモートワークエンジニアには、1人で業務をこなすためのスキルが必要になります。具体的なスキルを解説していきましょう。

プログラミングスキル

エンジニアのリモートワークは、自分のこれまでの経験や実績が認められている環境において実現します。得意な言語を使い、1人で確実にプログラミングできることがリモートワークの大前提です。加えて、ニーズの高い言語も使えれば選べる仕事が増え、より自由度の高い働き方が実現できるでしょう。

マネジメント力

リモートワークには、スケジュールや納期を管理するマネジメント力が必要です。「誰も見ていないから……」と気を緩めると、納品に間に合わなかったり、要件と違うものを作ったりといったミスが起こります。

また、リモートワークでは危機管理能力も欠かせません。作業をする環境は、セキュリティを十分に考慮して選ぶ必要があります。

業務で知り得た情報の管理も大切です。まったく関係のない業種だからと会社のプロジェクトの話をしてしまうと、競合他社に情報が渡るといった問題につながる恐れがあります。

コミュニケーション力

リモートワークか対面かを問わず、コミュニケーション力は働くうえで重要なスキルとなります。リモートワークでは直接会って会話する機会がない分、メールやチャットなどのやりとりが増えるためです。

文字だけによるコミュニケーションは顔を合わせての会話と比べ、互いの感情が伝わりにくくなります。対面のとき以上に誤解がない伝え方を心がけなければなりません。

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エンジニアがリモートワークを実現するための方法

具体的にリモートワークを実現するためにはどうすれば良いかを知りたい人も多いでしょう。ここでは、3通りの方法を紹介します。

企業で働いていない人はリモートワークが可能な会社を探す

まずは、求人に「リモートワーク可」と明記していたり、リモートワークの事例を公開していたりする会社を探すことから始めます

そうした会社では、最初の数ヶ月間は常駐勤務となるケースが多いようです。しかし、もともとオフィスを構えずフルリモートの社員しか募集していない会社や、積極的に在宅勤務を推奨している会社もあります。

特に、Web系ベンチャー企業はリモートワークできる場合が多いでしょう。先進的で合理的なベンチャー企業、かつリモートワークしやすいWeb系の業務を主とする会社の中には、エンジニア不足で多くの求人を出している所もあると考えられます。

効率的に会社を探したいときは、エンジニア求人を多く扱っているか、エンジニアに特化しているサイトを利用すると良いでしょう。

企業で働いている人はリモートワークができるか交渉する

会社によってはまだリモートワークの制度が整っておらず、自由な働き方が難しい場合もあります。制度が整っていない場合、「他の社員に不平等や不満を感じさせたくない」などの理由で企業側から断られるケースが多いようです。

とはいえ、「絶対に無理」とはいい切れません。エンジニアとして業務をしっかりとこなして成果を認められ、リモートワークをする正当な理由があれば、許可を得られる可能性はあります。実際に、親の介護でリモートワークを認められたケースもあるようです。

フリーランスになる

自分の技術力に自信がある人は、フリーランスになるのも手です。フリーランスになれば、リモートワークが可能な案件を探すことから始められ、リモートワークの交渉をせずにすみます。実績を認められれば、すぐにリモートワークができるでしょう。

なお、リモートワーク可能なフリーランス案件は、クラウドソーシングサイトやエージェントを使えば効率良く見つけられます。

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リモートワークのエンジニアに関するよくある質問

ここでは、リモートワークのエンジニアに関するよくある質問に答えていきます。

Q. エンジニアがリモートワークで働くメリットは何ですか?

エンジニアがリモートワークで働くメリットは、通勤時間が短縮できる、働く時間や場所が自由なことが多い、人間関係のストレスが少ないなどです。

Q. フリーランスのエンジニアがリモート可能な案件を見つけるためには、どのような方法がありますか?

フリーランスのエンジニアがリモート可能な案件を見つけるためには、クラウドソーシングの活用、知人からの紹介、フリーランスエージェントの利用といった方法があります。

Q. リモートワークのエンジニアに必要なスキルは何ですか?

リモートワークのエンジニアは、プログラミングスキルの他に、自己管理能力やコミュニケーションスキルが求められます。

Q. エンジニアがリモートワークで働く際に注意すべきことはありますか?

エンジニアがリモートワークで働く際には、評価基準が成果物重視となること、長時間労働になりやすいことに注意が必要です。また、情報の取り扱いにも注意が必要です。

Q. インフラエンジニアがリモートワークに不向きな理由は何ですか?

インフラエンジニアがリモートワークに不向きな理由は、実際に現場でサーバーを操作しなければならない場合があるためです。

※本記事は2022年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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