フリーランスは幼稚園に入れる?審査書類や入園までに必要な準備

「フリーランスは幼稚園を利用できる?」と疑問に思う人向けに、幼稚園の利用条件や無償化制度を活用できるかを解説します。また、入園1年前から必要な準備をまとめました。

さらに、幼稚園のほかに子どもを預けられるサービスや、フリーランスが仕事と子育てを両立する方法も紹介します。入園前にやるべきこと・知っておくべきことがわかるので、子育てと仕事を両立したい方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランスも子どもを幼稚園に入園させられる

幼稚園は「保育」ではなく「教育」を目的とする施設です。親の就労や働き方が入園の必須条件ではなく、フリーランスであっても子どもを入園させられます。もちろん、在宅ワークの人も子どもを入園させられます。

ただ、幼稚園は基本的に入園可能な年齢が3歳からであることに注意が必要です。0~2歳の子どもを預けたい人は、ほかの方法を考える必要があります。

フリーランスも「幼児教育・保育の無償化」を活用できる

2019年10月から開始された「幼児教育・保育の無償化」は、幼稚園などの施設の利用料が一部無償化される制度です。幼稚園を利用するフリーランスも活用できるので、概要を確認しましょう。

対象 幼稚園などを利用する3歳から5歳までのすべての子ども
無償化の期間 幼稚園の場合は入園時期に合わせて満3歳から小学校入学前まで
補助の上限 幼稚園の場合は月額2万5,700万円


利用している幼稚園の教育時間終了後に子どもを預ける「預かり保育」も無償化の対象となります。預かり保育では、月の利用日数に450円を掛けた額と利用料を比較し、小さい方の額が月額1万3,000円まで補助されます。

そのほか、フリーランスが活用できる給付金や助成金についても以下の記事で解説しています。ぜひお役立てください。
【2023年8月版】フリーランス・個人事業主向けの給付金・助成金・補助金を紹介

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フリーランスが幼稚園の入園審査を突破するポイント

フリーランスが幼稚園の入園審査を突破するには必要書類の準備、場合によっては働き方の切り替えが必要です。入園を検討する際はあらかじめ準備を行い、スムーズに手続きできるようにしましょう。

ただし、必要書類などは自治体によっても異なります。紹介する内容は必ずしもすべてのフリーランスに当てはまるわけではないとご理解ください。

1. 提出物・必要書類を揃える

まず審査を受けるために必要な書類をしっかり用意することが重要です。必要書類は自治体ごとに異なりますが、「就労状況申告書」や「就労実績表」のような書類の提出を求められることがあります。

また、事前に開業届を提出しておくとフリーランスとして働いていることを証明できます。代表的な必要種類を解説するので確認しましょう。

就労状況申告書

フリーランスは会社員と違い、職場で在籍証明書を発行してもらえません。自治体のWebページや役所窓口で「就労状況申告書(労働状況申告書)」を入手して記入することになるでしょう。

職種、業務内容、週当たりの作業日数と時間、収入、前年度の収入、健康保険の種類など、申告書にある項目を記入します。提出前に不備がないかきちんと確認しましょう。

就労実績表

就労実績表は、フリーランスをはじめ、勤務形態が不規則な場合などに必要となる書類です。自治体によっては審査を受けるときに就労状況申告書への添付が求められます。

就労実績表には、直近3ヶ月の就労日や1日のスケジュール、収入、1週間の保育時間などを記入します。用紙は自治体のWebサイトからダウンロードできるので、提出が必須でない場合もあらかじめ記入しておくと良いでしょう。

確定申告書・開業届の写し

収入や事業を行っていることを証明するために、確定申告書の写しや、開業届の写しが必要になるケースもあります。開業届を出していないと「自営業」ではなく「内職」扱いとなり、基準表の点数が下がってしまうこともあるようです。

開業届は税務署の窓口に直接持参するほか、郵送でも提出できます。開業届は提出すると、「青色申告ができる」「屋号名義で口座をつくれる」などのメリットもある書類です。未提出の人はなるべく早く手続きしましょう。

2. 保育サービスの利用実績を作る

出産から入園審査までの期間に、民間の保育サービスを利用して保育サービスの利用実績実績を作るのもポイントの一つとされます。「仕事が忙しくて自ら保育できない」という事実を証明することになるため、審査通過の確率を上げられる可能性はあります。

ただし、ベビーシッターなどのサービスは一定期間利用すると経済的な負担が大きくなるので要注意です。保育サービスの利用実績は必須条件ではないので、金銭面も考慮して検討しましょう。

3. 競争率の高い幼稚園や自治体はなるべく避ける

会社員の家庭と比べ、基準表におけるフリーランス家庭の点数は低くなりがちです。確実に幼稚園に入園したいのであれば、人気の高い幼稚園に希望を出すのは避けたほうが無難なケースもあります。

また、幼稚園に子どもを預けることを見据えて、待機児童が多い自治体で子育てをするのをあらかじめ避けるフリーランスもいるようです。

4. 在宅型から常駐型に切り替える

幼稚園の入園審査では、フリーランスか否かよりも「家庭内で働いているか、家庭外で働いているか」が重視されることもあります。その場合、可能であれば在宅型から常駐型案件に切り替えて実績を積んでおくのも一つの方法です。

常駐型案件はフリーランスエンジニアに多く、エージェントなどを介して見つけることができます。

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幼稚園入園までのスケジュール

幼稚園に入園するまでには、候補となる園を選んで見学会や説明会に参加したり、願書を提出したりする手続きが必要です。手続きが済んでいないと希望するタイミングで入園できないので注意してください。

ここでは、入園に向けたスケジュールの目安を紹介します。入園1年前からの流れと必要な準備をまとめたので、今からやるべきことを整理しましょう。

【4~5月】幼稚園探し、プレ教室

まずは家の近所にどんな幼稚園があるのかを調べ、候補となる園を決めましょう。最近では、多くの幼稚園が入園前にカリキュラムを体験できる「プレ教室」を行っています

プレ教室は園によって、週1日、月1日などのタイミングで実施されています。いつでも体験できるわけではないので、幼稚園のWebサイトなどで日程や申し込み時期について確認しておきましょう。

【6~10月】見学会、説明会、願書配布

6月に入ると多くの園が見学会や説明会を行います。説明会では、園の教育方針や幼稚園での活動、授業料など具体的な情報が伝えられます。私立幼稚園の場合は、選考方法についての説明もあるでしょう。

家庭の方針に合った園を選ぶには、できれば複数の園の説明会に参加し比較検討するのがおすすめです。見学会や説明会では以下の点をチェックしましょう。

  • 教育方針や内容
  • 園庭の広さなど幼稚園の規模
  • 先生の様子、園児の様子、ほかの保護者の雰囲気
  • 年間の行事スケジュール
  • 入園料
  • 選考方法や願書の配布・提出時期
  • 面接時の注意点

【11月】願書提出、面接

子どもを入園させたい幼稚園が決まったら、願書をもらって必要事項を記入します。願書は説明会で配布されることもあれば、指定時期に取りに行く場合もあります。面接では願書にそった質問があるので、家族で相談して記入するのがおすすめです。

願書の受付が済むと面接が行われます。面接中は、子どもの普段の様子や家庭の教育方針、子どもとの過ごし方について聞かれることが多いようです。あらかじめ願書のコピーをとっておき、事前に夫婦で確認すると良いでしょう。

入園が決まったら、制服の採寸や必要書類の提出などの手続きを行います。入園前までの準備については、入園説明会で用意するものの一覧が配布されます。

人気の幼稚園は必ず入れると限らないので注意

人気の幼稚園は必ず入園できるとは限りません。対策として複数の幼稚園に併願する方法もありますが、一部の園では併願を禁止していることがあるので注意が必要です。

キャンセルや定員割れした幼稚園は二次募集を行うことがあります。二次募集は先着順であることが多いので、希望の園に入園できない際はできるだけ早く二次募集を行う園を探しましょう

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フリーランスが幼稚園に子どもを預けるメリット

フリーランスが幼稚園に子どもを預けるメリットは以下の3つです。

  • どの幼稚園に入るかを選べる
  • 就労状況などに関する審査を受けずに済む
  • イベントごとが多い

幼稚園は、必ず入園できるとは限らないものの、基本的に入りたい幼稚園を自分たちの意思で選ぶことが可能です。

幼稚園では、願書の先着順や抽選などで入園が決まることもあり、保護者の就労状況などに関する審査は行われないケースもあります。審査に苦労することも多いフリーランスには、大きなメリットになり得ます。

また、幼稚園はイベントや発表会などが多く開催されます。園の方針にもよりますが、子どもに就学前からさまざまな体験をさせたいと考えているなら、幼稚園の入園を検討するのも良いでしょう。

イベント参加をはじめ、フリーランスが仕事と育児を両立させる方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

フリーランスは産休・育休を取れる?出産・育児の支援制度を紹介

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フリーランスが幼稚園に子どもを預けるデリット

フリーランスが幼稚園を利用する際は、以下のデメリットがあることも覚えておきましょう。

  • 3歳未満の子どもは預けられない
  • 長期休暇期間は子どもを預けられない
  • お弁当が必要なことがある
  • イベントごとが多い

幼稚園のデメリットとして、 子どもが満3歳未満だと預けられないことが挙げられます。フリーランスの家庭の事情によっては、子どもが3歳になるまで仕事をセーブし続けるのが難しいケースがあるかもしれません。

ただし「プレ保育」を行っている幼稚園なら、3歳未満でも週に数日、子どもを預かってくれることもあります。

また、幼稚園の場合、基本的には学校と同じように長期休暇があります。フリーランスの仕事状況によっては、育児と仕事の両立が難しくなることも考えられます。

幼稚園ではお弁当が必要になることもあり、毎日用意するのが大変と感じる人もいるでしょう。イベントの多さはメリットでもありますが、忙しいフリーランスにとっては参加が負担になる可能性もあります。

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幼稚園のほかに子どもを預ける手段

幼稚園のほかにも、次のような方法で外部に子どもを預けられます。入園前や忙しい時期に利用できるように、あらかじめ各種のサービスを把握しておきましょう。

サービス名 特徴 対象年齢
認定こども園 保育と教育の両方を行う 0~5歳
地域型保育 少人数で子どもを預かる(自宅などで5人以下の子どもを預かる「家庭的保育」/
定員6~19人以下の「小規模保育」など )
0~2歳
ベビーシッター 親の不在時に自宅で子どもの面倒を見てもらえる 0~6歳を対象とするサービスが多い
会社によっては12歳まで利用できる場合もある
ファミリーサポート 子育ての支援を受けたい人と支援したい人が地域で相互援助を行う /
自治体の委託を受けた法人が運営 / 子どもの預かりや送迎に利用可能
センターにより異なるが、0歳~12歳が目安


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フリーランスが子育てと仕事を両立する方法

フリーランスが子育てと仕事を両立するには、余裕のあるスケジュールを組み、なおかつ効率的に働いて収益を得ることが必要です。子育てに時間を割くことで収入が減る不安がある方は、今より単価が高い案件の受注を目指してはどうでしょうか。

家族の時間を大切にしながら仕事でも成果を上げたい方は、これから紹介する4つの方法の中で自分に合うものを実践していきましょう。

入園当初は仕事を詰め込み過ぎない

幼稚園は入園からしばらくの間は午前のみの場合も多く、午後からは家庭で子どもの面倒をみることになります。そのため、入園が決まったからといって、入園当初はいきなり仕事を詰め込みすぎないようにしましょう。

また、幼稚園には夏休み・冬休みといった長期休暇があるので、その点も考慮して年間の計画を立てるのが賢明です。

少ない稼働時間で収益を上げる

収入を下げずに子どもと過ごす時間を確保したい方は、今より単価の高い案件を受注することを目指しましょう。単価アップに成功すれば、子育てで稼働時間が減っても収入をキープできます。

単価を上げるには、専門性を磨いたり、契約更新時に単価アップの交渉をしたりする方法があります。フリーランス向けのエージェントに相談すれば、希望の条件に沿った案件の提案を受けられます。

実際に、レバテックフリーランスを利用した2DデザイナーのI.Aさんは、子育てと無理なく両立でき、報酬面でも満足できる案件の獲得に成功しています。
31歳・2Dデザイナー|子育てのための時短&収入アップをレバテックフリーランスで実現

レバテックフリーランスでは、子育て中のフリーランスの希望に応える時短案件などの提案を行っています。相談は無料なので、ぜひお気軽にご利用ください。

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生活環境の変化を考慮する

子どもが幼稚園に入った後も、子どもの成長にともなって生活には変化が生じます。子どもが小学校に入ったり、引っ越したりして生活パターンが変わることもあるでしょう。2人目、3人目が生まれると育児の負担も大きくなります。

フリーランスとして無理なく活動したいなら、ライフステージによって事業を柔軟に拡大・縮小する心づもりを持つことが大切です。子育て中のフリーランスは、自分で仕事量をコントロールする意識を持ちましょう。

育児と両立しやすい仕事を知る

これからフリーランスを目指す方、働き方を変えようと思う方は、育児と両立しやすい仕事を知っておきましょう。ここでは、いくつかの例を挙げていきます。

  • エンジニア
  • プログラマー
  • Webライター
  • Webデザイナー

上記のようなWeb系の仕事は、パソコンとネット環境があれば自宅で対応できる案件が多いのが特徴です。通勤時間がなくなる分、子育てや家事に時間を割けできます。

※本記事は2023年8月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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