C++の勉強方法は?学習のステップやコツも紹介! | レバテックフリーランス
C++はC言語の機能を拡張させたプログラミング言語であり、組込みシステムやゲーム開発の現場において高いニーズを誇っています。そんなC++をマスターしようと決めたのは良いものの、具体的な勉強のステップがわからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではC++の勉強方法について解説します。学習ステップもお伝えするので、計画を立てる上でお役立てください。
今、C++を学ぶべき理由
C++を学ぶべき理由としては、その市場ニーズの高さが挙げられます。
長年にわたり多くのエンジニアに利用されてきたC++は、近年改めて注目を集めています。
ソフトウェア品質のテスト会社「TIOBE Software」の調査によると、2022年に評価が急上昇した言語の一つが、C++ということです。この背景には、2020年のリリースで様々な機能が追加され、プログラミング言語としての利便性が大きく改善したという経緯があります。
また、Googleをはじめとする多くの企業がC++をサービス開発に用いていることも、人気を後押ししている要因といえるでしょう。これを裏付けるように、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の調査で、C++は組み込みソフトウェア開発においてC言語に次いでニーズの高い言語であるということが分かっています。
このように、マスターすれば自身の市場価値を高められるC++ですが、後述するように習得には一定の時間を要します。途中で挫折しないためにも、中長期的なキャリアビジョンを明確にした上で、計画的に学習を進める心構えが大切です。
下記の記事ではC++と互換性のあるC言語について解説しています。あわせてお読みください。
フリーランスのC言語エンジニアになるには?年収や案件の獲得方法を解説
参考:「組込みソフトウェア開発データ白書2019」|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
Web系エンジニア向けC++学習の6ステップ!
ここでは、Web系エンジニアがC++を効率的に学習するための6つのステップを紹介します。順を追って見てみましょう。
ステップ1.開発環境の構築
C++の開発を学習を始めるにあたって、まず必要なのが開発環境の構築です。
環境構築は、最初のステップとして少しハードルが高いかもしれませんが、後の学習をスムーズに進めるため、丁寧に構築しておきましょう。C++のコンパイラとしてはgccがメジャーですが、ゲーム開発を行う場合はVisual Studio CodeやXcodeなどのIDEによる環境構築が必要になります。
ステップ2.基本的な文法とデータ型の復習
C++の開発環境を構築したら、続いて基本的な文法を理解しておきましょう。
C++は複雑な言語と言われており、文法や構文といった基礎をきっちりと固めておくことが今後の学習をスムーズに進める上でのカギとなります。宣言文や関数、変数、出力コードなどを1つずつ着実にマスターしていきましょう。
なお学習にあたっては、後述するように書籍や学習サイトなど自身に合った手法を選んでください。
ステップ3.メモリ管理とポインタの理解
基本文法をある程度覚えたら、メモリ管理とポインタについても理解しておきましょう。
C++には、プログラムの実行に必要なメモリをどのように配分するかを細かく指定できるという特徴があり、このメモリ管理に際して必要なのがポインタです。メモリ管理によりプログラムの操作性が向上したり高速な動作が実現したりするなど、C++の要ともいえる要素ですが、その反面、学習の難易度が高く挫折する方も少なくありません。
サンプルコードを書きつつ、実際にプログラムを動かしながら少しづつ理解を深めていくことをおすすめします。
ステップ4.オブジェクト指向の概念の習得
C++を理解するためには、効率的なコーディングを支えているオブジェクト指向の概念も習得しておく必要があります。
オブジェクト指向とはメソッドと呼ばれる一連のデータ処理の流れを、オブジェクトにまとめることで、そのオブジェクトを中心としてプログラムを構築する考え方です。
オブジェクト指向の概念を習得するには、実際にクラスを設計した上でオブジェクトを作成してみるのがおすすめです。簡単なプログラムから始めて、徐々に複雑なプログラムに挑戦していくと良いでしょう。
ステップ5.STLのマスター
高度なコーディングに必要なSTL(Standard Template Library)についても押さえておきましょう。
STLは、C++でよく利用される汎用的なクラスや関数を集めたライブラリです。マスターすることで、コードの再利用性が高まり、開発効率が向上します。実際のプログラミング作業を滞りなく進められるよう、STLの各コンテナやアルゴリズムの使い方を理解しておくことが大切です。
ステップ6.簡単なアプリケーションの開発
C++の学習の仕上げとして、簡単なアプリケーションの開発に挑戦してみましょう。
実際に手を動かしてアプリケーションを開発することでC++の知識が定着し、実践的なスキルを身につけることができるはずです。また、うまく動作しなかった場合はその原因を探り修正する必要がありますが、この過程もC++の理論を深く理解する上でプラスとなります。
C++をマスターしたのちは、案件に参画することで実地経験を積むことも重要です。下記にて、レバテックフリーランスで保有しているC++の案件を一覧しているので、参考にしてみてください。
C++おすすめの勉強法6選
C++の学習に際しては、さまざまなリソースが利用可能です。ここでは、おすすめの勉強法を6つ紹介するので、自身に合った選択肢を選びましょう。

1.【推薦図書あり】書籍
C++の学習を進めるうえで、書籍は王道といっても良いでしょう。
情報の正確性に信頼が置け、体系的な知識を身につけられるという魅力があります。
以下は、C++の入門編としておすすめの書籍です。
『やさしいC++ 第5版』
『やさしいC++ 第5版』(高橋麻奈・著/SBクリエイティブ)は、ベストセラー「やさしいシリーズ」のC++版です。
難しい概念であっても直感的にイメージしやすいよう、イラストや図が豊富に用いられています。プログラミングが初めての方にもおすすめできる入門書と言えます。
『新・明解C++入門』
『新・明解C++入門』(柴田望洋・著/SBクリエイティブ)は図表やサンプルプログラムが多く、丁寧で詳しい解説が載っているのが特徴です。そのため初心者であっても挫折することなく学習できるでしょう。
『C++の絵本 第2版 C++が好きになる新しい9つの扉』
『C++の絵本 第2版 C++が好きになる新しい9つの扉』(株式会社アンク・著/翔泳社)は基礎に特化したC++学習書です。
「絵本」というタイトルの通りイラストが多用されており、説明も簡潔なため読みやすく、テンポよく学習を進められます。
2.Microsoftのドキュメント
C++の機能が網羅的に解説されているMicrosoftのドキュメントは、学習ツールとして申し分ありません。
特に、C++の標準ライブラリや、WindowsAPIに関する情報が充実しています。英語で書かれている場合もありますが、翻訳ツールを活用すれば問題なく学習を進められるでしょう。
3.学習サイト
Web上には、C++を学べるさまざまな学習サイトがあるため、これを利用してみるのもおすすめです。
学習サイトでは、実際に手を動かしながらプログラミング学習を進められるため、より実践的な力を養うことが可能です。また、スマートフォンやPCなどの電子機器さえあれば、場所を問わず学習できるので、時間を有効活用したい方に向いています。
4.勉強会・セミナー
C++に関する勉強会やセミナーに参加するという方法もあります。
最新のトレンド情報を仕入れられ、不明点がある場合は他のエンジニアの力を借りつつこれを解消することができるでしょう。また、志を同じくする仲間と交流することで、学習に対するモチベーションを維持しやすくなるという利点もあります。
なお、勉強会やセミナーはレベルや開催頻度にバラつきがあるため、自身に合ったものを探すことが重要です。
5.スクール
C++を本格的に学びたい場合は、プログラミングスクールの利用を検討してみましょう。
スクールのカリキュラムは、受講生が体系的に学べるよう考えられて策定されています。優秀な講師のもと良質な教材に沿って学ぶことで効率的にレベルアップを図れるでしょう。
ただしプログラミングスクールは書籍やWebサイトによる学習とは異なり、数万~数十万円程度の費用がかかります。加えて、講義ごとに数時間程度のまとまった時間を確保する必要もあるため、本業と両立を図れるかどうかを慎重に検討する必要があります。
6.スマホアプリ
C++の学習に、スマホアプリを活用するという手もあります。
クイズ形式で問題が出題されるほか、学習進捗を可視化してくれる機能もあり、ゲーム感覚で学習を進められます。通勤時間や移動時間などの隙間時間に気軽に学べるため、書籍やサイトで学習を進めつつ補助として利用するのも良いかもしれません。
下記の記事ではプログラミング学習に役立つスマホアプリを紹介しています。あわせてお読みください。
【2025年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選
C++学習で挫折しないために
最後に、C++の学習を挫折せず続けるためのポイントを4つ紹介します。勉強をスタートする前に、目を通しておきましょう。
学習には合計200時間程度かかることを知っておく
C++の基礎を習得するには、200時間程度の学習時間が必要と言われています。
短期間でマスターしようと焦るのではなく、長期的な計画を立てて着実に学習を進めていくことが大切です。継続のコツは、自身のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で学習のスケジューリングをすることです。
エラー文を読んで自力で解決する癖をつける
エラーメッセージを読んで自力で解決する癖をつけることで問題解決能力が向上し、C++の理解も深まります。
プログラミング学習において、エラーは避けて通れないものです。最初は理解するのが難しいかもしれませんが、エラーメッセージを理解し解決する過程で、C++への深い理解を得られるとともに、着実なレベルアップを図れます。
わからないことを質問できる環境を見つける
C++の学習でつまずいたときは、抱え込まずに誰かに質問しましょう。
たとえば、スクールに通っている方はメンターや講師に、セミナーや勉強会に参加している方はメンバーに質問してみると良いでしょう。また、プログラミング関連のQAサイトで質問するという方法もあります。
質問することで疑問点を解消できるだけでなく、新たな知識や発見を得られるでしょう。
勉強仲間やコミュニティに参加する
C++の学習を続ける上で、勉強仲間やコミュニティの存在は大きな支えになります。
勉強仲間と互いに励まし合ったり知識を共有したりすることは、モチベーション維持に役立ちます。また、コミュニティに参加することで、最新の情報やトレンドを収集することも可能です。
C++をマスターするまでの道のりは長く、決して平坦とは言えません。自学自習のみで閉塞感を感じている場合は、コミュニティに参加することで新たな刺激をもらいましょう。
※本記事は2026年1月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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