VC++の仕事内容とは?求人案件の傾向、C++との違いも解説

VC++(Microsoft Visual C++)を使う仕事としては業務システム開発、組み込みソフトウェア開発などがあります。この記事では、VC++の仕事内容に加え、VC++の求人案件の傾向や入門方法などをまとめました。また、VC++の将来性についても触れていますので、VC++の仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

VC++とは?
VC++の仕事内容
VC++の求人案件
未経験からVC++の求人に応募するには
VC++を使うエンジニアの年収
VC++の将来性
VC++の仕事に関するよくある質問

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VC++とは?

VC++とは、Microsoft社が開発・販売する「Visual Studio」のパッケージに含まれている統合開発環境(IDE)です。正式名称は「Microsoft Visual C++」です。Visual StudioはWindows OS版が広く使われています。Apple社のmacOS版である「Visual Studio for Mac」もありますが、機能は同等ではありません。Visual Studio Communityというエディションは無料で入手でき、一般的な学習・個人による開発用途においてはこれで十分な場合が多いでしょう。

Visual Studio、ならびにVC++はおおむね2年ごとに新たなバージョンがリリースされており、近年のバージョンではスマホアプリ開発まで対応できます。実際にVC++の求人へ応募する際は、具体的にどのプラットフォーム向けでどんなものを開発するのかも確認しましょう。

VC++とC++の違い

VC++はひとつのプログラミング言語そのものと勘違いされがちですが、Visual Studioパッケージに含まれる統合開発環境(IDE)のことを指します。

一方、C++はプログラミング言語のひとつです。C++は、原型であるC言語の機能を拡張した言語で、1983年に公開されました。近年でもなお標準規格に改訂が施され、長きにわたり多くのプログラマーに使用されている言語です。

なお、C言語について知りたい方は「C言語プログラマーの仕事内容」の記事をご参照ください。

VC++のランタイムとは?

VC++のランタイム(再頒布可能パッケージ)は、古いVisual Studioのバージョンや開発者による特定の設定・構成でアプリケーションを作成した際、実行に必要となる付随した部品(ソフトウェアモジュール)のような役割を果たします。

動作条件を満たすVC++ランタイムがPCにインストールされていない場合、アプリケーションが正常に動作しないことがあります。そのような場合は対応するバージョンまでさかのぼり、Microsoft社の公式サイトから無料でインストーラーをダウンロードすることで対処が可能です。

関連記事 : C++の仕事内容とは?年収、求人・フリーランス案件事情も解説

VC++案件を提案してもらう

VC++の仕事内容

VC++を用いた仕事内容としては、業務システムの開発や組み込みソフトウェアの開発などがあります。

業務システム開発

VC++は、金融業界、医療業界などさまざまな業務システムの開発の仕事に用いられることがあります。データベースの知識や、開発対象と類似したシステム開発の実務経験などがあると求人応募で有利になる可能性もあるでしょう。VC++に同梱されるクラスライブラリのMFC(Microsoft Foundation Class)を使用した開発経験などが求められる場合もあります。

組み込みソフトウェア開発

VC++は、組み込みソフトウェアの開発にも用いられます。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「組込みソフトウェア開発データ白書2019」でも示されているように、C++はC言語と並んで組み込みソフトウェア開発で使われることが多い言語です。

参照 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「組込みソフトウェア開発データ白書2019」

関連記事 : 組み込み系エンジニアの仕事内容|年収や将来性も解説

VC++の求人案件

2021年1月時点において、レバテックフリーランスで公開されているVC++の求人案件数は30件です。官公庁・公共系の業務システム開発や、POSレジの組み込みシステム開発などの案件があります。

VC++の求人・案件一覧

基本的にはVC++を用いた開発経験が求められ、そのほかSQL、Shell、Java、PHPなどクライアントが求めるスキルに合致する業務経験がある場合ほど高い報酬が期待できるでしょう。また、チームリーダーやプロジェクトリーダーなど、多くのメンバーのプロジェクト管理に携わってきた経験があれば、選べる案件の幅がさらに広がると言えます。

関連記事 : Javaプログラマーの仕事内容|未経験から仕事で使えるレベルになるには

未経験からVC++の求人に応募するには

未経験からVC++の求人に応募するのであれば、VC++をインストールし、入門サイトや本などを用いてVC++に触れることから始めてみましょう。

VC++をインストールしてみる

まずはVC++をインストールする必要があります。一般的なパソコン・ネット環境があれば、Microsoft社の公式サイトから無料で使える「Visual Studio Community」をダウンロードできます。

入門サイトや本などで独学する

VC++を扱うにはC++言語の習得が必要です。初心者向けのチュートリアルから学習できる入門サイトもあります。また、VC++入門用の本・参考書も出版されているので、自分のレベルに合ったものを探してみましょう。

関連記事 : ITエンジニアに未経験から転職するには|志望動機例文や転職活動のコツ

VC++を使うエンジニアの年収

2021年1月時点でレバテックフリーランスに掲載されているVC++の求人案件の平均月額単価は65万円です。この単価で12ヶ月稼働したとすると、VC++を使うエンジニアの平均年収は780万円と試算できます。

しかし、VC++の使用経験の長さやスキル、リーダーとしての能力や経験の有無などによっても年収は左右されるため、上記の金額はあくまで目安のひとつと考えましょう。

関連記事 : C#エンジニアの年収は?将来性や需要、フリーランス案件事情なども解説

VC++の将来性

Visual Studioはおよそ2年ごとに新しいバージョンがリリースされており、継続的な需要がある以上、VC++にも一定の将来性が見込めるでしょう。近年注目が集まっているIoT分野を中心に、C++を扱える組み込みエンジニアなどの将来性は引き続き期待できると考えられます。

また、一般的にC++は習得の難易度が高めと言われていますが、C++についてしっかり理解していれば、他の言語の習得も比較的楽になる可能性があります。

VC++の求人案件では、歓迎条件としてVC++の経験やスキルだけでなく、VBやJava、C#なども記載している企業が多く見られます。エンジニアとしては、VC++以外のスキル、C++以外の言語も習得しておくと強みになるでしょう。

関連記事 : IoTエンジニアの年収|仕事内容や年収アップに役立つスキル、資格を紹介

VC++の仕事に関するよくある質問

VC++の仕事に関して、よくある質問に答えていきます。

Q. VC++でできることは何ですか?

A. VC++はWindows用のソフトウェア開発のほか、ゲーム開発や、スマホアプリ(iOS・Android)の開発も行うことができます。スマホアプリの場合はなるべく統一したC++のソースコードを用いて、両OSに対応した開発(クロスプラットフォーム開発)を効率よく行いやすいというメリットがあります。

Q. VC++の求人に未経験から応募することは可能ですか?

A. 企業や仕事内容によってはVC++未経験から応募可能な場合もありますが、求人数は限られるでしょう。応募する場合はVC++の知識を身につけておくだけでなく、実際に何かプログラムを作って公開するなどして、ポートフォリオとして提出すると評価を得られる可能性もあります。

Q. VC++のスキルは未経験から独学で習得できますか?

A. VC++のスキルを独学で習得することは可能です。ただし、C++はプログラミング言語のなかでも比較的習得の難易度が高めと言われています。初心者向けのWebサイトや書籍もあるため、まずは基礎知識を押さえてから自分に合った方法で勉強を進めていきましょう。

関連記事 : Javaの勉強方法|独学で入門するための学習のコツとステップアップの流れ

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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