フリーランスが賃貸契約の審査に通るには?物件探しの実態についても紹介 | レバテックフリーランス
フリーランスが賃貸契約の審査に通るには?物件探しの実態についても紹介
「フリーランスになったら賃貸物件の審査に通らないのでは?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、データに基づいたフリーンランスの賃貸物件探しの実態について解説します。また、審査に通るための具体的な方法や入居審査時の収入証明書類の例、落ちたときの対処法も紹介します。フリーランスが住まい探しで直面する課題を解決するためのノウハウを網羅しているので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスは賃貸契約が難しいといわれる理由
フリーランスの方が賃貸物件を借りようとする際、会社員に比べると審査に通りにくい傾向があります。なぜフリーランスは賃貸物件の契約が難しい傾向にあるのか、理由を解説します。
会社員に比べて収入が不安定なため
フリーランスが賃貸契約で苦労する主な要因は、収入の不安定さにあります。毎月一定額以上の収入がある会社員と異なり、フリーランスの月収は案件の有無や単価によって大きく変動します。場合によっては、収入が極めて少ない月や、まったく得られない期間が生じることも少なくありません。
大家や不動産会社は、入居者の安定した家賃支払い能力を重視するため、収入の変動が大きいフリーランスは、賃貸契約の審査において不利な立場に置かれやすいのです。
実際に、家賃保証業界の市場調査を行う家賃保証ラボが発表した「フリーランス賃貸入居審査実態調査2024」によると、フリーランスが賃貸物件の契約申し込みの際に感じた主な障壁として、「不安定な職業とみなされ、審査が通りにくい」との回答が58.8%を占めています。また、「年収を理由に、審査が通りにくい」と答えた人が24.3%に上り、フリーランスの収入面における不安定さが入居審査に大きな影響を与えていることが明らかになりました。
引用元 : フリーランス賃貸入居審査実態調査2024|リース株式会社(家賃保証ラボ)
フリーランスになりたての場合収入を証明できないため
フリーランスとして独立して間もない場合、収入証明が難しく、入居審査で不利になることがあります。賃貸契約における家賃の支払い能力は、前年度の収入証明によって判断されるケースが多いです。しかし、独立したてだと前年度の稼働実績がない、あるいは少ないので、フリーランスとしての収入を証明しにくいのです。
また、フリーランスとしての実績が少ない段階では、今後も安定した収入が見込めるか分かりません。そのため、審査担当者からすると「リスクが高い」と判断されやすくなります。
フリーランスが賃貸契約の審査に通りにくい理由をより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
フリーランスの一人暮らしは入居審査が厳しい?
フリーランスの賃貸物件探しの実態
ここでは、フリーランスの賃貸契約事情の実態について紹介します。調査によって、年齢や年収により賃貸物件の借りやすさには差があることが分かっているので、物件探しをする際の参考にしてください。
約2人に1人が物件探しに苦労している
株式会社LIFULLが行った「フリーランスの住まい探しについてのアンケート調査」によると、「フリーランス・個人事業主であることで、賃貸物件探しにおいて困ったことや苦労したことがあるか」という質問に対し「ある」と回答したフリーランスは46.5%です。この結果から、フリーランスの約2人に1人が賃貸物件を探す際に何らかの困難に直面したことがあることが明らかになりました。
引用元 : フリーランスの住まい探しについてのアンケート調査|株式会社LIFULL
フリーランスが賃貸物件探しで直面する具体的な課題としては、以下のようなものが挙げられています。
- フリーランスを歓迎する大家や不動産会社が限られ、入居可能な物件自体が少ない
- 希望条件を考慮されず、条件に合わない物件を紹介される
- 収入の不安定さを理由に、入居審査に通らない
- 入居審査に必要な書類が多く、準備に手間がかかる
参考:フリーランスの住まい探しについてのアンケート調査|株式会社LIFULL
【年齢別】賃貸物件の借りにくさの傾向
家賃ラボの調査により、フリーランスの賃貸物件の借りやすさは、年齢層によって異なる傾向があることが分かりました。
以下のグラフは、年齢別にフリーランスが感じる賃貸物件の借りにくさを示したものです。「住宅を借りる際に、入居審査が通らない(通りにくい)等といった"借りにくさ"を感じたことはありますか?」という問いに対して、「はい(ある)」「いいえ(ない)」で回答する形式となっています。
引用元 : フリーランス賃貸入居審査実態調査2024|リース株式会社(家賃保証ラボ)
30代・40代のフリーランスのうち、75%以上が「借りにくさを感じた」と回答している一方、20代・50代は約67%にとどまっています。
一般的に、30代・40代はキャリアが安定していると見なされ、貸し手側の不安は軽減されます。しかし、フリーランスの場合、収入の不安定さが懸念され、家賃保証会社が審査基準を厳格化していると考えられるでしょう。
【年収別】賃貸物件の借りにくさの傾向
家賃ラボの調査では、年収によっても賃貸物件の借りやすさに差が生じていることが分かっています。
以下のグラフは、年収別の賃貸物件の借りにくさを示したものです。
こちらも年収のケースと同様、「住宅を借りる際に、入居審査が通らない(通りにくい)等といった"借りにくさ"を感じたことはありますか?」という質問に対して、「はい(ある)」「いいえ(ない)」で回答する形式です。
引用元 : フリーランス賃貸入居審査実態調査2024|リース株式会社(家賃保証ラボ)
200万円未満~600万円未満の年収のフリーランスのうち、70%以上が借りにくさを感じています。600万円から800万円未満になると、その割合はやや減少するものの、借りにくいと感じている人は多い傾向にあります。800万円以上の収入がある場合でも、約半数が借りやすいとは感じていません。
この結果は、比較的高収入であっても、約半数のフリーランスが賃貸契約をしづらいことを示唆しているといえるでしょう。
フリーランスが賃貸契約の審査に通る6つの方法
フリーランスが賃貸契約の審査に通るためには、適切な対策を講じることが重要です。以下では、フリーランスが賃貸契約の審査に通るための6つの具体的な方法を紹介します。これらの方法を組み合わせることで、審査通過の可能性を高めることができるでしょう。

1.賃貸契約申込書の職業欄には具体的な職種を書く
賃貸契約申込書の職業欄には「フリーランス」と記載せず、「Webデザイナー」や「システムエンジニア」など具体的な職種を記入しましょう。大家や不動産会社が仕事内容をイメージしやすくなり、信用度向上につながる可能性があります。
また、客先に常駐して仕事をしている場合は、クライアントに在籍確認への協力を依頼することも有効です。
常駐は、一定期間、特定の企業やプロジェクトにコミットしていることを示唆します。これは、仕事に対する責任感や継続性があるという印象を与え、大家や不動産会社にとって安心材料となります。
在籍確認では、事前にクライアントに協力依頼をしておくだけでなく、賃貸契約申込書の備考欄に常駐先の企業名や住所、連絡先を記載しておきましょう。
2.親族または収入が安定した連帯保証人を立てる
賃貸契約の連帯保証人は、親族や安定した収入のある友人に依頼するのが良いでしょう。連帯保証人は借主の家賃滞納時に未納分を肩代わりする責任があります。そのため、以下の要件を満たす人物に連帯保証人になってもらうことで、大家や不動産会社は貸し倒れのリスクを軽減でき、入居審査が通りやすくなるのです。
- 借主と連絡を取りやすい
- 保証意思がある
- 十分な支払い能力を持っている
連帯保証人を用意できない場合は家賃保証会社を使う
連帯保証人を頼める人がいない場合、家賃保証会社の利用が有効な代替手段となります。家賃保証会社に保証料を支払うと、家賃保証会社が保証人となるサービスです。
保証料は家賃保証会社によって違います。相場としては以下のとおりです。
- 初年度は家賃の0.5~1ヶ月分程度
- 2年目以降は1~2万円程度
- 月額保証料型の場合は初年度は家賃の0.5ヶ月分、以降は家賃の1~2%
- 月額保証料型の場合、1~2年ごとに年間更新料が別途必要
ただし、家賃保証会社も契約前に独自の調査を行っており、収入によっては審査に通らないこともあります。
3.家賃が手取り月収の20~25%程度の物件を選ぶ
賃貸を選ぶ際は、一般的に手取り月収の30%以下の家賃の物件を選ぶのが良いといわれていますが、フリーランスは少し抑えた20〜25%程度で検討すると良いでしょう。
入居審査では、手取り月収に対する家賃の割合を確認し、借主が毎月確実に家賃を支払えるかどうかを判断します。したがって、収入に対して無理なく支払い続けられる範囲内の家賃であると判断されれば、審査に通りやすくなります。
4.フリーランス向けの不動産会社を利用する
フリーランスの賃貸契約審査を成功させるコツは、フリーランス向けの物件を扱う不動産会社を選ぶことです。近年、フリーランスに理解のある大家の物件を多く取り扱う不動産会社が増えています。
こうした不動産会社は、「フリーランス向け不動産会社」といったキーワードでWeb検索することで見つけられます。また、フリーランス向けの物件探しアプリでも探せるでしょう。
5.預金残高を証明する
フリーランスが賃貸契約の審査を通過する方法として、十分な預金残高があることを証明するのも有効です。フリーランスは家賃の継続的な支払いに不安を持たれやすいですが、まとまった貯蓄があることを示せば、家賃滞納のリスクが少ないと判断される可能性があります。
通帳のコピーを用意し、十分な残高があることを証明すると良いでしょう。
6.身だしなみを整えて行く
不動産会社を訪問するときは、身だしなみやマナーに注意しましょう。入居審査では、トラブルを起こす可能性がないかを見極めるため、借主の人柄も重要な判断基準となります。
訪問時に意識すべき点は以下の通りです。
- 清潔感のある身だしなみを保つ
- 時間を厳守する
- 丁寧な言葉遣いと態度で接する
外見や所作、時間管理能力があるかなど、細かな点もチェックされていると考え行動しましょう。
フリーランスが賃貸契約審査に通過する方法については、以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。
フリーランスの引っ越し手続きガイド!入居審査通過のポイントも紹介
フリーランスの入居審査時の収入を証明する書類
賃貸物件の入居審査では、収入を証明する書類が求められます。会社員の場合は、勤務先が発行する「源泉徴収票」や「給与支払証明書」が一般的です。一方、フリーランスの方は、これらの書類を入手できないため、異なる書類で収入を証明することになります。
フリーランスの入居審査で求められる収入証明書類とその記載内容の例は以下が挙げられます。
- 確定申告書の控え:収入・所得・納税額など
- 住民税課税証明書:住民税額・所得金額
- 納税証明書:所得税・法人税・消費税の納税額など
- 課税証明書:前年の所得・住民税額・扶養状況など
- 所得証明書:前年の所得額
確定申告の控えは、申請しなくても確定申告後に無料で手に入れられます(※)。
ただし、ほかの書類は発行手続きが必要で、有料です。各書類の取得方法には、自治体の窓口で発行をしてもらう、自宅への郵送手続きをする、マイナンバーカードとコンビニのマルチコピー機を使い取得するなどがあります。
費用は市区町村によって異なるため、税務署や役場といった発行場所の公式サイトを確認するか、問い合わせるのが確実です。
※控えをなくした場合には、確定申告を行った税務署に300円/通で再発行依頼をかける必要あり
賃貸契約の審査に落ちてしまったときの対処法
賃貸契約の審査に落ちてしまった場合でも、すぐに賃貸物件への引っ越しを諦める必要はありません。以下で紹介する対処法を検討してみましょう。
シェアハウスを検討する
賃貸契約の審査に通過できない場合には、シェアハウスが有力な代替案となります。シェアハウスは一般の賃貸物件と比較して審査基準がゆるめで、フリーランスでも入居しやすい傾向があるからです。
また、家賃が低めに設定されていることが多いため、収入と家賃のバランスを考慮した結果、審査に通過しやすいという面もあるでしょう。
家族に代理契約をしてもらう
審査に通過できない場合の別の選択肢として、安定した収入がある家族に代理で契約してもらう方法があります。つまり、実際の契約者と入居者が異なるのです。
代理契約の際は、契約者と入居者が異なることを事前に不動産に伝えておかなくてはなりません。後から発覚した場合は契約違反となり、違約金や契約解除となるおそれがあるため、注意しましょう。
※本記事は2025年11月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。



