ITエンジニアも資格を取得しよう!おすすめの資格30選を紹介

ITエンジニアを目指す方やエンジニアとしてスキルアップしたい方の中には、資格取得に挑戦しようか迷っている方もいるでしょう。しかし、エンジニア向けの資格には非常に多くの種類があり、自分に合った資格を選ぶ必要があります。

今回は、ITエンジニアにおすすめの30種類の資格を、国家資格や民間資格、言語や分野に分けて紹介します。資格の選び方も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

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ITエンジニアに資格は必要?

ITエンジニアになるために、資格は必ずしも必要ではありませんが、資格を取得することには多くのメリットがあります。特に、未経験からエンジニアを目指す場合は、まずは資格取得に挑戦してみることがおすすめです。

例えば、資格を取得することで、自身のスキルや知識を客観的に証明できたり、資格取得に向けて勉強することで、必要な知識を効率よく身につけたりできるのもメリットといえます。

以下では具体的にどのようなメリットがあるのかについて詳しく解説します。

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ITエンジニアが資格を取得するメリット

ここでは、ITエンジニアが資格を取得する3つのメリットについて見ていきましょう。

自身のスキルを客観的に証明できる

前述の通り、資格を取得することで、自身のスキルを客観的に証明できるようになります。

プログラミングのスキルなどは可視化しにくいものではありますが、たとえば、Pythonを扱った経験があることをアピールする場合、Pythonエンジニア認定試験に合格していることを説明できれば、Pythonを扱う知識やスキルを有していることを証明できます。

資格試験が求める一定のレベルに到達していることを効果的にアピールできるため、転職や案件獲得時に有利になるでしょう。

単価アップにつながる

資格を取得することで、案件の単価アップにつながる可能性もあります。

フリーランスのエンジニアとして独立する場合は、資格を取得していることをアピールすることで、単価アップの交渉に成功する可能性も期待できるでしょう。

また。一定の資格を取得した従業員に対して資格手当や合格報奨金などを支給している企業も存在します。資格取得を昇進の条件の1つにしているケースも少なくありません。

知識やスキルを効率的に身につけられる

資格取得に向けて勉強することで、知識やスキルを効率的に身につけられます。

たとえば、「プロジェクトマネージャーになりたい」と思っても、具体的にどのようなスキルを身につけるべきかはわからないでしょう。闇雲に勉強を進めた結果、遠回りしてしまう可能性も高いです。一方、「プロジェクトマネージャ試験に合格する」という目標を立てて勉強を進めることで、プロジェクトマネージャーとして活躍するために必要な知識やスキルを自然に身につけられます。

試験の合否にかかわらず、試験勉強を通じて習得した知識やスキルは確実に自分のものになります。

未経験からITエンジニアを目指す方や別の職種に挑戦したい方は、まずは関連する資格の取得を目標に掲げてみてはいかがでしょうか。

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ITエンジニアにおすすめの国家資格5選

ITエンジニアの資格には、大きく分けて国家資格と民間資格の2つがあります。

まずは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している国家資格の中でも、ITエンジニア全般におすすめの資格を5つ紹介します。

1.ITパスポート試験

ITパスポート試験は、ITに関する基本的な知識が問われる、入門編の資格です。

ITを活用するために必要な前提知識を網羅的に身につけられます。CBT方式の試験が全国各地で随時実施されているため、気軽に受験できるのも魅力です。

IT業界未経験からエンジニアを目指す方は、まずはITパスポート試験に挑戦してみるとよいでしょう。

参考:ITパスポート試験

2.基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアが身につけるべきITの基礎知識が問われる資格です。IT業界の登竜門とも呼ばれています。ITパスポートよりも若干難易度が高く、ITエンジニアに必要な基礎知識を持っていることを証明できる資格です。

ITエンジニアになったばかりの方や、これからエンジニアを目指す方に適しています。

参考:基本情報技術者試験

3.応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験よりワンランクレベルが高い資格です。ITエンジニアとしてある程度の実務経験を持つ方を対象としており、高度なIT人材を目指してスキルアップしたい方に適しています。

ITに関する専門知識はもちろん、論理的思考力も問われます。

難易度が高いため、未経験の方はまずはITパスポートや基本情報技術者試験から挑戦するとよいでしょう。

参考:応用情報技術者試験

4.システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、システム開発における上流工程を担当するために必要な知識やスキルが問われる資格です。IPAが実施する情報処理技術者試験のうち、難易度が高いレベル4に分類されます。

クライアントのニーズに適したシステムの設計やシステム開発を主導するスキルを身につけたい方は、挑戦してみるのがおすすめです。

参考:システムアーキテクト試験

5.ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験は、ITサービスの立案や設計、運用、改善など、一連の工程を主導するマネジメントスキルが問われる資格です。IPAの基準における難易度はレベル4であり、取得は簡単ではありません。

資格を取得することで、クライアントのニーズを踏まえたITサービスを設計・改善できる人材であることを証明できます。マネジメントスキルのアピールにもつながるため、管理職を目指している方におすすめです。

参考:ITサービスマネージャ試験

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ITエンジニアにおすすめの民間資格6選

続いて、民間団体や製品を開発・販売しているベンダーが実施している民間資格のうち、おすすめの資格を6つを紹介します。

特定の製品を扱う知識やスキルをアピールしたい方は、下記の資格に挑戦してみましょう。

1.マイクロソフト認定資格(MCP)

マイクロソフト認定資格(MCP)は、マイクロソフトが実施しているベンダー資格です。マイクロソフト製品を扱うための知識やスキルが問われます。

世界共通のプログラムであるため、グローバルに通用するのが魅力です。

試験は難易度や製品、役割などに応じて分けられており、所定の単一あるいは複数の試験に合格することで資格を取得できます。自分に必要なプログラムを選んで受験できるのもメリットです。

参考:マイクロソフト認定資格(MCP)

2.ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、日本オラクル社が実施しているベンダー資格です。Oracle Databaseを扱うための知識やスキルが問われます。データベースの管理や運用に携わりたい方におすすめです。

難易度ごとに4つのレベルに分けられており、順番に挑戦することでスキルアップできます。

資格の基準は世界共通であるため、海外進出を視野に入れているエンジニアにも適しています。

参考:オラクル認定資格制度

3.Cisco技術者認定

Cisco技術者認定は、Cisco製品を扱うための知識やスキルを認定するベンダー資格です。

セキュリティ、サービスプロバイダー、エンタープライズなどの技術別の分類ごとに、エントリー級、アソシエイト級、プロフェッショナル級、エキスパート級の四段階でレベルが分かれており、エキスパート級であるCCIEは、ネットワークエンジニアに関する資格の中でも難易度が高い資格として有名です。

Cisco製品を扱うことが多い方や、インフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指している方に適しています。

参考:シスコ認定CISCO技術者認定

4.Linux技術者認定試験(LinuC)

Linux技術者認定試験(LinuC)は、システム設計や構築から運用管理まで幅広い技術領域をカバーしている資格試験です。Linuxを扱う知識やスキルだけではなく、クラウド・DX時代のエンジニアに必要な知識を網羅的に証明できます。

難易度別に4つに分かれているため、順番に挑戦してステップアップを目指せるでしょう。

参考:LinuC

5.AWS認定

AWS認定は、Amazonが提供するクラウドプラットフォームであるAWSに関する知識やスキルが問われるベンダー資格です。

4段階のレベルに10種類の試験が設定されており、それらを自分の目指す役職、役割に合わせて3~5種類組み合わせて受験することができます。

AWSを実務で扱う場合は、アソシエイト以上の資格取得を目指すのがおすすめです。

参考:AWS認定

6.Google Cloud認定資格

Google Cloud認定資格は、Google Cloudを扱うための知識や、Google Cloudを使ってシステムを設計・開発するために求められる応用スキルが問われるベンダー資格です。

難易度別に3つのレベルに分けられています。

資格取得に向けて学習することで、Google Cloudを使った開発に役立つ知識やスキルを習得できるのが魅力です。

参考:Google Cloud認定資格

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【言語別】ITエンジニアにおすすめの資格7選

ITエンジニアとして活躍するためには、さまざまなプログラミング言語をマスターする必要があります。

ここでは、言語別のおすすめ資格を7つ紹介します。

1.Pythonエンジニア認定試験

Pythonは多くの開発の現場で用いられる、汎用的なプログラミング言語です。Pythonエンジニア認定試験は、Pythonの専門知識を評価する資格試験です。以下の3つに分かれています。

  • Python 3 エンジニア認定基礎試験:基礎知識が問われる
  • Python 3 エンジニア認定データ分析試験:Pythonによるデータ分析のスキルが問われる
  • Python 3 エンジニア認定実践試験:より実践的な知識が問われる

資格を取得を通じて知識を獲得することで、実務にも役立つでしょう。

参考:Pythonエンジニア認定試験

関連記事:Pythonとは?特徴やできること・活用事例などを解説!

2.PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、プログラミング言語であるPHPのスキルを客観的に証明できる資格です。

PHPは、Web開発やアプリ開発、ゲーム開発などで使用されています。PHPエンジニアを目指す方は、資格取得に挑戦してみるとよいでしょう。

難易度別に初級と準上級・上級の2種類があり、準上級・上級試験では70%以上の正解で上級試験合格、50%以上70%未満で準上級試験合格となります。また、85%以上の得点で合格した場合、最上級資格であるPHP技術者認定ウィザードの呼称を名乗ることが許されます。まずは初級から挑戦するのがおすすめです。

参考:PHP技術者認定試験

関連記事:PHPとは?メリット・デメリットや記述ルールをわかりやすく解説

3.Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、プログラミング言語Rubyに関する専門資格です。

Rubyは日本人が開発した国産のプログラミング言語であり、初心者でも比較的簡単に扱えるわかりやすい言語として知られています。そのわかりやすさから、国内外問わず幅広いシステム開発に用いられています。

難易度別にSilverとGoldの2種類があり、初心者はSilver、実務経験者はGoldを受験するのがおすすめです。

参考:Ruby技術者認定試験

関連記事:Rubyとは?メリットやできること、将来性を分かりやすく解説

4.C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語に特化した資格試験です。難易度ごとに1〜3級に分かれています。

C言語は汎用性が高く、オペレーティングシステムや組み込みシステムなど多くの開発に使用されています。また、様々なプログラミング言語の基礎となる言語であるのも特徴です。C言語プログラミング能力認定試験を取得してC言語をマスターすることで、ほかのプログラミング言語も習得しやすくなるでしょう。

参考:C言語プログラミング能力認定試験

関連記事:C言語とは|特徴やC++やC#との違いを分かりやすく解説

5.Java™プログラミング能力認定

Java™プログラミング能力認定は、Javaに関する基本知識が問われる資格です。上記のC言語プログラミング能力認定試験と運営元が同じで、同様に1~3級に分かれており、オブジェクト指向に基づいて、アプリケーションプログラムやアプレットを作成するために必要な能力が求められます。

JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語であり、Googleが開発に用いている言語としても知られています。ITエンジニアとして活躍するために必要なプログラミング言語を網羅したい方は、Java™プログラミング能力認定に挑戦してみるのがおすすめです。

参考:Java™プログラミング能力認定

関連記事:Javaとは?特徴や学習方法などをわかりやすく解説

6.Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaに関する、業界標準に準拠した高度なスキルを証明できる資格試験です。Java未経験者向けのBronzeと、基本知識を有している方向けのSilver、中上級者向けのGoldに分かれています。

知名度が高い公式ベンダー資格であるため、この資格を取得しておけばJavaプログラマとしての就職活動時に高い評価につながりやすいです。Javaのスキルアップの際に、もし一つに絞って勉強するのであれば、Oracle認定Javaプログラマがおすすめです。

参考:Java SE 11 認定資格

7.Unity認定試験

Unity認定試験は、Unityに関するスキルを証明できる試験です。難易度別に3段階、さらにそれぞれの難易度に、目的別で2~3種類の資格があり、ゲーム制作やVR開発を目指している方に適しています。

Unityは、主にパソコンやゲーム機、スマートフォン向けのゲーム制作に用いられているプログラミング言語です。個人であれば無料で利用できます。初心者でも扱いやすく、簡単なゲームであればマウス操作だけでも制作できるのがポイントです。

参考:Unity認定試験

関連記事:Unityとは?言語の特徴や将来性、活用事例について解説

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【分野別】ITエンジニアにおすすめの資格12選

ここでは、分野別におすすめの資格を12個紹介します。

1.【マネジメント】プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、スケジュール管理や予算管理など、プロジェクトマネージャーとして必要な知識やスキルが問われる資格です。IPAが実施する国家資格であり、レベル4に相当する難易度の高い資格です。

プロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指す方に適しています。

参考:プロジェクトマネージャ試験

2.【マネジメント】PMP®試験

PMP®試験は、プロジェクトマネジメント協会PMIの日本支部が実施する資格です。「PMBOKガイド」に基づいて認定され、プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルを有していることを証明できます。

世界的にも知名度が高いため、グローバルに活躍したい方におすすめです。

なお、受験資格として実務経験が求められる点に注意しましょう。

参考:PMP®資格について

3.【戦略】ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、ITを活用した経営戦略を策定したり、システム開発を統括したりする際に必要なスキルが問われる資格です。IPAが実施する国家資格であり、難易度はレベル4に該当します。

戦略策定から携わりたい方やITコンサルタントを目指す方におすすめです。

参考:ITストラテジスト試験

4.【インフラ】ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークエンジニアとして活躍したい方向けの国家資格です。ネットワークシステムの企画や要件定義、開発、運用保守などを行うためのスキルが問われます。

難易度はレベル4であり、ネットワークスペシャリストとして専門的な知識やスキルを証明したい方におすすめです。

参考:ネットワークスペシャリスト試験

5.【インフラ】データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、データベースの企画や開発、運用に関する知識やスキルを証明できる国家資格です。サイバーセキュリティ対策に配慮したデータベースの管理方法や、開発を主導するためのマネジメントスキルなどが問われます。

難易度はレベル4であり、データベースエンジニアとしてスキルアップを目指す方におすすめです。

参考:データベーススペシャリスト

6.【セキュリティ】情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、情報処理安全確保支援士に必要な知識を問う資格です。IPAが実施しており、レベル4に分類されます。

情報処理安全確保支援士は、セキュリティ面からITシステムの開発や運用をサポートする職種です。サイバーセキュリティに関するルールを策定したり、トラブルに対応したりします。

ITシステムを安全に利用できるようサポートできるプロフェッショナルになりたい方は、情報処理安全確保支援士試験に挑戦してみるとよいでしょう。

参考:情報処理安全確保支援士試験

7.【セキュリティ】情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画や運用、評価や改善などを行い、サイバーセキュリティのリスクを防ぐためのスキルを認定する試験です。IPAが実施しており、難易度はレベル2に分類されます。

セキュリティエンジニアを志す方はもちろん、情報管理を担当する幅広いエンジニアにおすすめです。

参考:情報セキュリティマネジメント試験

8.【セキュリティ】システム監査技術者試験

システム監査技術者試験は、ITシステムにおけるさまざまなリスクを分析し、対処するために必要な知識を証明できる資格です。国家資格であり、情報システムや組込みシステムを監査するエンジニアとして活躍したい方に適しています。

資格取得に向けて勉強することで、正しいリスク分析の手法や改善提案を行うために必要な実践能力などを身につけられるでしょう。

参考:システム監査技術者試験

9.【開発】エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組込みシステムの開発に必要な知識やスキルが問われる国家資格です。

IoTが注目される中、ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせたシステムを企画・開発できるエンジニアは重宝されます。IoTの開発に携わりたい方や組込みエンジニアを志す方におすすめの資格です。

参考:エンベデッドシステムスペシャリスト試験

10.【デザイン】Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、マークアップスキルを証明する資格です。W3Cに完全準拠しており、Web制作に携わる方に適しています。

出題される問題はWindowsとmacOSに対応しており、マルチブラウザにも対応しています。資格取得に向けて学習することで、幅広い閲覧環境に対応できるWebサイトの制作スキルを身につけられるでしょう。

参考:Webクリエイター能力認定試験

11.【デザイン】HTML5プロフェッショナル認定

HTML5プロフェッショナル認定は、HTML5やCSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識を証明する資格です。基礎的な知識が問われるレベル1と、Webアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計能力が問われるレベル2に分かれています。

Webコンテンツの制作に関する知識やスキルが網羅的に問われ、フロントエンドに関する専門性を高めたい方におすすめです。

参考:HTML5プロフェッショナル認定

12.【AI】G検定

G検定は、ディープラーニングの基礎知識やビジネスに活用する能力を証明できる資格です。具体的には、AIに関する基礎知識や機械学習の具体的手法、ディープラーニングの手法やビジネスに活用する方法などが問われます。

AIを活用したシステムが注目されている昨今、AIを扱えるエンジニアの需要も高まっています。AI分野に関する幅広い知識を身につけ、AIエンジニアとして活躍したい方におすすめです。

参考:G検定とは

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ITエンジニアが自分に合った資格を選ぶポイント

最後に、ITエンジニアが自分に合った資格を選ぶための3つのポイントを解説します。

国家資格か民間資格か

ITエンジニア向けの資格は、大きく国家資格と民間資格の2つに分けられます。

国家資格は、主にIPAが主催する資格です。国内での知名度や信頼性が高く、民間資格に比べると受験料が安い傾向にあります。有効期限がないため、更新の必要もありません。
※ただし、情報処理安全確保支援士はIPA主催の資格ですが、国家資格ではなく国家試験であるため、更新が必要になります。

民間資格は、民間団体やベンダーが運営している資格です。多くの種類があり、CBT方式で常時開催されているものも多いため、気軽に挑戦できます。特定の製品を扱う知識やスキルを証明したい場合は、民間資格の中でもベンダーが運営している資格を選ぶのがおすすめです。実務にも活かしやすいでしょう。

自分のレベルに合った難易度か

自分のレベルに合った難易度の資格を選ぶことも大切です。

ITエンジニア向けの資格には、初心者向けのものから難易度の高いものまで多くの種類があります。自分のレベルに合わない資格に挑戦してしまうと、挫折してしまう可能性が高いです。

まずは自分のレベルと同等、あるいは少し上の資格から挑戦し、徐々にレベルの高い資格に挑戦しましょう。

資格の難易度を把握するためには、IPAが公表しているITスキル標準(ITSS)を参照するのがおすすめです。初心者の方はレベル1や2の資格から挑戦するとよいでしょう。

参考:ITスキル標準(ITSS) | デジタル人材の育成 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

理想のキャリアに役立つか

自分が理想とするキャリアに役立つ資格を選ぶこともポイントです。

資格の中には、ネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験のように、特定の職種に特化したものも存在します。たとえば、将来マネジメント業務に挑戦したい場合は、プロジェクトマネージャ試験やPMP®試験を受験するのがおすすめです。

資格に挑戦する前に自身のキャリアプランを明確にし、将来目指す職種に関連する資格から優先的に挑戦しましょう。

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エンジニアの資格に関するよくある質問

ここでは、エンジニアの資格に関するよくある質問に答えていきます。

Q. ベンダーニュートラル資格を取得すると、どのようなメリットがありますか?

ベンダーニュートラル資格を取得することで、実務に活かしやすい、会社に技術や知識がある人と認められる、就職や転職に有利になる等のメリットがあります。

Q. LinuCレベル1の試験ではどのような知識を問われますか?

Linuxシステムの構築・運用・保守の基礎操作、Linuxディストリビューションの知識、ネットワークやセキュリティの基本設定等の知識が問われます。

Q. ITIL Foundationを取得することで、どのようなスキルや知識を身につけられますか?

ITIL Foundationを取得することで、ITサービスマネジメントの基本的な概念やITILフレームワークの理解、サービス戦略等に関する知識を身につけることができます。

Q. CCNAやCCNPの試験を受ける場合、受験料はいくらですか?

CCNAの受験料は42,900円(税込)、CCNPの受験料は100,100円(税込)です。

Q. セキュリティエンジニア向けの民間資格にはどのようなものがありますか?

セキュリティエンジニア向けの民間資格にはシスコ技術者認定、(ISC)²資格、CEH、AWS認定セキュリティ専門知識試験等があります。

※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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