フリーランスの営業代行とは?仕事内容や必要なスキル、案件獲得方法を解説

フリーランスの営業代行とは、独立して企業や組織から営業活動を請け負う個人、またはその働き方のことです。会社に属さない立ち位置で、クライアントの営業活動を代行します。

この記事では、フリーランスの営業代行の概要を解説します。業務内容や報酬体系の種類、年収相場、必要なスキルなども網羅しているので、独立を目指している方はぜひ参考にしてください。案件の獲得方法や高収入を得るコツ、フリーランスならではの注意点なども解説します。

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記事の監修者

泉澤 匡寛

レバテック代表執行役社長

同志社大学を卒業後、レバテックキャリアにてITエンジニアの採用支援、キャリア支援に従事。

IT人材不足に大きな課題感を持ち、新規事業の責任者としてIT特化型就職支援サービス「レバテックルーキー」や、プログラミングスクール「レバテックカレッジ」など、IT人材を増やす事業を開発。

2021年よりレバテック ITリクルーティング事業部部長として、事業戦略立案、採用、業務最適化など、レバテック複数ブランドの成長を多方面から牽引。

2025年4月にレバテック執行役社長に就任。

会社概要

フリーランスの営業代行の概要

フリーランスの営業代行とは、企業や組織から営業活動を請け負うフリーランス・個人事業主のこと、またはその働き方を指します

人手不足の解消やノウハウ不足を補う目的で、営業活動をアウトソーシングする企業が増えています。フリーランスの営業代行は、こうした企業と契約を締結して営業活動を行い、成果に応じて報酬を得る仕組みです。

あくまでも業務委託契約にもとづいて活動するため、クライアント企業の社員として雇用されるわけではありません。会社組織に縛られない独立した立ち位置で活動できます。

自身の営業スキルを活かして、場所に縛られずに働きたいと考えている方にとって、魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

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フリーランス営業職の種類

フリーランスの営業職は、関わり方や契約の形態によって大きく次の2種類に分類されます。

  • クライアント企業の営業代行
  • 販売代理店として営業・販売

以下で詳細を解説します。

クライアント企業の営業代行

企業に代わって商品やサービスの営業活動を担うのが営業代行です。

アポイントの獲得や商談、契約のクロージングなど、クライアント企業が課題としている特定の営業プロセスを代行します。営業の全工程を担うケースもあれば、特定プロセスのみを代行する場合もあります。

クライアント企業が抱える課題に寄り添い、自身が得意とする営業力で解決へと導きたい方におすすめの働き方です。

販売代理店として営業・販売

メーカーや事業者と代理店契約を結び、自身の会社名や屋号名を使って商品やサービスを営業・販売するスタイルです

販売代理店には、紹介代理店・再販代理店・OEMの3つの種類があります。

  • 紹介代理店:商材の紹介や見込み顧客の送客のみを担当し、最終的な商談や契約締結はメーカーが行う
  • 再販代理店:製造者から商材を仕入れ、自らの責任で契約から販売、サポートまで行う
  • OEM:メーカーの商材を自社のブランド名や商品名に変更し自社商品として販売する

いずれも自らの裁量で営業戦略を立て、自由に活動できるのが魅力ですが、形態によっては在庫を抱えるリスクとも隣り合わせです。

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フリーランス営業代行の具体的な仕事内容

フリーランスの営業代行が担う仕事内容は、案件や契約形態によって多岐にわたります。

  • 顧客のリスト作成
  • 電話によるアポイントの獲得(テレアポ)
  • 対面またはオンラインによる営業
  • 商談・契約のクロージング(成約)
  • 既存顧客のフォローアップ
  • 営業戦略の立案や改善提案(コンサルティング)

以下、それぞれ詳細を解説していきます。

顧客のリスト作成

営業活動のベースとなるターゲット層を抽出し、アプローチ用の顧客リストを作成する業務です。

クライアントの商材に合わせて地域や年代、事業規模などターゲットの属性を絞り込み、購入確率の高いアプローチ先を選定します。

営業活動全体の成果を左右する重要な工程であり、市場分析やリサーチのスキルが欠かせない業務です

電話によるアポイントの獲得(テレアポ)

作成された顧客リストに基づいて電話をかけ、商談の約束を獲得する業務です。ターゲット層へダイレクトにアプローチして短期間で商談の機会を作れるため、多くの企業で導入されています。

架電数やアポイント獲得率などの成果が数値として明確に現れやすく、商材の魅力を伝えるトークスキルや相手の反応に合わせた臨機応変な対応力が求められます。案件の需要が高く、初心者でも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。

対面またはオンラインによる営業

アポイントが取れた顧客に対して直接訪問やオンライン会議ツールを用いて商談を行い、商品やサービスの提案を行う業務です。従来から行われている対面での営業に加え、近年はWeb会議システムを活用した非対面営業の需要も高まっています。

顧客の悩みや課題を聞き出すヒアリング力や商材の価値を分かりやすく伝えるトークスキル、最適なプランを提示する提案力など総合的な営業スキルが求められます

自分の提案によって顧客の課題を解決し、商談を成約へ導けた際に大きなやりがいを感じられる業務です。

商談・契約のクロージング(成約)

商談を通じて見込み顧客の最終的な決断を後押しし、契約締結までを完了させる業務です。営業活動全体の成果を決定づける大切なプロセスであり、高い交渉力や説得力が求められます。

導入を迷っている顧客の不安を丁寧に払拭し、契約へと導く難易度の高さから、成約に特化した案件や成約までを担う業務は報酬が高く設定される傾向にあります

実力次第で大きな成果報酬を得られるため、これまでに培った営業スキルを発揮して高収入を目指したい方に適した業務といえるでしょう。

既存顧客のフォローアップ

すでに商品やサービスを導入している顧客に対し、定期的な連絡やアフターフォローを行う業務です。

新規顧客の開拓だけでなく、既存顧客との関係性を良好に維持することもクライアントにとって重要です。顧客の課題や利用状況を把握して手厚くサポートすることで満足度を高め、解約防止やリピート率の向上へつなげられるからです。

また、顧客へのヒアリングを通じて得られる意見や要望は、商材の改善や新たな商品開発に活かされるケースもあります。

顧客の状況を的確に把握するヒアリング力や、信頼関係を維持するための細やかな気配り、丁寧なコミュニケーション能力が求められます

営業戦略の立案や改善提案(コンサルティング)

クライアントの営業活動における課題を分析し、売上を伸ばすための戦略立案や業務プロセスの改善を提案するコンサルティング業務も重要な仕事です。現場での実務代行にとどまらず、売れる仕組み作りから支援する案件も数多く存在します。

市場動向や競合の状況、過去の営業データなどを多角的に分析し、売り上げの成果が出ない原因を特定して効果的な施策を導き出します。このため、基本的な営業スキルに加え、経営的な視点から課題を見抜く分析力や課題解決力なども必要です

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営業代行フリーランスの報酬体系3種

営業代行の報酬体系には、主に以下の3つがあります。

  • 固定報酬型
  • 成果報酬型
  • 複合報酬型

それぞれの特徴を理解し、自分に合った案件を選びましょう。

1.固定報酬型

固定報酬型は、営業の成果に関わらず毎月一定の金額が支払われる契約形態です。

テレアポの架電数や商談数など、あらかじめ決められた作業量や稼働時間に応じて報酬が設定されるケースが多く、収入を安定させやすい点がメリットです。独立して間もないタイミングをはじめとして、まずは固定収入を確保したい方に向いているでしょう。

ただし、どれだけ大きな成果を上げても報酬額は変わらない点には注意が必要です。自分の実績次第で大幅な収入アップを目指したい方には物足りないと感じるかもしれません。

2.成果報酬型

成果報酬型は、達成した成果に応じて報酬が支払われる仕組みです。

たとえば、「アポイント1件獲得ごとに〇〇円」「成約1件ごとに〇〇%」のように報酬が設定されます。自分の実力次第で収入を大きく伸ばせるため、高い営業スキルを持つ人にとって非常に魅力的な選択肢です

また、成果が出なければ費用が発生しない仕組みは、企業側にとってもリスクを抑えやすいという利点があります。このため、商材の原価が低く利益率が高い企業や、新規事業の立ち上げ期などでよく用いられます。

3.複合報酬型

複合報酬型は、固定報酬と成果報酬を組み合わせたハイブリッドな報酬体系です。

「月額+成果報酬」という形で、最低限の安定した収入を確保しつつ、成果に応じてさらなる高収入を目指せます。実績に関わらず固定の収入が見込めるため、リスクヘッジをとっておきたい方に向いています

固定報酬型と成果報酬型の両方の利点を兼ね備えた形であり、高収入かつ安定を目指したい方におすすめです。

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フリーランスの営業代行の年収

営業代行フリーランスの年収相場は、一般的に300万~500万円程度です。

ただし、営業代行の種類や料金体系、受注案件数などによっても収入は異なります。たとえば、成果報酬型の契約で高い実績を上げれば、年収1,000万円を超えるケースもあるでしょう。

スキルや実績、稼働量次第で収入を大きく上げることができる点は、フリーランスの営業代行の魅力といえます

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営業代行フリーランスになるメリット

営業代行のフリーランスとして働く主なメリットは、以下の3つです。

営業代行フリーランスになるメリット

順に見ていきましょう。

高収入を目指せる

フリーランスの営業代行になれば、会社員時代よりも高い収入を得られる可能性があります。会社員と違い、フリーランスは収入に上限がなく、スキルや成果次第では自分の実績が直接収入に反映されるためです

たとえば、成果報酬型の案件で高い成果を出したり、複数の案件を同時にこなしたりすることで、より高い収入を狙うことが可能です。

努力と成果がそのまま収入に反映されるので、モチベーションを維持して働けるでしょう。

自由な働き方ができる

働く場所や時間を自分でコントロールしやすく自由な働き方ができることも、フリーランスのメリットです。会社員の営業と比較すると、受注する案件や稼働日、働く場所などを自身の裁量で決められるからです。

自分に合ったスタイルで働けるため、パフォーマンス向上のほか、ワークライフバランスの適正化も期待できるでしょう。

幅広いビジネススキルが身につく

フリーランスとして活動すると、営業スキル以外にも幅広いビジネススキルが身につきます。フリーランスは本業以外にも、案件獲得に向けた営業や経理・税務処理、契約締結など、事業運営に必要な諸手続きをすべて自分で行う必要があるためです

これらの経験は、事業をさらに拡大していく上で役立ちます。また、将来的に再び組織で働くことになった際にも、その経験は大きな強みとなるでしょう。

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営業代行フリーランスのデメリット

フリーランスには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。主なデメリットは以下の3つです。

営業代行フリーランスのデメリット

独立してから後悔しないよう、事前にしっかりと把握しておきましょう。

収入が不安定になる可能性がある

フリーランスは、会社員と比べると収入が不安定になるリスクが高いです。会社員のように毎月決まった固定給の保証がないためです

特に成果報酬型の案件を中心に活動している場合、成果が出なければ報酬が発生しません。このため、月によっては収入が大きく減ってしまうリスクと隣り合わせです。

これらのリスクヘッジとして、常に複数の案件を確保しておく、固定報酬の案件を組み合わせるといった対策が必要でしょう。

スキルアップが欠かせない

市場で求められるフリーランスであり続けるためには、自発的にスキルを磨き続ける努力が欠かせません。フリーランスは、会社員のような研修制度や、上司・同僚など周囲からのフィードバックをもらえる機会がないためです

このため、自ら積極的に新しい営業手法を学んだり、関連知識をインプットしたりして、常に自身の市場価値を高め続けることが求められます。

本業以外の業務も自分で対応しなければならない

フリーランスの場合、営業代行だけに集中していればよいわけではなく、契約書の締結や請求書発行、確定申告といった事務処理にも時間を割かなければなりません。本業に充てられる時間や体力が削られてしまう点は、フリーランスならではの負担といえるでしょう

これらの作業に時間を取られると、本業である営業代行に集中できなくなるおそれがあるため、効率よくタスクをこなすための工夫が求められます。

たとえば、独立直後は案件探しに苦労しやすいため、過去の実績をまとめたポートフォリオの作成や人脈づくりなどの対策を行っておくと良いでしょう。

経理業務や確定申告においては、クラウド会計ソフトを導入して効率化を図ったり、税理士に依頼したりする方法も有効です。

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営業代行フリーランスに必要なスキル

営業代行フリーランスとして成功するためには、さまざまなスキルが求められます。以下、それぞれ解説していきますので、参考にしてください。

営業スキル

営業代行には、総合的な営業スキルが不可欠です。顧客の悩みに耳を傾けて信頼関係を築き、課題解決に向けた提案を行うことが成果に直結するからです

具体的には、顧客の潜在的な課題やニーズを引き出すヒアリング力や、それをもとに顧客へ商材を最適な形で提案するプレゼンテーションスキルなどが該当します。

単に商品を売り込むだけでなく、顧客の課題を解決に導くような提案力の高い営業スキルが求められます。

戦略立案力

営業代行として活躍するためには、営業戦略を立案する力も必要となります。営業の成果を上げるには、市場や競合の動向を分析し、見込み顧客に響くアプローチ手法や効果的な営業プロセスを組み立てる必要があるからです

たとえば、綿密なマーケティングデータをもとにしたターゲット選定や、顧客自身では想定できない斬新な切り口からの提案が求められます。

市場や競合を分析した上で根拠のあるアプローチを展開することが、クライアントからの信頼獲得や案件獲得への近道となるでしょう。

経営力

フリーランスの営業代行として事業を継続するには、経営力も欠かせません。目先の売上だけを追うのではなく、収支や将来を見据えて事業全体を管理する視点が求められるからです。

たとえば、手元に残る利益から逆算して売上目標を設定したり、毎月の収支を把握して資金繰りを管理したりする行動が挙げられます。

日々の案件をこなすことと並行して経営者としての視野を持ち、長期的な計画を立てて事業を安定させていきましょう。

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営業代行フリーランスを始めるための5ステップ

営業代行フリーランスとして独立するための5ステップを解説します。

営業代行フリーランスを始めるための5ステップ

独立後のトラブルを防ぎ、スムーズに案件を獲得するためには、事前の準備を順序立てて進めることが大切です。以下、それぞれ解説していきます。

1. これまでの営業実績や得意分野を整理する

まずは自身の営業実績や得意な分野を整理することが重要です。自分の強みや得意領域を正確に把握しておけば、狙うべき市場を絞り込んで、高い成果を見込める案件を獲得しやすいからです

具体的には、前職で扱った商材や成果が出た手法、得意な業界などを書き出して整理しておきましょう。これらを事前にまとめておくことで、ポートフォリオ作成や商談での自己PRをスムーズに進められます。

2. 当面の生活費や事業資金を確保する

独立初期の収入が不安定な時期に備えて、当面の資金を十分に確保しておきましょう。独立してすぐに希望通りの案件を獲得できるとは限らず、しばらくの間は十分な収入を得られないこともあるからです

また、案件によっては報酬の振込日が「月末締め・翌月末払い(または翌々月払い)」に設定されているケースもあります。このため、業務完了から入金まで1〜2ヶ月ほどのタイムラグが生じることもあります。

確保しておくべき資金としては、生活費と事業の固定費を合わせ半年から1年分程度の貯蓄を用意しておくのが理想です。資金繰りに余裕を持たせておくことで、精神的にも落ち着いて営業活動に専念できます。

3. 税務署へ開業届や青色申告の書類を提出する

事業を開始したら、必要に応じて管轄の税務署へ開業届や青色申告承認申請書を提出しましょう。これらの手続きに法的な義務はありませんが、手続きを行えばさまざまなメリットを得られるからです

開業届を提出すれば、個人事業主として活動することができ、確定申告で青色申告の申請や屋号を使用した銀行口座を開設できます。青色申告の承認を受けると、最大65万円の特別控除を受けられるため、大きな節税効果を得られるでしょう。

提出期限や条件など詳細を知りたい方は、国税庁の各ページをご覧ください。

参考:

個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

青色申告制度|国税庁

4. 国民健康保険や国民年金への移行手続きを行う

会社を退職した後は、社会保険や年金の切り替えをすみやかに行いましょう。会社の社会保険や厚生年金から脱退するため、新たな健康保険や国民年金へ加入し直す必要があるからです

フリーランスが選択できる健康保険には、国民健康保険のほか、前職の健康保険を最長2年間維持する任意継続などがあります。年金については厚生年金から国民年金(第1号被保険者)への切り替え手続きが必要です。

国民健康保険と国民年金への切り替えについては、退職日の翌日から14日以内に手続きが必要です。詳細はお住まいの市区町村役場にご確認ください。

参考:

国民健康保険の加入・脱退について|厚生労働省

任意継続|協会けんぽ

会社を退職したときの国民年金の手続き|日本年金機構

5. 事業用の口座開設や名刺作成を行う

事業を本格的に開始する前に、事業用の銀行口座の開設や名刺の作成などの準備を進めておきましょう。事前にビジネスの土台となる準備を整えておくことで、開業後すぐにスムーズな取引を開始できるからです

事業用の口座を作ってプライベート資金と分けておけば、明細を分ける手間が省け、毎月の会計処理や確定申告の準備を円滑に進められます。

また、名刺を作成しておくことで、挨拶や商談の際に自分の名前や連絡先を正しく知ってもらえます。氏名や連絡先の記載以外にも、自分の強みが伝わる工夫をすれば、相手の記憶にも残りやすくなるでしょう。

名刺に記載する内容やデザインを検討したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

フリーランスも名刺が必要!デザイン相場や肩書き・おしゃれな作り方を解説

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営業代行のフリーランス案件を得る方法7選

フリーランスが安定した収入を得るためには、継続的に案件を獲得し続ける必要があります。ここでは、営業代行の案件を獲得するための具体的な方法を7つ紹介します。

営業代行のフリーランス案件を得る方法7選

それぞれ確認していきましょう。

1. 知人に紹介してもらう

友人や知人からの紹介は、有力な案件獲得方法の一つです。すでに信頼関係が構築されている人からの紹介となるため、取引がスムーズに進みやすい傾向にあります。また、契約後も報酬未払いといったトラブルが発生するリスクも抑えやすいでしょう。

独立する前から、「フリーランスとして営業代行を始める」と周囲に伝えておけば、思わぬところから声がかかるかもしれません。まずは身近な人脈を頼ることで、フリーランスとしての第一歩を踏み出しやすくなります。

フリーランスが案件を探す方法については、以下の記事も参考にしてみてください。

フリーランスの仕事の探し方10選!準備すべきことや継続して案件を穫るコツ

2. SNSやWebサイトで集客する

SNSやWebサイトを活用し、自身のスキルや実績を発信して集客を行うのもおすすめです。X(旧Twitter)や個人のWebサイト・ブログなどで自身の情報を発信すれば、「この人に営業を任せたい」と考える企業や個人から依頼される可能性があるからです

情報発信の際は、スキルや実績をまとめたポートフォリオを掲載しておくと、見込み客が依頼の是非を検討しやすくなります。また、先方がすぐに連絡できるよう、ダイレクトメール機能を開放した上で、メールアドレスも記載しておくと良いでしょう。

3. 企業に直接営業をかける

インターネットでのリサーチや会社員時代に受け取った名刺などから見込み顧客リストを作成し、テレアポやDMでの営業を試みるのも一つの手です。数をこなす必要はありますが、継続することで成果につながりやすい手法といえます。

アプローチの際は自身の実績や得意分野が分かるよう、事業用のWebサイトやポートフォリオのURLを添付しておくと、検討してもらいやすくなるでしょう。

なお、前職の取引先へ営業をかける際は注意が必要です。退職時に交わした誓約により「競業禁止義務」や「秘密保持契約」に抵触するケースがあるため、事前に退職時の誓約内容を必ず確認しておきましょう

4. 以前の職場から業務委託してもらう

以前勤めていた会社から、業務委託として案件をもらうのも有効な手段です。退職時に良好な関係を築けていれば、独立後に案件を任せてもらえる可能性があります

また、自身のスキルや人柄を理解してくれているため、契約内容や業務範囲の交渉もスムーズに進むでしょう。加えて、経験のある業務や分野であるため、実力を発揮しやすいのも利点です。

案件獲得の可能性を広げるためにも、円満な退職を心がけましょう。

5. 交流会やセミナーに参加して人脈を構築する

フリーランスや経営者、同業者などが集まる交流会やセミナーに参加して、人脈を広げておくことも有効です。自分が営業代行として活動していることや強みを周知しておけば、思わぬところから案件の相談や紹介を受ける可能性があるからです

その場で直接案件の獲得につながらなくても、相手やその周囲で営業のリソースが必要になった際に声をかけてもらえるケースもあります。フリーランスは日ごろから地道に多くのつながりを作っておくことが大切です。

6. クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングサイトを利用すれば、インターネット上で手軽に案件を探すことができます。

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい企業や個人と、案件を探すフリーランスをつなぐサービスです。営業代行の募集も豊富に掲載されており、自分のスキルや希望条件に沿って検索し、気になった案件に応募することが可能です

案件の単価はまちまちですが、小規模な案件も多く募集されています。このため、初心者でも参画しやすく、実績や経験を積む場としても役立つでしょう。

7. フリーランス専門のエージェントを活用する

効率的に案件を獲得するなら、フリーランス専門のエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

エージェントに登録すれば、自身のスキルや希望に合った案件を専任の担当者が紹介してくれます。案件獲得のための営業活動や契約交渉を代行してくれるため、メイン業務である営業代行の仕事に集中できるのが大きなメリットです

「案件が途切れないか不安」「好条件の案件をどう探せばいいか分からない」という方には、レバテックフリーランスがおすすめです。

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フリーランスの営業代行として成功するコツ

フリーランスの営業代行として成功するコツとして、以下の3つがあります。

  • 独立の事前準備を着実にしておく
  • 営業力を磨いておく
  • フリーランスで成功するためのポイントを知っておく

独立前にそれぞれ把握しておきましょう。

独立の事前準備を着実にしておく

独立してから慌てないように、会社員のうちから念入りに準備を進めておくことが重要です。フリーランスの営業代行として独立することを決めたのであれば、以下の準備をしておくと良いでしょう。

人脈を広げる

独立後の案件獲得に備えて、会社員のうちから意識的に人脈を広げておきましょう。独立直後は実績や信用が不足しがちなため、あらかじめつながりを作っておけば、ゼロから新規開拓するよりも受注につながりやすいからです

たとえば、社内外の交流会やセミナーに積極的に参加して、さまざまな業界の人と交流を持ちましょう。名刺交換の際に将来独立する旨や自身の強みを伝えておけば、後々案件の相談につながるかもしれません。

フリーランスとして働く人の経験談を聞く

すでに独立して活動しているフリーランスから、実体験を聞いておくと安心です。書籍やインターネット上だけでは収集できない貴重な一次情報を得られ、独立後のリアルな生活をイメージしやすくなるからです

成功談だけでなく、失敗談や苦労した話も聞いておくと良いでしょう。SNSや交流会などを通じて、ロールモデルとなるようなフリーランスを見つけ、コンタクトを取ってみるのもおすすめです。

フリーランスの案件情報を収集しておく

独立前から、どのような案件があるのかをある程度把握しておくことも欠かせません。市場の募集状況を確認することで、自分のスキルや経験にどのくらいの価値があるのか、単価の相場はどのくらいなのかを掴むことができるからです

フリーランス専門のエージェントに登録して情報収集したり、クラウドソーシングサイトを眺めたりするだけでも、求められているスキルや報酬の目安が分かるでしょう。

これらは、独立後の営業戦略を立てる上で重要な情報源となります。

営業力を磨いておく

フリーランスとして活躍し続けるためには、営業職としてのスキルを磨き続ける必要があります。「営業経験があるから大丈夫」と慢心せず、以下のステップに沿ってスキルや知識のアップデートを意識しましょう。

独立前に営業職のノウハウを身につけておく

まずは会社員のうちに、営業に関する体系的なノウハウをしっかりと身につけておきましょう。フリーランスになると、会社員のように手厚い研修や上司からのフィードバックを受ける機会がなくなり、我流になりやすいからです

たとえば、営業戦略の立て方や顧客の管理、クロージングの技術などを書籍やセミナーで学び、実務で検証しておくと良いでしょう。理論に基づいたノウハウを習得しておけば、どんな商材でも安定して成果を出しやすくなります。

自己分析をして自分の強みを把握しておく

あらかじめ自己分析を行い、自身の強みや得意分野を明確にしておくことが大切です。自身の武器を理解していればアピールポイントが明確になり、競合と差別化して案件を獲得しやすくなるからです

これまでのキャリアを振り返り、「どのような業界で実績を上げたか」「どんな営業スタイルが得意か」などを整理しておきましょう。強みが明確であればクライアントへの提案に説得力が生まれ、受注率を引き上げることができます。

ニーズが期待できる業界知識を身につけておく

今後成長が見込まれる業界や、営業代行のニーズが高い業界の知識を身につけておくと有利です。専門的な知見に基づいた提案ができれば、クライアントから「話が早い」「信頼できる」と評価され、高単価の案件を獲得しやすくなるからです

ターゲットとなる業界の構造や専門用語を把握し、即戦力として価値を提供できるよう準備しておきましょう。

営業支援ツールの使い方を習得する

SFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)といった営業支援ツールの知識を身につけておくこともおすすめです。近年は多くの企業が営業活動の効率化を進めており、これらのツールを使いこなせる人材の需要が高まっているからです

ツールの運用経験があれば、単なる営業代行にとどまらず「業務プロセス全体の効率化」まで図れます。実践的なスキルを提示できれば、支援の幅が広がり市場価値をさらに高められるでしょう。

フリーランスで成功するためのポイントを知っておく

営業スキルだけでなく、フリーランスとしてうまく立ち回るためのポイントを知っておくことも大切です。会社員とは異なる働き方だからこそ、フリーランス特有の考え方や行動様式が求められるからです。以下、ポイントを順に解説していきます。

スモールステップを意識する

独立後はいきなり大きな目標を立てるのではなく、スモールステップで進めていくことを意識しましょう。最初から完璧を目指すとプレッシャーで動けなくなってしまったり、小さな失敗で心が折れてしまったりしかねません

まずは副業から始めてみる、最初は単価が低くても実績作りのために案件を受けるなど、着実にステップアップしていくことが大切です。小さな成功体験を積み重ねることが大きな自信につながり、着実な成果を生み出します。

報酬の相場を調べ、適切な価格設定をする

競合や相場を調べた上で、自身のスキルに見合う適切な報酬を設定しておくことが大切です。価格設定を誤ると、営業活動に支障をきたしてしまう可能性があるからです

安すぎる価格設定は自分の価値を下げてしまい、忙しいのに売り上げが伸びないという状況を招きます。逆に高すぎると、案件が全く取れないという事態にもなりかねません。

フリーランス専門エージェントからの情報や、市場で募集されている同業者の単価を参考にしながら、適切な価格を探りましょう。

常に複数の案件を掛け持つようにする

特定の案件に依存せず、常に複数の案件を並行して稼働させることが重要です。一つの案件だけに参画していると、契約終了と同時に収入が途絶えてしまうリスクがあるからです

たとえば、メインの長期案件に加えて短期のスポット案件を組み合わせれば、収入源を複数確保しておけます。リスクを分散しつつ多様な商材や業界を経験できれば、営業代行としての市場価値も高まるでしょう。

スケジュール管理を徹底する

フリーランスとして活躍し続けるには、自身のスケジュールを徹底して自己管理することが欠かせません。会社員のように誰かがタスクや納期を管理してくれるわけではないため、自己管理ができないとクライアントからの信頼を失いかねないからです

カレンダーアプリやタスク管理ツールなどを活用し、複数の案件の納期や打ち合わせの予定をしっかりと管理する習慣をつけましょう。余裕を持った日程を組むことでトラブルを防ぎ、常に高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

身だしなみを整えておく

フリーランスであっても、身だしなみを整えることは大切です。外見の第一印象は相手の警戒心を解き、営業の提案を受け入れてもらうための土台となるからです

特に営業代行においては、クライアントだけでなく、営業先の人間と接する機会が多数あります。対面・オンラインを問わず、清潔感のある外見は信頼の獲得、ひいては営業成果にも結びつきます。常にプロフェッショナルとしての意識を持って業務に臨みましょう。

フリーランスが気をつけるべき身だしなみについては、以下の記事でも詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

【フリーランスの服装と身だしなみ】印象アップのポイントは?

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営業代行フリーランスが注意すべき点4つ

フリーランスとして活動する上では、以下の点に注意が必要です。

トラブルのないよう活動を進めるためにも、注意点を事前に把握しておきましょう。

1. 契約内容や報酬についてしっかり確認する

案件を受注する際は、契約内容や報酬などの条件を細かく確認してから契約しましょう。

特に契約条件や報酬に関する取り決めは、必ず書面で行うことが重要です。口約束だけで業務を開始してしまうと、後々「言った・言わない」のトラブルや、業務範囲の認識齟齬に発展するおそれがあるからです

契約締結の際は、業務範囲や成果、報酬ならびに支払条件などを明記した「業務委託契約書」を交わしておくのが肝心です。内容に不明な点があれば、必ず契約締結前に質問し、双方が納得した上で案件を開始するよう心がけてください。

業務委託契約について詳しく知りたい方は、以下も参考にしてください。

業務委託を初めて受けるときに知っておきたいこと。契約書の注意点は?

2. 守秘義務に違反しないよう注意する

業務を通じて知り得た情報は、外部に漏らさないよう細心の注意を払いましょう。守秘義務を守らないと、クライアントからの信頼を失うだけでなく、損害賠償を請求されるケースもあるからです

業務で使用するパソコンのセキュリティ対策はもちろん、カフェでの画面の覗き見やフリーWi-Fiの利用にも注意しましょう。日ごろから情報セキュリティに対する高い意識を持ち、徹底した情報管理を心がけることが大切です。

3. 競業避止義務の違反に注意する

契約を結ぶ前に、「競業避止義務」に関する条項の有無や適用範囲を念入りに確認しておきましょう。

競業避止義務は「一定期間、競合する事業や案件への関与を禁じる」約束事です。確認せずに競合他社の案件を引き受けてしまうと、クライアントと法的トラブルへ発展するおそれがあります

複数の案件を掛け持ちたいフリーランスにとっては活動の制約になるため、契約前に内容をしっかり確認し、必要であればクライアントと交渉しましょう。

4. 毎年確定申告を行う

一定以上の所得があるフリーランスは、自身の1年間の売上や経費を正しく計算して毎年「確定申告」を行う必要があります。会社員のように年末調整の手続きがないため、自分で所得を計算し、申告しなければなりません

日ごろから領収書や請求書を整理し、帳簿付けを習慣化しておくことが大切です。確定申告の時期が近くなってから慌てないよう、計画的に準備を進めておきましょう。

参考:所得税の確定申告|国税庁

確定申告の手続きについては、以下の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。

【2026年最新】個人事業主の確定申告|手続きの流れや注意点を解説

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フリーランスの営業代行に関するよくある質問

ここでは、フリーランスの営業代行を目指す方からよく寄せられる質問にお答えします。疑問や不安を解消し、独立への一歩を踏み出すための参考にしてください。

Q.営業代行フリーランスは未経験でもなれますか?

未経験からでも独立は可能ですが、営業の実務経験を積んでから独立するのが現実的です。フリーランスは「即戦力」として成果を期待されるケースが多く、経験や実績がないと案件の獲得自体が難しいからです。

まずは固定報酬のテレアポ案件で実績を作る、会社員として営業スキルを身につけてから独立するなど、ある程度基礎を固めてから目指すことをおすすめします。

Q.領域特化型の営業代行は可能ですか?

特定の業界や商材に特化した営業代行は、十分に可能です。専門性を打ち出すことで、ほかのフリーランスとの差別化につながります。

たとえば、「BtoB商材専門」「IT商材特化」のように自分の得意分野を明確にすることで、その領域の知識を求める企業から選ばれやすくなります。専門性が高ければ、その分高い報酬も期待できるでしょう。

これまでのキャリアで培った業界知識や経験を活かせる領域に特化することは、フリーランスとして成功するための有効な戦略の一つです。

Q.自営業とフリーランスの違いは何なんですか?

両者ともに特定の組織に属さずに働くという点は同じであるものの、自営業は「事業経営」、フリーランスは「働き方」自体を指すことが多いです。

どちらも明確な定義があるわけではありませんが、広義的な意味ではフリーランスや個人事業主、経営者も自営業者に含まれます。

※本記事は2026年8月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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