エンジニアの副業は週1・土日だけでもできる?おすすめの案件例や注意点を解説 | レバテックフリーランス
エンジニアの中には、「収入やスキルアップのために副業をしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。副業には、本業と違うスキルを身につけたり、隙間時間や土日を有効に使えたりするなど多くのメリットがあります。本業に本腰を入れたほうが結果的に障害年収が高くなる場合もあるため、計画的に実施しましょう。
本記事では、久松剛氏の監修のもと、エンジニアの副業におすすめの案件例や案件の探し方、注意点についても詳しく解説するのでぜひご覧ください。
副業の種類に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
副業にはどのような種類がある?メリットやデメリット、注意点なども紹介
■この記事の監修
久松 剛
慶應義塾大学大学院政策メディア研究科博士(政策・メディア)。2000年より慶應義塾大学村井純教授に師事。ベンチャー企業3社にてエンジニアや中間管理職を歴任後、2022年、合同会社エンジニアリングマネージメント設立。スタートアップ・ベンチャー・老舗製造業といった複数社でのITエンジニア採用・研修・評価給与制度作成・ブランディングといった組織改善コンサル、研修、セミナーなどを担当。
目次
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働き方別!エンジニアの副業におすすめの案件例
エンジニアの副業案件といってもそのカテゴリーは様々です。スキルや働き方の希望別におすすめの案件を紹介します。
副業に慣れたい初心者におすすめ!Webライティング
特に副業の経験が浅い人には、エンジニアの経験を活かせるIT関係の「Webライティング」がおすすめです。Webライティングとは、WebサイトやWebコンテンツに載せる記事を作成することです。Webライティングは副業初心者でも獲得しやすい案件であるため、Webライティングから副業を始める人も多くいます。
Webライティングの報酬は、1文字あたりの単価が設定されるのが一般的です。文字単価は1円以上が相場ですが、専門性が求められる記事ほど単価も高くなります。専門性の高い記事の依頼を受けるのがよいでしょう。
短時間で副業したい人におすすめ!Webサイト修正・改善
ある程度腕に覚えがあり、週1〜2日や短い時間で副業をしたい人には、「Webサイトの修正・改善」の案件があります他の人が作成したWebサイトを読み解き、改善をしていくためある程度の知識が求められます。
案件によって異なりますが、Webサイトの不具合を修正したり、仕様の変更といった依頼が多い傾向があります。パフォーマンスチューニングや、フレームワークやWordPressのアップグラード対応などもあります。「やったことはないけどやってみる」というのは炎上の可能性が高いです。「やったことがあり、多少の状況の違いにも対応できる」と自信があるものを受けるようにしましょう。
経験者におすすめ!アプリケーション・システム開発
副業によって高収入を得たいエンジニアには、「アプリケーション・システム開発」がおすすめです。稼働時間は多くなりますが、単価が高い傾向にあります。ReactやVue.jsといったフロントエンドから、Java・PHP・Rubyなどのバックエンド、スマホアプリならSwift・Kotlinが主流です。自分の得意な領域に合った案件を探してみるとよいでしょう。
現在関わっているプロダクトとは別の業種のものに関わりたいであったり、今はプロジェクトが変わって利用していないが腕がなまらないようにウォームアップをしたいといった副業理由も見られます。
プログラマーの副業に関して、以下の記事でも紹介しています。
副業プログラマーのやり方|月5万円稼ぐ方法や稼げないとされる理由
エンジニアの副業はどう探す?おすすめの探し方を解説
エンジニアが副業案件を探すにはクラウドソーシングが便利です。また、フリーランスエージェントを利用したり、知人に案件を紹介してもらったりという方法もあります。それぞれについて詳しく紹介していきます。
- クラウドソーシングの利用
- SNSの活用
- 知人の紹介
- フリーランスエージェントの活用
クラウドソーシングの利用
クラウドソーシングは、仕事を依頼したい人と受注したい人をつなぐサービスです。システム開発やWebサイト制作、Webデザイン、記事作成、マーケティングなど、さまざまなカテゴリーの案件があります。検索機能を用いてカテゴリーやキーワードで絞り込みを行い、興味のある案件をピックアップしましょう。
クラウドソーシングで探せる案件は在宅で行えるものがほとんどで、フルリモートで働けるのがメリットです。また規模の小さい案件も多く、経験が浅いエンジニアでも挑戦しやすいでしょう。一方で、単価が低いものが多く、高単価の案件を見つけにくいのがデメリットとなります。
クラウドソーシングサイトでも業務委託契約を巡るトラブルは存在するため、発注者の確からしさには十分に気をつけましょう。
おすすめのクラウドソーシングサービス:クラウドワークス
クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
仕事の種類も幅広く、仕事の始まりから終わりまでが全てオンラインで完結するのが特徴です。アプリもあるので、移動中などの空き時間に仕事を検索したりチャットでのやりとりも可能です。
おすすめのクラウドソーシングサービス:ランサーズ
ランサーズは350種類以上の仕事があるクラウドソーシングサービスです。
募集されている仕事の中から自分に合った案件を選んで働けるだけではなく、スキルや経歴を公開するとクライアントから仕事の依頼が来ることがあるのが特徴です。
SNSの活用
エンジニアが副業の仕事を探す際には、SNSも活用してみましょう。仕事を依頼・紹介したい個人や企業と出会えるかもしれません。
また、自分のアカウントでプログラミングに関する情報を発信することで、仕事を依頼したい企業・個人に見つけてもらえる可能性も上がるほか、スキルレベルのアピールにもなります。
これまでの実績をまとめたポートフォリオなどをプロフィールに繋いでおくと、依頼する側も安心して依頼をできるようになるためおすすめです。
間に業者を挟まないため、1対1で契約を行うことになります。企業側の確からしさの確認や、契約書の確認などもしっかりと気をつけるようにしましょう。企業が反社会的企業などでトラブルになるケースも報告されているため、注意が必要です。契約書の読み方が分からない方や、顧客対応のイメージがつかない方は避けたほうが安全でしょう。
知人の紹介
人脈を活用するのも、エンジニアが副業案件を探す方法の一つです。エンジニアの場合、IT関係の企業や情報システム部門で働く知人から、案件を紹介してもらえる可能性があるでしょう。
知人の紹介を受けることで、自分で営業を行う手間が省け、比較的簡単に案件を見つけられます。あなたの仕事の進め方やスキルをよく知っている知り合いであれば、希望に近い案件を紹介してくれる可能性も高いでしょう。
ただし、知り合いに案件を紹介してもらうと、「単価が低くても断りづらい」「追加の作業をしても料金を請求しにくい」という状況に陥る可能性があります。「お金の話をしづらい」「頼まれたことを断るのが苦手」という人は、知人を通じて副業案件を探すのは避けたほうがいいかもしれません。
人脈の作り方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスが人脈を作る方法とは?なしでも仕事を得る方法も解説
フリーランスエージェントの活用
フリーランス向けのエージェントでも案件を探すことができます。エージェントでは、カウンセリングを受けたうえで、最適な案件を提案してもらうのが一般的な流れです。参画開始日のスケジュール調整などは、エージェントの担当者が行ってくれます。
また、条件交渉もエージェントが仲介してくれるため、単価を決めるのもスムーズです。エージェントはクラウドソーシングに比べると高単価の案件が多く、副業で高収入を得たいエンジニアのニーズが満たされるでしょう。
ただし、エージェントが持っている案件は、ある程度の経験やスキルがあることを条件とするものが多く、経験の浅いエンジニアが受注できる案件はそれほど多くないことに注意が必要です。
フリーランスエージェントに関して詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
フリーランスエージェントはどんな人におすすめ?比較のコツやメリット
おすすめのフリーランスエージェント:レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、IT・Web業界に特化したフリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントであるものの、週3日〜可能なエンジニア向けの副業案件も扱っています。まずは案件があるか聞くだけでもOK。IT業界に特化したプロのコーディネーターに1対1で相談することができます。
エンジニアが副業をする際の5つの注意点
副業を始める前に、注意点を確認しておきましょう。
- 副業禁止ではないか確認する
- 案件は柔軟に探す
- 作業時間に対して収入が適切か意識する
- スケジュール管理を行う
- 確定申告が必要な場合があることを理解しておく
本業で副業が禁止されていないか確認する
副業を始める前に、本業の勤め先が副業を禁止していないか確認する必要があります。副業の可否は就業規則から確認することができます。
就業規則で副業を禁止している場合、副業をしてしまうと雇用契約違反となり最悪解雇されてしまう可能性があります。「黙っていればバレないのでは?」と考える方がいるかもしれませんが、副業がバレる可能性を完全になくすことはできません。副業の収入によっては住民税の納税額が増え、経理担当者に不審に思われることがあるからです。
社内のルールを破って副業をすると、始末書の提出を求められるなど何らかのペナルティを課される恐れがあるため事前にしっかり確認しましょう。
多くの企業において競業避止の観点から申請による副業許可を行っています。こちらも懲戒を回避するためにもしっかりと対応しましょう。
案件は柔軟に探す
副業をする際の案件は、条件を絞り込み過ぎるとなかなか見つけられないこともあります。副業案件がなかなか見つからないというエンジニアは、「複数の手段で探す」「条件を緩める」など、案件の選択肢を広げていきましょう。
また、スキルによって受注できる案件や単価も異なります。副業として稼ぐことができる金額には個人差があることも理解しておく必要があります。
作業時間に対して収入が適切か意識する
副業には作業時間に対して収入が発生する準委任型のものだけでなく、納品・検収をもって請求ができる請負型のものもあります。
特に請負型のものは単価が高い副業案件を受注したつもりでも、納品までに想定以上に時間がかかると、思ったより稼げないと感じてしまいます。自身の確認不足や見積もり不足で完成しない場合、損害賠償請求が発生する可能性すらあります。本業で見積もり精度に不安があるような人は避けたほうが良いでしょう。
収入アップを目的に副業をするエンジニアは、1つの案件にかかった作業時間を計測し、「時給換算」を行うことをおすすめします。そして、時間単価を高めるために無駄な作業を省き、生産性を高める工夫を行っていきましょう。
また、何度か取引実績を積んだら単価アップの交渉を行うのも収入を増やす方法です。依頼者に「この人にお願いしたい」と思われる結果を残していれば、単価アップを実現しやすくなります。
スケジュール管理を行う
収入を増やしたい一心で副業案件を次々に受注してしまうと、休息時間が減ることで体調を壊したり、本業に支障をきたす可能性があります。
労働基準法第38条第1項では「労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算する」と規定されています。そのため本業と副業のそれぞれの勤務先で労働基準法が適用されることにも注意が必要です。きちんと管理をしている会社であれば勤務状況報告の提出が求められます。健康配慮や労働基準法遵守のために実施しているため、きちんと対応しましょう。
また、副業が炎上することによって本業の時間中に作業をしてしまう方もいます。本業の方で何かしらの罰を受けることも想定されるため、本末転倒です。
業務を依頼する企業は自社事業のタスクを切り出して依頼しています。急に本業が忙しくなったことを理由に休んだり、辞めたりする場合もあり問題になっています。タスクの進捗がよくなくてそのまま音信不通になる場合など、法的な問題に問われる可能性があるので生半可な気持ちで受けるのは辞めましょう。
あくまでもプライベートの時間の一部を有効活用するという意識をもって、余裕のあるスケジュールで副業をしましょう。家族との時間を犠牲にすることで後悔する方もいるため注意が必要です。
タスクやスケジュール管理に関しては以下の記事もおすすめです。
フリーランス向けタスク管理ツール13選!管理の手順やメリットも解説
確定申告が必要な場合があることを理解しておく
副業での所得が年間で20万円を超えると、たとえ会社員であっても確定申告が必要になります。一般的に会社員は勤め先の会社で確定申告を行うため、自分で確定申告をしたことがない方は特に注意しましょう。具体的には、副業での売上から業務に必要な道具などを購入した費用(経費)を引いた額が20万円以上になる場合は、自身で確定申告を行わなければなりません。
副業で稼いだ収入額に応じて税金の申告内容は変わり、確定申告以外にも、本業以外で1円でも稼いだら、「住民税の申告」を行う必要もあります。
必要な申告をきちんと行っていない場合、追徴課税を求められることもあります。悪質と捉えられれば、「脱税」となり社会的な信用を失うことにも繋がりかねません。副業で収入がアップするのは嬉しいことですが、一方で、本業のみの場合とは別の内容での確定申告が必要になるということもしっかりと理解しておきましょう。
確定申告に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの確定申告まとめ!青色申告と白色申告の違いも解説
副業したら確定申告が必要?ルールや申告方法・節税について分かりやすく解説!
エンジニアが副業をするメリット・デメリット
副業に興味がある・既に副業を始めているエンジニアは増えていますが、副業をするメリットとデメリットをしっかり把握しておく必要があります。メリットとデメリットを理解したうえで、自分にあった方法で副業を行いましょう。
エンジニアが副業をするメリット
エンジニアが副業するメリットについてみていきましょう。収入が増えるだけではなく、スキルや人脈が広がるなどのメリットもあります。
収入が増える
エンジニアが副業をするメリットのひとつは、収入が増えることです。副業の中でも、エンジニアの案件は単価が高いという特徴があります。
単価の高い案件を受注し本業と別の収入源を確保できれば、生活に余裕が生まれるでしょう。ただし、まずは本業をしっかりと取り組むことが寛容です。
本業とは違う経験を積める
副業では自分で好きな案件を選べるため、本業では経験できない業務にも挑戦ができます。本業ではできない経験を積むことで幅広いスキルが身につくでしょう。培ったスキルを本業にフィードバックできる可能性もあります。
副業を実施している方の中には「以前のプロジェクトで使っていた技術だが、腕がなまらないように副業で当該技術を利用している」「現在はプロジェクトマネージャーだがコードを書き続けて居たいので副業でプログラミングをしている」といった方もいます。
人脈が広がる
副業を通して、本業では出会わない人たちと関係を築くことができます。人脈を通して評判が高まれば、より高単価な案件を任される可能性もあり、収入アップにもつながるかもしれません。
また、将来的にフリーランスとして独立する場合も、副業を通して築いた人脈が役に立つでしょう。
フリーランスを疑似体験できる
将来フリーランスになりたいと考えているエンジニアは、副業でフリーランスの働き方を疑似体験できます。案件を探す際には自分の市場価値も把握することが可能です。案件の獲得や自分でスケジュールを管理しながら働くことを体験する中で、フリーランスとしてやっていけるか確かめることができるでしょう。
特にクライアントワークが未経験の状態でフリーランスになる方は、契約を中心にした業務の線引きを前に戸惑う方も少なくありません。向き不向きも含めて確認する機会とすることはお勧めです。
エンジニアが副業をするデメリット
エンジニアが副業をする際のデメリットは、仕事をする時間が増え、プライベートの時間が減ることが挙げられます。副業を始めてから後悔しないよう、あらかじめデメリットについても確認しておきましょう。
働く時間が増える
本業にプラスして仕事をするため、単純に仕事に割く時間が増えます。働く時間が増えると、場合によっては体調に影響する可能性もあります。本業に支障をきたしては元も子もありません。
副業が炎上することに寄って本業にも支障を来す方もいます。副業をする際は、本業とのバランスのとり方や、身の丈にあったスキルレベルの案件かどうかという点に注意が必要です。
プライベートの時間が減る
本業に加えてエンジニアの副業を行うと、当然のことながら余暇として使える時間が減ってしまいます。本業に余裕があるときはよいですが、本業が忙しくなるとプライベートの時間をとるのが難しくなってしまうでしょう。
収入アップを理由にした方のうち、プライベートの時間をすべて副業に当てるような方もいます。平時ではこなせるかも知れませんが、本業・副業のいずれかが炎上することによって仕事が裁けなくなる場合もあります。
自身のスキルアップのために副業をする人は問題ありませんが、収入アップのためだけに副業をする人はプライベートの時間が減る覚悟が必要です。
エンジニアが副業で稼ぐコツ
エンジニアが副業での収入を上げるには、単価の安い案件を避けることや固定報酬制の案件を選ぶことがポイントとなります。効率的に稼げるコツを知っておきましょう。
- 単価の高い案件を選ぶ
- 固定報酬制の案件を選ぶ
- 実績を積んでアピールする
単価の高い案件を選ぶ
副業の目的は人によって異なりますが、収入アップを優先する場合、低単価の案件は受注しないのが賢明です。
案件を探す際にも、低単価の案件が多いクラウドソーシングを使うより、高単価案件の多いフリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。基本的に専門性の高いスキルが必要な案件ほど単価が上がるので、収入をアップさせたい場合は常にスキルを磨く意識を持ちましょう。
プログラミング言語別の単価ランキングもあるので参考にしてみるといいでしょう。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
請負契約の案件を選ぶ
請負契約では、成果物の納品の対価が報酬となるため、期日はあるものの作業の時間に制限はありません。
時給制の案件では稼働日数や時間が決まっている場合が多く、状況によっては報酬が低くなってしまいます。対して、固定報酬制の案件は明確な成果物を納品する場合が多く、稼働する時間に制限がないことが多いです。自分でスケジュールをコントロールできるため、効率的に働くことで収入アップにつながるでしょう。
しかし納品ができなければ収入が得られないだけでなく、損害賠償に繋がるリスクがあります。身の丈にあった確実に実現できる案件でない限り、請負契約を副業で実施するのは危険です。
実績を積んでアピールする
案件を依頼するクライアントは、実績をもとにエンジニアを選ぶことが多いです。そのため、どのような案件の経験があるのか・何の言語を扱った経験があるのかなどの自身のスキルをアピールする必要があります。
本業、副業関わらず幅広い経験を積み、スキルを身につけることで案件の幅が広がるでしょう。また、実績や経験をアピールするポートフォリオを作成するのもおすすめです。案件の受注に加え、単価アップも狙えるかもしれません。
稼働時間は?収入は?エンジニアにおける副業の実態調査
引用元 : 約7割のITエンジニア・クリエイターが副業を考えている|レバテック
働き方改革により副業を認める企業が増えていますが、実際に副業をしているエンジニアはどれくらいいるのでしょうか。
東京に勤務する、20歳~29歳のITエンジニア・クリエイター207人を対象に「副業をしたいか」という質問をしたところ、約66%が「副業をしたい」と回答しました。加えて、副業をしたいと回答した人のうち、現在の副業状況を質問したところ、「既に副業をしている」と回答した人が約40%でした。副業先を探しているエンジニアも約25%おり、エンジニアの副業への関心は高まっているといえます。
エンジニアが副業をする理由
引用元 : 約7割のITエンジニア・クリエイターが副業を考えている|レバテック
副業をしたいと回答した人のうち8割以上が「収入を増やしたい」という理由を挙げています。本業での収入に満足していない、または満足しているが複数の収入経路を持っておきたいと考えるエンジニアが副業に強く興味を持っているようです。
また、収入面以外でも、自身の技術向上や強みを伸ばしたいという、自己成長の手段として副業に興味を持つエンジニアも一定数いることがわかります。
エンジニアの副業における稼働時間
引用元 : エンジニアの副業先の5割がベンチャー企業、大手企業の副業活用はなかなか進まず/ITエンジニアにおける副業の実態調査(前編)|レバテック
副業を始めるにしても、本業の支障になってはいけません。実際どれくらいの時間があれば無理なく副業をすることができるのでしょうか。
副業を行う都内在住のエンジニア300名を対象に副業日数と週の稼働時間を調査したところ、約5割のエンジニアが週に1〜3日、約1〜3時間稼働していることがわかりました。週に3時間ほどであれば、平日の本業後に少しずつ取り組む方法でも、または休日にまとめて時間を取る方法でも無理なくできる範囲だといえます。
エンジニアの副業での平均収入
引用元 : エンジニアの副業先の5割がベンチャー企業、大手企業の副業活用はなかなか進まず/ITエンジニアにおける副業の実態調査(前編)|レバテック
「エンジニアの副業での収入はどれくらいなのか」収入を増やしたいという理由から、副業に興味があるエンジニアは気になる点でしょう。
実際に副業を行うエンジニアへの調査では、「5万円以内」と回答した人が37%で一番多く、次に「5〜10万円未満」と回答した人が約24%となっています。決して大きな金額ではないように感じますが、上述した1週間あたりの稼働時間を鑑みると副業での収入としては十分な額でしょう。
エンジニアが副業以外で収入を増やすには
エンジニアが副業をする理由に収入アップがありますが、副業以外で収入を増やす方法はないのでしょうか。
副業は本業やプライベートの時間とのバランスをとることが大切です。調整が難しいという人向けに、副業以外で収入をアップさせる方法を紹介します。
本業での評価をあげる
副業をする理由として、「本業での収入に満足していないから」という点があるでしょう。本業で思ったような収入を得られないのには、満足のいく評価がされていないという原因があるかもしれません。
自分の実績を評価者に積極的にアピールする・プログラミングスキル以外の専門スキルを身につける、リーダー経験やマネージメント経験を積む、後輩の育成に取り組むなど行動を少し変えるだけで評価もあがり、年収アップにつながるかもしれません。生涯年収を考えると優位になる可能性が高いため、目先の収入に囚われずにキャリアを考えましょう。
具体的な評価の上げ方に関しては、以下の記事を参考にしてください。
エンジニアは評価されにくい?評価されるための方法と必要なスキルとは
年収の高い会社に転職する
現状の収入に満足していない場合、環境を変え転職してみるのもおすすめです。今のスキルや経験をもっと評価してくれる会社があるかもしれません。
レバテックキャリアでは、IT・Web業界を知り尽くしたアドバイザーがエンジニアの転職活動をサポートします。まずは、転職やキャリアにまつわる疑問や悩みの相談からでもご利用可能です。プロのアドバイザーが1対1でお答えします。
レバテックキャリアについて詳しく見る
フリーランスエンジニアとして独立する
収入をあげたい場合、フリーランスのエンジニアとして独立する手段もあります。フリーランスのエンジニアはスキル経験で評価されるため、ある程度の経験があり、単価の高い案件を獲得することができれば、現状よりも高い収入を得られる可能性があります。
ただし、場合によっては今よりも年収が下がるリスクや、働き方が不規則になる可能性があることも把握しておきましょう。まずは、フリーランスのエンジニアについて知るところからはじめてみましょう。
フリーランスエンジニアの働き方とは?会社員との違いや案件獲得方法も紹介
フリーランスのエンジニアになるとどれくらい稼げるのか、自分の市場価値を知るためにエージェントに相談してみるのもおすすめです。利用は無料で、簡単な相談からでも可能です。まずは気軽に利用してみてください。
エンジニアが副業をするときによくある質問
エンジニアが副業をする際によくある質問に答えていきます。
Q.エンジニアの副業は在宅でできますか?
エンジニアの副業は、在宅で対応できる案件が多くあります。ただし、案件によっては、最初は対面で話をしたり、定期的な打ち合わせを行なったりすることがあります。
Q.エンジニアの副業は土日でできますか?
業務を行う条件は案件によって異なり、「週1から」「土日だけ」といった副業のやり方も可能です。ただ、企業に出向いて作業を行う案件の場合は、平日に出社して働くパターンが多いでしょう。
Q.副業でのエンジニア経験をもとにフリーランスとして独立できますか?
フリーランスのエンジニアとして独立する際に、副業経験は大いに役立つでしょう。多数の案件に携われば、多くの経験を積みスキルを磨けるうえ、人脈も広げられるので、フリーランスとして案件を受注する際に有利になるはずです。
※本記事は2024年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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