リモートワークに必要なスキルとは?種類やメリット・デメリットも解説 | レバテックフリーランス
リモートワークに必要なスキルとは?種類やメリット・デメリットも解説
リモートワークに明確な定義はありませんが、一般的にはオフィスから離れた自宅またはそれ以外の場所で働くことを指します。厚生労働省や総務省のような公的機関では、基本的に定義づけがなされた「テレワーク」という言葉が用いられています。リモートワークに必要なスキルは、情報通信機器の活用知識、自己管理力、コミュニケーション力などです。
本記事では、リモートワークを公的機関で定義されたテレワークと同義のものとして扱うこととし、求められるスキルや、適切にリモートワークをする方法を解説します。リモートワークの働き方に関心をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
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リモートワークとは
リモートワークは一般的に、オフィスから離れた場所で働くことを指します。2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、この言葉をよく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか。
テレワークとは
厚生労働省、総務省といった公的機関では、テレワークという言葉がよく用いられています。そうした機関では、テレワークが「情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」(厚生労働省『テレワーク総合ポータルサイト』より引用)と定義されています。
テレワークとは異なり、リモートワークにははっきりとした定義がなく、業界や企業、個人などにより異なった解釈が存在すると考えられます。そこで本記事では、テレワークの定義に当てはまる働き方としてのリモートワークについて述べていきます。
企業への導入が進むリモートワーク
総務省『令和元年通信利用動向調査の結果』からは、リモートワーク(※資料内では「テレワーク」)導入企業および導入予定企業の割合が上昇しつつあることが分かります。具体的な数値データは、以下のとおりです。
年 | 導入企業 |
導入予定企業 |
---|---|---|
2017年 | 13.9% | 4.3% |
2018年 | 19.1% | 7.2% |
2019年 | 20.2% | 9.4% |
災害や感染症対策にも有効とされるリモートワークは、今後さらに導入が進むと考えられます。
自分の仕事がリモートワークになる可能性はあるのか?と気になっている方はこちらの記事をご一読ください。
リモートワークが可能な職種・できない職種|必要なスキルや注意点も解説
リモートワークに必要なスキル
続いて、リモートワークをするにあたり必要になるスキルを見てきましょう。
情報通信機器の活用スキル
リモートワークでは、基本的に情報通信機器の使用が必須となります。端末やネットワークに不具合が発生したときに直接他の人を頼ることができない状況も考えられるので、解決策を導き出すためのIT基礎知識の習得が必要になるでしょう。
また、他者への連絡手段は電話やメールだけとは限りません。チャットやビデオ通話で会話がなされることも多々あります。遠隔でのコミュニケーションに欠かせないツールやソフトの活用に長けていれば、リモートワークを円滑にこなせそうです。
自己管理力
勤務先のルールによっては、リモートワーク中の勤務時間や休憩時間が自由裁量となるケースもあります。自由度が高くなるぶん、自己管理力が求められるでしょう。
いつまでにどのタスクをどれだけ行うか、トラブル発生時にどのように対応するか、オンとオフの切り替えはどうするかといったことを自分なりに考え、オフィス出勤時と同様かそれ以上の成果が出せるよう努力することが大切です。
自己評価力
リモートワーク中は、仕事ぶりや能力に対する客観的評価を受ける機会が少なくなる可能性があります。そのため、自分で自分を評価し、生産性と効率性のさらなる向上を図る姿勢を持つようにしましょう。
コミュニケーション力
コミュニケーションには、メールやチャットを介した非対面でのやりとりも含まれます。文章だけで自身の意図を正確かつ簡潔に伝えるという意味でのコミュニケーション力は、リモートワークに欠かせないスキルであるといえそうです。
関連記事 : リモートワークのエンジニアの求人案件|必要スキルやプログラミング言語を解説
リモートワークの種類
リモートワーク(テレワーク)には、次のような分類があります。
在宅勤務
在宅勤務は、勤務先から離れて、自宅で作業する働き方です。
モバイル勤務
モバイル勤務は、公共交通機関やホテル、カフェ、空港ラウンジなど、場所と時間を選んで働けるリモートワークです。
サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)
本拠地から離れたオフィスで働く方法です。サテライトオフィスには、自社とそのグループが使用する専用型、他社と個人事業主も利用する共用型があります。
※参考 : 厚生労働省『テレワークとは | テレワーク総合ポータルサイト』
関連記事 : リモートワーク向きの職種
リモートワークのメリットとデメリット
働き手にとってのリモートワークのメリット・デメリットには、下記のような事柄があります。
リモートワークのメリット
厚生労働省の資料『雇用型テレワークの現状と課題』掲載の従業員調査では、最も割合が高かったリモートワーク(テレワーク)のメリットは「仕事の生産性・効率性が向上する」(54.4%)でした。次いで高い割合を示したのは「通勤による負担が少ない」(17.4%)、その後に「顧客サービスが向上する」(16.5%)や「ストレスが減り心のゆとりが持てる」(15.2%)が続きます。
リモートワークのデメリット
同資料の雇用型テレワークの課題データによると、リモートワーク(テレワーク)のデメリットにとして挙がったのは「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」(38.3%)、「長時間労働になりやすい」(21.1%)、「仕事の評価が難しい」(16.9%)、「上司等とコミュニケーションが難しい」(11.4%)などでした。
※メリット・デメリットともに、「メリットは特にない」「デメリットは特にない」の結果は除外しました。
関連記事 : リモートワークのメリット・デメリットを解説|その実態は?
リモートワークの注意点
最後に、働き手がリモートワークを行う際に心がけたいことをチェックします。
ツールが揃っているかを確認する
リモートワークにあたっては、業務が支障なく行えるツールが揃っているかを確認しましょう。外部から自社保有のデータを閲覧したり、会社のソフトを使用したりするときには、リモートアクセスツールが必要になることもあります。スムーズなコミュニケーションのためにはビジネスチャットツールやビデオ会議ツール、離れた相手と書類のやり取りをするには電子文書化ツールなども準備しなくてはなりません。
※参考 : 厚生労働省『テレワーク用ツール | テレワーク総合ポータルサイト』
セキュリティに気を配る
リモートワーク中は、セキュリティに十分に注意してください。オフィスではエンジニアなどが万全のセキュリティ対策をとっていても、リモートワークでは個々の裁量に任される部分が大きくなる可能性があります。自分にも情報資産の管理に責任があることを心得て、企業のセキュリティーポリシーに従って働きましょう。
コミュニケーションを綿密にとる
リモートワークではメンバー同士の顔が見えないため、業務に関する報告・連絡・相談を綿密に行ったり、自分の考えを言語化して積極的に情報発信したりすることが求められます。その際は「コミュニケーション力」の項目で説明したように、自身の意図を正確かつ簡潔に伝えることを意識すると良いでしょう。
関連記事 : リモートワークの働き方とは
リモートワークのスキルに関するよくある質問
ここでは、リモートワークのスキルに関するよくある質問に答えていきます。
Q. リモートワークに必要なスキルは何ですか?
自己評価・自己改善スキル、自己管理能力、コミュニケーションスキル等が必要です。
Q. リモートワークを導入するにあたって考慮すべきことを教えてください。
導入目的の明確化、必要なツールの準備、ルールの徹底、勤怠管理の方法、評価制度の見直し等を考慮すべきです。
Q. リモートワークのメリットは何ですか?
通勤・移動時間の削減、ワークライフバランスの向上、優秀な人材の確保、オフィスコストの削減等のメリットがあります。
Q. リモートワークにおける仕事とプライベートの切り替えが難しくなる理由は何ですか?
リモートワークに伴い自宅で仕事をしていると、労働時間内に休憩を上手く取れない、時間外労働や休日労働をしてしまうなどの理由から仕事とプライベートの切り替えが難しくなります。
Q. リモートワークの導入が進む理由は何ですか?
リモートワークの導入が進む理由としては、テクノロジーの進歩とインターネットの普及、労働生産性や働き方の選択肢の重視、コスト削減等が挙げられます。
※本記事は2020年11月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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