PHPの資格・PHP技術者認定試験の難易度や種類、勉強方法

PHPは、動的なWebサイトを作れるプログラミング言語です。PHPはサーバー側で動作し、HTMLの生成ができるため、Webシステムなどにおいて使用されることも少なくありません。Webエンジニアを目指してPHPを勉強する場合は、関連する資格取得を目的にするのもひとつの方法です。本記事では、PHPの資格の難易度や勉強方法を解説します。

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目次

PHP技術者認定試験とは
PHPの特徴
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PHP技術者認定試験とは

PHP技術者認定試験は、レベルやバージョンによって以下の4つの試験に区分されています。

  • PHP7技術者認定初級試験
  • PHP5技術者認定初級試験
  • PHP5技術者認定上級・準上級試験
  • PHP5技術者認定ウィザード

PHP技術者認定試験には初級、準上級、上級、ウィザードの4つのレベルがあります。PHPには複数のバージョンがあり、2020年11月には「PHP8」がリリースされました。PHP技術者認定試験は「PHP5」と「PHP7」が対象となっています。

これらの資格は、一般社団法人PHP技術者認定機構が試験を実施しています。2011年に認定機構が設立され、2012年から技術者認定試験が開始されました。認定スクールや認定教材などもあり、試験対策は比較的しやすいと言えるでしょう。

PHP7技術者認定初級試験

PHP7技術者認定初級試験の概要
資格名 PHP7技術者認定初級試験
運営 PHP技術者認定機構
試験日 通年
受験費用 12,000円 (税抜)
合格基準 全問中7割以上正解
受験資格 なし
公式サイト https://www.phpexam.jp/summary/novice7/
試験内容

「PHP7技術者認定初級試験」は、PHP7のプログラミングの基礎が問われる試験です。試験内容は、配列や関数、データベースといった基本のほか、クッキーとセッション、パッケージ管理、フレームワークなどが出題されます。

それぞれの項目で出題割合が異なり、「ユーザとの情報交換 : Webフォームの作成」「情報の保存 : データベース」の出題割合が多くなっています。選択式の試験で、1問につき1つか複数答えを選ぶ形式で、記述試験はありません。

同じような試験にPHP5の初級試験もありますが、より新しいバージョンであるPHP7の知識や技術を身につけるにはPHP7の試験を受ける方が良いでしょう。

試験は全国のCBTテストセンターで行われ、ほぼ1年中開催されています。

難易度

出題数は40問で、全問題の中の7割以上正解すると合格です。PHPをすでに実務で使っている方は少し勉強すれば合格できる難易度と考えられ、初心者が挑戦しても合格を狙える資格といえるでしょう。PHPの初心者向け試験なので、はじめてPHPを学ぶ方や、学生、新人のPHPエンジニアなどにも向いています。

勉強方法

PHPを初めて学ぶ方は、まずは手を動かして実際にコードを書くことが重要です。コードを書くことによってどこでエラーが発生したのか、コードのどこが間違ったかを検証するトレーニングになります。また、試験ではコードに関する問題も試験では出題されるので、コードを書き慣れておきましょう。

PHP7技術者認定初級試験の試験問題は、主教材「初めてのPHP(PHP7対応版)」や、「PHPオンラインマニュアル」などから出題されるため、まずは主教材を使って勉強するのがおすすめです。主教材だけでは理解できないという方は、自分がわかりやすそうな参考書を他にも用意すると良いでしょう。

これらの参考書でひととおりPHPの学習が進んだら、問題集を解いて理解できたかどうか確かめてみましょう。公認の問題集として「徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集」があります。

問題集でつまずいた箇所があれば参考書をもう一度確認して理解を深め、そのあとに模擬試験を受けてみましょう。模擬試験は認定スクールのWebサイトでも無料公開されています。

PHP5技術者認定初級試験

PHP5技術者認定初級試験の概要
資格名 PHP5技術者認定初級試験
運営 PHP技術者認定機構
試験日 通年
受験費用 12,000円 (税抜)
合格基準 全問中7割以上正解
受験資格 なし
公式サイト https://www.phpexam.jp/summary/novice/
試験内容

「PHP5技術者認定初級資格」は、PHP5でのプログラミングの基礎が理解できるか確認される試験です。出題範囲は、配列・関数・ループ処理といった基本構文、データベース、クッキーとセッション、セキュリティ、日本語処理や正規表現などで、PHP7技術者認定初級資格とは異なる範囲も含まれています。

試験の出題項目は、主教材「初めてのPHP5」とその付録、およびPHPオンラインマニュアルなどから出題される追加分です。こちらもそれぞれの項目で出題割合が示されています。

PHP7技術者認定初級資格などと同様に、全国のCBTテストセンターで随時試験がおこなわれています。

難易度

40問出題され、7割以上の正解で試験合格です。これからPHPを学ぶ方でも、参考書の内容をきちんと理解すれば十分合格を目指せるでしょう。実務経験のあるPHPエンジニアは、10時間程度の学習で合格する人もいるようです。

PHPの基礎を理解できているか確認するのに適した試験なので、PHPをこれから学ぶような学生、新人エンジニアなどにも向いています。

勉強方法

受験勉強では、基本的に公認されている主教材「初めてのPHP」と、「徹底攻略PHP5技術者認定[初級]試験問題集」の2つを使うのがおすすめです。

主教材でPHPの基礎を学び、問題集を解いて自分がどれぐらい理解できたのか確認していきましょう。公認の問題集には、試験1回分を想定した総仕上げ問題も載っているので、実際の試験時間を意識してチャレンジできます。

また、PHP7の試験同様、PHP未経験の方は、実際にコードを書いて学習するのがおすすめです。

PHP5技術者認定上級・準上級試験

PHP5技術者認定上級・準上級試験の概要
資格名 PHP5技術者認定上級・準上級試験
運営 PHP技術者認定機構
試験日 通年
受験費用 15,000円(税抜)
合格基準 上級 : 1500点満点中1050点以上獲得
準上級 : 1500点満点中750点以上獲得
受験資格 なし
公式サイト https://www.phpexam.jp/summary/expert/
試験内容

「PHP5技術者認定上級・準上級認定試験」は、PHPの言語仕様を理解しているか、高度なプログラミングを行えるかを問われる試験です。

上級と準上級に分かれていますが、試験問題はどちらも共通です。得点率によって上級の合格か準上級の合格かが分かれます。上級に認定されると実用的かつ高度なプログラミングテクニックであることが証明され、準上級に認定されるとPHPオンラインマニュアルなどをもとにプログラミングできるレベルのPHPエンジニアであることが証明されます。

主教材「プログラミングPHP 第3版」をベースに出題され、それぞれの出題項目で出題割合が違います。主な試験範囲は、関数、文字列、配列などの構文、データベース、PDFやXML、アプリケーション、セキュリティ、PHPの拡張、正規表現、モジュールといった内容です。

試験はCBT形式で、全国のテストセンターで随時試験を受けられます。

難易度

60問出題され、満点は1,500点です。7割以上となる1,050点以上の獲得で「上級試験合格」、5割以上となる750点以上獲得で「準上級試験合格」として認定されます。

初級の試験内容に比べると試験内容のレベルが上がっているので、初心者の方には難しいかもしれません。基本的には数年ほどPHPを実務で使っている方を対象とした試験と言えるでしょう。上級または準上級の資格を持っていれば、転職活動などでPHPのスキルが高いことの証明に使えるでしょう。

勉強方法

試験内容は主教材「プログラミングPHP 第3版」からも出題されるため、主教材を参考書として使います。プログラミングPHP 第3版の中の1章と2章からは出題されないので、知っている内容であれば1章と2章は飛ばしてもかまわないかもしれません。上級試験はPHPオンラインマニュアルの内容からも出題されるので、こちらも見て理解を深めておくと良いでしょう。

参考書で出題範囲に該当する部分を見ていき、PHPについて理解を深めたら、公認の問題集「徹底攻略PHP5技術者認定[上級]試験問題集」を使うと良いでしょう。この問題集では、設問への解答に加え、関連知識なども詳しく説明されています。

PHP5技術者認定ウィザード

PHP5技術者認定ウィザードの概要
資格名 PHP5技術者認定ウィザード
運営 PHP技術者認定機構
試験日 通年
受験費用
合格基準
受験資格 PHP技術者認定上級試験で9割以上のスコアを獲得したのち、所定の文章(500文字以上)を提出
公式サイト https://www.phpexam.jp/summary/wizard/
試験内容

ウィザードの試験は、他のレベルのPHP技術者認定試験とは試験方式が異なります。試験問題は出題されず、PHP5技術者認定上級で9割以上のスコアを獲得して合格したあとに、500文字以上の所定の文章を送る必要があります。

提出する文章は、PHP認定ウィザードに関する所信表明、PHPが好きなところ、将来の夢・展望、PHPコミュニティ活動や、勉強法などが想定されているようです。作成した文章はWebで公開されます。作成した論文とコードは、textファイル、Wordファイル、mdファイルのどれかで提出できます。メールに添付して提出、または郵送で提出します。

過去のPHP技術者認定ウィザードでは、PHP5技術者認定試験の有資格者の投票により、ウィザード認定者が決定されています。

難易度

論文の提出によってウィザード認定者が決定するので、試験と違い合格率では難易度は測れません。

応募資格は、PHP技術者認定上級試験で90%以上得点していることです。ウィザードを目指すには先に上級認定試験を受ける必要があるので、PHP技術者認定上級試験と同等以上の難易度と言えるでしょう。

勉強方法

PHPに関する十分な知識があることは前提として、論文を書く方法も身につける必要があるでしょう。

論文を書いたことのない方は、論文の書き方を最初に学びましょう。書き方を説明している参考書籍もあります。

関連記事 : PHPエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

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PHPの特徴

PHPは、1994年にカナダ人のプログラマーであるラスマス・ラードフ(Rasmus Lerdorf)氏によって作られた「Personal Home Page Tools」がもとになっています。C言語をベースに、オンラインで公開していた経歴書のアクセス履歴を調べるために開発されました。

PHPは改良が続けられてバージョンアップを重ね、拡張性の高いPHP3が普及していきました。その後PHP5が広く使われるようになり、2020年12月時点の最新バージョンはPHP8となっています。

PHPは、HTMLに埋め込んで記述したり、HTMLを生成したりすることができるため、WebサイトやCMSの開発に使われます。文法は比較的わかりやすく、基本構文を覚えれば簡単なプログラムを組めるようになります。CMS(Contents Management System)のカスタマイズを行う際にもPHPを用いることがあるため、今後さらにPHPの需要が増えていく可能性もあります。

PHPでできること

PHPでできることには、以下のようなことが挙げられます。

  • 動的ページ制作
  • データベースの操作
  • CMS開発
動的ページ制作

HTMLだけでは静的なページしか作成できませんが、PHPを使うとユーザーの操作で表示が変わるような動的なページを作成できます。たとえば、掲示板やメールフォーム、ショッピングカートなどをPHPで作ることができます。

データベースの操作

PHPを使って、サーバーのデータベースとやり取りができます。ショッピングカートやユーザー登録などのページで入力されたデータをサーバーへ格納でき、サーバーから購入履歴やユーザーの登録情報を呼び出してWebページに表示することも可能です。ただし、データベースとのやり取りを行うには、SQLなども学んでおく必要があります。

CMS開発

CMSとはWebサイトの管理をまとめて行えるシステムです。CMSを使うと、プログラミングの詳しい知識を持たなくても、Webサイトを作成してコンテンツを制作できます。たとえば、代表的なCMSである「WordPress」はPHPで開発されているため、カスタマイズを行う際にもPHPのスキルが必要です。

PHPのフレームワーク

PHPのフレームワークとは、PHPの汎用的な機能を詰め込んだツールです。フレームワークを使うと、開発で必要な機能コードを一からすべて書いて用意する手間を省くことができます。

PHPの代表的なフレームワークには以下が挙げられます。

  • Laravel
  • CakePHP
  • Symfony
Laravel

「Laravel」は2011年に登場した、PHPエンジニアに広く使用されているWebアプリケーションフレームワークです。日本語のドキュメントがあるので、初めてフレームワークを使う人でも使い方がわかりやすいでしょう。

CakePHP

「CakePHP」は、2005年登場のフレームワークで、ケーキを焼くように簡単に開発できることを目指して作られました。MVC(Model View Controller)が採用されており、開発する機能を分割して構築・修正などの作業を進めることができます。その他、bakeコマンドでのコード自動生成など便利な機能が利用できるので、様々な現場で活用されています。日本語に翻訳されたドキュメントがあるので勉強を進めやすいでしょう。

Symfony

「Symfony」もまた、2007年に最初のバージョンが発表された歴史あるPHPフレームワークのひとつです。大規模な開発プロジェクトなどで使われています。

関連記事 : Wordpressの仕事とは?スキル・将来性も解説

資格を取って就職や転職に役立てよう

PHPは比較的コードが書きやすく、プログラム初心者でも習得しやすいと言われる言語です。PHPの勉強を始めるなら、資格を取得するとスキルの証明になるでしょう。PHP関連の代表的な資格としては「PHP技術者認定資格」があり、初級からウィザードまでレベルが区分されているので、PHP未経験者や初心者はまず初級からチャレンジしてみましょう。

関連記事 : PHPを習得するときに役に立つサイトまとめ

最後に

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