未経験からネットワークエンジニアへ!求人に有利なスキルや資格とは? | レバテックフリーランス
未経験からネットワークエンジニアへ!求人に有利なスキルや資格とは?
「未経験でネットワークエンジニアへ転職することは可能なのか」と気になる方もいるでしょう。結論として、ネットワークエンジニアは未経験からなれる職種です。
この記事では、未経験でもネットワークエンジニアに転職できる理由を解説します。また、仕事内容や将来性、年収、必要なスキルなどもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ネットワークエンジニアは未経験からでも目指せる
ネットワークエンジニアは未経験からでも目指せる職業です。インフラ業界は24時間体制の運用保守などによる慢性的な人材不足から、意欲のある未経験者を広く受け入れる土壌があります。また、業務によって求められるスキルレベルが大きく異なるため、まずは手順書に沿って進められる基礎的な実務から経験を積み、段階的にステップアップしていくことが可能です。
たとえば、以下のような仕事が未経験でも対応可能です。
- 回線の監視・運用
- 機器のキッティング
- ネットワーク機器のラッキング
これらの業務で技術や経験を積んでから、以下のような上流工程の仕事へシフトしていくことが一般的です。
- 要件定義
- ネットワーク回線の設計
- 仮想ネットワーク構築
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアは、ネットワーク環境を構築して、快適にインターネットを使えるように整備するのが仕事です。そのほか、運用や保守も担当します。
主な仕事内容としては、以下の6つが挙げられます。
- 要件定義
- 設計
- 構築
- 運用
- 保守
- 監視
なお、上流工程の業務のほうが下流工程の業務より、多くの知識・経験が求められる傾向にあります。それぞれ、どういった仕事内容なのか見ていきましょう。
要件定義
要件定義とは、顧客が求めているシステムを構築するうえで、顧客のニーズを引き出す業務です。自宅を建てる際にどういった家にしたいか、建築士が顧客と話し合う光景を想像すると分かりやすいでしょう。
ネットワークの分野では、通信速度の要望や利用人数、セキュリティの強さ、予算などを顧客からヒアリングし、これから作るネットワークの全体像や目的を明確に決めていきます。
設計
設計は、建築でいうところの「設計図作り」にあたり、要件定義で抽出した顧客ニーズを形にしていく業務です。ここでは、システム構築に必要なソフトウェアやハードウェアの選定、ネットワーク機器のつながりを示した図など、さまざまな資料を作ります。
予算内でトラブルが起きない最適なルートを論理的に組み立てる、重要な工程です。
構築
構築は、設計で作成した資料に基づいて実際にシステムを構築していく業務です。ネットワーク機器を設置し、命令文を入力して必要な設定を行っていきます。
機器同士が正しく通信できるかを確認する最終的な「テスト(検証)」もこの段階で実施します。すべての動作に問題がないことを確認した上で、顧客へ引き渡す流れです。
運用
運用では、日々ネットワークを安定して動かすためのメンテナンスを担当します。具体的には、以下の業務です。
- ネットワーク機器の稼働状況の確認
- 利用者の追加に伴う設定変更
- ソフトウェアのアップデート
- ハードウェアの交換手配
これらの業務はあらかじめ決められたスケジュールや手順に沿って進める定型業務が中心です。そのため、未経験からスタートしたエンジニアが実務に慣れるために担当するケースが多いです。
保守
保守は、ネットワークに問題が発生した際のトラブル対応(障害対応)を指します。障害発生の原因を特定し、システムを復旧させるのが業務内容といえます。
高度な知識が必要な場面もありますが、未経験者が担当する場合は「マニュアルに沿って予備の機器と入れ替える」「回線を予備ルートに切り替える」といった一次対応が中心です。そのため、手順通りに落ち着いて行動する姿勢さえあれば、未経験からでも十分に活躍できます。
監視
監視は、ネットワークが正常に動いているかを見守る業務です。基本的には、監視ツールを使って機器の状態を監視します。
トラブルの予兆をいち早く察知するのが目的で、高度なネットワーク知識をそこまで必要としません。未経験者がキャリアをスタートさせるのに適しているといえます。
ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアの需要は増え続けているのが実情です。
経済産業省の令和4年通信利用動向調査の結果によると、ICT人材が足りていないと感じる企業において、不足している具体的な職種のトップは「ネットワーク技術者(64.9%)」でした。産業分類別、従業者規模別で調査した結果も、ネットワーク技術者の割合が最も高いです。
このデータは、インフラを支える人材が市場でいかに強く求められているかを裏付けています。
ネットワークエンジニアの将来性について気になる人には、以下の記事を参考にしてください。
ネットワークエンジニアの将来性|クラウドの影響で今後の需要はどうなる?
ネットワークエンジニアの平均年収
レバテックのデータによると、ネットワークエンジニアの年収は以下のとおりです。
- 会社員(※1):401万円
- フリーランス(※2):814万円
ネットワークエンジニアの収入は、本人の実務経験や保有スキル、担当するフェーズなどさまざまな要因で変わるのが特徴です。特にフリーランスの場合は、自身の技術力やこれまでの実績がダイレクトに報酬へと反映されるため、会社員に比べて平均年収が高くなる傾向にあります。
※1 レバテックの利用者の実績データから算出しました。(2026年6月時点)
※2 レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が5日のものに絞って案件単価を算出しました。年収の算出にあたっては、ひと月の案件単価に12ヶ月を乗じています。(2026年6月時点)
以下の記事では、ネットワークエンジニアの平均年収や年収を上げるコツなどを解説しています。ネットワークエンジニアの年収に関する情報を詳しく知りたい人は、チェックしてみてください。
ネットワークエンジニアの平均年収を役職・年代・企業規模別に解説
ネットワークエンジニアに求められる3つのスキル
ここでは、これからネットワークエンジニアを目指す人が身につけておきたいスキルを紹介します。
求められるスキルは、以下の3つです。
- ネットワークの基礎知識
- ネットワーク機器の操作・設定スキル
- 障害対応やトラブルシューティングのスキル
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ネットワークの基礎知識
ネットワークの仕組みを正しく理解することは、すべての業務の土台となります。まずは以下を学びましょう。
- OSI参照モデルやTCP/IPモデルなどのデータ通信の基本構造
- IPアドレスの割り当てに必要なサブネットマスクの計算
- ルーティングの仕組み
- 主要なプロトコルの役割(HTTP、SMTP、DHCPなど)
これらの知識は、設計やトラブル対応のすべての局面で論理的に原因を突き止めるための武器になります。
ネットワーク機器の操作・設定スキル
実際のネットワーク環境を構築・運用するには、ネットワーク機器を操作・設定するスキルが必要です。
専用のコマンドを入力して、機器にIPアドレスを設定したり、通信の経路を制御するルーティングを設定したりする技術を磨きましょう。近年は物理的な機器だけでなく、クラウド環境や仮想ネットワークを構築する機会も増えています。
未経験から始める場合は、まず手順書を見ながら正確にコマンドを入力し、指定された通りのキッティングができるようになることが目標です。シミュレーターソフトなどを使い、実際に手を動かしてコマンド操作に慣れましょう。
障害対応やトラブルシューティング
ネットワークに問題が発生した際、どこに原因があるかを突き止めて復旧させるスキルです。「ネットにつながらない」というトラブルが起きた時、原因がLANケーブルの断線なのか、機器の設定ミスなのか、回線事業者側の不具合なのかを、切り分ける必要があります。
未経験のうちは、発生したエラーの内容を正確に記録し、用意されている手順書に従って機器の再起動や予備機への交換といった一次対応を迅速に行うスキルが求められます。冷静な判断力と、マニュアル通りに動く正確さがカギです。
ネットワークエンジニアに役立つ資格
ネットワークエンジニアとして働く際に役立つ資格を4つ紹介します。
- 基本情報技術者試験
- CCNA
- ネットワークスペシャリスト試験
- 情報処理安全確保支援士試験
詳細を見ていきましょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催する情報処理技術者試験の1つです。コンピューターシステムやシステム開発と運用、データベース、ネットワーク技術など、IT業界で働くためのベースとなる基礎知識が問われます。
試験勉強を通して、ITの知識全般を網羅できるため、幅広い知識習得をしたい人におすすめです。
参考:基本情報技術者試験|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
CCNA
CCNAは、ネットワーク機器メーカーであるCisco社が運営する資格です。ネットワークエンジニアの資格としては登竜門的な位置づけで、ネットワークエンジニアに必要な知識が問われます。
CCNA取得を目指して学習すれば、ネットワークの仕組みやCisco社のネットワーク機器の操作に対する理解が深まります。ネットワーク関連のトラブル発生時にも円滑に対応できる知識を習得できるでしょう。
参考:CCNA|Cisco
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが主催する情報処理試験のうち、高度試験に分類される国家資格です。ネットワークエンジニアをはじめとしたインフラエンジニアを対象としています。
合格すれば、ネットワークの構築や管理・運用、保守のすべてを担当でき、人に指導できるレベルであることの証明になります。
なお、ネットワークスペシャリスト試験は2027年に再編される予定です。詳細はIPAの公式サイトをご覧ください。
参考:
ネットワークスペシャリスト試験|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
情報処理安全確保支援士試験
情報処理安全確保支援士試験も、IPAが主催する国家資格です。ネットワークスペシャリスト試験と並んで、高度試験とされます。情報セキュリティ技術の専門家として、情報セキュリティ管理を支援する人材が対象です。
クライアントの情報セキュリティポリシーに準拠し、セキュリティ機能の実現や情報システム基盤の構築を実施することが求められます。
参考:情報処理安全確保支援士試験|IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
未経験からネットワークエンジニアになるための学習法
未経験からネットワークエンジニアになるための方法を紹介します。主な方法は以下の4つです。
- ITスクールに通う
- 書籍で学ぶ
- 学習サイトを活用する
- 勉強会を利用する
それぞれ比較して、自分にあった方法を見つけてください。
ITスクールに通う
未経験からネットワークエンジニアを目指すのであれば、ITスクールの利用を検討してみましょう。
ITスクールでは、テキストを使った座学のほかに、実際にネットワーク機器を使った演習がカリキュラムに組み込まれていることがあります。
座学で身につけた知識を演習でより明確なものにでき、理解しやすくなるといったメリットがあります。
以下の記事では、プログラミングを学習するのにおすすめのスクールをまとめて紹介していますので、スクールを検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
プログラミング学習におすすめのエンジニアスクールまとめ【厳選】
書籍で学ぶ
書籍は、ネットワークの基礎知識が1冊に体系的にまとまっているため、順序立ててじっくり学びたい人におすすめです。通勤中をはじめとする隙間時間にも進めやすく、自分のペースで集中できるメリットがあります。
一方で、書籍のボリュームによっては今すぐ知りたいピンポイントの解説が見つけにくかったり、実務的なコマンドの動きをイメージしにくかったりする面もあります。解説の専門度や難易度も本によってさまざまなため、今の自分のレベルに合った1冊を慎重に選ぶことが大切です。
学習サイトを活用する
近年では、ネットワークに関する基礎知識を学べるWebサイトや、動画で学べるオンライン講座などが充実しています。
学習サイトのメリットは、文字だけでなく、豊富な図解や動画などを用いて、視覚的に分かりやすく解説されている点です。文字や静止画だけではイメージしづらい「データの流れる仕組み」や「機器の動き」なども、画面を通してスムーズに理解できます。
勉強会を利用する
ネットワーク関連の勉強会に参加する方法もあります。実際にネットワークエンジニアとして活躍する人から現場について詳しく話を聞けるケースでは、実務のイメージが湧き、現場で求められる知識を効率よく整理できるでしょう。
初心者でも気軽に参加できるトークイベントや、実際に手を動かして技術を学べる勉強会もあるため、まずは情報収集を兼ねて積極的に参加してみるのがおすすめです。
ネットワークエンジニアに関するよくある質問
ここでは、ネットワークエンジニアに関するよくある質問に答えていきます。
Q. ネットワークエンジニアになるためには、どのようなスキルが必要ですか?
ネットワークエンジニアになるには、ネットワークの基礎知識やネットワーク機器の操作・設定スキル、障害対応やトラブルシューティングに関するスキルが必要です。
Q. ネットワークエンジニアにおすすめの資格には、どのようなものがありますか?
基本情報技術者やCCNA、ネットワークスペシャリスト試験、情報処理安全確保支援士試験などの資格の取得がおすすめです。
Q. ネットワークエンジニアになるための勉強方法には、どのようなものがありますか?
ネットワークエンジニアになるための勉強方法として、スクールや書籍、学習サイトの活用、勉強会への参加といった方法があります。
Q. 今後、ネットワークエンジニアの需要はどのように変化しますか?
多くの企業でシステムのクラウド移行が進んでおり、ネットワークの主戦場は物理的な機器からクラウド上の仮想ネットワークへとシフトしています。そのため、従来のネットワーク知識に加え、クラウドやセキュリティの知識を掛け合わせたエンジニアの需要が急速に高まっています。
※本記事は2026年6月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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