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ネットワークエンジニアとは? 仕事内容やフリーランス事情を解説

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ネットワークエンジニアは、システムのネットワークを設計・構築・運用する職種です。システムはサーバー上にアプリケーションを配置しますが、システムとして稼働させるにはネットワークでサーバー同士をつながなければいけません。ネットワークエンジニアはシステム開発のために欠かせない存在です。

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本記事の執筆
システムエンジニア 恵良 信(えら まこと)

大学院卒業後、大手SI企業・ソフトウェアハウスにてシステムエンジニアとして従事。ネットワークエンジニアやデータベースエンジニアとともに、基幹システムをはじめとして多数のシステム設計・開発・運用を担当した。特に交通系システム、商業施設系システムに精通している。現在はIT領域をメインとした記事執筆、法人向けシステム導入支援などを行うフリーランスとして活動中。

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0. 目次

1. ネットワークエンジニアの仕事内容
2. ネットワークエンジニアに必要なスキル
3. ネットワークエンジニアに役立つ資格
4. ネットワークエンジニアのキャリアパス
5. フリーランスのネットワークエンジニアとして働くには

1. ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアはシステムのネットワークに関することをすべて行う職種と言っても過言ではありません。ネットワークはシステムのインフラの一部であることから、ネットワークに関連する仕事は多くあります。

システムのネットワーク要件定義

顧客、あるいはシステムエンジニアにヒアリングを行い、システムに必要なネットワーク要件を定義します。ネットワークの要件定義はシステムエンジニアが行うこともありますが、ネットワークエンジニアの立場から助言をすることもあります。

ネットワーク設計(論理設計・物理設計)

システムに必要なネットワークの要件と基本設計ができあがった段階で、ネットワークの設計作業に入ります。

ネットワークの設計は大きく分けて、論理設計と物理設計に分けられます。論理設計では図面上で、どのサーバーやクライアントをネットワークでどうつなぐのか、設計します。IPアドレスやデフォルトゲートウェイ、ルーティングなどの情報も論理設計図に盛り込みます。

物理設計は、ネットワークを構成するすべての装置(サーバー、クライアントPC、ハブ、スイッチ、負荷分散装置など)の物理的な場所を設計図に起こす作業です。

端的に言うと、論理設計はシステムのネットワークを俯瞰的に見た設計図を作る業務で、物理設計はネットワークの実際の姿を設計図に起こす業務です。

ネットワーク機器の選定・設定

ネットワーク構築におけるハードウェアの設定もネットワークエンジニアの仕事に含まれます。またシステムに適したルータやL3スイッチ、負荷分散装置などの選定も行います。

機器を選定し、ネットワークのパフォーマンスが最大限生かせるように各装置のパラメーターを設定します。また論理設計で設計したIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどを設定することもネットワークエンジニアの仕事に含まれます。

ネットワーク工事(構築)

ネットワーク工事は、工事業者が行う場合と、ネットワークエンジニア自らが行う場合があります。

小規模なシステムであればネットワークエンジニアが工事することもありますが、中規模・大規模のシステムでは、建物の配管にケーブルを通すなど工事業者に任せたい作業もあります。なお、業者が工事を行う場合、ネットワークエンジニアは工事業者との打ち合わせや指示、工事の立ち会い作業などを行います。

ネットワークの運用保守

ネットワーク構築が終われば、ネットワークエンジニアの仕事は運用・保守のフェーズに入ります。運用業務ではネットワークが正常に稼働していることを監視し、万が一ネットワークに異常があった場合には障害が起きている箇所を特定して、復旧させなければいけません。
また、ルータやL3スイッチ、負荷分散装置などのファームウェア・ソフトウェア更新といった保守作業もネットワークエンジニアの仕事に含まれます。

関連記事 : ネットワークエンジニアの仕事内容

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2. ネットワークエンジニアに必要なスキル

ネットワークエンジニアにはネットワークに関連するスキルはもちろん、セキュリティやハードウェアなどの知識も求められます。

ネットワーク設計スキル

サーバーやクライアントの数や場所などから、適切な論理設計を作成できるスキルが必要です。論理設計に誤りがあると、最適なネットワークを構築できなくなり、オーバースペック、あるいは十分なスループットが出ないシステムになってしまうため、ネットワーク設計のスキルはとても重要です。

クラウドコンピューティングのスキル

近年、クラウド上にシステムを構築する案件も増えています。クラウドを利用したIaaS(システムインフラをインターネット経由で構築する)やPaaS(ソフトウェアの動作環境をインターネット経由で構築する)などが採用されることもあり、クラウドコンピューティングに関する知識もネットワークエンジニアには求められます。

そのため、ネットワークエンジニアはAWSやAzureを使ったシステム構築において、クラウドをどのように利用するのか、システムエンジニアと協働して提案、設計するスキルが必要です。

なお、このような仕事は、システム案件によっては「インフラエンジニア」の業務領域にも含まれますが、インフラエンジニアがいない小中規模のシステムであれば、ネットワークエンジニアにこの役割を期待されることがあります。

セキュリティに関するスキル

ファイアウォールの設定など基本的なスキルから、UTM(セキュリティルータ)などのアプライアンスの設置設定作業もネットワークエンジニアの仕事に含まれます。ネットワークは外部との通信が発生するため、セキュリティ面の対策や対応をネットワークエンジニアに求める場面は少なくありません。

データが外部に流出しない、外部から侵入を許さないようなネットワーク設計は必須ですので、ネットワークエンジニアはセキュリティの知識を持っておくと良いでしょう。

ネットワーク機器(ハードウェアの知識)

システムに最適なネットワークを構築するためには、ネットワーク機器の知識も欠かせません。システムにとってコストパフォーマンスが高い、予想される通信量に耐えられるなどが、機器選定のポイントとなります。この点では、ネットワークエンジニアはネットワーク機器ベンダーの商品知識やベンダーのエンジニアとコミュニケーションが取れる程度の知識が無ければいけません。

その他ネットワークの知識(障害発見・解決・対策など)

ネットワークの運用作業では、障害を発見することもしばしばあります。ネットワークはシステムのインフラの一部であり、障害はシステム稼働にとって致命的ですので、迅速に対応しなければいけません。

障害発見のポイントは、ネットワークの論理設計図から障害箇所を特定し、物理設計図を確認してから現地に向かうことです。その後、機器のランプやエラーログなどを確認して障害の解決を図ります。

また障害が発生した場合、原因の確認だけでなく、恒久対策が求められることもあります。同じ障害が発生しないようにするためにはどうしたら良いのか、対策を考えるためにはネットワークへの深い知見が欠かせません。

関連記事 : ネットワークエンジニアのスキルについて 

3. ネットワークエンジニアに役立つ資格

ネットワークエンジニアの案件を獲得する、エンジニアとして成長するために有用な資格を解説します。

ネットワークスペシャリスト試験 

本試験はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する、高度情報処理技術者試験のひとつです。ネットワークの企画・要件定義・設計・運用・保守が行えるスキルを証明します。ネットワークに関して広い知識が問われる試験です。

試験では、プロトコルといったネットワーク技術だけでなく、ネットワーク機器ベンダーを活用して、ネットワークの設計・構築・運用・保守ができることも求められているため、ネットワークエンジニアとしての総合力が試される試験でもあります。

合格率は15%前後と簡単な試験ではありませんが、チャレンジする価値は十分あります。案件の獲得にも有利に働くと考えられます。

参照 : IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ネットワークスペシャリスト試験

シスコ技術者認定試験 

本試験はアメリカの大手通信機器メーカー、シスコシステムズが主催するネットワーク技術者のスキルを証明する試験です。

試験は「エントリー(CCNET)」、「アソシエイト(CCDA、CCNA)」、「プロフェッショナル(CCDP、CCNP)」、「エキスパート(CCDE、CCIE)」の4レベルに分かれており、各レベルの中でも技術領域によって試験は分かれています(2019年12月現在)。

試験区分は多いですが、「アソシエイトレベルのCCNA」がネットワーク技術者としての基礎レベル認定とされています。問われるスキルはネットワークの導入、運用、トラブルシューティングについてですので、まずはCCNA試験の合格を目指すと良いでしょう。

シスコ技術者認定試験はシスコが提供するソリューションをもとにした問題もあるため、独学が難しいと感じる方はスクールの活用をおすすめします。

参照 : シスコ技術者認定 - トレーニング & 認定 - Cisco

情報処理安全確保支援士試験

本試験はIPAが主催する試験で、システム開発や運用において、セキュリティの面に配慮した設計や支援ができるスキルを証明する試験です。本試験では特に、他のエンジニアと協力しながらセキュアなシステムを開発できるスキルが証明できます。

ネットワークエンジニアはファイアウォールやUTMなどの設計、選定などを行うこともあるため、セキュリティの知識はとても役立ちます。

参照 : IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:情報処理安全確保支援士試験
関連記事 : フリーランスエンジニアに資格は必要か

4. ネットワークエンジニアのキャリアパス

ネットワークエンジニアの経験を経て得られるキャリアを解説します。

セキュリティエンジニア

ネットワークエンジニアは、システムのインフラの一部であるネットワークを扱う職種です。特にネットワークにはセキュアな設計が求められることから、セキュリティ面のスキルを伸ばせばセキュリティエンジニアへの転身もできます。

現状、ビジネスはITへの依存度がどんどん高まっている上、IoTなど私たちの生活にもITが当たり前にある時代となりました。そのためセキュリティのスキル、セキュアなシステムの企画・開発ができるセキュリティエンジニアの需要は今後も高まると考えられます。

ITコンサルタント

ネットワークはシステムインフラの一部であり、システム開発の中でもさまざまな部署やエンジニアとコミュニケーションを取らないといけません。また、ネットワークはシステムを俯瞰的に見て設計・構築する必要があることから、ITコンサルタントへの道も考えられます。

ITコンサルタントはITの利活用を通じて、経営に貢献する仕事です。ITスキルを使ってビジネスの面で活躍したい方に向いているキャリアです。

インフラエンジニア

ネットワークはシステムインフラの一部のため、インフラエンジニアへの道も考えられます。インフラエンジニアはネットワーク、データベース、アプリケーションサーバなど、システム全体を支えるインフラを設計・構築する職種です。

昨今はクラウドサービスを使ったシステム開発も増えており、ネットワークエンジニアで培ったクラウドコンピューティングのスキルを強みとしたインフラエンジニアになれると考えられます。

関連記事 : ネットワークエンジニアのキャリアについて 

5. フリーランスのネットワークエンジニアとして働くには

フリーランスのネットワークエンジニアになるための道筋を解説します。

未経験の場合はスクールに通う

未経験の方がネットワークエンジニアとして働くには、まずシステムのネットワークに触れることがとても大切です。ネットワーク技術はとても範囲が広く、覚えるべきことも多いため、スクールを活用することをおすすめします。

経験が浅い場合はネットワークの運用や保守案件を獲得する

ネットワークに携わる経験が少ないエンジニアの方は、ネットワークの運用(監視)や保守などの案件から獲得していくと良いでしょう。これらの業務については、未経験者や経験の浅い方を歓迎する案件も多いです。また、独学ではネットワーク機器を目にする機会もありません。業務を通じてハードウェアの知識や取り扱いを覚えて、論理設計や物理設計のポイントを押さえていくというスキルアップ方法が考えられます。

自信のあるエンジニアなら、ネットワークエンジニア案件にチャレンジする

IT業界は人手不足のため、ネットワークにある程度知見があれば、ネットワークエンジニアの案件を獲得できる可能性は高いです。ネットワーク技術は机上で覚えることもありますが、実務でネットワーク構築や運用をすることもとても大切です。

そのため、システム開発の経験を積んでいるエンジニアの方は、ネットワークエンジニア案件に飛び込んで、業務を通じてスキルアップする方法もあります。

関連記事 : ネットワークエンジニアの将来性について

最後に

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