クラウドエンジニアの年収は?仕事内容・必要な資格や将来性は? | レバテックフリーランス
クラウドエンジニアの年収は?仕事内容・必要な資格や将来性は?
クラウドエンジニアは比較的年収相場も高く、近年注目を集めている職種のひとつです。本記事では、そんなクラウドエンジニアの年収を中心に、仕事内容や必要なスキル、保有しておきたい資格、将来性などについて紹介していきます。これらについて学んでおけば、今後クラウドエンジニアとして活躍し、年収アップを実現するために必要なことが見えてくるでしょう。
なお、サーバーサイドのエンジニア全般について知りたいという方は、「サーバーサイドエンジニアとは?」の記事をご覧ください。
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目次
クラウドエンジニアの年収は高い?
クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアの年収アップに必要なスキル
クラウドエンジニアの年収アップに必要な資格
クラウドエンジニアの将来性
クラウドエンジニアの年収に関するよくある質問
クラウドエンジニアの年収は高い?
2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されている「クラウドサービス」の求人・案件の平均月額単価は76万円で、これの12ヶ月分を年収と考えると、クラウドエンジニアの平均年収は約912万円と計算できます。
平均年収(フリーランス) | 912万円 |
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最高年収 | 1500万円 |
最低年収 | 396万円 |
ただし、これらはあくまでレバテックフリーランスで公開中されている、クラウドエンジニア以外も含むと考えられる求人・案件の単価をもとに簡易計算した金額であるため、クラウドエンジニア全体の平均年収を示したものではありません。目安のひとつとして参考にしてください。
なお、クラウドエンジニアの年収相場が高い理由のひとつには、クラウド技術の発展にともない、クラウドサービスを導入する企業が増加し、需要が高まっていることが挙げられます。総務省が毎年発表している「情報通信白書」によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は2015年時点では44.6%でしたが、2019年には64.7%まで増加しています。
※参考 : 総務省|令和2年版 情報通信白書|企業におけるクラウドサービスの利用動向
AWSエンジニアの年収
AWSとは「Amazon Web Services」の略称であり、Amazon社が提供しているクラウドサービスを指します。2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているAWSの求人・案件の平均月額単価は76万円であるため、AWSエンジニアの平均年収は以下のように計算できます。
平均年収(フリーランス) | 912万円 |
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最高年収 | 1980万円 |
最低年収 | 180万円 |
※レバテックフリーランスで公開中のAWSエンジニア以外も含むと考えられる求人・案件の単価をもとに簡易計算した金額であるため、AWSエンジニア全体の平均年収を示したものではありません。
Azureエンジニアの年収
Azureとは「Microsoft Azure」の略称であり、Microsoft社が提供しているクラウドサービスです。2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているAzureの求人・案件の平均月額単価は68万円で、Azureエンジニアの平均年収は以下のように計算できます。
平均年収(フリーランス) | 816万円 |
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最高年収 | 1380万円 |
最低年収 | 600万円 |
※レバテックフリーランスで公開中のAzureエンジニア以外も含むと考えられる求人・案件の単価をもとに簡易計算した金額であるため、Azureエンジニア全体の平均年収を示したものではありません。
GCPエンジニアの年収
GCPとは「Google Cloud Platform」の略称であり、Google社が提供しているクラウドサービスのことを指します。2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているGCPの求人・案件の平均月額単価は76万円で、GCPエンジニアの平均年収は以下のように計算できます
平均年収(フリーランス) | 912万円 |
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最高年収 | 1380万円 |
最低年収 | 288万円 |
※レバテックフリーランスで公開中のGCPエンジニア以外も含むと考えられる求人・案件の単価をもとに簡易計算した金額であるため、GCPエンジニア全体の平均年収を示したものではありません。
インフラエンジニアの年収
インフラエンジニアは、サーバー、ネットワークといったITインフラの設計や構築、保守・運用を行う職種です。インフラエンジニアは仕事内容に応じてサーバーエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニアなどに分けられることがあり、クラウドエンジニアもインフラエンジニアの一種とされる場合があります。2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているインフラエンジニアの求人・案件の月額平均単価は65万円で、インフラエンジニアの平均年収は以下のように計算することができます。
平均年収(フリーランス) | 780万円 |
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最高年収 | 1620万円 |
最低年収 | 360万円 |
また、厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)では、インフラエンジニア(基盤システムを設計、開発するシステムエンジニア)の平均年収は568.9万円と紹介されています。
※参考 : システムエンジニア(基盤システム) - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
関連記事 : インフラエンジニアの平均年収|転職して狙える収入は?年収1000万円は可能?
クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアの主な仕事内容は、AWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスを活用して、ITインフラの設計、構築、運用・保守などを行うことです。
従来のインフラエンジニアと異なり、データセンターなどで直接機器に触れて作業することはありませんが、ITインフラをオンプレミスからクラウドへ移行する作業を担当するケースもあります。
関連記事 : クラウドエンジニアとは|年収や資格、仕事内容について
クラウドエンジニアの年収アップに必要なスキル
クラウドエンジニアが年収アップを実現するために必要スキルの例には、以下が挙げられます。
ITインフラの設計・構築スキル
クラウドエンジニアは基本的にITインフラの設計や構築に関わる仕事であるため、サーバーやネットワーク、データベースなどのミドルウェアに関する知識は必要になります。また、オンプレミスからクラウドへの移行に際しては、サーバー機器やネットワーク機器についても一定の知識が求められるでしょう。
クラウドサービスの使用スキル
クラウドサービスの代表例として、前述のAWSやAzure、GCPなどが挙げられます。各サービスの公式サイトでは、無料で利用できるトレーニングなども提供されているので、必要に応じてそれらも活用しながらスキルアップを目指しましょう。
セキュリティに関する知識
クラウドサービスを扱ううえでは、セキュリティに関する知識も重要です。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「情報セキュリティ白書2020」では、設定ミスの悪用、情報提供先での管理不備、不正アクセスとデータ保護の不備などが原因のインシデント事例がまとめられています。具体的な技術面の課題としては、「ゼロトラストモデルへの対応」「コンテナ技術」「データのライフサイクル管理」「リモート会議システムの脆弱性と対応」が挙げられています。
※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「情報セキュリティ白書2020」
DevOpsに関する知識
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発行した「IT人材白書2020」内の説明によると、DevOps(デブオプス)とは、「Development」(開発)と「Operations」(運用)を略したもので、開発者と運用者が密接に協力しながら、情報システムの開発・運用を進めて行く開発モデルを指します。DevOpsの実現のためにクラウドサービスが活用されることも多く、CI/CDなど関連知識を身につけておくと役立つでしょう。
※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「IT人材白書2020」
関連記事 : インフラエンジニアに必要なスキル|転職や年収アップに役立つ資格はある?
クラウドエンジニアの年収アップに必要な資格
クラウドエンジニアは資格が必須となる仕事ではありませんが、以下のような資格を持っていると、資格手当の支給による年収アップや、転職時などの評価につながる可能性があります。
AWS認定資格
AWS認定資格は「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」と「専門知識」の4つのカテゴリに分かれており、役割やレベル、専門分野ごとにさまざまな種類・難易度の試験があります。初心者の場合は、最も難易度が低い基礎コースの「AWS認定クラウドプラクティショナー」から合格を目指しましょう。
※参考 : AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS
Microsoft Azure認定資格
Microsoft社が主催しているAzureの認定資格です。2021年3月時点で実施されている試験としては、Azureの基礎知識が問われる「試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」などがあります。
※参考 : Microsoft Certifications | Microsoft Docs
Google Cloud認定資格
Google Cloud認定資格はGCPの知識、スキルを認定する資格です。試験は難易度によって 「アソシエイト認定資格」「プロフェッショナル認定資格」の2つのカテゴリーに分かれています。公式サイトによると、Google Cloud認定資格を取得した人の8割近くが、将来のキャリアに対して自信が深まったと感じており、年収アップの実現にもつながるでしょう。
※参考 : Google Cloud 認定資格
関連記事 : インフラエンジニアに必要なAWSのスキルとは?求人案件や勉強方法を紹介
クラウドエンジニアの将来性
厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)のインフラエンジニア(基盤システムを設計、開発するシステムエンジニア)のページに「顧客の施設に物理的にサーバーを設置する仕事は減少しているが、クラウドを利用したIoT、フィンテック等新しい分野でITインフラが求められるようになっている」「仕事内容は変化しているが、ITの根幹を担うエンジニアとして需要は高い」と記されているように、クラウドエンジニアは将来性が見込まれている仕事です。
総務省の「令和2年版情報通信白書」でも、クラウドサービスを利用していない企業がその理由として「情報漏えいなどセキュリティに不安がある」「ニーズに応じたアプリケーションのカスタマイズができない」といった項目を挙げており、クラウドサービスを扱うスキルを備えたクラウドエンジニアは今後も必要とされていくと考えられます。
関連記事 : インフラエンジニアの将来性|クラウド化で今後の需要や転職に必要なスキルは変わる?
クラウドエンジニアの年収に関するよくある質問
ここでは、クラウドエンジニアの年収に関するよくある質問と回答を紹介します。
Q. クラウドエンジニアの平均年収はいくらですか?
A. 2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されている「クラウドサービス」の求人・案件の平均月額単価は76万円で、単純に12ヶ月分を年収と考えると、クラウドエンジニアの平均年収は912万円と算出できます。ただしこの値は、一部の求人・案件の単価をもとにした目安のデータであるため、クラウドエンジニア全体の平均年収を示したものではありません。
Q. クラウドエンジニアとして年収1000万円を目指すのは可能ですか?
A. スキルの高いクラウドエンジニアであれば、年収1000万円を実現することは可能といえます。たとえば、レバテックフリーランスに掲載されているAWSの求人・案件の最高月額単価は135万円であり、12ヶ月分に換算すると年収は1620万円になります。この値からも、年収1000万円を目指せることがわかるでしょう。
Q. クラウドエンジニアは今後も需要が見込める職種ですか?
A. 総務省が毎年発表している「情報通信白書」では、クラウドサービスを利用している企業の割合は年々増えているというデータが示されており、クラウドエンジニアの需要はさらに高まっていくことが期待できます。ただし、IT業界の技術トレンドは変化しやすいため、今後も市場価値の高いクラウドエンジニアでいるためには、継続的に知識とスキルをアップデートしていく姿勢が重要になるでしょう。
最後に
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