役立つ資格やキャリアパスもご紹介
サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

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サーバーサイドエンジニアとは、システムのサーバー側における処理の設計や実装、運用、保守などを行う職種です。例えばWebサービスにおいて、ブラウザ側の処理を行うエンジニアのことをフロントエンドエンジニアなどと呼びます。これに対して、サーバー側の処理を担当するのがサーバーサイドエンジニアです。

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本記事の執筆者
システムエンジニア 恵良 信(えら まこと)

大学院卒業後、大手SI企業・ソフトウェアハウスにてシステムエンジニアとして従事。ネットワークエンジニアやデータベースエンジニアとともに、基幹システムをはじめとして多数のシステム設計・開発・運用を担当した。特に交通系システム、商業施設系システムに精通している。現在はIT領域をメインとした記事執筆、法人向けシステム導入支援などを行うフリーランスとして活動中。

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0. 目次

1. サーバーサイドエンジニアの仕事内容
2. サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い
3. サーバーサイドエンジニアに必要なスキル
4. サーバーサイドエンジニアに役立つ資格
5. サーバーサイドエンジニアのキャリアパス
6. フリーランスのサーバーサイドエンジニアとして働くには
7. サーバーサイド開発案件の単価・年収(編集部追記)
8. サーバーサイド開発の求人・案件例(編集部追記)

1. サーバーサイドエンジニアの仕事内容

サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、大きく4つに分類されます。それぞれを解説します。

システムのインフラ設計

システムのインフラとは、システムを稼働させる基盤のことを指します。現実世界では交通網や電気・水道・ガスなど、私たちの生活を支えるもののことをインフラと呼び、これをシステムに置き換えると、ネットワークやサーバーなどがシステムのインフラと言えます。

サーバーサイドエンジニアはどのようなサーバーを使ってシステムを構築するか、システムエンジニアや他エンジニアと一緒に設計に参加し、サーバーサイドエンジニアの立場から、システム開発やシステム稼働後のサーバーの運用が効率的になるように提案します。

サーバー処理の設計

サーバーが行う処理の設計はサーバーサイドエンジニアの仕事です。処理の例としては、ECサイトにおける購買処理やSNSサイトにおけるユーザー投稿の処理などです。いずれにしても、システム利用者がシステムを使う時の処理のうち、サーバーで行う処理を設計します。

サーバー処理の設計はシステムの設計に含まれるため、業務はシステムエンジニアと職域が重複しますが、システムエンジニアが基本設計を行うのに対して、サーバーサイドエンジニアは基本設計をもとにした詳細設計以降の工程を担当するケースが多いです。

データベースの設計・実装

データベースの設計作業を行うエンジニアをデータベースエンジニアと呼ぶこともありますが、データベースの処理はサーバーサイドの処理となるため、サーバーサイドエンジニアの仕事に含まれるケースも多いです。

具体的には、テーブルの設計や検索処理、レコードの追加、論理削除などの処理の実装、処理速度のチューニングなどを行います。

またデータベースはスケーラビリティを考慮して、クラウドサービス上にオブジェクトとして配置されることも増えてきました(オブジェクトストレージ)。そのためデータベース設計において、システム要件や基本設計と照らし合わせながら、スケーラビリティや堅牢性を考慮した設計を行うことがとても重要となります。

サーバー運用(ソフトウェアやセキュリティーのアップデートなど)

運用作業に含まれる業務で、サーバーに使用されるソフトウェア、例えばOSやデータベースツール、セキュリティーソフトウェアなどのバージョンアップ作業などを行います。このような作業はいったんテスト環境でアップデートしても支障がないか確認して、本番環境でソフトウェアアップデートを行います。そのため、テスト環境のサーバーも運用に含まれます。

特に、ソフトウェアのセキュリティーに関わるアップデートは迅速に行わなければならず、常に情報のアンテナを張っておかなければいけません。

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2. サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

サーバーサイドエンジニアと似た職域に、バックエンドエンジニアがあります。職域が重なっていることもあるため、混同されることもしばしばです。

サーバーサイドエンジニアはクライアントサーバー型システムやWebシステムにおいて、サーバー側の処理やデータベースシステムの処理、データベースなどの設計・保守といった業務を行います。その中でも、Web領域でサーバーとインフラを担当するエンジニアをバックエンドエンジニアと呼ぶことが多いです。

よって、いずれの職種も必要とされる知識は似ていますが、Web領域だけでなく、クライアントサーバー型システムも担当する職種をサーバーサイドエンジニアと呼びます。

関連記事 : バックエンドエンジニアの仕事内容

3. サーバーサイドエンジニアに必要なスキル

サーバーサイドエンジニアはサーバーを構築・運用する知識、スキルが必要とされます。具体的なスキルを解説します。

サーバーOSの知識(Linux、Windows Serverなど)

サーバーに使われるOSは大きく分けて、Linux系とWindows系に大別されます。サーバーサイドエンジニアであれば、どちらのサーバーOSにも精通しておきたいところです。

Linux系サーバーのバージョンやディストリビューションの知識だけでなく、実務で使用する基本的なコマンドを扱えることや、機器のマウントを行えることはもちろん、ファイル処理用のバッチを書ける程度の知識は欲しいです。

プログラミング・開発フレームワークのスキル(Java/C/C++/Python/PHPなど)

サーバー処理を実装する、あるいは改修するためにプログラミングのスキルが必要です。具体的な言語には、JavaやC、C++といったコンパイラ型言語や、PythonやPHPなどのインタープリタ型言語が挙げられます。

コンパイラ型言語は処理速度が速く、大きめのシステムに用いられることが多いです。対してインタープリタ型言語は処理速度が遅い反面、改修しやすいことが長所です。

インタープリタ型言語の中でも、Pythonは科学計算処理や人工知能に用いられるため、近年人気が高まっています。プログラミング言語には流行りもあるため、多くの言語に精通しているとフリーランスとして獲得できる案件の幅が広がります。最新のプログラミング言語をキャッチアップしておくとよいでしょう。

サーバーサイドの処理を、実装するコーディングに使用する開発フレームワークの知識も合わせて必要です。例えばJavaであればSpring Framework、PythonであればFlaskやDjangoなどです。

案件によって使用する開発フレームワークが違うため、プログラミング言語の習得に合わせて、開発フレームワークの知識も蓄えておくことをおすすめします。

データベース(MySQLなど)

データベースはサーバーサイドエンジニアの業務に含まれるため、SQLの知識も必要となります。

レコードの追加や削除だけでなく、テーブルの追加や結合など、サーバーサイドではあらゆるデータベース処理を行います。またシステムの拡張に伴って、データベースのチューニングも行うことがあり、データベースのチューニングができる程度のスキルを求める案件もあります。

クラウドを利用した分散処理(AWS、Azureなど)

サーバーサイドの処理を、クラウド上で分散して行うこともあります。またクラウドを利用することで、開発や運用コストを削減したい顧客もいるため、クラウドの知識はぜひ身につけておきたいところです。

サーバーサイドの処理だけでなく、ストレージをクラウド上に配置して、スケーラビリティやデータ維持コストを削減することもあります。

仮想化技術

サーバーの仮想化によって、開発効率や運用コストを削減することも珍しくありません。またサーバー処理の開発環境を仮想化することもあり、開発から運用まで仮想化技術は用いられます。

関連記事 : 仮想化エンジニアとは?

4. サーバーサイドエンジニアに役立つ資格

サーバーサイドエンジニアとして活躍するためには、必要とされる知識、スキルを証明できるような資格取得を目指すのは一案です。ここではサーバーサイドエンジニアの業務に役立つ資格を紹介します。

マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)

MCPは、マイクロソフト製品を使ってシステムの構築や運用ができるスキルを証明します。資格試験は細分化されており、取得した資格を組み合わせて、「MCSA」「MCSE」「MCSD」など、マイクロソフトの認定エンジニアを名乗ることができます。

MCSAは基礎スキルを証明する試験のため、より高いレベルのMCSEやMCSDを目指し、勉強の過程で得たことを職場で活かしたり、合格して高度なスキルを証明したりすることで、よりハイレベルのサーバーサイドエンジニアとして活躍できるようになります。

参照 : マイクロソフト認定プロフェッショナルになる | MCP | マイクロソフト

AWS認定

システム基盤として用いられるクラウドサービスの中で、最も人気のあるサービスがAWSです。AWSにも、専門性や難易度によってさまざまなスキル証明の試験が設けられています。

AWSに関わる場合、まずは最も基礎となるクラウドプラクティショナー試験に合格し、その後アーキテクトやセキュリティーなど、目指すサーバーサイドエンジニアの方向性に合わせた試験を選んでください。

参照 : AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS

LPIC

Linux系OSのスキルを証明する試験がLPICです。LPICはLinux系認定試験の中でも世界最大・共通の試験で、LPICー1、2、3の3段階に分かれています。LPIC-1は基本コマンドの理解やシステム管理ができる程度のレベルのため、サーバーサイドの開発スキルを証明するには、LPIC-2、3レベルは欲しいところです。

参照 : LPIC | 世界標準のIT資格 | LPI日本支部 | Linux Professional Institute Japan

Oracle認定Java資格(OCJP)など言語系資格

サーバーサイドエンジニアとしての実力を、客観的に証明できる試験に合格することもおすすめします。

プログラミング言語系の試験にはOracleのJava資格(OCJP)やPythonエンジニア認定試験などが挙げられます。Pythonは世界共通のPython Certificationsという試験もあるため、人工知能や科学計算分野に興味のある方はぜひ合格を目指してください。

関連記事 : ITエンジニア向けの資格

5. サーバーサイドエンジニアのキャリアパス

サーバーサイドエンジニアの先にあるキャリアを解説します。

インフラエンジニア

サーバーはシステムインフラの一部であり、サーバーサイドエンジニアとして技術を高めると、システムインフラを担当するインフラエンジニアへのキャリアが開かれます。

インフラエンジニアはネットワークや要件定義、基本設計など上流工程を担当し、顧客へのヒアリングなども行います。

サーバーエンジニアの知識を生かして、効率的なシステムインフラを構築することができれば、より高い年収や単価を得られるようになるでしょう。

システムエンジニア

システムエンジニアはシステム開発の上流工程を担当するエンジニアです。サーバーサイドエンジニアやネットワークエンジニアに指示をしたり、協働したりしてシステム開発を行います。

サーバーサイドエンジニアで得た経験は、上流工程を担当する上でとても役立ちます。特に下流工程の工数が小さくなるような基本設計、詳細設計ができることや、効率的なシステムインフラを構築できることは強みになるでしょう。

システムエンジニアは他のエンジニア(サーバーサイドエンジニアやネットワークエンジニアなど)とシステムの技術面や開発工数などの点で多くのコミュニケーションを取らないといけません。この意味でも、サーバーサイドエンジニアとしての経験を生かすことができます。

プロジェクトリーダー・マネージャー

サーバーサイドエンジニアを出発点として上級エンジニアの経験を重ねていくと、プロジェクトを推進する職種である、プロジェクトリーダーやマネージャーの案件を獲得できるようになります。

プロジェクトリーダーやマネージャーは予算や人員の管理、プロジェクトの問題点やボトルネックの洗い出し、問題解決などを担当します。

関連記事 : ITエンジニアのキャリアパス・キャリアプラン

6. フリーランスのサーバーサイドエンジニアとして働くには

フリーランスのサーバーサイドエンジニアとして働くための道筋を解説します。

最初は広く浅くスキルを身につける

サーバーサイドエンジニアは、サーバーの知識はもちろん、プログラミング言語やデータベース、クラウドなど幅広い知識を求められます。

よって必要なスキルを一通り身につけておくことが大切で、そうすることで獲得できる案件の数が増えるでしょう。

スキルを身に付けるには資格試験を利用したり、実務経験を重ねたりすることが大切です。そのため、最初のうちはサーバーサイドエンジニアの案件だけにこだわらず、いろいろな仕事を経験することをおすすめします。

未経験の方であれば、サーバーサイドエンジニアを養成するスクールを利用したり、就職したりして実務経験を重ねることも検討に値します。

サーバー運用・保守などの案件を請け負って経験を積む

サーバーサイドエンジニアの業務はシステム開発だけでなく、サーバーの運用や保守も含みます。開発の業務に比べると、ルーティン的、マニュアル的な仕事も含まれるため、初心者はサーバーサイドの業務に慣れるために、運用や保守の案件で経験を重ねることも重要です。

エージェントを使う

サーバーサイドエンジニアになるには、エージェントを使うことをおすすめします。エージェントは多くのシステム開発案件を抱えており、サーバーサイドの処理を担当するエンジニアが必要な顧客とのつながりがあります。

またエージェントは顧客(企業)の状況や雰囲気などに精通しているため、あなたとの相性や志望する業務内容を考慮した案件を紹介してもらえます。

知人のツテなどを利用してサーバーサイドエンジニアになる手段もありますが、エージェントを利用することでマッチ度の高い環境で業務ができるだけでなく、より多くの案件を紹介してもらえて、キャリアの幅が広がるというメリットがあるでしょう。

関連記事 : フリーランス1年目が「早めにやっておくべきだった」と後悔した22の仕事チェックリスト

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7. サーバーサイド開発案件の単価・年収(編集部追記)

ここではサーバーサイド開発の年収の参考として、レバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。

フリーランスサーバーサイド開発の平均月単価 : 71万円(12ヶ月分を年収とすると852万円)
最高単価 : 95万円
最低単価 : 50万円

※下記ページから引用(2020年1月時点)
サーバーサイド開発の求人・案件一覧
※上記の金額はお支払いを約束するものではございません。

なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給の他に賞与もある、など収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。

8. サーバーサイド開発の求人・案件例(編集部追記)

ここでは、実際にあったレバテックフリーランスでの案件を例にして、サーバーサイド開発の作業内容や案件に必要なスキルなどを見ていきましょう。サーバーサイド開発の求人・案件に興味がある方は参考にしてみてください。

【Linux】メディアサービス向けシステム保守運用の求人・案件

■単価
〜570,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。

■職種・ポジション
インフラエンジニア、サーバーエンジニア

■職務内容
・メディアサービスなどtoC向けサービスの
運用保守を担当していただきます。

■求めるスキル
・Linux又はUNIXの経験
・サーバサイドの開発、運用経験

【歓迎スキル】
・PHPの経験
・SQLの経験

■最寄り駅
白金高輪(東京都)

【Android/iOS】ヘルスケアアプリ開発の求人・案件

■単価
〜900,000円/月※消費税を含めた参画者にお渡しする金額です。

■職種・ポジション
SE (システムエンジニア)、プログラマー(PG)、プロジェクトリーダー(PL)

■職務内容
・ヘルスケアアプリ開発案件を担当しているチームにて、
新規開発および追加開発をご担当頂きます。

■求めるスキル
・ネイティブアプリ開発経験3年以上

【歓迎スキル】
・Swiftを用いた開発経験
・Kotlinを用いた開発経験
・Objective-cを用いた開発経験
・Android(Java)を用いた開発経験
・Gitでのソース管理/レビュー経験
・オブジェクト指向開発経験

■最寄り駅
神谷町(東京都)


上記の内容はサーバーサイド開発のフリーランス案件の一例であり、必須スキル・歓迎スキルや単価などは、案件とご自身のスキル・経験によって大きく変わってきます。

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最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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