ゲームプログラマーになるために必要な資格を紹介!仕事内容も解説 | レバテックフリーランス
ゲームプログラマーになるために必要な資格を紹介!仕事内容も解説
ゲームプログラマーを目指すにあたって、必須資格はありません。ただし、情報処理技術者試験やJavaプログラミング能力認定試験など、取得しておけば将来役立つ資格はいくつか存在します。
また、ゲームプログラマーになるためには、資格取得以外に必要な知識・スキルを身につけたり、コミュニケーション能力や協調性を備えていたりすることも大切です。
本記事では、ゲームプログラマーに役立つ5つの資格の概要を紹介するほか、未経験からなる方法も説明します。
ゲームプログラマーになるため、自分が何をすべきなのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ゲームプログラマーとは
ゲームプログラマーは、ゲームを制作したり、ゲームに関連する内容をプログラミングしたりする人のことです。ゲームクリエイターがストーリーを考えたり、デザインしたりするのに対し、ゲームプログラマーは企画書などに従ってゲームを作成する点が主な違いとして挙げられます。
また、ゲームプログラマーは、プログラマー(プログラミング言語を使ってシステム開発する職業)の中のひとつの職種です。ゲームプログラマー以外にも、業務系プログラマー、Webプログラマー、スマホアプリプログラマーなどのさまざまなプログラマーが存在します。
ゲームプログラマーの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ゲームプログラマーになるために必要な資格を紹介!仕事内容も解説
ゲームプログラマーに資格は必ずしも必要ではない
ゲームプログラマーになるために、必ずしも資格が必要なわけではありません。資格なしに、ゲームプログラマーとして活躍するケースもあるでしょう。
しかし、資格を取得すればさまざまなメリットが期待できます。主なメリットは、以下のとおりです。
- キャリアアップにつながる
- 知識やスキルを身につけられる
- 自身の知識やスキルを証明できる
資格取得に迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ゲームプログラマーに役立つ資格5選
ゲームプログラマーに役立つ資格は、以下のとおりです。
- 情報処理技術者試験
- Javaプログラミング能力認定試験
- C言語プログラミング能力検定試験
- CGエンジニア検定
- Unity認定試験
ここから、5つの資格の概要について詳しく解説します。
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験とは、経済産業省が情報処理技術者として「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定する国家試験です。ITエンジニアの登竜門とされる「基本情報技術者試験」や、その上の知識・スキルが問われる「応用情報技術者試験」などがあります。
ゲームを制作する上で欠かせない知識やスキルを問われる点が、情報処理技術者試験がゲームプログラマーに役立つ資格とされる主な理由です。
参考:独立行政法人 情報処理推進機構「試験の概要」
Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験とは、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催・認定している試験です。主に、プログラミング言語であるJavaに関する知識やスキルが問われます。
Javaがゲーム業界に限らずIT全般における開発で用いられていることが、ゲームプログラマーに役立つ資格とされる主な理由です。
試験の難易度による区分は、1級から3級までの3種類あります。就職・転職などで自身のスキルや知識をアピールしたい場合は、2級から挑戦してみるとよいでしょう。
参考:サーティファイ「Java™プログラミング能力認定試験」
C言語プログラミング能力検定試験
C言語プログラミング能力検定試験もJavaプログラミング能力認定試験と同様に、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催・認定している試験です。試験では、C言語を駆使して応用プログラムを作成する能力が測られます。
C言語がゲーム全般で活用される機会の多いプログラミング言語である点が、ゲームプログラマーに役立つ資格とされる理由です。試験は、難易度に応じて1級から3級に分かれています。
参考:サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験」
CGエンジニア検定
CGエンジニア検定とは、CG-ARTS(画像情報教育振興協会)が運営する検定です。
試験では、アニメーション・映像・ゲーム・VR・ARアプリなど、ソフトウェア開発やシステム開発などに必要な知識が問われます。近年、ゲームには高度なCGが用いられている点が、ゲームプログラマーに役立つ資格とされる理由です。
なお、CGエンジニア検定は、基礎知識の理解を測る「ベーシック」と、専門知識の理解と応用する能力を測る「エキスパート」に分類できます。
参考:CG-ARTS「CGエンジニア検定」
Unity認定試験
Unity認定試験とは、Unity TechnologiesによるUnityスキルの習熟度を証明するための試験です。Unityとは、ゲーム開発プラットフォームのことを指します。
ゲーム制作にあたってUnityを使用する機会があるため、Unity認定試験を取得することはゲームプログラマーとしての強みになるでしょう。取得するためにどのような勉強をすればよいか気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
【2024年最新】Unity認定試験とは?資格の難易度や勉強方法、取得のメリットを徹底解説
参考:Unity Technologies「Unity認定資格」
ゲームプログラマーの仕事内容
ゲームプログラマーを目指すにあたって、仕事内容も理解しておきましょう。ゲームプログラマーの主な仕事内容は、以下のとおりです。
- 開発環境を構築する
- プログラミングする
- 新機能を開発する
- バグや不具合を修正する
それぞれの業務の内容について、簡単に紹介します。
開発環境を構築する
開発環境を構築することも、ゲームプログラマーの業務のひとつです。開発環境の構築とは、システム開発にあたって欠かせない環境を作り上げることを指します。
ゲームプログラマーにおける開発環境は、主に「Unity」や「Unreal Engine4」などのソフトウェアです。開発環境の選定もゲームプログラマーとしての仕事に含まれることもあります。
プログラミングする
プログラミングはゲームプログラマーのメインの仕事です。仕様書に従って、各専門家が仕上げたデザイン(キャラクターや背景など)・シナリオ・音響部分をプログラミングしていきます。
ゲーム開発で使われるのは、C++・C#・Java・JavaScript・Swiftなどのプログラミング言語です。言語によって対応するゲームの種類も異なるため、各言語の知識を押さえておかなければなりません。
新機能を開発する
新機能を開発することも、ゲームプログラマーの大切な仕事です。ユーザーの惹きつけるためには、都度魅力的な機能を追加していかなければなりません。
ミーティングで提案された新機能の実装が現実的なのか、などを企画者やディレクターに説明することもゲームプログラマーに求められる役割です。ユーザーの要望に応えるため、ゲームの機能改善・修正作業に取り組むこともあります。
バグや不具合を修正する
実際にゲームをプレイして、仕様書どおりに動いているのか、快適に操作できるのかなどを確認します。バグや不具合を確認した場合は、修正作業を進めます。
なお、ゲーム開発に人材を集中させるため、バグや不具合の確認作業は、ゲームデバッグの仕事として外部委託することが一般的です。
未経験からゲームプログラマーになるまでの流れ
未経験からでも、ゲームプログラマーになれることはあります。ゲームプログラマーになるまでの流れは、以下のとおりです。
- 必要な知識を勉強する
- ポートフォリオを製作する
- 就職・転職活動を始める
各段階ですべきことについて、紹介します。
必要な知識を勉強する
プログラミングの基礎や、コンピューターの操作方法など、ゲームプログラマーになるにあたって必要な知識を勉強しましょう。プログラミングの主な勉強方法は、テキストを使って独学する、Webサービスを利用する、スクールに通うなどです。
また、専門学校の中には、ゲームプログラマーになることに特化した学校もあります。
ポートフォリオを製作する
知識を習得したら、実際にゲーム開発に取り組み、ポートフォリオを製作しましょう。ポートフォリオとは、自分をアピールするための作品集を指します。
あわせて、保有資格や習得しているプログラミング言語などをまとめた、スキルシートを作成することも大切です。スキルシートの書き方が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
スキルシートの書き方は?職種別の記入例とダウンロード可能なテンプレートを紹介
就職・転職活動を始める
ポートフォリオやスキルシートを作成したら、就職・転職活動を始めましょう。
まずは、未経験でも可能な会社を探すことがポイントです。未経験でもスキルや実力があればゲームプログラマーとして活躍できる可能性があります。
その後、経験を積めば、独立してフリーランスの道も開けるでしょう。フリーランスに必要な知識については、以下の記事を参考にしてください。
フリーランスになるには?始めるための3ステップと知っておくべき基本知識
ゲームプログラマーに必要なスキル・知識
資格以外で、ゲームプログラマーに必要なスキルや知識は、以下のとおりです。
- コミュニケーション能力・協調性
- プログラミングのスキルや知識
- 数字・物理に関する知識
- ゲームエンジンの知識
それぞれ解説します。
コミュニケーション能力・協調性
実は、ゲームプログラマーにはコミュニケーション能力や協調性が必要とされます。なぜなら、ゲームは多くの人が関わり合って作り上げるものだからです。
また、相手の意図を汲み取る力が不足していると、企画者が考えるゲームは実現できません。さらに、よりよいゲームを作り上げるためには、ミーティングで自分の意見をわかりやすく伝える力も必要になるでしょう。
プログラミングのスキルや知識
ゲーム開発には、プログラミングのスキルや知識が欠かせません。魅力的なゲームのアイデアがひらめいても、プログラミングスキルが欠けていると開発はできないでしょう。
また、幅広い種類のゲーム開発に対応するため、ゲームプログラマーになってからも新たな言語習得が必要になることがあります。プログラミングの勉強法がわからない方は、以下の記事を参考にしてください。
プログラミングの独学は可能?効果的な勉強法と無料の学習サイトをご紹介
数学・物理に関する知識
時に数学や物理に関する知識が求められることもあります。なぜなら、ゲームをリアルに表現するには、数学・物理の力が必要であるためです。
近年、開発ツールを利用すれば、数学や物理を深く理解していなくてもゲーム開発ができるようになりました。しかし、数学・物理の基礎知識なしに開発を進めると、ゲーム上のキャラクターが物理法則に背いた不自然なものになる可能性もあります。
ゲームエンジンの知識
ゲームプログラマーになるには、ゲームエンジンの知識も身につけていなければなりません。ゲームエンジンとは、UnityやUnrealEngineなどのように、ゲーム制作に必要な機能をまとめた開発環境のことです。
プログラミングの知識があっても、ゲームエンジンを理解していなければゲーム開発は難しいでしょう。
ゲームプログラマーに向いている人
まず、ゲームが好きな人は、ゲームプログラマーに向いています。1日の多くの時間をゲームと関わって過ごすことになるため、ゲームを好きであることが重要な要素です。
また、忍耐力がある人も、ゲームプログラマーに向いています。ゲームプログラマーに限らず、プログラマーは長時間にわたってコードを書く作業を続けなければなりません。
さらに、論理的思考力がある人も向いています。魅力的なゲームを効率よく作成するには、物事の筋道を立てて考える論理的思考力が求められるためです。
ゲームプログラマーの年収相場
雇用形態によっても異なりますが、ゲームプログラマーの平均年収の目安は約500万円です。ただし、上下差が大きいため、400〜800万円の間が想定年収として考えられます。
また、レバテックフリーランスの案件一覧(ゲームエンジンプログラマ)のうち、月単価で掲載しているもの(合計48件)を平均したところ、「〜約75万円/月」でした。そのため、フリーランスなら900万円の平均年収も期待できます。
ゲームプログラマーの資格に関するよくある質問
ここでは、ゲームプログラマーの資格に関するよくある質問に答えていきます。
Q. 未経験からゲームプログラマーになるためには、どのようなスキルを身につける必要がありますか?
ゲーム開発に必要なプログラミングスキル、ツールやアルゴリズムの知識、論理的な思考力、コミュニケーションスキル等を身につける必要があります。
Q. Unity認定アソシエイト試験の受験料はいくらですか?
Unity認定アソシエイト試験の受験料は34,055円です。
Q. ゲームプログラマーとして働く場合、英語力は必要ですか?
ゲームプログラマーに英語力は必須ではありませんが、仕事の幅を広げるうえで英語を習得すると良いでしょう。
Q. Javaプログラミング能力認定試験を取得すると、どのようなメリットがありますか?
Javaの基礎スキルを証明できる、就職や転職に役立つ、実用的なプログラミングスキルが身に付く等のメリットがあります。
Q. ゲームプログラマーになるためにはどんな資格が必要ですか?
ゲームプログラマーになるために必要な資格はありませんが、資格を持っている方が就職の際に有利になることがあります。例えば、Unity認定試験、CGエンジニア検定、TOEIC、Javaプログラミング能力認定試験等の資格を取得すると良いでしょう。
※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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