フリーランスになるには?始めるための3ステップと知っておくべき基本知識

「フリーランスに興味があるけど、なるために具体的になにをすれば…」と悩んでいませんか?そこで、フリーランスになるうえで最低限おさえておきたい知識や手続き方法を紹介します。また、フリーランスにまつわる様々な知識や、疑問点にお答えする記事の一覧もまとめています。

本記事だけでフリーランスになる前の準備から独立までの手順を理解できるので、ぜひ参考にしてください。

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目次

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フリーランスになる前に知っておくべきこと

フリーランスを目指す方は、まずフリーランスという働き方について知っておく必要があります。

  • フリーランスとして活動できる職種
  • フリーランスのメリットとデメリット
  • フリーランスの現状と将来性
  • フリーランスと会社員との違いは?

フリーランスにはメリット・デメリットがあるため、自分に合った働き方なのか確認しましょう。また、フリーランスの将来性や必要な準備期間と費用も紹介するので参考にしてください。

フリーランスとして活動できる職種

フリーランスとして活動できる職種の例を紹介します。

  • ライター
  • 編集者
  • デザイナー
  • エンジニア
  • イラストレーター
  • マーケター
  • コンサルタント

ライターや編集者といった文章に関わる職種はこれまでのキャリアに関係なく始めやすいのが特徴です。また、エンジニアは需要の高さから高収入を目指しやすく、マーケターやコンサルタントなどのビジネス系も需要があります。

フリーランスの仕事の種類をより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスとは?仕事内容や職種の一覧・必要な準備について解説

フリーランスのメリットとデメリット

フリーランスになる前に、フリーランスになることのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

フリーランスは会社員と比べて自由度が高く、好きな場所・時間で作業しやすいのがメリットです。作業内容も自分で選べるので、得意分野を活かして働けます。加えて定年もないため、クライアントからの発注がある限りは年齢を重ねても活動を続けられます。

一方で、フリーランスのデメリットは、毎月の収入が安定しづらいことです。固定給がある会社員と違って、フリーランスは案件が途切れると収入がゼロになってしまいます。

また、案件を見つけるための営業活動も自分で行わなくてはなりません。フリーランスとして継続して働くには、常にスキルを磨き、複数の取引先を確保するなど営業に力を入れる必要があります。

フリーランスのメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【体験談あり】フリーランスのメリット・デメリットは?実情や適正も解説

フリーランスの現状と将来性

フリーランスは増加しており、案件を探せるサービスやエージェントの増加などを背景に、今後もフリーランスが増えていく可能性は高いでしょう。内閣官房により2020年に行われたフリーランス実態調査結果では、フリーランス人口は「約462万人」となっています。

また、定年がないという観点からもフリーランスは将来性のある働き方ですが、長く活動するには常にスキルを磨き専門性を高める努力が欠かせません。特に、IT系の職種は最新の技術をキャッチアップしなければ、将来的に受注できる案件が減るリスクがあります。

また、専門性が高いフリーランスほど案件を受注しやすいため、自己研鑽を行い、特定のスキルを高めたり、対応できる分野を広げたりする必要があります。

フリーランスの人口や今後について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスは増えすぎ?増加の背景や案件を獲得する方法などを解説

フリーランスと会社員との違いは?

主に業務委託契約を結んで働くフリーランスと、企業に直接雇用される会社員にはさまざまな違いがあります。

フリーランスは会社員より自由な働き方ができる反面、決まった固定給がないため収入が変動しやすい特徴があります。一方、会社員の場合は、長期雇用や月給制が多いため安定した収入を得やすいです。また、会社員の場合は、会社が確定申告の対応をしてくれますが、フリーランスは自分で対応する必要があります。さらに、会社員が勤める会社は、住宅補助や資格取得支援制度などの福利厚生が充実している場合が多いですが、基本的にフリーランスには福利厚生が存在しません。

フリーランスと会社員の違いについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
業務委託と正社員の違い|メリット・デメリットや案件受注の注意点

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フリーランスになるには?始め方3ステップ

フリーランスになるための3つの手順を紹介します。まず計画を立てることから始め、次に収入源となる案件を探しましょう。また、フリーランスになるにあたって必要な手続きがいくつかあるので、概要と対応方法も解説します。

キャリアプランを立てる

フリーランスとしての活動を開始する前に、これからフリーランスとしてどのように活動していきたいか、築きたいキャリアを考えましょう。結婚や出産、住宅の購入など、今後のライフプランを考えることで必要な収入をイメージできます

また、自分が何の分野で活躍したいのかを考えると、受注すべき案件の方向性が見えてきます。場合によっては「やりたいこと」ではなく、自分が「できること」からどんな案件に取り組むか考えるのもおすすめです。

フリーランスとして活動する分野が決まったら、クライアントに自分を売り込むためのポートフォリオやWebサイトを作成しましょう。

案件を探す

フリーランスは基本的に自ら仕事を探す必要があります。立てたキャリアプランを基に、自分にあった案件を探していきましょう。エージェントサイトや求人紹介サイト、クラウドソーシングなどを事前に見ることで、「どんな仕事があるのか」「どれくらいの単価なのか」確認できます。フリーランスとして働くときのイメージがしやすいでしょう。

また、フリーランスが仕事を探す方法としては以下の例が挙げられます。

  • フリーランスエージェントの利用
  • 知人の紹介
  • 営業代行の利用
  • 求人紹介サイトの利用
  • 企業の交流会への参加
  • 企業に直接問い合わせる
  • クラウドソーシングの利用
  • SNSやブログでの発信
  • オンラインサロンの活用
  • フリーランスコミュニティの活用

フリーランスエージェントは、案件の紹介から契約の締結までをサポートしてくれるため、これらの手続きを全て自分で行うことへの不安がある場合はおすすめです。

レバテックフリーランスでは、フリーランスになりたいと考えている方向けに、無料の個別相談会を行っています。今まで数多くのフリーランスの方を支援してきたコーディネーターに1対1で相談が可能です。今すぐフリーランス活動を予定されていない方・情報収集のみをご希望の場合も、お気軽にお申込みください。

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フリーランスの仕事の探し方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事の探し方10選!準備するべきことや継続して案件を獲得するコツも紹介

必要な手続きをする

フリーランスになるためには、いくつかの手続きが必要です。退職後の健康保険や年金の切り替え手続きは期限が決まっているので、事前に把握しておくと会社を辞めた後に迷わず行動できます。

退職後の社会保険の手続きや開業届の出し方などフリーランスとして活動するために必要な手続きを紹介します。

保険と年金の切り替え

退職後は国民健康保険に加入するか、任意継続制度を利用し会社で加入していた健康保険に継続して加入します。国民健康保険に加入する場合、退職の翌日から14日以内に市町村役場に行き、手続きを行いましょう。

任意継続をしたい場合、健康保険組合の加入者は健保組合に相談し、協会けんぽの加入者は最寄りの協会けんぽ支部で手続きを行います。手続きの期限は退職の翌日から20日です。

これ以外にも、職種によっては業界ごとに特化した国民健康保険組合に加入する選択肢もあります。たとえば、デザイナーやイラストレーターであれば「文芸美術国民健康保険組合」に加入できます。一般の国民健康保険が収入によって保険料が上がるのに対し、保険料が一律なのがメリットです。

健康保険について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
参考:退職後の健康保険について|全国健康保険協会

また、会社員は国民年金と厚生年金に加入していますが、フリーランスは国民年金のみの加入です。退職の翌日から14日以内に市区町村役場で手続きを行いましょう。

年金に関して詳しい手続き方法を知りたい方は、以下をご覧ください。
参考:
会社を退職した時の国民年金の手続き|日本年金機構
国民年金に加入するための手続き|日本年金機構

開業届を提出する

開業届とは、個人事業主として新たに事業を開始したことを税務署に申告する書類です。提出期限は、事業を開始した日から1カ月以内と決められています。開業届の提出は必須ではありませんが、提出することで確定申告における青色申告が可能になります。また、青色申告を行う予定がある場合は、併せて青色申告承認申請書の提出も行いましょう。

フリーランスになる前にやるべき4つの準備

フリーランスを目指すなら、あらかじめ必要な準備を把握しておきましょう。案件の探し方を知らないまま独立すると、なかなか契約が決まらず収入が得られない期間が続いてしまいます。

必要な準備を知っておけば、自分がこれから何をすべきか明確になり、余計な不安を抱えずに行動できるでしょう。フリーランスになるために、具体的に行いたい準備を紹介します。

ある程度の貯蓄をしておく

フリーランスになってすぐに案件が見つかるとは限りません。また、案件によっては報酬を受け取れるタイミングが1〜2カ月以上先といった場合もあります。そのため、独立前に3ヶ月〜半年程度の生活費を貯金しておきましょう。金銭面を気にする精神的な負担も軽くなります。

なお、フリーランスは厚生年金に加入しないため、なにもしないと将来受け取れる年金額が少なくなります。将来に備えたい場合、「国民年金基金」を活用する方法があります。また、廃業時に退職金を受け取れる「小規模企業共済」への加入もおすすめです。

ローンやクレジットカードの申し込み

フリーランスは会社員と比べると収入が不安定で、ローンやクレジットカードの審査に通りにくい傾向があります。そのため、新しくクレジットカードをつくったり、ローンを組んだりする場合は、フリーランスになる前に審査を済ませると良いでしょう。

ただし、住宅や自動車など高額のローンを組む際は、フリーランスになってからローンを返済できるのか慎重に検討する必要があります。

スキルを磨く

フリーランスでは、スキルや実績が重視されます。そのため、現状のスキルや経験を振り返ったうえで、仕事につながりそうなスキルをさらに磨いていきましょう

実績を積みたい場合は、クラウドソーシングサービスの利用がおすすめです。案件の難易度が比較的低く、受注までのハードルも低いため、手軽にスキルアップが期待できます。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオとは、プロフィールはもちろん、スキルや経歴、これまで関わった案件をまとめたものです。クライアントは、フリーランスのスキルや経験をもとに判断します。そのため、できることや人となりをまとめたポートフォリオは、案件を獲得するためにも重要になります。

形式としては、パワーポイントで作成したり、Webページを作成したりする方法があります。クライアントから選ばれるために、自分なりに工夫したポートフォリオを作成しましょう。

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フリーランスに関する記事を紹介

フリーランスにまつわるあれこれを解説した記事をいくつか紹介します。抱えている疑問や興味に合わせて参考にしてください。

フリーランス基本編

フリーランスの基本情報、基本知識に関する記事を集めました。フリーランスの働き方や、フリーランス1年目にやることなど、これからフリーランスになることを検討している方におすすめです。

フリーランスとは?仕事内容や職種の一覧・必要な準備について解説
フリーランスの定義や平均年収を紹介しています。

フリーランス1年目にやること|仕事の準備・手続き・備品リストをわかりやすく解説!
…フリーランス初心者のためのやることリストや備品リストを紹介しています。

フリーランスの働き方とは?仕事の特徴や会社員との違い、職種などを解説
フリーランスの働き方について、職種や向いている人の特徴などを紹介しています。

フリーランス実践編

フリーランスになった後に活用できる情報の記事を集めました。仕事の探し方をはじめ、ポートフォリオの作成方法など具体的な例も紹介しています。

フリーランスの仕事の探し方10選!準備するべきことや継続して案件を獲得するコツも紹介
フリーランスの仕事の探し方を紹介しています。継続的に案件を受注するコツも紹介しているので、初心者、経験者ともに参考にしてください。

新・フリーランス営業方法|先輩フリーランスもできない悩みを解決したコツ
…自分で仕事を獲得する必要があるフリーランス向けに、営業方法を紹介しています。営業活動に苦手意識があるフリーランスはぜひ一読を。

フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
…フリーランスの名刺代わりになるポートフォリオの作成方法を紹介しています。具体的な見本もあるので、作成方法に困っている人におすすめです。

フリーランスの税金・保険編

フリーランスを悩ます税金や保険にまつわる記事を集めました。確定申告などの複雑な経理業務もわかりやすく解説をしています。

【2023年版】フリーランスの保険ガイド|定番サービスや健康保険組合
…フリーランスが最低限知るべき保険について種類や加入方法を紹介しています。

フリーランスが支払う税金の種類は?節税方法や払えないときの対処法も解説
…フリーランスが納める必要のある税金の種類や、節税方法を紹介しています。

フリーランス1年生が初めての確定申告でやること|青色申告と白色申告の違いも解説|
…フリーランスは自分で対応する必要がある確定申告に関して、対応するための手順を紹介しています。

フリーランスのお悩み編

フリーランスの抱えるさまざまなお悩みにまつわる記事を集めました。モチベーションの保ち方や子育てとの両立まで幅広いジャンルを紹介しています。

フリーランスの仕事が辛い時14選|収入アップやきついと後悔しない方法
…フリーランスが仕事をする中で辛いと感じる具体的な場面を紹介し、解消するために必要なことを解説しています。

フリーランスのモチベーションの上げ方|やる気維持の方法6選
…フリーランスは自由に働ける反面、モチベーションを保つのが難しい働き方です。モチベーションが低下してしまう原因と、対処法を紹介しています。

フリーランスで子育てと仕事を両立できる?メリットとデメリットを解説
…意見がわかれるフリーランスと子育ての両立について、メリット・デメリットを挙げて解説しています。

フリーランスエンジニア編

フリーランスの中でも、エンジニア職に絞って記事を集めました。フリーランスエンジニアを目指す方法や、フリーランスエンジニアの1日のスケジュール例も紹介しています。

フリーランスエンジニアになるには?タイミングや案件の探し方を解説
…フリーランスエンジニアの平均年収やなるための4つの手順を紹介しています。

フリーランスエンジニアになる際にやること|必要な準備や案件獲得法
…フリーランスエンジニアになるためにやるべきことを全て細かく解説しています。

フリーランスエンジニアの1日のスケジュールは?会社員との違いも紹介
…フリーランスエンジニアの実際の1日のスケジュールを紹介しています。フリーランスエンジニアの働き方がよりイメージしやすくなるでしょう。

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フリーランスになるためによくある質問

これからフリーランスを目指す人が知りたい基礎的な知識をまとめました。フリーランスになると会社員時代と働き方が大きく変わるため、事前に必要な収入や働き方についてのイメージを持っておくことが大切です。

未経験からフリーランスを目指す方法についても触れています。「フリーランスになるにはどうすればいいの?」と思う方はぜひ参考にしてください。

Q. どれくらい稼げば生活できる?

会社員のときと同様の生活水準で暮らしたい場合、会社員時代の約1.5倍を稼ぐのが目安です。会社員には給与以外にも「社会保険料を会社が折半」「住宅手当や健康診断の福利厚生」といった要素があります。フリーランスは自己負担のため、収入アップが必要です。

Q. フリーランスにはどんな仕事がある?

プログラマーやシステムエンジニア、ライター、美容師、スポーツトレーナーなどの仕事があります。ほかにも、デザイナーやカメラマン、講師などさまざまな職種でフリーランスが活躍しています。

最近では、動画配信で広告収入を得たり、インフルエンサーとして企業からPR案件を受注したりする仕事も登場しています。

Q. フリーランスに向いているのはどんな人?

フリーランスに向いているのは、スケジュールや体調などの自己管理ができる人です。フリーランスは自由な働き方ができる分、計画的かつ効率的に仕事を進めるためには徹底した自己管理が欠かせません。

また、フリーランスは自分で仕事を獲得していく必要があるため、人脈づくりやスキルアップなど、何事も積極的に行動できる人もフリーランスに向いているでしょう。

以下の記事にて、フリーランスに向いているかわかる簡単な診断を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断

Q. フリーランスは未経験から目指せる?

未経験でいきなりまとまった収入を得るのは難しいでしょう。しかし、副業として案件を受注し、収入が安定してから独立する道はあります。経験したことのない仕事でフリーランスを目指すなら、まずは企業に属してスキルを身につけ独立する選択肢もあるでしょう。

※本記事は2023年11月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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