初心者のためのUnity入門！おすすめの学習サイトや進め方を解説 | レバテックフリーランス

Unityの概要

Unityは、IDE（統合開発環境）を内蔵するゲーム開発のプラットフォームです。プログラミング言語C#を駆使して、2D・3Dゲームを作成できます。

ここでは、Unityの概要のほか、Unityでゲーム開発するうえで欠かせないプログラミング言語であるC#について詳しくするので、それぞれの関係性などをしっかり理解しておきましょう。

Unityとは

Unityとは、ユニティ・テクノロジーズ社 が開発した、IDE（統合開発環境）を内蔵しているゲーム開発プラットフォームのことです。プログラミング言語であるC#を使用して、3D、2Dゲームを作成できる特徴があります。

ゲーム開発以外にも、VRなどの最先端技術に取り入れられています。Unityは無料でダウンロードできるため、初心者でも気軽に始められるのが魅力です。

Unityの特徴としては、以下の3点が挙げられます。

• マルチプラットフォームに対応している
• アセットストアが充実している

マルチプラットフォームに対応している

Unityはマルチプラットフォームに対応しているため、Unityで開発したゲームはWindowsやMac、Linuxなどのデスクトップのほか、iOSやAndroidにも対応可能です。

ほかにも、PlayStation 3/4/、Xbox 360などのコンソールゲーム、プラグイン（Unity Web Player）をインストールしてあるWebブラウザーなどでも、配布・販売、利用できます。

アセットストアが充実している

また、Unityはアセットストアが充実しているため、豊富な機能拡張の実行や効率よく開発を行うことが可能です。

アセットストアとは、ユーザーが作成したプログラムの部品や3D素材などを公開・販売し、それをほかのユーザーが利用できる仕組みを指します。必要な要素を組み込んで開発が行えるため、最低限の工数でゲーム開発を行えます。

ノンプログラミングでゲーム開発ができる

Unityは、ノンプログラミングでゲーム開発ができることも魅力です。従来では本格的な3Dゲームの開発は複雑なうえに困難でしたが、Unityを使えば専門知識がなくても、3Dのゲームステージ設置や物理エンジンの導入が簡単に行えます。

ただし、細部にこだわるのであれば、プログラミングが必要です。Unityでは、「JavaScript」「C#」「Boo」の3つのプログラミング言語を使えます。次項では、C#について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

C＃とは

C＃は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。Unityと相性がよく、Unityで作るゲームのほとんどでC＃が使用されています。JavaやC++と同じオブジェクト指向と呼ばれるプログラミング言語で、Javaに文法が似ているのが特徴です。

また、C#を使えばWindowsやMac、スマホアプリ、Webなどさまざまなアプリ開発が可能なため、アプリ開発にも興味がある人にもおすすめのプログラミング言語といえます。

C#はさまざまな分野で用いられているプログラミング言語です。各開発分野における仕事内容は、以下の記事が参考になります。
C#の仕事内容は？年収は？フリーランス案件事情も解説

ゲーム開発以外にも活用される

Unityは、ゲーム開発以外でも用いられています。ここでは、その中から建築業界、自動車業界、医療業界においてUnityでできることを紹介しましょう。

まず、建築業界では、建物の設計や施工にUnityが用いられています。Unityを駆使すれば3D空間を短時間で再現ができ、チーム内における建物イメージの共有や、お客様への空間説明時に有効です。

自動車業界では、自動車の完成イメージを作成するときUnityが用いられています。シミュレーションを行う場合、実際の車だと台数分の車が必要ですが、Unityで作成した3Dの車であれば大幅なコストの削減が可能です。

また、医療業界では、人体の3Dモデルを作成するときにUnityが用いられています。3Dで筋肉や関節、骨の動きを再現することで、手術のシミュレーションが可能です。手術方法の改善点が見つかりやすくなるため、手術の成功率向上が期待されています。

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初心者におすすめのUnityの勉強方法3選

ここでは、初心者におすすめのUnityの勉強方法を紹介します。主な勉強方法は、以下の3つです。

• 書籍で学ぶ
• 学習サイトで学ぶ
• プログラミングスクールで学ぶ

それぞれメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。また、最近では手軽に学べる学習サイトも増えてきました。おすすめの学習サイトについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

書籍で学ぶ

1つめが、書籍で学ぶ方法です。UnityやC#の入門書も多数出ています。そのため、お金をかけずに自分のペースで勉強できるのがメリットです。

ただし、初心者から上級者まで多くの書籍が出ているがゆえに、自分に合った書籍を選ぶことが求められます。事前にレビュー意見を確認しておき、自分のレベルに合っているか判断するようにしましょう。

一方、書籍で勉強するデメリットとしては、独学になるため挫折しやすかったり、書籍の情報が古い場合があったり、実際にプログラムが動いているところを確認できなかったりする点が挙げられます。

学習サイトで学ぶ

2つめが、学習サイトで学ぶ方法です。インターネット上にいくつもの学習サイトがあるため、自分にとってわかりやすいサイトを2〜3つ選んでみましょう。また、書籍があれば、書籍とも照らし合わせながら勉強するとより効果的です。

一方で、サイトによっては情報が間違っている場合があったり、わかりにくかったりする可能性があります。学習サイトで学ぶ際は、信頼できる会社が運営しているものかどうか、調べておくことも重要です。

以下では、おすすめの学習サイトを紹介します。ぜひ参考にしてください。

Unity公式【Unityマニュアル】

Unity公式【Unityマニュアル】は、Unityの公式サイトです。公式のため、ほかの関連サイトと比べても情報が豊富に掲載されています。情報も常に最新のため、安心して学習できるでしょう。

また、Unityについてのマニュアルも読みやすいため、まずはこちらを参考に学習を進めていくことをおすすめします。

Unity公式【はじめてのUnity】

Unity公式【はじめてのUnity】は、Unity公式サイトのチュートリアルです。Unityの公式サイトでは初心者向けにゲーム制作に慣れるためのコンテンツを公開しています。

こちらでは、玉転がしゲームとシューティングゲームのゲーム作りが可能です。入門者向け以外にも中級者用のチュートリアルがあるため、本格的なゲームを作りたい方は挑戦してみましょう。

ただし、英語のコンテンツが圧倒的に多いため、理解するのに少し苦労するかもしれません。実際にゲームを作れるため、初心者がゲーム開発に慣れるのに適したサイトです。

Udemy【Unityコース】

Udemy【Unityコース】は、社会人を対象としたオンライン学習サイトUdemyが提供するUnityに関して学べるコースです。

ここでは、ゲーム開発の基礎はもちろん、2D・3Dゲームの開発、C♯、キャラデザインなどについても学べます。PC以外にスマートフォンでも受講可能なため、スキマ時間で学習できるのはメリットです。

また、有料コースもあり、そちらに登録すれば講師に質問ができます。学習コンテンツを修了したあかつきには、修了証明書が発行されるのも特徴です。

ドットインストール【Unity入門】

ドットインストール【Unity入門】は、無料でプログラミングを学習できるサイト「ドットインストール」が提供するUnity入門レッスンです。こちらでは、3分の動画を見てプログラミングを学習できます。

「Unity入門」「2Dシューティングゲームを作ろう」「3Dゴルフゲームを作ろう」「C＃入門」の4つに分かれており、すべて3分以内の動画のため、手軽に勉強できるのが魅力です。

有料会員になると、プレミアムレッスン動画が見られます。また、ソースコードの閲覧や比較も可能なため、深く学びたいという人は検討してみましょう。

Schoo【Unityを使ったゲーム開発】

Schoo【Unityを使ったゲーム開発】は、動画学習サイトSchooのUnity講座です。ゲーム作成初心者向けに、Unityを使ったゲーム開発方法を提供しています。Unityの基本的な使い方やUnityの特徴などを体系的に学べるサイトです。

なお、講座は1回目から5回目まで用意されており、主な内容は以下のようになっています。

1回目：Unityの基本操作やオブジェクト配置、物理シミュレーションについて
2回目：アニメーション機能について、アニメーション機能のスクリプトの書き方や応用編について
3回目：ライトとライトマップ、エフェクト、パーティクルに関するスクリプティング方法について
4回目：Unityにおいての音の概念のほか、音に関するスクリプティング方法、BGM・SEの設定について
5回目：UI機能、UI機能のスクリプティング方法について

クラスメソッド【Unity入門（1）ー開発環境のインストール】

クラスメソッド株式会社が提供するのが、クラスメソッド【Unity入門（1）ー開発環境のインストール】です。Unityのインストール方法から、ゲームを作成するところまで解説されています。

豊富に画像が用意されているのが特徴で、初心者でもわかりやすいでしょう。また、さまざまな最新技術を使って紹介してくれているため、日頃から目を通しておくとUnity関連の情報についても最新のものを得られるでしょう。

atmarkit【ゲーム開発初心者のためのUnity入門1】

【ゲーム開発初心者のためのUnity入門1】は、IT専門サイトatmarkitが提供する学習サイトです。講座は1～12まであり、どの講座も初心者にもわかりやすいように説明されています。

Unityの概念や基礎的な部分から、3Dキャラクターの動作の設定といった高度な技術まで一通り学習可能です。

入門1はUnity 5.4の入門編にあたり、ゲームを作るまでのさまざまな処理を解説しています。順番に学習していくだけで、実力がついていくため、体系的に学びたいという人におすすめのサイトです。

チュートリアルをしっかりこなしていけば、全チュートリアルを終えるころには、自分でゲームを作れるようになっているでしょう。

スマホで手軽にUnityの学習をすることもできます。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【2024年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選

プログラミングスクールで学ぶ

3つめが、プログラミングスクールで学ぶ方法です。こちらの方法は、挫折せずに本格的に勉強したいという人におすすめの方法といえます。

プログラミングスクールでは、UnityやC#のほか、C言語やJavaといったプログラミングを体系的に学習可能です。将来的にUnityエンジニアやC#プログラマーになりたいという場合は、プログラミングスクールに通うといいでしょう。

そのほか、講師や仲間がいるため疑問点があっても気軽に質問できたり、スクールが学習方法や勉強手順などを提供してくれるため、自分でスケジュール管理する必要がなかったりする点はメリットです。

一方で、スクールのため授業料や入学金などのお金がかかることが挙げられます。

プログラミングを本格的に学びたい人には、プログラミングスクールを紹介した以下の記事がおすすめです。未経験の人でも挑戦できるスクールのため、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミングを学習したい方におすすめのプログラミングスクール

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初心者でも始めやすいUnityの勉強の進め方

勉強方法がわかったところで、ここでは、初心者でも始めやすいUnityの勉強の進め方を解説します。勉強の進め方は、以下の流れです。

• 学習サイトや書籍でUnityの基礎を学ぶ
• C＃について学ぶ
• サンプルゲームの作成
• チュートリアルで復習
• ゲーム開発の実践

学習においては流れを理解して、順をおって体系的に学ぶことが重要です。

学習サイトや書籍でUnityの基礎を学ぶ

まずは、学習サイトや書籍を使ってUnityの基礎を学びましょう。このステップではゲーム開発の仕組みをしっかり理解することが重要です。そのためにも、自分のレベルにあった教材やサイトを吟味してから勉強をスタートさせましょう。

C＃について学ぶ

Unityの基本を覚えたら、次はUnityと相性のよいC＃の知識を身につけましょう。C#はゲーム開発に欠かせません。

C#の勉強方法としては、初心者向けの学習サイトや書籍のほか、プログラミング学習アプリやゲームがあります。

以下の記事では、C#の勉強方法について詳しく解説しているため、自分にあった勉強の仕方を見つけるのに役立ててください。
C#の勉強方法｜本や入門サイト、学習アプリ・ゲームなど初心者におすすめの独学方法

サンプルゲームの作成

UnityとC#の基礎を理解できたら、実際にサンプルゲームを作成してみましょう。この段階になると、ある程度の知識がついているため、簡単なゲーム開発であれば開発できるレベルになっています。

まずは、簡単なサンプルゲームを作ることが重要です。基本的な知識がついた状態では、自分の思い描くゲームを作るのは難しいでしょう。

簡単なゲームを作ってゲーム開発の流れをつかんでいき、ゲーム開発の経験数を増やすことで、実際に業務でゲーム開発を行うときにより効率的に開発を行えます。

チュートリアルで復習

これまで書籍や学習サイトを中心に学習してきましたが、ここからはチュートリアルを使ってこれまでUnityについて学んだことをおさらいしていきます。実際にゲームを作成してみて、どこがわからなかったのか、必ず復習しながら学習を進めるといいでしょう。

また、チュートリアルには学習サイトに記載されていない隠れた機能が細かく記載されています。チュートリアルの内容を理解しておけば、ゲーム開発をより効率的に進めることが可能です。

ゲーム開発の実践

一通りの知識が身についたら、いよいよゲーム開発を実際に行ってみましょう。ただし、何も考えずに自分の作りたいゲームを開発するのはおすすめできません。

まずは、自分の開発したいゲームのアイデアを固めることから始めます。具体的にどういった機能が必要か精査しつつ、開発を進めていきましょう。簡単なゲームの開発から進めていき、知識や経験を着実に自分のものにしていくことが重要です。

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Unityエンジニアの将来性と年収

Unityエンジニアの将来性は、高いといえます。Unityエンジニアが携わる主な業務は、「スマートフォン向けゲーム市場」です。こちらは堅調に推移しているため、将来性はそれなりに高いといえるでしょう。

また、ゲーム開発以外でAR/VRを用いたシミュレーションが一般化してきており、Unityエンジニアの活躍の場が今後広がる可能性もあります。

さらに、手軽さ・汎用性の高さが売りのUnityは、最小限のリソースで迅速かつ高品質な開発を可能にするため、少子高齢化の今、評価が上昇中です。以上の理由により、Unityエンジニアの将来性は比較的高いと考えて問題ないでしょう。

実際にレバテックキャリアにおける、2023/10/9現在のUnity関連の求人は695件でした（2024年3月17日時点）。新しい技術と相性がいいUnityは、ゲーム以外の分野での求人が今後いっそう増えていくことが予想されるでしょう。

次に、正社員のUnityエンジニアの収入を見てみます。レバテックキャリアに掲載されている求人では、Unityエンジニアの想定年収は300万〜1600万円でした。担当する業務範囲やスキルによって年数が変わってきますが、400万～700万円の想定年収の求人が多くなっています。

一方のフリーランスでは、平均月収が73万円でした。年収換算すると、880万円程度になります。

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未経験からUnityエンジニアになれる？

最後に、未経験からUnityエンジニアになる方法について解説します。未経験からUnityエンジニアを目指す、または転職してUnityエンジニアを目指すのであれば、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。

プログラミングスクールでは、プログラミングやゲーム制作に関する知識を一から教えてくれます。また、初心者が学ぶうえで欠かせないサポート体制も、充実しているのが特徴です。

スクールによっては、就職・転職のサポートをしてくれるところもあるため、本気でUnityエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいのであればメリットが多くあります。

また、未経験からUnityエンジニアを目指すうえでは、ある程度の知識や経験があると就職や転職の際に有利に働くでしょう。就職・転職までに準備しておきたいことは、以下の2つです。

• ポートフォリオの作成
• Unity以外のスキルの習得

ポートフォリオの作成

まず、開発現場で即戦力となるスキルをアピールできるようにポートフォリオを作成しておきましょう。実際に開発したゲームなどをポートフォリオにまとめておけば、Unityでのゲーム開発のレベル感や向上心などを示せます。

Unity以外のスキルの習得

開発現場では、Unityが使えるだけでは十分ではありません。Unityを使用するゲーム開発などの業務では、Unity以外のスキルも求められるためです。以下のようなスキルも身につけておくことをおすすめします。

• C#
• UI/UXデザインの知識

C#は、オブジェクト指向型のプログラミング言語です。Unityを駆使した開発内容によってはC#でコードを記述する必要があるため、事前に勉強しておくと役立つでしょう。

続いて、UI/UXデザインの知識も身につけておきたいところです。UI/UXデザインの知識は、Unityエンジニアとして活躍するうえで欠かせません。とくにゲーム開発では、ユーザーが快適でわかりやすいゲームであることが重要なため、UI/UXデザインは必要です。

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Unityの勉強方法に関するよくある質問

ここでは、Unityの勉強方法に関するよくある質問に答えていきます。

Q. Unityの資格を取得するメリットはありますか？

Unity認定試験を取得することで、スキルの証明になり、転職や就職の際に役立ちます。

Q. Unityにはどんな特徴がありますか？

2D・3Dゲームに対応しているプラットフォームが豊富、初心者でも簡単にゲーム作成ができるといった特徴があります。

Q. Unityを学習する際、スクールに通うメリットは何ですか？

Unityスクールに通うことで、基礎から応用まで学ぶことができ、実践的な知識を身につけることができます。また、スクールによってはコミュニティ作りや就職のアドバイスも得られます。

Q. Unity認定試験では、どのような内容が出題されますか？

Unity認定試験では、ゲーム、アプリ開発、AR/VR技術などに関する知識が出題されます。

Q. Unityに関する学習サイトにはどんなものがありますか？

Unityの公式サイトで提供されている学習サイトや、ドットインストール、Udemyといった学習サイトがあります。

※本記事は2024年3月時点の情報を基に執筆しております

最後に

簡単４ステップ！スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します！

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