ネットワークエンジニアの勉強方法を解説!おすすめの学習サイトも紹介 | レバテックフリーランス
ネットワークエンジニアの勉強方法を解説!おすすめの学習サイトも紹介
ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な仕事です。将来性が高く、知識やスキルを積めば大きな収入が見込めます。また、これから就職や転職を考えている方は、ネットワークエンジニアの資格を取ることで仕事を見つけやすくなるでしょう。
本記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容や身につけるべき知識、おすすめの勉強方法や学習サイト、資格などを詳しく解説します。ネットワークエンジニアを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ネットワークエンジニアの勉強の難易度
ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な仕事です。IT通信は、ネットワークエンジニアによって快適な通信が維持されています。
インターネットやSNS、ゲームなどだけではなく、生活に欠かせない電気やガス、水道などのインフラ、電車や道路などの交通を快適に利用できるのは、その裏で稼働するネットワークエンジニアのおかげです。
ネットワークエンジニアは将来性が高く、スキル次第では大きな収入が見込めます。ここでは、そもそもネットワークエンジニアとはどのような仕事なのか、またネットワークエンジニアになるための勉強方法について詳しく解説します。
そもそも「ネットワークエンジニア」とは
そもそもネットワークエンジニアとは、ITの通信システムの設計から運用までを担当するエンジニアのことです。企業内で使用するコンピューターや電子機器同士をつなぎ、最適なネットワーク環境を構築するのが主な仕事です。
ネットワークエンジニアはクライアントの要望を聞き、セキュリティをどうするのか、また誰にどのような権限をもたせるのか、などを検討しながら、クライアントにとってベストなネットワーク環境を構築します。
ネットワークエンジニアの仕事は、大きく上流工程と下流工程の2つの工程に分類されます。
上流工程
上流工程の設計では、どんなネットワークを構築するのかを要件定義して設計書を作ります。構築とは、設計書をもとに実際に機器を接続してインフラを完成させることです。
上流工程の作業には、IT技術や知識だけでなく、クライアントとスムーズな意思疎通ができるコミュニケーション能力や提案力、マネジメント能力が必要です。当然のことながら、クライアントの要望を満たす設計図の作成や構築のための高い技術や知識も求められます。
下流工程
下流工程の主な仕事は、運用と保守です。マニュアルに沿ってネットワークやサーバーなどの機器に不具合がないかどうかをチェックしたり、故障やトラブルが生じた場合はクライアントへ報告し対応したりします。
下流工程は上流工程に比べて、単純作業も多く、ネットワークエンジニアとしての経験が浅い人でも担当できます。ただし、ネットワークにトラブルが生じた場合は原因を特定しなければならず、ある程度の知識は必要です。
下流工程でネットワークエンジニアとしての経験を積み、スキルを上げてから上流工程の仕事に移行するのが一般的です。
ネットワークエンジニアの勉強は初心者でも挑戦しやすい
ネットワークエンジニアの知識は段階的に学べるため、初心者でも挑戦しやすいといえるでしょう。勉強のパターンが決まっており、ITについて無理なく知識を積み重ねていけます。
まずは基本的な用語を理解し、実践で練習し、知識の浸透を図ります。ある程度の知識が身についたら、資格取得を目指しましょう。
ネットワークエンジニアになるための勉強の仕方については、さらに詳しく後述しています。
ネットワークエンジニアが勉強すべき知識
ネットワークエンジニアになるためには、幅広い知識を身につける必要があります。とくに、次の6つの知識は必須といえるでしょう。
- TCP/IPの基礎知識
- OSI参照モデルの基礎知識
- ITインフラに関する基礎知識
- クラウドに関する知識
- セキュリティに関する知識
- ネットワーク設計に関する知識
それぞれどのような内容なのか、詳しく解説します。
TCP/IPの基礎知識
TCP/IPとは、インターネットを含むコンピューターネットワークにおいて、世界標準で利用されている通信プロトコル(規約)のことです。インターネット・プロトコル・スイートともいわれています。
TCP/IPは複数のプロトコル(IP、ICMP、TCP/UDP、SMTP、Telnet、sshなど)で構成されていますが、通常、TCP/IPと呼ばれています。私たちが異なるOSやハードウェアを使って通信できるのは、TCP/IPのおかげです。
たとえば、WindowsとMacOSのやり取りがスムーズなのは、どちらの製品もTCP/IPの共通ルールをもとに開発されてきたためです。
OSI参照モデルの基礎知識
OSI参照モデルとは、データをやり取りするためのネットワーク世界の標準規則で、ネットワークエンジニアにとって必ず身につけなければならない知識です。
OSI参照モデルでは、ネットワーク通信を行うための機能を次の7つにわけています。それぞれのレイヤによって必要となる知識や技術が異なります。
- レイヤ7:アプリケーション層:アプリケーションのルール
- レイヤ6:プレゼンテーション層:文字や画像などの表現におけるルール
- レイヤ5:セッション層:通信開始から終了までのルール
- レイヤ4:トランスポート層:データ転送の品質や制御ルール
- レイヤ3:ネットワーク層:離れた機器間の通信ルール
- レイヤ2:データリンク層:接続した機器の通信ルール
- レイヤ1:物理層:データを通信機能に変える
どれほど技術が進化しても、通信を動かすための基本的な仕組みは、OSI参照モデルに準拠しなければならないとされています。ネットワークエンジニアとしては、とくにレイヤ1からレイヤ4までの機能を理解しておくことが求められます。
ITインフラに関する基礎知識
ITインフラに関する知識は、ネットワークエンジニアに限らず、IT通信に関わるエンジニアに共通して必要となる基礎知識です。代表的な内容は、次のとおりです。
- コンピューター
- インターネット
- データベース
- プログラミング
- ハードウェアやソフトウェア
- サーバー
これらの内容は、基礎中の基礎といえます。ネットワークエンジニアとしてキャリアを積む場合は、早い段階で理解しておきましょう。
クラウドに関する知識
ネットワークエンジニアにとって、今後は、クラウドに関する知識も必要です。クラウドサービスの普及により、ネットワーク自体の保守点検の仕事は減りつつあります。一方で、クラウドサービスに関連する仕事は増えてくると予想されています。
そもそもクラウド化とは、インターネット上でデータを管理するサービスのことです。これまで情報を管理するためには、高価な機械やハードウェアが必要でしたが、クラウド化により、このような製品を購入する必要はなくなりました。企業にとっても、クラウド上で情報を管理することでコスト削減が図れます。
必要な情報やデータがクラウド上にあれば、場所を問わず仕事をすることが可能です。クラウドサービスの普及が、テレワークの普及にもつながっているのです。テレワークにより、仕事と家庭の両立ができ、また場所に囚われない生活を実現できます。
このような背景から、今後もクラウド化の流れは加速すると予想されています。ネットワークエンジニアも、このような時代の流れを読み、新しい技術を取り入れていくことが必要です。
またクラウド化が進むにつれて、クラウドエンジニアの需要も高くなっています。クラウドエンジニアについてより詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
参考:クラウドエンジニアとは?年収や資格・仕事内容について
セキュリティに関する知識
ネットワークエンジニアには、セキュリティにおける豊富な知識が求められます。ネットワークは、常にサイバー攻撃のような外部からの攻撃にさらされています。このような脅威からネットワークを守るためには、高いセキュリティスキルが必要です。
セキュリティに関する資格はいずれも難易度が高いため、取得すれば重宝することでしょう。ネットワークエンジニアとして高く評価され、キャリアアップにつながり収入に反映します。
情報セキュリティを専門とするセキュリティエンジニアも人気があります。セキュリティエンジニアについては、次の記事が参考になります。
参考:セキュリティエンジニアとは?仕事内容は必要なスキルを解説
ネットワーク設計に関する知識
ネットワークエンジニアとしてキャリアを積むのであれば、ネットワーク設計に関する知識やスキルを身につけましょう。上述したように、ネットワーク設計は、ネットワークエンジニアの仕事の中でも最上位の仕事です。
クライアントが望むネットワークシステムを構築するには、高度な知識とスキルが求められます。ネットワーク設計ができるほどのネットワークエンジニアは不足しているため、設計スキルを磨くことで、自身の市場価値を上げられます。
ネットワークエンジニアの勉強の進め方3ステップ
ネットワークエンジニアの勉強には、ある程度決まったパターンがあります。ネットワークエンジニアになるためには、次のステップに沿って勉強を進めるとよいでしょう。
- ネットワークの基礎を学ぶ
- 実践で理解を深める
- ネットワーク関連の資格を取得す
それぞれについて詳しく解説します。
1.ネットワークの基礎を学ぶ
まずは、ネットワークエンジニアになるための基礎知識を身につけます。TCP/IPやOSI参照モデルの知識、プロトコルへの理解、X進数の計算方法などは必ず学ばなければならない内容です。
2.実践で理解を深める
次に、実践で練習します。ルーターやスイッチなどのネットワーク機器を使って、実際に設定作業をおこないます。反復練習し設定作業に慣れておくと、実務でもスムーズに作業できるようになります。
機器がない場合は、ネットワークシミュレーターを利用するのもひとつの手です。
3.ネットワーク関連の資格を取得する
ネットワークの基礎知識が身についたら、関連の資格取得をおすすめします。CCNAやLPICなどの資格を取得し、体系的に知識の定着を図りましょう。このような資格は、ある一定の知識を有していることの証明になり、就職やキャリアアップに役に立ちます。
効率的に学ぶ!ネットワークのおすすめ勉強方法
ここでは、ネットワークエンジニアになるための効率的な勉強法をお伝えします。代表的な勉強法は、次の3つです。
- 参考書で学ぶ
- スクールで学ぶ
- Webサイトで学ぶ
それぞれの勉強方法について、詳しく解説します。
参考書で学ぶ
ネットワークエンジニアの知識を身につけるためには、本や書籍などの参考書を使ったオーソドックスな勉強方法があります。参考書は専門家が監修しており、信頼できる情報をもとに体系的に知識を学べます。
おすすめの参考書を3つご紹介しましょう。
- 【改訂新版】3分間ネットワーク基礎知識
- マスタリングTCP/IP入門
- ネットワーク超入門講座 第5版
これらの参考書は、「何から学べばいいのだろう」と悩む初心者に、とくにおすすめです。最初のページから順番に学ぶことで、必要な知識を手に入れられます。またインターネット環境が整っていない場所でも、自分の都合のよいときにいつでも学べる点もメリットです。
ただし、わからないことがあれば、自分で解決しなければならない点がデメリットです。参考書で学ぶ場合は、わからない内容を質問できる相談先の確保が必要でしょう。
スクールで学ぶ
スクールで学んで、ネットワークエンジニアになる方法もあります。専門の講師が充実した教材を使って教えてくれるため、過不足なく学べます。わからないことがあっても、その場で講師に聞くことができ、独学で学ぶよりも効率的です。
ただし、費用がかかる点がデメリットです。また授業のための日程調整も必要なため、社会人の場合は、無理なく出席できそうなスクールを選びましょう。
次のサイトでは、おすすめのスクールを詳しく案内しています。スクールで集中して学びたいという方は、ぜひ参考にしてください。
参考:プログラミングを学習したい方におすすめのプログラミングスクール
Webサイトで学ぶ
インターネット上にもさまざまな情報サイトがあり、無料で効率的に学べます。インターネット環境があれば、学ぶ場所を選ばないため、忙しい社会人でもスキマ時間を有効に使えるでしょう。有料の場合でも、ほとんどのサイトはスクールよりも安い料金設定となっています。
ただしWebサイト上の情報は間違ったものも多く、どのWebサイトを使うのか、選択が難しいのが実情です。
ネットワークエンジニアの勉強におすすめ!学習サイト7選
ここでは、ネットワークエンジニアにおすすめの学習サイトを7つご紹介します。
- ネットワークエンジニアとして
- ITBOOK
- 3分間ネットワーキング
- ネットワーク入門サイト
- 「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
- ネットワークのおべんきょしませんか?
- ping-t
ネットワークエンジニアとはどのようなエンジニアなのか、概要を掴むのにもおすすめです。内容を確認し、自分にあった学習サイトで勉強してみてください。
1.ネットワークエンジニアとして
ネットワークエンジニアとしては、初心者から上級者まで幅広い内容を勉強できる学習サイトです。こちらのサイトでは、ネットワークエンジニアとして学ぶべき内容と情報がわかりやすくまとめられています。また、CCNAやCCNP、CCIEなどの資格取得のための学習にもおすすめです。
サイト自体は、訪れた人が迷わず確認できるシンプルな作りとなっています。知識だけでなく、ネットワークエンジニアとしての仕事内容や資格、転職を成功させるための情報など、興味深いコラムも充実しています。
参考:ネットワークエンジニアとして
2.ITBOOK
ITBOOKは、ネットワークエンジニアを目指す初心者に向けて、ネットワークに関する情報を幅広く解説しているサイトです。「そもそもネットワークって?インターネットってどういうしくみ?」など、基礎の基礎から学べる点が特徴です。
ネットワークの基盤技術でもあるTCP/IPやイーサネット技術なども、わかりやすく解説しています。ほかにも、実際にネットワークエンジニアとして働いている方のコラムも記載されており、勉強の合間の気分転換におすすめです。知識だけでなく、ネットワークエンジニアという仕事の裏側を知りたい方は、実務の内容を垣間見れるでしょう。
参考:ITBOOK
3.3分間ネットワーキング
3分間ネットワーキングは、基礎から順を追ってネットワークについて学べます。インター博士とネット助手という2人の人物が登場し、会話形式で解説しているため、インターネット初心者でも楽しく学べる点が特徴です。
こちらで解説されている内容は、「3分間ネットワーク基礎講座」シリーズとして書籍化されています。
参考:3分間ネットワーキング
4.ネットワーク入門サイト
ネットワーク入門サイトは、基本編から応用編、設定編、トラブル対応、資格・就職とわかりやすく項目がわけられています。そのため、自分が学びたい項目に効率よくアクセスすることが可能です。
また、ネットワークエンジニアの仕事内容やエンジニアとして働き始めた頃の状況も紹介されており、実務の様子を伺い知れます。
ほかにも、派遣や転職の登録サイトも紹介されており、ネットワークエンジニアとして知識をつけたあと、どのようにキャリアをスタートさせればいいのだろうと不安な方にもおすすめです。
参考:ネットワーク入門
5.「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典は、そのタイトルのユニークさとは裏腹に、IT用語をわかりやすく解説している良質なサイトです。
ネットワークエンジニアなど、IT関連の知識を学ぶ際に最初に困惑するのが、聞き慣れない単語でしょう。このサイトでは、わからない単語を効率よく検索できます。
参考:「分かりそうで」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
6.ネットワークのおべんきょしませんか?
ネットワークのおべんきょしませんか?は、ネットワークの仕組みを基礎から順番に学べる学習サイトです。これからネットワークについて学びたい方は、カテゴリ順に段階を踏んで学べます。
また有料コンテンツもあり、Ciscoの資格試験などについて、より体系的に学習したい方も満足のいく内容です。ネットワークエンジニアとして、キャリアアップを目指したい方にも適しているでしょう。
参考:ネットワークのおべんきょしませんか?
7.ping-t
ping-tは、ITエンジニアの資格試験対策向けの学習サイトです。基本的な問題から応用問題まで、網羅的に収録されています。すべての問題には詳しい解説がついているため、独学で資格試験に臨む方におすすめです。また、不明な点はAIに質問することも可能です。
スマートフォンにも対応しており、忙しい仕事の合間に勉強を進められるのはメリットでしょう。
参考:ping-t
勉強を重ねスキルアップ!ネットワークエンジニアにおすすめの資格
ここでは、ネットワークエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。おもな資格は、次の6つです。
- CCNA
- LPIC
- AWS
- CCNP
- ネットワークスペシャリスト
- モバイル技術基礎検定
これまで学んだ知識や技術を確認するためにも、資格取得は役立ちます。また資格を持っていれば、知識や技術を持っていることを第三者にアピールできます。
CCNA
CCNAの試験の概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場またはオンライン |
受験のための資格 | 必要なし |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 102問 |
出題形式 | 選択形式 |
合格ライン | 正答率55〜60%前後 |
試験会場 | CBTを運営する「ピアソンVUE」のテストセンター |
試験日 | 随時(テストセンターに希望日を連絡し受験する) |
CCNAとは、アメリカのシスコシステム社が実施している、ネットワークエンジニアを目指す人向けの入門的な資格です。シスコシステム社の資格はレベル5までありますが、CCNAはレベル2の初級者向けとなっています。
シスコシステム社は、ネットワークを構築する際に欠かせないルーターやスイッチなどの通信機器を販売する世界的企業で、55%のシェアを占めています。そのため、同企業の製品における知識があることを証明するこれらの資格は、現場で稼働する際の定番資格です。もちろん、ネットワークを構築するための知識や方法も問われる内容となっています。
CCNAの資格を取ることで、ネットワークスキルを証明でき、未経験でも転職に有利に働くでしょう。また年収アップも見込めます。
参考:CCNA公式
LPIC
LPICの概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場またはオンライン |
受験のための資格 | 必要なし |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 60問 |
出題形式 | 選択形式 |
合格ライン | 正答率65〜75%前後 |
試験会場 | CBTを運営する「ピアソンVUE」のテストセンター |
試験日 | 随時(テストセンターに希望日を連絡し受験する) |
LPICは、Linuxの普及を目指しているカナダの非営利組織のLPI認定資格です。こちらの資格もCCNAと同様に世界標準資格となっており、IT業界で稼働するエンジニアの中では定番資格のひとつとなっています。
サーバーで使用されるオープンソース系のOSのほとんどはLinuxのため、サーバーエンジニアにとっては必須の資格です。LPICを取得しておくと、サーバー構築・運用の知識やオペレーションスキルを持っていることの証明となります。
CCNAと比べると、暗記が必要な内容となっているため、時間をかけて丁寧に学習するとよいでしょう。
参考:LPIC公式
AWS
AWSの概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場またはオンライン |
受験のための資格 | 18歳以上 |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 65問 |
出題形式 | 選択形式 |
合格ライン | 正答率70%以上 |
試験会場 | CBTを運営する「ピアソンVUE」のテストセンター |
試験日 | 随時(テストセンターに希望日を連絡し受験する) |
AWSはAmazonの認定資格で、仮想サーバーの作成やWebサイトの運用、ビッグデータ分析などさまざまな知識を持っていることを証明できます。AWSには12種類の認定試験があり、自分のレベルに合わせて試験を選べるのが特徴です。
AWSの中でも基礎的な試験は、クラウドプラクティショナーです。未経験からIT業界へ転職したいと検討している方は、まずはこちらの試験から試してみるとよいでしょう。
参考:AWS公式サイト
CCNP
CCNPは、上述したCCNAの上位資格のひとつです。CCNPの概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場またはオンライン |
受験のための資格 | 必要なし |
試験時間 | 210分 |
出題数 | コア試験102問前後 |
出題形式 | 選択形式 |
合格ライン | 正答率80%前後 |
試験会場 | CBTを運営する「ピアソンVUE」のテストセンター |
試験日 | 随時(テストセンターに希望日を連絡し受験する) |
CCNPはシスコシステム社の認定資格のうち、レベル3の試験です。大規模なネットワークの構築・実装から、トラブルシュートまでのスキルを持っていることを証明する資格です。このレベルを持っていれば、ネットワークの業務全般を担当できます。以前はCCNAの合格資格がなければ受験できませんでしたが、現在は未経験でも受験することが可能です。
CCNPの合格率は10〜20%程度といわれており、ネットワークエンジニアの資格試験の中でも難易度の高い試験です。300時間程度の受験勉強が必要といわれています。効率的に勉強したい方は、研修やスクールで集中的に学ぶほうがよいでしょう。
参考:CCNP公式
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストの試験概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場 |
受験のための資格 | 必要なし |
試験時間 | 午前90分、午後210分 |
出題数 | 60問 |
出題形式 | 選択形式、記述式 |
合格ライン | 正答率60%以上 |
試験会場 | 都道府県の主要都市 |
試験日 | 年に1回、4月第3日曜日(例年) |
ネットワークスペシャリストは、独立行政法人IPAが認める国家資格です。ネットワークシステムの要件定義から設計、構築、運用、保守とネットワークエンジニアに必要な知識とスキルが問われます。国家資格の中でもレベル4に該当する難易度の高い試験です。情報技術系の資格において、トップレベルの知識とスキルを持っていることの証明となり人気があります。
合格率は14%ほどで、とくに午後の記述試験の難しさが特徴です。ネットワークスペシャリストに合格するには、ネットワークに関する深い知識のみではなく、前提として国語力や論理的思考力、文章力が必要です。
ネットワークスペシャリストの試験は、午前と午後にわかれて実施されます。午前の試験は選択形式で、午後の試験は記述式となっています。申し込み期間は、1月下旬から2月中旬ごろです。試験を受ける予定の方は、期限が近くなったら公式サイトを忘れずにチェックしましょう。
参考:ネットワークスペシャリスト試験公式
モバイル技術基礎検定
モバイル技術基礎検定の概要は、次のとおりです。
試験概要 | 詳細 |
---|---|
受験方法 | 試験会場 |
受験のための資格 | 必要なし |
試験時間 | 60分 |
出題数 | 60問 |
出題形式 | 選択形式 |
合格ライン | 正答率60%以上 |
試験会場 | 都道府県の主要都市 |
試験日 | 4月中旬から8月中旬 |
モバイル技術基礎検定とは、スマートフォンなどのモバイル端末に関する技術の基礎知識を問う試験です。IT関連の資格中では、レベル1〜2に相当します。この資格を持っていると、スマートフォンのモバイル機器やアプリ開発に携わる方は、開発を行うための基礎的な知識を有していることを証明できます。
例年4月中旬から8月中旬まで試験期間が設けられており、この期間内であれば、複数回の受験が可能です。すでにエンジニアとして働いている方だけでなく、IT業界への就職を目指す学生にもおすすめです。
参考:モバイル技術基礎検定
ネットワークエンジニアの勉強方法に関するよくある質問
ここでは、ネットワークエンジニアの勉強方法に関するよくある質問に答えていきます。
Q. ネットワークエンジニアになるためには、どのような勉強方法がありますか?
学習サイトや書籍の活用、勉強会への参加、動画サイトを活用するといった勉強方法があります。
Q. ネットワークエンジニアに必要な知識やスキルには、どのようなものがありますか?
ネットワークやセキュリティ、クラウドに関する知識、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルが必要です。
Q. ネットワークエンジニアが資格を取得するメリットは何ですか?
資格を取得することで、自身のスキル証明になり、収入が上がる場合があります。また、転職の際に有利になり、フリーランスの場合は、クライアントからの信頼獲得に繋がります。
Q. ネットワークエンジニアにおすすめの資格はありますか?
ネットワークスペシャリスト試験や情報処理安全確保支援士、シスコ技術者認定などの資格がおすすめです。
Q. ネットワークエンジニアの勉強をする際、勉強会に参加するメリットは何ですか?
勉強会に参加することで、エンジニア同士の交流ができ、人脈を広げる事ができます。また、新しい情報や知識を得られるというメリットもあります。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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